「家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン」ローソン新商品 “吉村家のカップ麺” 全国で新発売!!

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年12月3日(火)新発売のカップ麺、明星食品「横浜 家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン」の実食レビューです。

1日に1,500杯ものラーメンを売り上げる “家系ラーメン” の総本山「吉村家」渾身のカップラーメンがローソンの新商品として降臨!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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家系総本山「吉村家」監修カップ麺

今回のカップ麺「家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン」は、明星食品と「吉村家(よしむらや)」の共同開発商品で、かの “家系” を統べる総本山「吉村家」の濃厚豚骨醤油ラーメンを再現したもの。販売エリア及び取扱店は全国のローソンが対象で、おそらく同店が正式にカップラーメンを監修したのは数年ぶりの話になります。

「家系ラーメン(いえけいラーメン)」とは、1974年(昭和49年)開業「吉村家」の創業者・吉村 実(よしむら みのる)氏が考案したラーメンジャンルの通称で、発祥の地は横浜市磯子区杉田の新杉田駅付近。「吉村家」の直系店及びインスパイア店(影響された店)の屋号は「○○家」となることが多く、それに因んで “家系” という呼び名が定着しました。



家系は “いえけい” と読みますが、一部専門店を除く屋号の読み方は「○○家(や)」が基本。1986年(昭和61年)に横浜市中区本牧間門でオープンした吉村家の2号店を「本牧家(ほんもくや)」といい、その本牧家で店長だった神藤隆氏(当時33歳)が昭和63年(1988年)に独立開業したのが「六角家(ろっかくや)」で、吉村家・本牧家・六角家が通称 “家系御三家” と呼ばれる名店。

家系ラーメンは大きく分けて「直系」「分家」「亜流系」と3つの派閥があり、中でも「直系」は吉村家に忠実なスタイル。スープは豚骨と鶏がらベースのキリッとした醤油豚骨味で、麺は鉄砲ざる(テボ)ではなく平ザルで湯切りした酒井製麺の特注麺を使用。スープには鶏油を浮かべ、トッピングは燻製感のあるスモークももチャーシューやホウレン草、海苔は標準3枚というのも特徴ですね。

その総本山「吉村家」を筆頭に、吉村家の独立1号店「杉田家」や “北陸の虎” こと家系四天王の「はじめ家」、吉村氏の実子が経営している「厚木家」、四国唯一の直系「高松家」、新潟唯一の直系「上越家」、そして白楽の「末廣家(すえひろや)」が現在の直系5店。かつて直系だった元四天王の「環2家」や「まつり家」「横横家」「王道家」は事情により破門され、現在は直系を外れています。

次に「分家」と呼ばれるのは、家系御三家の「六角家」をはじめ、「川崎家」「近藤家」「寿々㐂家(すずきや)」といった “本牧家出身の店” を指し、六角家の創業者・神藤氏が本牧家を退社して独立した際の “お家騒動” から派生した分派のこと。当時、新藤氏の退社にあわせて他の弟子たちも次々と離脱。それに激怒した吉村氏が一時的に本牧家を営業中止にし、新聞沙汰になりました。



その「分家」も酒井製麺の特注麺を使用しているのですが、いずれも直系とは別仕様で、スープは吉村氏と対立する原因になった豚骨寄りの豚骨醤油味が基本。さらに近年は “壱系” 総本山「壱六家」をはじめとする直系・分家とは関係ないインスパイア店も多く、それらは「亜流系」と呼ばれ、分家よりも白濁した豚骨寄りのスープにウズラの卵をトッピングしているのが特徴となっています。

さて、カップ麺に話を戻すと興味深いのが製造者の話——「六角家」は源流「吉村家」の流れを汲んだ分家ではあるものの、両店主の間には大きな確執があるため正式な暖簾分けではありません。そして明星食品といえば、セブンイレブン(セブン&アイ)のPBカップ麺「セブンプレミアム 銘店紀行 六角家」を製造しているメーカーという、ある意味かなり恐ろしい構図になりました。

開封

ちなみに2007年10月頃、十勝新津製麺(とかち麺工房)がサークルK・サンクスのオリジナル商品として吉村家のカップ麺を発売。2009年10月と2011年3月には東洋水産(マルちゃん)が「吉村家」のカップ麺を発売しているのですが、おそらく明星食品からは今回が初。別添の小袋は「粉末スープ」「液体スープ」「かやく」「焼のり」の4袋で、六角家とは仕様が大幅に違います。



ローソンの「吉村家」は希望小売価格257円(税込278円)、セブンイレブンの「六角家」は198円(税込213円)と同じメーカーかつ同じ家系がテーマのカップラーメンでも値段の差は65円。「六角家」はセブン&アイの意向で2017年12月18日に手軽さ重視のタテ型に鞍替えしたのに対し、ローソンの「吉村家」は本格的な大判どんぶり型で差別化を図ってきました。

パッケージに “スーパーノンフライ製法” などの文字は見当たりませんが、麺はノンフライ麺(非油揚げ麺)で、熱湯5分の平打ち。黄色味の弱い透き通るような麺肌が印象深く、しかしながら本店と比較して厚みは頼りない調理前の状態。なお、「銘店紀行 六角家」とは後日あらためて比較する予定なので、まずは「家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン」の詳しいレビューからご覧ください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:横浜 家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)

内容量:111g(めん70g)
商品コード:4902881471381(JANコード)

発売日:2019年12月03日(火)
実食日:2019年12月03日(火)
発売地域:全国(ローソン限定)
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:278円(税込)
ローソン標準価格:257円(税別)

麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(粉末スープ・液体スープ・かやく・焼のり)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、植物油脂、食塩、卵粉)、スープ(しょうゆ、香味調味料、豚・鶏エキス、豚脂、食塩、糖類、たん白加水分解物、チキンオイル、香味油、粉末油脂、香辛料、ローストオニオン粉末、植物油脂)、かやく(チャーシュー、のり、ほうれん草、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘剤(増粘多糖類、加工デンプン)、酒精、かんすい、炭酸カルシウム、香料、酸味料、炭酸マグネシウム、乳化剤、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、かにを含む製品を生産しています。原材料ののりは、えび・かにが混ざる漁法で採取しています。

実食開始

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、内容は丸型のチャーシュー、ねぎ、ほうれん草の3種類。これといってチャーシューから燻製の香りが漂ってくることもなく、ねぎ・ほうれん草は「六角家」のカップ麺と共通でしょうか(※粉末スープと液体スープを先に入れると麺が戻らなくなるので、かならず食べる直前に入れてください)。



ちなみにローソン限定商品として、旭松食品が麺抜きのカップスープ「家系総本山 吉村家 野菜畑 豚骨醤油スープ」を同じ日に発売。さらにレンジ麺「家系総本山吉村家監修 家系らーめん」(税込500円)とラーメンスープで炊いたコンビニおにぎり「家系総本山吉村家監修 焼豚おにぎり~豚骨醤油味~」(税込149円)も発売しているのですが、後者2品は関東・甲信越のローソンでしか買えません。

さて、スープの見た目はインスパイア系の店よりも醤油色が強めで直系らしく、アイデンティティの海苔も標準の3枚を再現。鶏油の芳ばしさが鼻腔をくすぐってくる実食前の現在、なるほど「六角家」のカップラーメンよりもスープの色は濃いめですが、鶏油のベクトルは同じですね。それでは、引き続き「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(111g)当たり

カロリー:390kcal
たん白質:10.2g
脂  質:9.8g
炭水化物:65.2g
食塩相当量:8.5g
(めん・かやく:2.1g)
   (スープ:6.4g)
ビタミンB1:0.29mg
ビタミンB2:0.32mg
カルシウム:172mg

参考値(調理直後に分別した値)
熱量:390kcal(めん・かやく:300kcal)(スープ:90kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

もっちもちの多加水麺
5.5

調理前は不安になるほど薄っぺらい平打ち麺でしたが、5分間しっかり吸水させることで厚みが増し、もっちりとした弾力が楽しめる加水率の高い中太麺に仕上がります。そして、比較的に黄色味が弱く、ほぼ縮れのないストレート麺でありながら、ほんのわずかにウェーブがかっている感じも総本山の “吉村家オリジナル特注麺” に通じるポイント。

麺の長さは一般的なカップラーメンと変わりませんし(※吉村家の麺は通常よりも短めにカットされています)、本店と比較して一回り細めのサイズ感ではあるものの、もし酒井製麺のオリジナル特注麺を熱湯5分で食べられるノンフライ乾麺にしたら——そんなイメージに近く、あながち再現度は低くありません。



また、麺量も70gと平均的に少ない量ではないですし、もちもちとした粘り気のある弾力も食べ終わるまで持続します。ただし、その弾力を最大限に引き出すためにもフライングは厳禁。お店では茹で加減を固めに注文される方も、とりあえず熱湯5分ちゃんと守ったほうが安全ですし、どちらかというと後半の馴染んでくる頃合いが今回のスープに合っていると感じました。

スープ

ライス必須!
5.5

調理直後にも触れた鶏油(チーユ)の香りは、やはり同じメーカーが製造しているだけのことはあって、「六角家」のカップ麺に別添されている “特製オイル” と同じようなベクトル。液体スープに入っているオイルのうち、比率としては豚脂(ラード)の含有量が多く、そこへ鶏油の香りを添加しているようなスタイルとなっているため、実は純粋な鶏油ではありません。

しかし、鶏を焦がしたオイルをブレンドすることで風味は鶏の色が強く、鼻腔を通り抜ける芳ばしい香りは特筆すべき存在感。残念ながら総本山及び直系特有の燻製チャーシューから滲み出る薫香とは違うので、その醍醐味こそ楽しめないものの、粉末スープに仕込んであるローストオニオン粉末の芳ばしい甘みや鶏を焦がしたオイルで “香り” を意識しているのが注目すべきポイントです。

醤油は薄口ではなく濃口で、きちっと醤油のコクを打ち出し、味としては濃いめの部類に属しているのですが、まったりと乳化した豚骨の旨みが並行します。やや塩っぱめという評判・口コミも多い本店のスープと比較して、万人受けしやすく調整してあるような印象ではあるものの、しっかり醤油、しっかり豚骨で白ご飯との相性バッチリでした。むしろ今回のスープは麺より米かもしれないw

※粉末スープに軽くトロミ成分が含まれていたことと、かるく混ぜただけでは部分的に溶け残りが見られたので、しっかり粉末スープを溶かしてから液体スープを入れることをオススメします。

かやく

ほうれん草の風味と海苔が家系らしさを表現
5

チャーシューは明星食品の丼型カップ麺に入っている汎用の丸いチャーシューなので、これといった特別感はありません。部分的に脂身が仕込んであるためパサパサではないのですが、プリッとした歯切れが人工的なインスタント感の強い肉具材です。ほうれん草も小さい上に量も多くはないものの、意外と風味は強く、その風味が鶏油の効いた豚骨醤油スープと絶妙にマッチ。

おそらくネギ・ほうれん草はフリーズドライ加工されたもので、大きめにカットされたネギはサブ的な立ち位置ですが、ほうれん草は味に存在感がありました。そして、家系ラーメンにおける海苔の食べ方は、基本的に “麺を巻いて食べる” か “白ご飯にのせて食べる” かの二択。特に今回のスープは白ご飯との相性がヤバかったので、迷ったら白ご飯と一緒に食べてください。

その際、海苔が崩れない程度にスープを染み込ませ、たっぷりとスープ表面の鶏油をまとわせてからオンザライスが正義(ほうれん草を海苔と白ご飯の間に仕込んでおくのもオスメメ)。もし家に炊飯器や電子レンジ・コンロなどがなくても便利な現代、お湯も電子レンジもローソンにあるので、カップ麺と一緒にレトルトごはんを購入すれば解決です。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

「吉村家」といえばの燻製チャーシューから滲み出る薫香(スモーク感)は意識されていませんでしたが、鶏油を焦がしたようなオイルの芳ばしさと白飯必須の濃厚な豚骨醤油スープの共演は味わい深く、家系総本山を象徴するホウレン草や3枚の海苔、そしてクオリティの高いノンフライ麺と値段相応の価値を感じた良品でした。

色のわりには比較的に醤油のキレを抑えつつ、乳化の進んだ豚骨スープを使用し、やや万人受けを狙った感じに仕上げているところが分家っぽくもあったのですが、すくなからず「六角家」のカップラーメン(縦型)よりも本家に近いのは間違いありません。なにはともあれ白ご飯は必須なので、ぜひ横に備えてから堪能してください。

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