記事内に広告が含まれています

山田うどん監修のカップ麺「たぬきうどん」が “ご当地熱愛麺” 埼玉編で再登場!!

スポンサーリンク
サンヨー食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年4月8日(月)新発売、サンヨー食品のカップ麺「サッポロ一番 ご当地熱愛麺 山田うどん食堂監修 たぬきうどん」(236円+税)の実食レビューです。

埼玉県民のソウルフード「山田うどん食堂」監修カップうどん “2年連続” 商品化!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

ご当地熱愛麺 山田うどん食堂監修 たぬきうどん

山田うどん食堂とは、早い! 安い! うまい! 腹いっぱい! をコンセプトに、埼玉県所沢市の山田食品産業がチェーン展開しているファミリー食堂で、1935年(昭和10年)に初代・山田量輔その人が開業した “手打ちうどん専門店” が原点。現在は赤い案山子(かかし)を目印に、地元民の間ではもちろん、一部の芸能人や業界関係者からも溺愛され、埼玉県民のソウルフードとして認知されるに至りました。

創業89年、埼玉県民のソウルフード「山田うどん食堂」

今回の新商品「サッポロ一番 ご当地熱愛麺 山田うどん食堂監修 たぬきうどん」は、うどん・そば・ラーメン・定食などを低価格で取り扱い、著名人からも深く愛されている埼玉発祥の人気チェーン「山田うどん食堂」監修のもと、山田うどん定番の味「たぬきうどん」の魅力を再現した一杯で、パッケージや商品名にも “サッポロ一番” のブランドを冠しているように、販売者はサンヨー食品。

ちょうど1年前(※1)にも「山田うどん食堂監修 たぬきうどん」をリリースしていたサンヨー食品ですが、当時のパッケージに「サッポロ一番」のロゴは印刷されておらず、今回の「サッポロ一番」が位置する部分に “サンヨー食品のロゴを印刷” していました。そして、新たに「ご当地熱愛麺」のロゴを印刷しているところもリニューアルポイント。

まずは「サッポロ一番」のロゴ使用に関する変更について、2019年(平成31年)4月に実施された社内方針の見直し以降、特定の商品群(「カップスター」「旅麺」「ポケモンヌードル」等)を除いて “サッポロ一番のロゴを取り外し、サンヨー食品のロゴを配置するように” なったのですが、数ヶ月前から再び見境なく「サッポロ一番」のロゴを印刷し始めたので、また社内方針を改めたのかもしれません。

ご当地熱愛麺のラインナップ(2024年4月10日現在)

次に「ご当地熱愛麺」について、ご当地熱愛麺とは “ご当地でソウルフードとして愛されているお店や、ご当地ラーメンを提供して愛されているお店が監修した” シリーズで、2024年4月10日現在、まだロゴマークを採用していない商品も含まれますが、ラインナップは袋麺「博多純情らーめんShinShin監修 炊き出し豚骨らーめん」「札幌ラーメン どさん子監修 味噌ラーメン」「元祖ニュータンタンメン本舗監修 タンタンメン」と——

カップ麺「博多純情らーめんShinShin監修 炊き出し豚骨らーめん タテビッグ」「元祖ニュータンタンメン本舗監修 タンタンメン タテビッグ」「山田うどん食堂監修 たぬきうどん」「(同)赤パンチ味うどん」となっており‥‥あれ? もう販売を終了したのか「どさん子監修 味噌ラーメン タテビッグ」(2024年2月13日発売品)の製品情報しれっと消えてますね。

ちなみに同時発売品の「山田うどん食堂監修 赤パンチ味うどん」(※2)も昨年に続く再販に近いポジションだったので、まとめてレビューしようかと考えていたのですが、行動圏内のスーパーやドラッグストアでは「たぬきうどん」しか売ってない状況で‥‥。このパターンちょいちょいあるんですけど、地味に困るw

2023年4月17日発売品 / 2024年4月8日発売品

気を取り直して「山田うどん食堂監修 たぬきうどん」の新旧パッケージを並べてみたところ、基本的なデザインは変わっておらず、調理後のイメージ画像も似ているのですが、よ〜く見ると麺線に違いが‥‥というわけで、内容にも変化が生じているのかどうか、前回発売品からの違いや共通点に注目しながらレビューします。

(※1)山田うどん監修のカップ麺「たぬきうどん」は “普通においしい” が魅力!! ただし、まさかのインパクトも‥‥
(※2)山田名物の赤パンチって何!? 山田うどん食堂のカップ麺「赤パンチ味うどん」を食べてみた結果 → まさかの着地w

開封

開封直後の印象は昨年と同じ(揚げ玉が多いw)

今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、フタを半分まで剥がし、熱湯を注ぐだけの手軽さが魅力。反面、液体つゆ特有のコクなど、そういった要素には期待できない製品スタイルになりますが、大量の揚げ玉を筆頭に、前回発売品から大きく変わった雰囲気は伝わってきません。

ちょっと厚みアップした?

麺は油で揚げたフライうどんで、これについても前回発売品に共通する項目になりますが、ちょっと厚みが増しているような見た目。昨年のフライうどんは‥‥えっと、ふつうだったのでw 開封する前は、それと同じようなフライうどんを想像していたんですけど、仕上がりや如何に。

ちなみにメーカー希望小売価格は236円(税別)なので、1年前の214円(税別)から値上がりしているのですが、2023年6月1日出荷分から適用されている価格改定の影響に他なりません。以来、サンヨー食品は “主力ブランド「サッポロ一番」などの即席袋麺・カップ麺の製品価格を希望小売価格ベースで約10~11%引き上げている” ので、これが現在のレギュラーサイズ製品における基準となっています。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:サッポロ一番 ご当地熱愛麺 山田うどん食堂監修 たぬきうどん
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:太平食品工業株式会社 関西工場
内容量:68g(めん50g)
商品コード:4901734053910(JAN)
発売日:2024年04月08日(月)
実食日:2024年04月10日(水)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:236円(税別)
購入価格:159円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:320ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、植物性たん白、大豆食物繊維)、スープ(糖類、食塩、しょうゆ、魚介調味料、酵母エキス、かつお節粉末、粉末酒、こんぶ粉末、たん白加水分解物、植物油脂)、かやく(味付揚げ玉、ねぎ、わかめ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、レシチン、リン酸塩(Na)、甘味料(カンゾウ)、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、微粒二酸化ケイ素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・魚醤(魚介類)を含む)※本製品で使用しているワカメは、えび・かにが混ざる漁法で採取しています。魚介調味料に魚醤を使用していますので、魚介類が含まれています。

実食開始

あいかわらずの揚げ玉インパクト

前述のように小袋は別添されていないため、フタを半分まで剥がし、内側の線まで熱湯を注いで待つこと5分。時間になったらフタを開け、よく混ぜ合わせたら出来上がり。あいかわらず凄まじい量の揚げ玉が入っているため、たぬきうどん(関西でいうハイカラうどん)らしい雰囲気の演出は申し分なく、ほぼほぼファーストインプレッションは前回発売品と変わりません。

栄養成分表示(2024年4月発売品)

ただ、内容量を比較してみると、昨年の73g(めん55g)から68g(めん50g)に減っているため、カロリーや炭水化物、脂質など、栄養成分表示の値にも変化あり。そういえば麺の湯戻し時間も4分から5分に伸びていますし、細かいところを挙げると添加物の増粘剤(サイリウム)も省かれるなど、原材料名の表示にも大きな変化が生じていました。

ちなみに製造所は太平食品工業の関西工場(奈良県大和郡山市額田部北町944)となっていますが、太平食品工業は1963年(昭和38年)1月にサンヨー食品が設立した製造部なので、単純に “サッポロ一番の工場” という認識で問題ありません。それでは、引き続き昨年からの違いに注目しつつ「めん」「つゆ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(68g)あたり
カロリー:303kcal
たん白質:5.4g
脂  質:11.9g
炭水化物:43.5g
食塩相当量:4.6g
(めん・かやく:1.7g)
   (スープ:2.9g)
ビタミンB1:0.36mg
ビタミンB2:0.32mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:303kcal(めん・かやく:252kcal)(スープ:51kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

昨年よりも強度は増したが‥‥

3.0

前回発売品の原材料名は「小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、植物性たん白」となっていましたが、そこに “大豆食物繊維” を追加した構成に変わり、湯戻し後の形状を比較しても厚みが増しています。それに伴い弾力や耐久性も増しているように感じたんですけど、結果的な印象としては‥‥えっと、ふつうですw

ちょっと長めに待ったほうがいいかも?

山田うどん食堂の店舗では、讃岐うどんブームを皮切りに、全国区で注目されるようになったコシの強さに重点を置くのではなく、あえて昔ながらの柔らかい食感にこだわっているため、それに通じる柔らかさが無きにしも非ず。ただ、表面はソフトな口当たりでも、中心部に(それも部分的に)フライうどん特有の硬さを残すところが玉に瑕。

ところどころの戻りムラが気になるのは食べ始めの段階で、時間の経過と共に馴染んでくれますけど、懸念すべきは麺の少なさ。生粋のキャットタン(猫舌)を保有していたり、何かの作業中で気が付いたときには指定の時間を過ぎていたり、そういったシチュエーションだと後半は気にならないかと思いますが、このくらい5分足らずでパパッと食べ切れちゃう場合、部分的な戻りムラが最後まで続くかもしれません。

つゆ

想像の1.3倍は濃いかも

3.0

「糖類、食塩、しょうゆ、魚介調味料、酵母エキス、かつお節粉末、粉末酒、こんぶ粉末、たん白加水分解物、植物油脂」という原材料名の構成は、前回発売品と完全に一致する内容で、実際の味わいも大差なく。

もしかすると微調整している可能性もありますけど、かつお節・うるめ節・昆布の旨みが強かったり、それに負けじと甘さも強かったり、粉末しょうゆの主張も強かったり。

小袋は別添されていないため、残念ながら液体しょうゆ特有のフレッシュな風味は備わっていませんが、だし・甘み・醤油それぞれの主張がパワフルなテイスト。なんだったら途中で白ご飯が欲しくなるくらい、こっくり甘濃い味付でした。それにしても濃いなw

かやく

ちょっと揚げ玉が減ったかも?

3.0

「味付揚げ玉」「ねぎ」「わかめ」それぞれ前回発売品からの据え置きで、比較するとネギの量が多くなり、若干ながら揚げ玉の量が減ったように感じたのですが、品質そのものは大きく変わっていません。

揚げ玉は食べ応えの底上げに大きく寄与していたし、わかめで磯の風味も豊かだったし、ネギは熱風乾燥ならではの繊維質を強く残している、ジャキジャキとした歯触りで自己アピールしていましたけどw レギュラーサイズの縦型カップうどんなので、こんなもんでしょう。ただ、ちょっと気になったのが実売価格。

総評

3.0

スーパーやドラッグストアなど、コンビニ以外の販売店をメインのルートに想定した商品であることは明白で、販売価格は取扱店に委ねられていると思うのですが、私の購入店舗(ローカルスーパー)を例に挙げると “メーカー希望小売価格が同じ「明星 チャルメラの逸品 大盛 ワンタン麺 芳醇しょうゆ」や「(同)芳醇しお」と比較して税込10円も高く” ちょっと割高なイメージが否めなかった商品。

もちろん税込100円前後で販売している店舗もゼロではないでしょうし、チャルメラの逸品との比較に関しては “運が悪かった” としか言いようがなくて、結果的にイマイチなわけではないけれど、総評は昨年続き及第点が妥当だと判断しました。結論として、目立った変更点はフライうどんの強度くらい。それ以外の項目は、ほとんど変わらずの内容です【author・taka :a(大石敬之)】

タイトルとURLをコピーしました