「焼豚ラーメン シールド乳酸菌入り」100億個!? シールド乳酸菌M-1配合麺使用

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サンポー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、サンポー食品のカップ麺、「焼豚ラーメン シールド乳酸菌入り」の実食レビューです。

サンポー食品のエース「焼豚ラーメン 九州とんこつ味」に森永乳業が保有する「シールド乳酸菌」を100億個配合!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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焼豚ラーメン シールド乳酸菌入り

いや、もう読んで字の如くなんですけども、九州で長年愛され続けているサンポー食品の「焼豚ラーメン 九州とんこつ味」がシールド乳酸菌入りで新登場しました。健康的なのに発想がぶっ飛んでますよね(笑)。インフルエンザが流行る季節になると耳にする機会が増えてくる「シールド乳酸菌」ですが、その実態をご存知でしょうか。

「シールド乳酸菌」とは、 “健康をサポートする” をキーワードに森永乳業が保有する数千株の中から選び抜かれた加熱殺菌菌体のことで、名前の由来は外敵から人の身体を守る盾(シールド)。腸壁の内側にいる免疫細胞に刺激を与え、免疫細胞を活性化する働きを持っていることから、風邪やインフルエンザなどの予防に効果があると期待されています。

ヒトや動物の消化管にも多く生息しているヒト由来のLactobacillus paracasei(ラクトバチルス・パラカゼイ・MCC1849株 = モラック乳酸菌 / MoLac:Morinaga Lactobacillus)で、「たべるマスク」の名で一世を風靡した同社の清涼錠菓「食べるシールド乳酸菌タブレット」など、様々な食品の味を変えずに免疫力の活性・強化効果を添加できるのも大きな特徴でありメリットですね。

シールド乳酸菌は加熱殺菌菌体(死菌)ですが、腸内環境を整える効果が高いとされる生きた乳酸菌(生菌)に対し、シールド乳酸菌は免疫力の活性に着目して選ばれた加熱殺菌菌体。生きた乳酸菌はヨーグルトなどの限られた食品でしか摂取できませんが、もとから死菌であるシールド乳酸菌は加工したり熱を加えて再加熱しても高い効果を守ったまま変質しないので、様々な食品に利用できます。

今回のカップ麺「焼豚ラーメン シールド乳酸菌入り」は、九州で親しまれているスープの味はそのままに、シールド乳酸菌を1日の摂取目安量である100億個も麺に配合しているらしいので、単純計算これ1食で1日に必要なシールド乳酸菌を摂取することが可能というわけですね。何食わぬ顔でシールド乳酸菌について解説してきましたが、乳酸菌入りのカップ麺ってどうよw と、いまさら(笑)

それに具材のチャーシューも普段のハート型チャーシューではなく、縁起のよいマル型チャーシューを使用。パッケージには桜のイラストがあしらわれ、「頑張る人を応援します」「食べて今日はマル(赤丸)」などのキャッチフレーズもあるように、受験や仕事、毎日を頑張る方へ向けた日々の健康をサポートする応援商品が開発コンセプトになっているようですね。

とある企画のためにサンポー食品の「焼豚ラーメン 九州とんこつ味」(以下、「本家」と記載)を山ほど箱買いしていたので、今回の「シールド乳酸菌入り」と「本家」の違いを徹底的に比べながらレビューしたいと思います。それでは、カップ麺を開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

別添の小袋は先入れの「焼豚」と「粉末スープ」、後入れの「調味油」と「紅しょうが」の合計4種類。小袋の数は本家と同じですし、調味油と紅しょうがの小袋も同じものですが、現段階での違いは前述したように焼豚がハート型チャーシューではなく丸型チャーシューに変更されていることと、粉末スープの小袋は緑ではなく黒基調のデザインで、小袋に「焼豚ラーメン」の文字がないことでしょうか。

さて、お次は気になっていた麺の比較です。写真の向かって左側が今回の新商品「焼豚ラーメン シールド乳酸菌入り」、向かって右側が本家「焼豚ラーメン 九州とんこつ味」になるのですが、見た感じサイズや色など、まったく違いが分かりません。強いていうならシールド乳酸菌入りのほうが甘いというか、きもち穏やかな香りでカサが低い(本家めん量71g / シールド乳酸菌入り65g)くらい。

ちなみに販売エリアは「全国」になるのですが、本家よろしく九州を出た途端にエンカウント率が著しく低下するため、九州以外での取扱店舗は限られてくるかもしれません。私の行動圏内(車で往復3時間半以内)の店舗では発見できなかったので、九州に住む友人のブロガーが送ってくれました。現地では本家が税込139円、シールド乳酸菌入りは税込117円で販売されていたようです。

製品情報・購入価格

製品名:焼豚ラーメン シールド乳酸菌入り
販売者:サンポー食品
内容量:87g(めん65g)
発売日:2019年01月21日(月)
実食日:2019年02月02日(土)
JANコード:4901773100064
希望小売価格:180円(税抜)

発売地域:全国
購入価格:117円(税込)
取得店舗:-
商品提供:もりりんパパ

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:どんぶり型レギュラーサイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:340ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:4袋(焼豚・粉末スープ・調味油・紅しょうが)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、食塩、殺菌乳酸菌、植物たん白)、スープ(ポークエキス、豚脂、乳製品、食塩、チキンエキス、香辛料、植物油脂、ねぎ、しょうゆ、魚介エキス)、かやく(焼豚、紅しょうが)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、pH調整剤、かんすい、カラメル色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、クチナシ色素、紅麹色素、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごまを含む)
【アレルゲン情報】小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごま ※コンタミネーション:えび(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

先入れの小袋はサンポー食品のセオリーに倣い、粉末スープをよく溶かすために「焼豚」「粉末スープ」の順に開封します。必要なお湯の目安量は本家が360mlなのに対し、シールド乳酸菌入りは340mlと20ml少なめに設定されていたのですが、本家よりも麺の量が微妙に少ないので、その関係かもしれません(※でも内側の線は同じ位置)。

調理前に焼豚の重さを計量してみたのですが、マル型・ハート型どちらも3gでした。焼豚の香りも同じだったので、原料や味付けなどの製法も同じかもしれません。粉末スープの中身は本家と違ってコーンが不在だったんですけど、同時に開封してみたらシールド乳酸菌入りのほうが豚骨の香りを強めに感じました。ほんのちょっと。

調味油のパッケージデザインは本家と同じでしたが、開封後に比べてみても遜色のない香りだったので、これについては同じ成分を使用しているものと思われます。なんというか、実にジャンクで独特な香りにそそられるんですよねコレ。主に動物性油脂で構築されているため、お湯を注いでから3分待っている間に小袋をフタの上で温めましょう。

さて、完成です。紅生姜の配置が変かもしれませんが、いきなりスープの味が変化しないように焼豚を座布団にしているだけなので、それ以外の意味はございません(笑)。それでは、実際に食べてみましょう。本家「焼豚ラーメン 九州とんこつ味」との違いに注目しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の項目に分けて詳しく丁寧に解説していきます。

1食(87g)当たり

カロリー:408kcal
たん白質:9.3g
脂  質:19.9g
炭水化物:47.9g
食塩相当量:5.3g
(めん・かやく:1.5g)
(スープ:3.8g)
ビタミンB1:0.41mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:163mg

めん

ラードを揚げ油に使用した、歯切れのよい中細ちぢれめんにシールド乳酸菌100億個を配合。湯戻り3分。

(出典:サンポー食品「新着情報」)

ほぼ大差ない

丸刃でカットされている縮れた中細のフライ麺で、植物油だけでは出せないラードの芳ばしい風味が印象的な、これぞ焼豚ラーメンの油揚げ麺です。今回は本家と交互に食べ比べてみましたが、食べ始めの適度なコシと弾力、中盤から得られるプリッとした歯切れの良さ、じっくり噛んだ後に残る余韻に到るまで本家と瓜二つでした。

最も大きな違いとして麺の原材料に「殺菌乳酸菌」(シールド乳酸菌)が100億個配合されていることが挙げられるのですが、加熱殺菌菌体(死菌)自体に味があるわけではないですし、別に二次発酵するわけでもないので、乳製品臭いとか麺のクオリティが大幅に向上もしくは退化するなど、そういった変化も見られません。

麺量が違うので食感に若干の誤差はありますが、わざわざ説明されても乳酸菌入りかどうか体感的にジャッジするのは不可能でしょう。食べてすぐにメキメキと効果が現れるわけではありませんが、乳酸菌入りのカップ麺から得られるバイオジェニックス(菌体自体に効果の期待できる乳酸菌)は伊達じゃないと思います。

スープ

厳選した数種類のとんこつエキスをベースにスパイスを絶妙にブレンドした、九州人のための本格豚骨スープ。別添の調味油が、食欲をそそります。

(出典:サンポー食品「新着情報」)

こちらも真横に並べなければ違いは分からない

まず原材料名ですが、本家と比較して粉末スープ同梱型の「コーン」が入っていないことを除き、使用されている成分及び原材料名の並びまで一言一句まったく同じです。ただ、本家とシールド乳酸菌入りのスープを並べてみたところ、ちょっとシールド乳酸菌入りのほうが薄い色に見えました。

しかしながら薄味かというと、そんなことはありません。ほんとうに僅差で、ちょっと香辛料の量が少ないかな? という印象が無きにしも非ずではあったものの、使用している豚骨エキスのニュアンスや動物油脂を主体とした別添の調味油など、真横に並べても大幅な差を感じることはありません。

数年前よりもベースライン(粉末スープ)の豚骨が大人しくなったように感じていたのですが、様々な特徴を持つ十数種類のエキスをサンポー流にアレンジし、特別に配合したスープから醸し出される独特の豚骨感は、唯一無二の存在と言っても過言ではないでしょう。特に決め手の調味油は、これからも変わらずに、いい意味で臭いまま在り続けてほしいですね。

かやく

縁起のよいマル型の焼豚、ねぎ、生の紅しょうが。

(出典:サンポー食品「新着情報」)

焼豚のカットが違うと印象も異なる

マル型チャーシューはハート型チャーシューと比較して面積が狭く見えますが、匠の薄切りカットではなく、比較して厚みがあります。ただ、まったく味付けは同じと言っても過言ではなく、焼豚自体の重さも同じだったんですけど、厚みがある分だけ同じ3gでも食べ応えがあるかもしれません。

私はペラッペラなハート型チャーシューの柔らかい食感にもアイデンティティを感じていたので、これについては賛否両論あるかもしれませんが、気分転換にはいいですね。甘みがアクセントになるコーンは入っていませんでしたが、ねぎ・紅しょうがについては量・質ともに本家と同じでした。

紅生姜は生タイプで主張が強いので、いきなり全量投入して混ぜるのではなく、まずはオリジナルのスープを楽しみ、それから途中の味変に使うのがオススメです。かなり味がガラッと変わるので、大幅な気分転換になりますよ。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

麺の量を減らし、具材のコーンをカットするなど、シールド乳酸菌を配合する上でのコストを調整するための変化は見られましたが、油揚げ麺ならではの芳ばしい風味やスープの満足度などは据え置きで、サンポー食品の絶対的エースと言っても過言ではない「焼豚ラーメン」の魅力は踏襲されていました。

残念ながらアイデンティティのハート型チャーシューはマル型チャーシューに変わっていますが、結果的に味としての大幅なマイナスは皆無に等しく、スープを全部飲まなくても麺さえ完食すればシールド乳酸菌も100億個摂取できるので、気分転換の選択肢として候補に入れてみてください。乳酸菌入りのカップ麺というだけでも珍しいですし、試す価値はありますよ。

逆にいえば体感的にシールド乳酸菌らしさ(ってなんだ? という話なんですけど)は得られないので、良くも悪くも普通かもしれませんが、確かな機能性と焼豚ラーメンの魅力を加味し、当ブログでは高評価の「★5」としました。いくらシールド乳酸菌を摂取できるとはいえカップ麺だけの食事では免疫力が落ちてしまうので、良質なタンパク質やn-3系脂肪酸、ビタミン類を多く含む食品も忘れずに摂取してくださいね。

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