【実食注意】ファミマ×WAGYUMAFIA「ULTRA PEYOUNG(ウルトラペヤング)」が想像以上にエグかった件

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まるか食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年12月5日(火)新発売、まるか食品のカップ麺「ULTRA PEYOUNG(ウルトラペヤング)」の実食レビューです。

WAGYUMAFIA×PEYOUNGまさかのコラボ!? っていうか何味!? ソースと具材に “限界レベルのニンニク” を使用したシンプルすぎる特化型カップ焼きそばを展開!!

おいしい? まずい? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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WAGYUMAFIA ULTRA PEYOUNG

ペヤング(peyoung)とは、まるか食品の代名詞となっているブランドで、1973年(昭和48年)7月16日発売の「ペヤングヌードル」が最初の商品。その約2年後、1975年(昭和50年)3月13日に「ペヤング ソースやきそば」が現れ、屋台のパックを模した四角い容器に、液体ソース、かやくの個包装など、当時としては画期的な仕様を業界に先駆けて導入し、カップ焼きそばの可能性を大きく広げました。

WAGYUMAFIA×FamilyMart×PEYOUNG=ULTRA?

今回の新商品「ULTRA PEYOUNG(ウルトラペヤング)」は、まさかの「WAGYUMAFIA」監修による即席カップめんで、WAGYUMAFIA×FamilyMartコラボ第3弾に該当する一杯。まるか食品の「ペヤングやきそば」がベースになっていることは一目で理解できるものの、あまりにシンプルすぎるパッケージのデザインから、味についてはもちろん “いったい何がULTRAなのか” さえ分かりません。

WAGYUMAFIA(ワギュウマフィア、和牛マフィア)とは、実業家のホリエモンこと堀江貴文(ほりえ たかふみ)氏と “和牛輸出王” の異名を持つ浜田寿人(はまだ ひさと)シェフが手掛ける会員制和牛専門店で、2016年(平成29年)3月に設立するや否や、全世界85都市以上を巡るワールドツアーを敢行し「BON VOYAGE」から派生したトレードマークの「いってらしゃい!(EAT-N-SHOUT)」など、独自のエンターテインメントで不動の地位を確立。

「ニッポンの和牛を世界へ」をコンセプトに、すべての始まりとなる会員制の「WAGYUMAFIA」以外にも会員登録が必要ない「YAKINIKUMAFIA(ヤキニクマフィア、焼肉マフィア)」や “1杯あたり1万円のラーメン(WAGYU JIRO、和牛二郎)” を提供している「MASHI NO MASHI(マシのマシ)」など、いずれの店舗も他に類を見ないシステムと個性的なエンタメ性で人気を博しています。

「WAGYUMAFIA」のロゴ

WAGYUMAFIA×FamilyMartのコラボレーションは、2021年(令和3年)10月19日発売の「ポテトチップス ULTRA GARLIC(ウルトラガーリック / 製造者:山芳製菓)」に始まり、2022年(令和4年)10月25日発売の「ULTRA HIGHBALL(ウルトラハイボール / 販売者:南アルプスワインアンドビバレッジ、製造所:アシードブリュー)」と続いているため、前述のように今回の「ULTRA PEYOUNG」で第3弾。

まるか食品とのタイアップは初めての試みになりますが、これを機にWAGYUMAFIA×FamilyMartコラボ第1弾
「ポテトチップス ULTRA GARLIC」及び第2弾「ULTRA HIGHBALL」も再販売ということで、X(Twitter)をはじめとするSNSでも話題になっている現在。

WAGYUMAFIAの関係者曰く「ULTRA PEYOUNG」に「ポテトチップス ULTRA GARLIC」を砕いてトッピングするアレンジを筆頭に、エバラ食品と共同開発した「WAGYUMAFIA GOLDEN BBQ SAUCE」で「ULTRA PEYOUNG」の濃さをブーストした後、炊き立てのホカホカごはんにのせて「ULTRA HIGHBALL」で流し込むのがオススメなどと、かなりアグレッシブな食べ方を推奨していたのですが‥‥

スタイリッシュだけど簡潔すぎて情報量が少ないw

「ULTRA PEYOUNG」単体でも充分過ぎるガーリックのインパクトが楽しめるのか、そして2015年(平成27年)11月16日発売の「にんにくMAXやきそば」を皮切りに、ファミリーマート先行商品だった「超超超大盛GIGAMAXガーリックパワー」ほか、直近だとウエルシア限定の「復刻にんにくMAXやきそば」など、過去に何度もガーリック系のフレーバーを展開しているペヤング(まるか食品)なので、従来品との違いにも注目しながらレビューします。

開封

小袋が小さくない件

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「ソース」の合計2パックで、まるか食品の公式ウェブサイトには “ソースにもかやくにも「にんにく」をたっぷりときかせた食べ応えのある一品です。” との記載あり。ずっしりとしたソースの重量感も然る事乍ら、かやくの小袋もパンパンで、大容量の容器が小さく見えるレベル。

「ペヤング ソースやきそば超大盛」と同じ仕様

麺は油で揚げたフライ麺で、揚げ油にラードを配合していることから、この時点で独特の芳ばしが漂ってくる——というのは “WAGYUMAFIAらしからぬ” ペヤングらしいポイント。湯戻し前の麺重量は180gとなっているため、レギュラーサイズの「ペヤング ソースやきそば」(めん90g)の2倍、つまり「ペヤング ソースやきそば超大盛」に相当する仕様。

ファミリーマート通常価格は350円(税込378円)ということで、メーカー希望小売価格が230円(税別)の「ペヤング ソースやきそば超大盛」よりも圧倒的に高額な商品になりますが、WAGYUMAFIAの取り分も計算しての価格設定なのでしょう。ちなみに多くのファミリーマート店舗で取り扱われていたのですが、流通の問題か知名度の問題か “沖縄には売ってない” ようなので、ご注意ください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ULTRA PEYOUNG
製造者:まるか食品株式会社
製造所:本社工場(群馬県伊勢崎市戸谷塚町49-1)
内容量:245g(めん180g)
商品コード:4902885010227(JAN)
発売日:2023年12月05日(火)
実食日:2023年12月06日(水)
発売地域:全国(沖縄除く)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
小売価格:350円(税別)
購入価格:378円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:超大盛やきそば
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:820ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(ソース・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(香辛料、糖類、しょうゆ、食塩、食用風味油、たん白加水分解物、ポークエキス、醸造酢)、かやく(キャベツ、フライドガーリック)/ カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、酒精、香料、増粘多糖類、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、ビタミンB2、(一部に小麦・大豆・豚肉を含む)

実食開始

びっくりしたwww

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、内容はシンプルにキャベツ&フライドガーリックのみとなっているのですが、あけてビックリどえらいボリューム感。WAGYUMAFIA監修なのに、和牛は疎か国外産の牛肉さえも入っていないとは‥‥というのは寂しいポイントになりますけど、公式情報曰く “大切りのガーリックを約10g、キャベツも「ペヤングソースやきそば超大盛」の1.5倍となる約15g使用” とのことなので、量に関しては素直に評価したい部分。

なんかもう圧が凄い

かやくを空けた時点で強烈なガーリック臭が漂ってくるので、フライドガーリックの量も伊達じゃねーなと、そんなことを考えながら熱湯を注ぎ、フタの上で「ソース」を温めながら待つこと3分。時間になったら湯切り口を作り、麺の戻し湯を捨て「ソース」を‥‥って遠慮なくニンニク臭いなオイw(※全力で褒めております)

見た目こそ地味な色合いに仕上がりますが、なにはともあれニンニクの主張が強烈で、商品の概要を知らずに調理すると場合によってはクレームが入るかも。ただ、牛に由来する個性は漂ってこないため、それでも “WAGYUMAFIA” 監修ならではの個性が伝わってくるのかどうか、ここから先は「めん」「ソース」「かやく」の項目に分けて特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(245g)あたり
カロリー:1110kcal
たん白質:18.6g
脂  質:54.6g
炭水化物:136.1g
食塩相当量:6.4g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

きわめて “いつもの油揚げ麺” です

2.0

ペヤングやきそばシリーズの油揚げ麺は、基本的に定番の「ソースやきそば」と共通で、レギュラーサイズ(めん90g)と比較して2倍(めん180g)に増えると超大盛、約4倍(めん330g)だと超超超大盛GIGAMAX(ギガマックス)、約7倍(660g)だと超超超超超超大盛ペタマックス、逆に11%減(めん80g)だと廉価版のペヨングになる単純な計算式。

ソースとの相性は悪くなかったけど‥‥

今回の「ULTRA PEYOUNG」に搭載されている油揚げ麺は、いつもの「ソースやきそば」と同じ油揚げ麺なので、ウルトラ要素は一切なく、既存の「ソースやきそば超大盛」と完全に同じ仕様という認識で問題ありません。ただ、なまじ量が多かったので、後半にかけて怠くなってくるところが玉に瑕‥‥いや、それについてはソースの責任。

後述するソースとの相性は悪くなかったものの、なかなかにインパクトが強い味付けだったので、途中から “がんばって食べなきゃ” みたいな。油で揚げた糖質の塊をアクセントなしで黙々と食べ続けることが苦でなければ、おそらく問題ないとは思いますけど、WAGYUMAFIA=質より量の大食い専門店みたいなイメージはないですし、レギュラーサイズでよかったんじゃないですかね。

ソース

「WAGYUMAFIA」じゃなくて「MASHI NO MASHI」寄り?

2.0

にんにく激推し系の「ペヤングやきそば」に別添されるソースといえば、焼肉の塩ダレをルーツに持つ味わいを基本としていたのに対し、今回は濃口しょうゆベースの味付けで、そこにパワフルな豚の旨みとエッジが効いたニンニクの風味が重なる様は、差し詰め “二郎インスパイア系” の商品を彷彿とさせるランディング。

正直、コロナ禍におけるブームで出し切った感が否めないジャンルなので、即席カップめん業界では飽和状態にあるテイストなのですが、ペヤングのソースとしては珍しいタイプ。アブラマシマシではないけれど、ガーリックパウダーでは打ち出せない、生おろしニンニクならではの攻撃性を感じる味わいで、もはや特有の辛味を覚えるほど。ただ、後半けっこう飽きてきますねコレ‥‥w

またアグレッシブなニンニクの勢いには「MAFIA」っぽさを感じた反面、どこにも「WAGYU」の要素は見当たらなかったので、国産牛は難しいとしても、せめてビーフエキスや牛脂を使ってほしかったなと(アレルゲン表示に「牛肉」の表示がないように、牛由来の原材料は使用していません)。イメージ的には「WAGYUMAFIA」よりも「MASHI NO MASHI」に寄っているのですが、いずれにせよ「WAGYU」には期待しないほうが安全です。

かやく

ニンニクのインパクトは凄まじかった

3.0

前述のように、キャベツの量は「ペヤング ソースやきそば超大盛」比1.5倍となる約15g使用ということで、超大盛り仕様の油揚げ麺に怯むことはなく、約10gの大切りガーリックも全体のインパクトを強めることに寄与していたのですが、はたして「WAGYUMAFIA」らしさとは——。

二郎のブタよろしく国産和牛をトッピングしろとは言えないけれど、監修者が会員制和牛専門店なのに牛肉は不使用で、なおかつファミリーマート通常価格は378円(税込)と高く、それらを踏まえると不満が残りました。

総評

2.0

せっかく会員制の和牛専門店「WAGYUMAFIA」監修なのに、肝心の牛は影さえ見えず、最終的にはニンニクのインパクトよりも “がんばって食べなくちゃ” みたいな気持ちのほうが強く残る仕上がりに拍子抜け。おいしい? まずい? と聞かれたら、とりあえず味は悪くないと答えますけど、和牛に期待していたらズッコケて後頭部を強打するような商品なので、いろいろ削ぎ落としたパッケージはスタイリッシュを通り越して不親切。

ペヤング(ペア+ヤング)の由来にもなっている “若いカップルに二人で一つのものを仲良く食べてほしい” という願いに倣い、誰かとシェアする前提であれば、頭ごなしにコストパフォーマンスが悪いとは評価できません。しかし、牛は知ったこっちゃないスタンスだったので、いろんな意味で “想像以上にエグい” 商品でした。ネタで購入するなら止めませんけど、個人的にはオススメできないです 【author・taka :a(大石敬之)】

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