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日清ウマーメシ「台湾まぜ飯」ギョフンと濃い味!?でらウマい禁断の味を再現!!名古屋・台湾まぜそば追い飯リスペクト

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年3月2日(月)新発売のカップメシ、日清食品「日清ウマーメシ 台湾まぜ飯」の実食レビューです。

ブーム再燃の名古屋めし「台湾まぜそば」の〆ごはん “追い飯” をイメージした辛うま醤油味の濃厚台湾まぜ飯が登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ飯としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ウマーメシ 台湾まぜ飯

日清ウマーメシとは、日々の忙しさとストレスの中で現代人が抱いている『たまには何も考えずに濃くてウマいものを食べたい!!』という欲求に応えるべく誕生したカップメシの一角で、第1弾の発売日は2019年3月11日。同社の問題児(?)的ブランド「カレーメシ」シリーズの新たなバティとして生まれ、今回の「台湾まぜ飯」はウマーメシ第3弾の新作です。

イメージは「台湾まぜそば」

 “やみつき魚粉と豚のコク!唐辛子のパンチがきいた辛うま醤油味の濃厚台湾まぜ飯です” とパッケージにもあるように、今回の「台湾まぜ飯」は愛知県名古屋市「麺屋はなび 高畑本店」を発祥とする「台湾まぜそば」の味わいをウマーメシ流にアレンジした商品なので、さしずめコンセプトのイメージは “いきなり〆(しめ)の追い飯が楽しめる” 即席カップメシ。

「台湾風まぜ飯」や「台湾混ぜ卵かけごはん」「台湾風まぜご飯(台湾風まぜごはん)」といったタイトルのレシピが数年前からネット上に存在し、2019年5月20日には丸美屋が「つゆだく 台湾まぜそば」というコンビニ限定の即席カップ入りごはんをリリース。また同年8月20日には、中京地区のセブンイレブン限定でコンビニ弁当「特製旨辛ダレの台湾まぜめし」を発売。

他にもファミリーマート限定「まぜて食べる!台湾風ごはん」(2019年2月12日発売)やローソン限定「ピリ辛!台湾まぜご飯」(2019年7月30日発売)など、各コンビニのオリジナル商品として製品化されているのですが、日清食品のカップメシから発売されるのは今回が初めて。発祥の地が名古屋ということもあり、パッケージでは金鯱(きんしゃち)がウマーメシに噛み付いています。

※辛さレベル3/5

名古屋といえばのイメージを代表する金の鯱鉾(しゃちほこ)は、通称・海のギャングと呼ばれている海洋生物のシャチとは関係なく、姿は魚で頭は虎、その尾鰭(おひれ)は常に天を向き、背中に多くの刺(トゲ)を持っている空想上の生き物「鯱(しゃち)」をモチーフにしたもの。見るからに魚っぽい身体はともかく、あの顔って虎だったのか‥‥と、脱線してますねスミマセン。

そのウマーメシに噛み付いている金鯱の向かって左には、辛味の強さを表す目安が表示されていて、今回の辛さレベルは5段階中ちょうど標準「3」のライン。日清食品の辛さレベルは万人向けの辛さを基準にしているので、辛さレベル1はピリ辛(※ほぼ辛くない)、レベル2はピリ辛ちょい上、レベル3は中辛、レベル4は中辛以上~辛口、レベル5は辛口~大辛といったところ。

中でもレベル5は下位から上位までの振り幅が広く、たとえば最近の「とんがらし麺」など思い切った辛さの商品もあるのですが、だいたいレベル3は平均して一般的にピリ辛以上〜中辛クラス。そのため間違っても激辛クラスの辛さに期待してはいけませんが、これまで発売されてきたウマーメシの第1弾・第2弾も辛い系だったので、それについてはシリーズの共通点になります。

シビうま担々 / 豚キムチチゲ

シリーズ第1弾「ウマーメシ シビうま担々」は辛さレベルこそ “2” と低かったのですが、シビれは “4” と高めの数値で、唐辛子の辛さよりも花椒の痺れを強調した麻辣(マーラー)系の一杯。そして前回のシリーズ第2弾「ウマーメシ 豚キムチチゲ」は今回と同じ辛さレベル “3” の唐辛子系で、2020年3月4日現在まだ第1弾も第2弾も絶賛販売中です。

開封

魚粉でギャフン!!(好き)

さて、今回の第3弾「台湾まぜ飯」に別添されている小袋は「でらウマーの素」が1袋。でらウマー(でらうま)とは、比較的に新しい名古屋の方言で、岡山の「でぇれぇ」と同じように、もともとは関西の強調表現「えらい」に “ど田舎” や “ど真ん中” の強調表現「ど」を重ねた「どえらい」が変化した言葉。標準語で “とても” に該当するため、でらウマ=とても美味しいという意味になります。

かなり強烈な香り‥‥!!

容器の中には乾燥のパフライスと具材、味付けの素が入っています。この時点で強烈な香りが漂ってきて、イメージとしては台湾ミンチ(台湾まぜそばにトッピングされている具材の一つで、にんにくや豆板醤、コチュジャンなどで味付けした辛い挽肉)を彷彿とさせる香り。いやいや、これけっこうリアルですよ(※念のため保管時は移り香に注意)。

メーカー希望小売価格は歴代ウマーメシと同じく税別230円、コンビニで購入した場合の税込価格は248円(軽減税率8%)が2020年3月現在の相場。販売店や販路は問わない全チャネル販売ですが、コンビニだと「セブンイレブン」と「ローソン」での取り扱いが意欲的でした。カップ麺コーナーではなくカップスープや味噌汁に近い場所に置いてある店が多いので、購入の際は気を付けてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清ウマーメシ 台湾まぜ飯
製造者:日清食品株式会社 静岡工場
製造所:静岡県焼津市相川17-2
内容量:102g(ライス75g)
商品コード:4902105946510(JAN)
商品サイズ:縦109mm×横109mm×高さ100mm
発売日:2020年03月02日(月)
実食日:2020年03月04日(水)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
商品購入価格:248円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:-(ライス)
スタイル:カップライス
容器材質:紙
湯量目安:260ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(でらウマーの素)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】ライス(米(国産)、乳化油脂、食塩)、味付けの素(豚脂、砂糖、食塩、小麦粉、でん粉、魚粉、粉末しょうゆ、香辛料、ポーク調味料、チキン調味料、麦芽糖、酵母エキス、たん白加水分解物)、味付肉そぼろ、赤唐辛子、ねぎ / 調味料(アミノ酸等)、トレハロース、乳化剤、カラメル色素、リン酸塩(Na)、増粘剤(キサンタンガム)、セルロース、香料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、炭酸Ca、シリコーン、(一部に小麦・卵・乳成分・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

こうなるので最初に混ぜる

別添「でらウマーの素」は後入れなので、それをフタの上から取り外したら熱湯を注ぐのですが、そのとき高確率でライスが浮いたまま迫り上がってくると思います。そうなると容器の内側に引いてある熱湯の目安線が隠れるだけでなく、戻りムラの原因にもなってしまうため、半分ほど注湯したら “いったん掻き混ぜる” のが美味しく食べる作り方のコツ。

写真の状態で合計9分ほど経過

あとは5分後にフタを完全に剥がし、でらウマーの素を入れ、よくかきまぜたら出来上がり。でらウマーの素には台湾まぜそばに必須の魚粉が入っていて、カツオ・サバ・イワシ・アジをブレンドした混合魚粉となっています。台湾まぜそばのルーツ「台湾ラーメン」(味仙)に魚粉は入っていないので、同じ台湾を冠する名古屋めしでも今回は「まぜそば」が元ネタであることを物語っているポイント。

なお、たまご(別売)を入れても無駄にでらウマー!とパッケージに書いてあるのですが、たまごを入れてアレンジする場合は食べる直前にトッピングしてください(ページの後半で試しますね)。それでは、辛さレベルや味の濃さにも注目しつつ「ライス」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ飯としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(102g)あたり
カロリー:397kcal
たん白質:9.1g
脂  質:8.0g
炭水化物:72.1g
食塩相当量:4.6g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

ライス

安定のパフライス

5.0

おそらく日清食品が製造しているカップメシ系統の汎用パフライスで、たとえば今回の「ウマーメシ」や姉妹品の「カレーメシ」はもちろん、セブンイレブン(セブンプレミアム)の「蒙古タンメン中本 辛旨飯(からうまめし)」に「ぶっこみ飯」各種、他「謎肉丼(なぞにくどん)」のライスも共通とみて間違いありません。

気長に混ぜてください

いわゆる干し飯(ほしいい)と同じ状態なので、たとえば熱湯5分ジャストで食べ始めた場合、十中八九の確率で部分的にパキッとした戻りムラが生じます。無論「そのパキパキがいいんだ!」という方の意見は否定しませんし、無理に待てとはいいませんが、30秒そこら混ぜたくらいではスープがシャバシャバなので、最短でも1分30秒は混ぜ続けるのがオススメ。

それでも中心部に芯を残す食感ではあるものの、100℃のお湯や極端に室温・外気温が低い場合を除き、おおむね致命的な戻りムラはなくなっていると思います。ただ、時間に余裕があるなら「5分待機+2分かき混ぜ+2分放置=合計9分前後」がベスト。逆に “混ぜないで放置したら粉末スープが固まる” ので、かならず熱湯5分後いったん容器の底から全体を大きく混ぜてください(※とろみが確認できるまで)。

スープ

台湾ミンチの味付けイメージ

4.5

やはり開封時の香りから感じたように、そのまま香りを味に変換したようなイメージで、豆板醤(トウバンジャン)やコチュジャン、甜麺醤(テンメンジャン)などの中華系味噌は使用していないのですが、雰囲気ちょっと味噌に近いコクがあり、けれども味としては唐辛子とニンニクのアクセントが効いたスタミナ感のある辛うま醤油ベースの味付け。

後半ほどよくピリピリしてくるものの、辛さレベルは中辛にも満たないピリ辛クラス。辛い食べ物に慣れている方にとってはピリ辛以下(※ほぼ辛くないレベル)だったので、辛味の強い台湾まぜそばのイメージ的に頼りなく思えた反面、辛旨のバランスを思えば万人ウケする程よい辛さ。また「でらウマーの素」を入れる前から濃い味で、方向性は台湾ミンチの味付けに通じるベクトルです。

少量なのにギョフンと濃い味!!

「でらウマーの素」に入っていた魚粉は、荒削りではなく完全なパウダー状になるまで砕かれていて、キラキラと半透明に光る小さな結晶(化学調味料)もブレンド。そのため化調特有の刺激がプラスされるだけでなく、かなり味付けが濃くなったので、もし「でらウマーの素」を全投入するのであれば、中和用の卵黄がないと厳しいかもしれません。つまり、アレンジするには打って付けの濃さ。

具材・卵黄アレンジ

卵黄必須(※評価は卵黄なしの場合)

3.0

台湾まぜそばに必須の魚粉と挽肉は押さえてありましたが、ニラや刻みニンニク、海苔などは入っておらず、ネギの存在感も想像の枠を出ません(※唐辛子は飾り)。ただ、ここ最近の日清食品といえば容赦無く大豆たん白加工品(フェイクミート)を多用してくるため、本物の肉を使ってくれているのは素直に嬉しいですし、ジャンクな味付けも台湾まぜ飯のイメージに合っています。

具材はアレンジで補うべし

で、とりあえず卵黄1つ落としてみたところ——ぜ、ぜんぜん足りないw もちろん何もしないよりは中和されますけど、卵黄なら2個 or 全卵1個でもいいかもしれません。またはスープのテイスト的に、プラス納豆(タレなし)ちょい足しアレンジとかも間違いないですよ。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

現実問題、卵黄を模した卵黄風ソースを別添するのはコスト的に難しいような気もしますが、魚粉と同じく台湾まぜそばに必須の刻み海苔やニラが入っていなかったので、もうちょっと魚粉の量を減らしてトッピング(ふりかけ)のバリエーションを増やしてほしかったかな——という思いが無きにしも非ず。ただ、もとよりウマーメシは具材に重きを置いたブランドではないですからね。

ちょっと味が濃すぎるかも‥‥というのもブランドの特性としてコンセプトに “味濃いめ” があるわけですし、めちゃくちゃコストパフォーマンスに優れた系ではないものの、味の満足度は低くありません。漠然と台湾まぜそばに通じるジャンクさもあったので、がっつり濃いめの飯で背徳感を覚えたい気分に時にお試しください(おすすめトッピング:卵黄、納豆、チーズ、刻み海苔、茹でたホウレン草など)。

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