トップバリュ「大盛り 豚コク醤油ラーメン」vs.「日清デカうま 濃厚コク旨醤油」

トップバリュ(TOPVALU)

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、イオングループのPBカップ麺、トップバリュ「大盛り 豚コク醤油ラーメン」の実食レビューです。

マックスバリュなどのイオングループ各店で販売されている大盛りバケツ型のカップラーメンで、本体価格は95円(税込価格102円)というコストパフォーマンスが高そうな雰囲気。でも実際どうなのか、いったい何と比較したらいいのかも曖昧ですよね。

イオンの格安大盛りカップ麺はおいしい?まずい?なんで後ろに日清食品の「デカうま」が写ってるの?これまでの経験と実際に食べてみた感想に基づいてコスパにも注目しつつ評価し、その疑問を解消します。製造メーカーの特定も行なっているので、お時間よろしければ最後までお付き合いください。

大盛り 豚コク醤油ラーメン

今回は安さに特化した黄色いラベルの「トップバリュベストプライス」ではありませんが、それでも大盛りバケツ型で “ほぼ確実に税込102円” という値段設定は格安ですし、それこそ大手メーカーの製造しているオープン価格の廉価版カップ麺と大差ありません。

「トップバリュ ヌードルしょうゆ」と比較して麺3割増量(90g)とパッケージにも書かれていますが、麺量90gといえば一般的な大盛りバケツ型の平均(めん1.5倍)とされている値です。

しかも、「トップバリュ ヌードルしょうゆ」の本体価格は88円(税込価格95円)なので、なんと余分に7円出すだけで大盛りになるんですよ!というのは具材のボリュームなどを度外視しての単純計算になるのですが、今回の比較対象はトップバリュ製品ではありません。

製品のタイトルにもなっている「豚コク」の文字や「ポークのうまみ」に「食べ応えのある中太麺」というキーワード、そこから連想して前回記事でレビューした日清食品の「日清デカうま 濃厚コク旨醤油」とコンセプトが似ていると思ったのですが、きちんと根拠があって比較対象に「デカうま」を選んでいます。

というのも、今回のカップ麺を製造しているのは、何を隠そう日本の即席麺業界で最大手と言っても過言ではない「日清食品」の工場で生産されているんですよね。おいおい日清なんてどこにも書いないぞ‥と、思われたかもしれませんが、パッケージの側面に注目してください。

すでに当ブログでトップバリュ製品の記事を読んでくださった方には繰り返しの説明になってしまうのですが、「販売者:イオン株式会社」の横に「J706」と書いてあります。これは「製造所固有記号」というのですが、J706というのは茨城県取手市にある「日清食品株式会社 関東工場」を意味しているんですよね。

その下には「茨城県の工場で作っています」と然りげ無く記載されているのですが、これで食い違いなく製造所が繋がります。2018年10月現在、日清食品の安い大盛りカップ麺といえば「デカうま」で、ちょうどテーマも “豚” ですから、「日清デカうま 濃厚コク旨醤油」を比較対象としました。

それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

小袋は先入れ「粉末スープ」と後入れ「液体スープ」の2袋構成で、かやく類は最初から容器の中に入っています。麺は見た感じ縮れの少ない平打ち麺なので、現行の「デカうま」ではなく、ブランド統合前の「デカブト」に似ていますね。

そういえば「デカうま」は今年の2月に発足したブランドなので、それよりも古いイオンの「豚コク醤油ラーメン」が以前の「デカブト」に似ていることにも納得。コーンは入っていませんし、比較してネギのサイズも大きめですが、ダイスミンチは共通のポイントです。(※現行の「デカうま」はミンチ肉に変わりました)

トップバリュの「豚コク醤油ラーメン」はマックスバリュで税込102円、同じ日に同じ店舗で「デカうま」を税込105円で捕獲したので、比較して3円の差ですね。ドンキホーテなどのディスカウントショップに行くと、さらに「デカうま」を安く購入することも可能ですが、ほぼ値段はイオン系列店舗だと同列で肩を並べていると思います。

製品情報・購入価格

製品名:大盛り 豚コク醤油ラーメン
販売者:イオン株式会社
製造所:日清食品 関東工場
内容量:112g(めん90g)
発売日:-
JANコード:4549741450270
本体価格:95円(税抜)

発売地域:全国(イオングループ)
購入価格:102円(税込)
取得店舗:マックスバリュ

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:470ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(粉末スープ・液体スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん[小麦粉、植物油脂(大豆を含む)、食塩、しょうゆ(小麦・大豆を含む)、香辛料(小麦・乳成分を含む)]、スープ[しょうゆ(小麦・大豆を含む)、豚脂、食塩、砂糖、香味油(小麦・大豆・豚肉を含む)、香辛料、酵母エキス(乳成分・大豆を含む)、植物油脂]、かやく[味付豚ミンチ(小麦・卵・大豆を含む)、ねぎ]、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、かんすい、香料(小麦・大豆・豚肉由来)、炭酸Ca、香辛料抽出物、カロテノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE:乳・大豆由来)、ビタミンB2、ビタミンB1
【アレルギー表示】
卵・乳・小麦・大豆・豚肉

実食開始

粉末スープを開封すると胡椒の香りが強めに漂ってきて、いかにもカップ麺らしい香りというか、いい意味でチープな雰囲気。これを否定的に “ショボい” とするか肯定的に “ノスタルジック” とするかで意見は割れるかもしれませんが、私は好きな香りでした。

かなり簡素に仕上がるので、けっして具材はボリューム満点とは言えませんが、いろいろ中途半端に細々とした具材を放り込まれるよりも清々しいですよね。それに麺は大盛りで、しかも具材は肉がメインですし!

普通に調理したら、こんな感じになると思います。素っ気ない光景ではあるものの、大きめのダイスミンチが目を引きますし、定価95円で麺90gならこんなもんでしょう。それでは、実際に食べてみます。

1食(112g)当たり

カロリー:506kcal
たん白質:10.0g
脂  質:24.1g
炭水化物:60.9g
食塩相当量:7.7g
(めん・かやく:2.5g)
(スープ:5.2g)
カルシウム:153mg
ビタミンB1:0.38mg
ビタミンB2:0.47mg

めん

しなやかな平打ちストレート麺

いやぁ‥さすが日清食品ですね。パッケージには中太麺と書かれていますし、幅があるため実際たしかに中細麺ではないんですけど、ほぼ厚みがないので、あまり中太っぽくありません。しかし、かなり食べ始めのコシは強めで、油揚げ麺なのに特有の野暮ったさも控えめです。

悲しいかな大盛り仕様の90gなのに、それほど耐久力に優れた麺ではなかったんですけど、定価95円のカップ麺としては洗練されています。果たして大盛りバケツ型に洗練さが求められているかと言われたら微妙なところではあるものの、まるで稲庭うどんのような喉越しには驚かされました。

厚みがない分だけ本数が多く、なかなか減らなかったので、たくさん食べたような感覚に陥ります。それだけに何度も麺を口に運ばなければいけないので、のんびり食べていると後半は食感の劣化が気になるかもしれませんが、ふかふかとした食感に変わるというよりも歯切れのよさが目立ってくる感じ。現行の「デカうま」とはまったく違う、しなやかで繊細な大盛りというのも面白かったです。

スープ

カップ麺でしか味わえない趣

液体スープに醤油ダレと動物油脂が含まれていましたが、醤油は粉末的で、「デカうま」のスープよりも厚みはありません。しかし、適度にコクを持たせながらも醤油が尖りすぎず、万人ウケする程よい位置に落とし込んであります。

焼豚ダレのような深みはありませんが、実にオーソドックスなカップ麺らしいタイプの素朴な醤油味で、しかしながら粉末だけのチープな印象では終わらせません。もしもこれが「トップバリュベストプライス」だったら、おそらく粉末スープだけになっていたと思うので、それこそ質より量といった印象が先行していたでしょう。

なんともクラシックで垢抜けないテイストではあるものの、原材料で二番目に多い成分は豚脂ですし、古き良きカップ麺らしいノスタルジックな、それでいて適度な動物油脂でコクも意識されている、いい意味で値段に伴ったなスープだと思います。

かやく

たぶん謎肉

もしかすると微妙に違うのかもしれませんが、体感的には「カップヌードル」に入っている “謎肉”(ダイスミンチ)と大差ありません。謎肉系の味付豚ミンチとネギだけのシンプルな構成ですが、肉の数は9個ちょいと地味に多く、値段を思えば物足りなさは感じませんでした。

むしろ「デカうま」と比較した場合、コーンなど入っていないため彩りがいいとは言えませんが、具材のワイルドさや単純に食べ応えでいえばトップバリュのほうが上かもしれません。クラシックな醤油スープとの相性もよく、カップヌードルの謎肉が好きなら手放しに喜べる構成かと思います。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

しなやかな平打ちストレート麺が評価の分かれ目になりそうに思えましたが、単純にクオリティの高さでいえば定価95円のカップ麺に使われるような麺のレベルではなかったし、むしろレギュラーサイズに向きそうな質感ではあったものの、油揚げ麺なのに上品な面持ちは日清食品らしく、とても印象がよかったです。

スープはクラシックで垢抜けないテイストでしたが、それだけにカップ麺でしか味わえない魅力が詰まっていて、日清食品らしいといえば謎肉系のダイスミンチもポイント。これで税込102円ならコスパも高いですし、いい商品だと感じました。

たとえばエースコックの「スーパーカップ」だったり日清食品の「デカうま」みたいにパワフルではありませんが、繊細さを出しながらも食べ応えのあるスタイルは独特に思えたので、ある意味それは他社の大盛りバケツ型と比較して差別化にも繋がっていますし、個人的には「日清デカうま 濃厚コク旨醤油」よりも食べやすくて印象がよかったです。