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唸る辛さの辛節ふりかけ付き!? スーパーカップ大盛り「鬼辛焼そばRED」を実食 → 唸るほど辛くないけど癖になる!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年3月7日(月)新発売、エースコックのカップ麺「スーパーカップ大盛り 鬼辛焼そばRED」の実食レビューです。

パンチのある見た目とウマさがやみつきに「スーパーカップ」からのシゲキ的な挑戦「鬼辛焼そばRED」登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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スーパーカップ大盛り 鬼辛焼そばRED

スーパーカップとは、1988年(昭和63年)7月25日の発売以来、大型カップ麺の牽引役として重要な位置を占めているブランドで、開発メンバーの中心に居たのはエースコック株式会社の2代目経営者・村岡寛(むらおか ひろし)現社長。まだ村岡社長がマーケティング部に所属していた当時、従来品比めん1.5倍の食べ応えを特徴とする「スーパーカップ」が生まれ、爆発的なヒットを記録しました。

大盛りカップ麺のパイオニア「スーパーカップ」

今回の新商品「スーパーカップ大盛り 鬼辛(おにから)焼そばRED(レッド)」は、大盛りの定番「スーパーカップ」特有の食べ応えと濃厚かつ辛口な味わいをコンセプトにした激辛カップ麺で、醤(じゃん)の旨みやポークエキス、ラー油をベースにした調味たれに、鰹と唐辛子がメインの「辛節ふりかけ」で仕上げる “辛さと旨さを追求した鬼辛味” とのこと。

エースコックの即席カップ麺における「鬼辛」といえば、2014年5月12日発売のEDGE(エッジ)シリーズ第2弾「EDGE 鬼辛焼そば(カップ焼そばに激辛スパイス入れすぎた件)」を筆頭に、その続編として開発された同年8月4日発売の「EDGE 鬼辛とんこつ醤油ラーメン(カップ麺にも激辛スパイス入れすぎてみた)」など、同社が数年前から力を入れているジャンル。

「EDGE 鬼辛焼そば」は、唐辛子と魚粉をブレンドした大量の激辛スパイスを特徴とする一杯で、その次に発売された「EDGE 鬼辛とんこつ醤油ラーメン」も然り。その流れを汲む2015年7月20日発売の「EDGE 鬼辛アブラそば(激辛スパイス盛りましょう)」も唐辛子&魚粉の激辛スパイスを別添していたので、それを「スーパーカップ」のブランドで焼き直したようなイメージ。

EDGEの輪に入っても違和感を与えない「鬼辛焼そばRED」

さらにMEGA(メガ)シリーズからも “鬼辛” を謳う「MEGA辛 濃厚鬼辛麻婆麺」(2020年3月16日発売品)やオニカラ・イズ・グレイト「MEGA辛 濃厚鬼辛キムチラーメン」(2021年6月7日発売品)をリリースしているため、けっこう定期的に出ている印象ですが、おそらく「スーパーカップ」での “鬼辛” はブランド史上初の試み。

そいえば2020年7月6日に「スーパーカップ 大盛りブタキム油そば 絶辛(ぜつから)」という激辛系のスポット商品を発売しており、パッケージには “辛さ絶叫級!?” と書いてあったのですが、さほど絶叫するような辛さではなかったので、今回の「鬼辛焼そばRED」も万人受けするギリギリの辛さを狙っているのか、それとも “ちゃんと「鬼」のように「辛」いのか” というのが注目すべきポイント。

そもそも “鬼辛” とは激辛以上の辛さなのか、それとも大辛以上(激辛以下)程度の辛さなのか、響きとしては漠然と辛そうではあるものの、冷静に考えたら曖昧な表現。過去にリリースされた前述の “鬼辛” たちも「EDGE 鬼辛焼そば」は辛かったけど「同 鬼辛アブラそば」は前作と比較して大したことない、みたいな感じで辛さの振り幅が広かったことを思い出しました。

唸る辛さとは如何程の実力か‥‥

もちろん人によって激辛の水準は違うため、このブログでは「ペヤング 激辛やきそば」(獄激辛シリーズではない)を “辛口〜大辛” とし、セブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」クラスを “激辛” の基準に評価します。

開封

3種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」1袋に、後入れ「調味たれ」と「ふりかけ」の計3種。パッケージには “節の一撃!” とあり、大量の辛魚粉をトッピングしたシズルを採用していますが、ふりかけの量は特別に多くありません。そういえばシズルの麺リフトが「サッポロ一番 辛いもんやギロチン監修 激辛焼そば」と瓜二つなんですけど、あれは凄まじいインパクトだった。

麺の戻し時間は熱湯5分

麺は油で揚げたフライ麺で、戻し時間は熱湯5分と長めの設定。エースコックのニュースリリースには “しっかりとした噛みごたえのある角刃の太めん” と麺の特徴が紹介され、調理前の雰囲気からして「スーパーカップ」らしい食べ応えが楽しめそうな力強い佇まい。

ちなみに2022年5月現在、すでに発売日から2ヶ月ほど経過していますが、まだ取り扱っている(というか私の住む田舎ではインパクトが強すぎて持て余してる?)スーパーやドラッグストアが多かったのと、発売日から2ヶ月後といえば「ドンキホーテ」や「イオンリテール」などのワゴンに集められる “セール価格の叩き売り” と重なるため、今回のレビューが参考になると幸いです。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:スーパーカップ大盛り 鬼辛焼そばRED
製造者:エースコック株式会社
製造所:兵庫工場(兵庫県たつの市神岡町東觜崎308)
内容量:173g(めん130g)
商品コード:4901071208110(JAN)
発売日:2022年03月07日(月)
実食日:2022年05月07日(土)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
商品購入価格:105円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:600ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(調味たれ・かやく・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、たれ(豚脂、しょうゆ、植物油脂、発酵調味料、ポークエキス、砂糖、醸造酢、食塩、香辛料、ポーク調味料、ニボシエキス)、ふりかけ(唐辛子、カツオブシ、ぶどう糖、カツオブシパウダー)、かやく(大豆加工品、メンマ、ねぎ)/ 加工でん粉、ソルビット、酒精、炭酸Ca、調味料(アミノ酸等)、かんすい、カロチノイド色素、香料、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、増粘多糖類、酸味料、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・ごま・大豆・豚肉を含む)

実食開始

出ました大豆加工品

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、ラーメンの具材として定番のメンマを採用していることから、焼きそばよりも油そば的な印象を与える構成です。ちなみに肉そぼろに見える具材は大豆加工品なので、いわゆるフェイクミートではあるものの、エースコックの肉そぼろといえば当たり外れが激しく、捉え方によっては大豆加工品のほうが安牌といえるかもしれません。

けっこう辛節ふりかけ多かった

作り方は一般的なカップ焼きそばと共通で、お湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で「調味たれ」の小袋を温めながら待つこと5分。時間になったら湯切りを行い、調味たれを満遍なく絡ませて、仕上げに「辛節ふりかけ」をトッピングしたら完成です。完成前は、辛節ふりかけ少ないんじゃね‥‥? などと思ったんですけど、けっこう多かったですねw

ちなみに私の住んでいる地域のローカルスーパーでは税込105円で投げ売りされていたのですが、メーカー希望小売価格は定番の「スーパーカップMAX」や「スーパーカップ1.5倍」よりも高い230円(税別)なので、それも踏まえながら「めん」「たれ」「かやく・ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(173g)あたり
カロリー:717kcal
たん白質:13.3g
脂  質:28.9g
炭水化物:100.9g
食塩相当量:6.6g
ビタミンB1:0.71mg
ビタミンB2:0.77mg
カルシウム:434mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

しっかりとした反発性でタレとフリカケに対抗

5.0

形状は平打ちの中太麺で、やや縮れは強く、同じブランドでいうところの「スーパーカップ大盛り いか天ふりかけ焼そば」や「(コンビニ限定)スーパーカップ大盛り いか焼そば」の油揚げ麺とは別物。イメージ的にカップ焼きそばよりもカップ油そば・まぜそばに重宝されそうな、食べ応えのある弾力の持ち主です。

この噛み応えが癖になる

やや加水率は高めの設定で、噛むと歯を包み込むようなファーストインプレッションを与えつつ、そのまま圧力をかけると内側からブチンッ、と弾けるような反発性の強さも魅力。それなりにエースコックの油揚げ麺ならではのニオイも並行しますが、それ以上に後述する「調味たれ」と「辛節ふりかけ」が強いので、ほとんどネガティブに作用することはありません。

レギュラーサイズのカップ焼きそばにおける標準的な麺量は90g(定番品は90〜100g)なのに対し、今回は「スーパーカップ」らしく130gの大盛り仕様なので、食べ応えもバッチリ。調味たれ・辛節ふりかけの存在感に埋没することもなく、いい取り合わせだと感じました。

たれ

想像していたよりも味わい深かった

5.0

味付けに醤油を、さらに隠し味として煮干しエキスを使用していますが、系統としては中華風で、発酵調味料による複雑な旨味が印象的。さらに想像していたよりも動物系のコクが丁寧で、ポークエキスとポーク調味料は畜肉系の旨味を軸に、豚脂(ラード)由来の厚みで全体の重心を下げながら、それを適度に引き締めてくれる醸造酢のアクセントも絶妙な加減。

かなり辛そうな色合いですが、別添の辛節ふりかけをトッピングする前の辛さは常識的で、ふつうにピリ辛もとい甘さを強めに感じたくらい。もちろん辛さの感じ方には個人差が伴うものの、おそらく一般的にみても中辛に分類できるかどうかの程度だったので、辛さよりも旨味に振っていることは明白でした。スーパーカップらしく力強いテイストでも、けっして大味ではありません。

かやく・ふりかけ

ふりかけも具材と思えば‥‥

4.0

かやくの大豆加工品、メンマ、ネギはショボすぎるほどに少量で、ときどき感じる大豆加工品のクニッとした弾力だったり、メンマのコリッとした歯応えだったり、まったく存在感がないわけではないけれど、230円(税別)というメーカー希望小売価格に相応しくない内容と評価せざるを得ません。しかし、辛節ふりかけも具材の一部と思えたら話は別。

ふぁっさ〜(※目や鼻に入らないように注意)

主成分は細かく粉砕した唐辛子と鰹ですが、2種の鰹(カツオブシ、カツオブシパウダー)を使っているのがポイントで、なるほど「節の一撃!」という訴求にも納得の力強さ。唐辛子の辛味も明らかに増しますけど、ぶどう糖を配合しているため、その甘くて辛い兼ね合いがクセになる感じでした。でもって最終的な辛さレベルは‥‥

「ペヤング 激辛やきそば」(まるか食品)よりも強く、セブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」(日清食品)や「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」(寿がきや食品)ほどの領域には達していない、つまりは大辛前後の辛さレベル。辛い食べ物が好きなら唸るほどではないですし、痛みで完食できないような刺激ではなかったので、万人受けするギリギリのラインを狙っていました。

総評

4.0

メーカー希望小売価格が定番の「スーパーカップ」よりも高い230円(税別)かつ “唸る辛さの-・” というわりに常識的だったので、まるか食品の獄激辛(ごくげきから)シリーズよろしくアホみたいに辛い(というか痛い)のも考えものですが、もうちょっと思い切ってもよかったんじゃないのかなと。

そのため総評から星ひとつ差し引いたのですが、もしも税込100円前後で投げ売りされていた場合、値段以上の満足感が得られることは間違いありません。なかでも食べ応えのある平打ち麺とタレの作り込み、そして鰹の強さも印象に残ったので、実売価格によっては充分に元が取れる一杯だと思います【author・taka :a(大石敬之)】

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