SNSで話題沸騰 “夏だけの冷たい凄麺” インスタントとは思えない「凄麺 冷し中華 海藻サラダ風」待望の復活!!

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ヤマダイ

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年4月25日(月)新発売、ヤマダイのカップ麺「ニュータッチ 凄麺 冷し中華 海藻サラダ風(二代目)」の実食レビューです。

自慢のノンフライ麺を海藻サラダ風にアレンジした夏だけの冷たい凄麺「冷やし中華」大好評につき夏季限定で今年も登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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凄麺 冷し中華 海藻サラダ風 2022

凄麺(すごめん)とは、ニュータッチのブランドで知られるヤマダイの本格ノンフライめんブランドで、2001年(平成13年)10月29日発売の「これが煮玉子らーめん」が最初の商品。ゆでたての旨さを再現したノンフライ麺を軸に、全国ご当地の味を再現した「ご当地シリーズ」をはじめ、王道を極めた「逸品シリーズ」など、バリエーションに富んだ商品を展開しています。

凄麺、今年も冷やし中華はじめました。

今回の新商品「凄麺 冷し中華 海藻サラダ風」は、定評のあるノンフライ麺の水準はそのままに、さっぱりと食べられる海藻サラダ風にアレンジした “この時期にしか食べられない” 夏季限定のスポット商品で、なんとも季節感のある一杯。2021年5月17日にも発売しているため、今年で2度目の登場になりますが、まったくテコ入れなしの再販ではありません。

2021年5月発売品と比較して商品名は変わっていませんが、前回よりも具材の白キクラゲと赤ツノマタを増量しているらしく、さらに冷やし中華のためだけに開発した専用の中細ノンフライ麺も縮れを強め、よりスープとの絡みがよくなっている-・というのが主なリニューアルポイント。

パッケージにも “海藻サラダ風” とあるように、メイン具材は白キクラゲ、わかめ、赤ツノマタなので、一般的に連想される冷やし中華のトッピングとは異なるラインナップにありますが、すでにTwitterなどのSNS上では「想像以上にちゃんと冷し中華」「麺が完璧な食感」「箱買いしなきゃ!!」など、サッと見るだけでも絶賛の口コミが目立っていました。

そういえば海藻サラダ風の冷やし中華って珍しいかも?

わかめは市場にも出回っている身近な海藻の代表格なので、いまさら詳しい解説は不要かと思いますが、黒いキクラゲではなく白キクラゲと赤ツノマタを採用した即席カップ麺は珍しく、さらに生タイプの紅生姜を別添し、本格さをアップさせているのも見どころ。

白キクラゲ(Tremella fuciformis)とは、シロキクラゲ科シロキクラゲ属の食用キノコで、主に日本と中国で食べられており、春から秋にかけてが旬。広葉樹倒木や枯枝に発生し、形状は花びらのように不規則で、楊貴妃(ようきひ)や西太后(せいたいこう)など、宮廷の貴婦人が愛した薬膳食材としても知られます。

もうひとつカップ麺では珍しいツノマタ(Chondrus ocelatus Holmes)とは、スギノリ科に属する多年生の海藻で、お刺身のツマや海藻サラダなどに使われることが多く、日本では古来、漆食(しっくい)や壁土などの粘着剤としても重宝されてきました。はい、そろそろ本題に戻りましょう。

容器側面の「調理方法」は熟読必須

やや作り方は複雑で、カップ焼きそばのように麺を戻してから湯切りするのですが、湯切りの前に “めんをよくほぐす” のがポイント。さらに「冷し中華」として仕上げるために “お湯を捨ててからカップに冷水を注ぎ、水を捨てる作業を2〜3回” 繰り返さなければいけないので、ちょっと手間ではあるものの、徹底するなら冷蔵庫で水を冷やしておく準備から始めなければいけません。

開封

3種の小袋を別添

さて、今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」が1袋に、後入れ「液体タレ」と「紅生姜」の計3種。小袋の構成自体は2021年5月発売日から変わっていませんが、前述のように従来品よりも白キクラゲと赤ツノマタを増量しています。たしかに、白キクラゲは目に見えて増えたような——。

フタ裏の注意書きにも注目

そういえばパッケージに必要なお湯の目安量が書いてないな‥‥と、その理由はフタ裏にあり、内側の線にかかわらず “かやくとめんが完全に浸かるまでお湯を注いでください” とのこと。熱湯の量は麺の戻りを大きく左右するため、慎重に注いでください(※余談ですが、こだわらないで-・という意味合いの「かかわらず」を漢字で表記する場合、正しくは「拘らず」と書きます)。

メーカー希望小売価格は前回から据え置きの220円(税別)で、コンビニでは主にセブンイレブンで取り扱われていますが、スーパーマーケットやドラッグストアなど、販売店を限定しない全チャネル商品です。ただ、パッケージにもあるように “夏季限定” なので、対象のシーズン中しか売ってません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ニュータッチ 凄麺 冷し中華 海藻サラダ風
製造者:ヤマダイ株式会社
製造所:本社工場(茨城県結城郡八千代町平塚4828)
内容量:132g(めん72g)
商品コード:4903088015507(JAN)
発売日:2022年04月25日(月)
実食日:2022年05月06日(金)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
商品購入価格:203円(税込)
希望小売価格:220円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:記載なし
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(タレ・かやく・紅生姜)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、大豆食物繊維)、タレ(糖類、しょうゆ、食塩、植物油脂、鰹節エキス、ビーフエキス)、かやく(紅生姜、白キクラゲ、わかめ、ツノマタ)/ 加工でん粉、酸味料、かんすい、酒精、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘剤(キサンタン)、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、アカキャベツ色素、(一部に小麦・牛肉・ごま・大豆を含む)※本品製造工場では、そばを含む製品を製造しています。

実食開始

かやくは先入れ

麺は油で揚げずに乾燥させた冷し中華専用のノンフライ麺で、なるほど微妙に縮れが強くなっている様子。その上に「かやく」をあけ、それらが完全に浸かるまで熱湯を注いだら、5分後に湯切りを行い、冷水で麺を引き締める工程を挟みます。ぶっちゃけ “ザルにあげて氷水で冷やすのが手っ取り早い” わけなんですけど、公正を期すため、容器側面の調理方法に従いました。

あきらかに海藻が増えてる

今回は「冷し中華」なので、うっかり後入れのタレを “フタの上で温めないように” 注意しつつ、麺を冷やしてから水を切り、タレを絡めて紅生姜をトッピングしたら完成です。調理後の雰囲気は初代と大きく変わりませんが、白キクラゲと赤ツノマタの量が増えていたので、それが嬉しいと同時にトレードオフの有無が気になるところ。

ちなみに商品名は「冷やし中華」ではなく “や” を抜いた「冷し中華」となっていますが、それについてヤマダイに問い合わせてみたところ、特に理由はないとの回答でした。カップ麺では「焼きそば」ではなく「焼そば」が主流的なアレですかね。くだらない質問してスミマセンw それでは、引き続き「めん」「たれ」「かやく」の項目に分けて解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(132g)あたり
カロリー:348kcal
たん白質:7.7g
脂  質:1.6g
炭水化物:75.6g
食塩相当量:4.3g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

もはや生麺に引けを取らない質感

7.0

あらかじめ冷蔵庫でキンキンに冷やした水を用意しておけば、多少なりとも冷えますけど、これから夏にかけて水道水の温度が上昇することもあり、2〜3回ほど冷水に潜らせるだけでは “ぬるい” 程度にしか冷えません。そのため冷蔵庫で充分に冷やした冷水、あるいは氷水を用意するのが最善策になりますが、その価値は充分にありますよ。

中細麺だけどコシは強め

実食日は5月の上旬、外気温が10度前後だったこともあり、横着して水道水を使ったので、さすがにカッキンコッキンには冷えなかったのですが、なんのこれしき冷やし中華として成立するだけの温度には到達。湯戻し後の麺を冷水に潜らせることで引き締まり、コシが強くなるだけでなく、透明感も増して涼しげな雰囲気に。

つるんっ‥‥と滑り落ちるような喉越しも然る事乍ら、適度な縮れが施されているため、タレの絡みについても難なくクリア。この界隈では大黒食品工業の「冷しシリーズ」も有名ですけど、こちらは雑味のないノンフライ麺なので、驚くほどに本格的。いやほんと、ここまできたら卑怯ですよねw

たれ

酸味控えめ、やや甘さ強めの中華風

6.0

原材料名は「糖類、しょうゆ、食塩、植物油脂、鰹節エキス、ビーフエキス」とシンプルで、もしかすると微調整している可能性もありますが、使用している原材料は2021年5月発売品と変わりません。味付けには本醸造醤油を使用しつつ、適度な甘みで塩分的なカドを削り、鰹節で “だし醤油” っぽさを出しているのですが、しれっと隠し味にビーフエキスを使っているのもポイント。

醸造酢は使用していませんが、キュッと後味を引き締める酸味で食べ飽きないように工夫を凝らし、ふわっと香る胡麻油の芳ばしい風味が中華風を表現。これぞ絵に描いたような冷やし中華のタレを汲みながら、比較的に酸味が弱く、甘さを強めるなど、海藻との相性を考慮した味付けでした。よりキンキンに冷やしたい方は、あらかじめタレを小袋ごと冷蔵庫で冷やしておくのがオススメです。

具材

主役が海藻というのが個性的

5.0

いずれの具材も湯戻し前は縮こまっていますが、それぞれ熱湯5分で膨張するため、最終的には集めると麺を覆い尽くすほどのボリューム感。わかめで定番の海藻感を表現しつつ、白キクラゲはシャクッとした歯触りが個性的で、妙にヌルヌルする赤ツノマタの滑りが気になるところではあるもののw これも麺とタレの一体感を高めてくれていた要素の一つ。

別添の紅生姜は生タイプなので、乾燥具材よりも自己主張が強く、場合によってはタレを食ってしまうのですが、好きなタイミングで入れられるのが別添のメリット。きっと小さく刻んであるのは意図的で、どこを食べても紅生姜のアクセントが感じられるように-・というヤマダイの配慮に思えました。

総評

6.0

びっくりするほどインスタントらしさを感じさせない仕上がりで、前回よりも海藻のボリューム感をアップさせるだけでなく、冷し中華専用に開発した中細ノンフライ麺も縮れの加減を見直すなど、初代の魅力を踏襲しつつ、正当な進化を感じる一杯でした。

ちょっと作るのに手間を要しますけど、この本格的な味わいは一見の価値あり。ほとんどトレードオフも感じなかったので、初代「凄麺 冷し中華 海藻サラダ風」が好みだった方はもちろん、今年が初見でも本格的な冷やし中華をカップ麺で楽しみたい方にオススメの一杯です。ちなみに「凄麺」といえば「フタの裏ばなし」も見逃せないポイントで‥‥

この商品は、なんと言っても温度が大事! 冷やせば冷やすほどおいしく食べられます。湯戻しした麺をキンキンに冷やしたお水にくぐらせるのがイチオシの食べ方です。また、完成品に氷を入れて食べるときは溶け切ってしまうとタレが薄くなってしまいますので、早めに完食することをオススメします。

フタの裏ばなし No.冷-5「キンキンに冷やしてね!」

——と、キンキンに冷やすことを推奨していたので、とにかく徹底的に冷やすのが美味しい食べ方の近道。なお今回の裏話は “No.冷-5” に分類されている、つまり “少なくとも他に4つの裏話がある” ことを意味しているため、そこも楽しみにしながら食べてみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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