「ニュータッチ 凄麺 THE・汁なし担担麺」2019年3月リニューアル版レビュー

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ヤマダイ

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年3月4日(月)にリニューアルされたカップ麺、ヤマダイ「ニュータッチ 凄麺 THE・汁なし担担麺」の実食レビューです。

「マツコの知らない世界」で2019年に来ると紹介された麻辣系カップ麺「THE・汁なし担担麺」がリニューアル!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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凄麺 THE・汁なし担担麺

「凄麺 THEシリーズ」とは、ニュータッチのヤマダイから今までにない新シリーズとして発足した「凄麺」ブランドのノンフライ汁なし麺シリーズで、2018年3月26日(月)に「ニュータッチ 凄麺 THE・まぜそば」を新発売、その第2弾として2018年5月14日(月)に「ニュータッチ 凄麺 THE・汁なし担担麺」がリリースされました。

今回、「ニュータッチ 凄麺 THE・まぜそば」と「ニュータッチ 凄麺 THE・汁なし担担麺」の両方が同時にリニューアル。2019年2月28日にヤマダイからも価格改定のお知らせ(2019年6月1日出荷分より即席めん商品の値上げ)が発表されたのですが、その価格改定に伴うコスト調整によるリニューアルか、 それとも‥‥ちなみにニュースリリースでは、「まぜそば」「汁なし担担麺」ともに「マイルド」という共通のキーワードを掲げています。



パッケージをパッと見ただけではリニューアル前との違いが判別しにくいかもしれませんが、まず大きな違いは写真の「持ち上げられた麺が器に盛り付け後の完成写真よりも前面に押し出されている」こと、「商品名(タイトル)の文字色が黄から黒に変わった」こと、黒い背景だった「調理方法の背景が黒から赤に変わってフタ上のデザインが全体的に真っ赤になった」こと、それから「熱量(カロリー)が483kcalから『481kcal』」になりました。

他にも微妙な違いはありますが、これだけ押さえておけば店頭で「これはリニューアル前か? 後か‥?」と、迷子になることはないでしょう。以前、 蒙古タンメン中本×納豆ほどではないにしろ「マツコの知らない世界」で2019年に来る麻辣系カップ麺として紹介され、一躍注目されたニュータッチの「THE・汁なし担担麺」ですが、如何せん「売ってない」というのが第一関門であり最大のハードルです。

現在、ヤマダイ株式会社は、さらに生産体制を強化すべく、「凄麺」シリーズをはじめとするカップ麺を製造するためのノンフライ麺工場を増築しており、22億円もの金額を投資して本社工場敷地全体の増築工事を開始。完成予定は2019年5月、新工場稼働によりノンフライ製品の専用工場としては日本最大規模の工場となり、完成の暁にはニュータッチ製品が市場に出回る数も増えるとのことなので、いま入手しづらい地域の方は、もうちょっとの辛抱ですね(私も苦労しております‥w)。

ところで「担担麺」とは、もともと汁のない麺料理なので、「汁なし担担麺」というのは日本独自の呼び名になります。1841年頃に四川省自貢市(しせんしょう じこうし)の陳包包(チェン・バオバオ)という方が担担麺を考案したとされているのですが、そのレシピは醤油ベースに酢、ラー油、花椒、芝麻醤(ねりごま)を合わせたタレを梘水(かんすい)不使用の麺に和えたシンプルな汁なし麺料理で、それを天秤棒に提げて「担いで」売り歩いたことから「担担麺」と呼ばれるようになりました(※なので当て字の「坦々麺」は誤字)。



その担担麺を四川省出身の料理人・陳建民氏が日本人向けに改良(スープありにアレンジ)したレシピを紹介し、スープありが基本の形として麻婆豆腐と同様に広まったので、わざわざ「汁なし」と銘打って区別しなければいけなくなっているのですが、四川料理に欠かせない味覚「麻辣味(マーラーウェイ)」が昨今のトレンドとされており、それがテレビで「2019年はニュータッチのTHE・汁なし担担麺が来る!」と紹介された所以になっています。

「麻辣(マーラー)」とは、花椒(かしょう / ホアジャオ)という華北山椒(中国山椒)のビリビリとした痺れる刺激「麻(マー)」と唐辛子のヒリヒリとした辛さ「辣(ラー)」を合わせたもので、特に花椒のシビレがトレンドとなっており、カップ麺でも花椒がビシッと効いたカップ麺が特に2018年は数多くリリースされました。「マイルド」というキーワードを掲げてリニューアルされた今回、どのような「汁なし担担麺」に仕上がっているのでしょうか。

開封

別添の小袋は「液体タレ」「かやく」「ふりかけ」の3種類で、この3袋構成についてはリニューアル前から変更ないようです。さらに液体タレ=緑、ふりかけ=紫、かやく=ピンクというデザインの配色も前回と同じようですが、リニューアルポイントとして “ごま感を強め、さらに唐辛子の辛味と花椒のバランスを整え、マイルドな味わいに” とあるので、中身は変わっているのでしょう。



「凄麺(すごめん)」はニュータッチことヤマダイの看板ともいえるノンフライ麺ブランドなので、もちろん麺は油で揚げていないノンフライ麺が採用されています。麺の表面や麺と容器内側の間に透明なオブラート状の成分が付着していると思いますが、これは麺をほぐれやすくするために施された大豆由来の食物繊維なので、安心してお召し上がりください。

ニュータッチの公式Twitterアカウント(@newtouch_noodle)曰く、販売エリアはセイコーマート、ナチュラルローソン(3月5日~)、全国のスーパーマーケット・ドラッグストアと発表されていて、私は京都府のメガドンキ(MEGAドン・キホーテ)で入手しました。初版(リニューアル前)の「THE・汁なし担担麺」は1度も現品を見かけたことがなかったので、今回が初めての実食になります。

概要(製品情報・購入価格等)

製品名:ニュータッチ 凄麺 THE・汁なし担担麺
製造者:ヤマダイ
内容量:125g(めん85g)
発売日:2019年03月04日(月)リニューアル
実食日:2019年03月07日(木)
JANコード:4903088014081
希望小売価格:210円(税抜)

発売地域:全国
購入価格:188円(税込)
取得店舗:ディスカウントストア(MEGAドン・キホーテ)

麺の種類:ノンフライ麺(極太麺)
スタイル:汁なし大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:430ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体タレ / かやく / ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉、食塩、大豆食物繊維)、タレ(ごま、動物油脂、糖類、植物油脂、食塩、味噌、しょうゆ、ポークエキス、香辛料)、かやく(ごま、味付肉そぼろ、チンゲンサイ、粒状大豆たん白、香辛料)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、酒精、カラメル色素、かんすい、カロチノイド色素、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、増粘剤(タラガム)、紅麹色素、香料、(一部に卵・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルゲン情報】卵・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン ※コンタミネーション:そば(本品原材料でアレルギー物質の表示が義務付け及び推奨されているもの27品目中)

実食開始

「かやく」の原材料名は「ごま、味付肉そぼろ、チンゲンサイ、粒状大豆たん白、香辛料」となっているのですが、「かやく」の小袋に入っているのは付肉そぼろ、チンゲンサイ、粒状大豆たん白の3種類なので、ごまと香辛料は「ふりかけ」の原材料ですね。写真の向かって右側にあるのが本物の味付肉そぼろ、青梗菜の上にのっけている白っぽくて小さい粒が粒状大豆たん白です。



カップ麺の具材を乾燥させる方法は基本的に2種類あって、ひとつは熱風乾燥(エアドライ)、もうひとつは凍結乾燥(フリーズドライ)というのですが、青梗菜は異様に軽いのでフリーズドライ具材かもしれません。メーカーのニュースリリースでは言及されていませんが、エアドライの場合もっと硬くてカリッとしているので、たぶんフリーズドライでしょう(※ヤマダイさん違ったら指摘してください)。

湯切りを行なったら液体タレを麺に馴染ませ、ふりかけ(けっこう多い)をトッピングしたら完成です。後入れの液体タレには「フタの上で温め、お湯を捨てた後に入れてください」と書いてあるのですが、原材料名を見ても動物油脂の含有量が多いので、指示通り液体タレの小袋はフタの上で温めましょう。それでは、「めん」「タレ」「具材」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(125g)当たり

熱  量:481kcal(カロリー)
たん白質:10.8g
脂  質:14.4g
炭水化物:77.0g
食塩相当量:3.8g

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

モチモチっとした食感の極太麺です。ボリュームも85g と通常より約30%増量し食べごたえもあります。

(出典:ヤマダイ「ニュースリリース」pdf)

さすが「凄麺」

公式ニュースリリースで「めん」については「2品共通の項目です」と解説してあったので、同時にリニューアル発売された「ニュータッチ 凄麺 THE・まぜそば」と同じ極太ノンフライ麺が採用されているようです。私はリニューアル前を食べ損なっているので、厳密な比較はできませんが、現状ひとつのノンフライ麺としてハイレベルなのは間違いありません(ちなみに通常よりも約30%増量したという麺量についてはリニューアル前と同じです)。

形状はランダムに縮れが施されているコシの強い平打ち麺で、そこまで厚みがあるわけではないのですが、かなり強いコシの持ち主。くっきりとした角刃で切り出された角麺(断面の四角い麺)は口当たりに輪郭があり、後述する強烈なタレを相手にしても余裕の表情を見せていたのですが、しっかりタレを絡めて孤立する印象は与えない一体感の高さも兼ね備えています。で、小麦の風味が芳醇なこと——



それは残念ながら強烈なタレを絡めると後ろへ下がりますが、ちょっとタレを入れる前に2〜3本でいいので麺だけ食べてみてください。また、ところどころ麺の中心に縦向きの溝があったので、これがクッキリすると「凄麺」だけの特別な個性になりそうですね。麺の縦溝加工に関しては韓国のトップメーカー・農心(NONGSHIM)が実装済みなんですけど、汁なし極太ノンフライ麺ジャンルとしては狙い目なのではないでしょうか。

タレ・ふりかけ

焙煎感のあるねりごまとすりごまをベースに、濃口醤油や味噌を配合し、まろやかさと香ばしさのあるタレにしました。油部には山椒の香りを呈する油とごま油を併用し、風味豊かに仕上げました。

(出典:ヤマダイ「ニュースリリース」pdf)

強烈な芝麻醤と鮮烈な花椒

写真ではラー油が表面を覆っていて分かりにくいのですが、芝麻醤(チーマージャン / ねりごま)の含有量が多く、油揚げ麺を使用した製品ではないのに481kcalとハイカロリーな数値にも納得できる強烈な濃度。原材料は「ごま、動物油脂、糖類、植物油脂、食塩、味噌、しょうゆ、ポークエキス、香辛料」とシンプルな構造なんですけど、まさに余計なものは必要ありませんのシンプルイズベストな仕上がりですね。タレのベースは醤油よりも和味噌が優勢で、中華系調味料は未使用ですが、しっかり担担してますよ。

どっしりとした芝麻醤に加えて動物油脂(おそらく豚脂が中心)の量も多く、こってり感があります。しかしながら油っ気のない極太仕様のノンフライ麺なので、強烈に重たいタレが相手でも嫌な重たさではありません。ふりかけを混ぜる前の刺激は唐辛子の辛さがピリ辛ちょい上、刺激の比率としては花椒の痺れが優勢ですが、まろやかな芝麻醤が完全にイニシアチブを握っています。

甘さに関しては糖類による効果もありますが、強烈な芝麻醤のコクによってワザとらしく鼻に付くような甘さではなく、けっこう甘さ強めではあるものの、それは素直に胡麻の甘味としてリンクします。そんなコッテリと濃厚で膨よかなタレには魅力を感じた反面、タレだけの状態ではきわめて「麻辣」が弱く、おそらく辛い食べ物が苦手な方でも苦戦を強いられることなく食べられそうな辛さ。重厚感のある味わいなのに、まったく塩気が舌を刺してこないため、それも好印象なポイントだったんですけれども‥‥

ふりかけを全体に馴染ませると表情は一変。見た感じ大量の擂り胡麻(すりごま)と少量の唐辛子に見えますが、実は「花椒」の含有量も多く、同社の製造する「鬼金棒(きかんぼう)」ほど強烈な激痺クラスではないものの、花椒が苦手ならゼッタイやめといたほうが賢明なレベルには軽く到達しています。結果的に唐辛子の辛さは中辛にも満たないと感じたのですが、花椒は鮮烈で気持ちがいい。

それでいて土台の芝麻醤がマンモス級の存在感なので、花椒がビシィッ!! と効いても動じる気配を見せず、強めの甘さと花椒のビリビリとしたシビレのコントラストが絶妙。さらに甘みとコク重視の芝麻醤とは違う擂り胡麻の華やかでパンチのある芳ばしさが胡麻の魅力を強めています。強いて言えば酸味がまったく意識されていないので、そのアクセントは得られませんが、胡麻特化型かつ花椒強めの担担ダレとして完成系にありました。

具材

ごま、味付肉そぼろ、チンゲン菜、粒状大豆たん白、香辛料

(出典:ヤマダイ「ニュースリリース」pdf)

具材はランクダウン

青梗菜(ちんげんさい)の量は多いと言えませんが、やはりAD(エアドライ / 熱風乾燥)ではなくFD(フリーズドライ / 凍結乾燥)と思われる再現度の高さで、みずみずしいシャキッとフレッシュな食感。ほんのり苦味を帯びた特有の風味もリアルだったので、濃厚かつ刺激的なタレの合間に挟む気分転換に効果的な具材でした。しかし、粒状大豆たん白の参入は新たな調整のようですね。

胡麻と香辛料(唐辛子・花椒)については前項で触れたので省きますが、どうもリニューアル前の具材は「青梗菜」と「肉そぼろ」だったようで、肉そぼろの量が減り「粒状大豆たん白」が導入されたリニューアルとなっています。本物の肉そぼろはスパイシーな味付けでサイズも大きく存在感があり、インスタント感が強めではあるもののワイルドな肉具材で好印象だったのですが、粒状大豆たん白については前述した値上げに向けてのコスト調整かもしれません。

「粒状大豆たん白」とは、文字通り大豆たん白を粒状に加工したもので、このブログでは「偽肉」や「フェイクミート」などと言い換えることが多いのですが、凄麺(ノンフライ麺)ではないカップ焼そばタイプの「ニュータッチ 広島汁なし担担麺」にも使用されています。量も比較して本物の肉そぼろよりも多く、食感も風味も肉とは言えないので、今回のリニューアルで最も目立つ劣化ポイントは具材かもしれません。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6+)

具材の劣化を除けば文句の付け所が見当たらず、それをリニューアル前のファンがどう評価するか気になるところではあるものの、麺とタレに関しては★8クラスの逸品だったので、かなり個人的にはオススメしたい汁なしカップ麺です。最大の難関は「近所に売ってるか売ってないか」なんですけど、販売エリアについては2019年5月に完成予定の新工場に伴う販路拡大に期待しましょう。

また、今回のカップ麺はスポット商品(数や期間に限りがある商品)ではありませんし、麺とタレに全力で具材が疎かになっちゃったパターンの典型的な完成図ではあるものの、記憶に残らない優等生よりも好印象。とにかく芝麻醤の重厚感と花椒の清涼感が印象的だったので、ゴマ推しの汁なし担担麺が好きな方は積極的に試してみてください(ちなみにメーカー曰くリニューアル前よりも胡麻の風味をアップしているそうです)。

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