ヤマダイ「ニュータッチ 復刻版 凄麺 煮玉子らーめん」“初代凄麺” 限定復活!

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ヤマダイ

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年10月22日(月)新発売のカップ麺、ヤマダイ「ニュータッチ 復刻版 凄麺 煮玉子らーめん」の実食レビューです。

2001年10月29日に発売されたシリーズ第1弾「これが煮玉子らーめん」が「凄麺の日」制定記念商品として限定復活!本物のレトルト味付け卵が1個分(半玉×2)入った本格派のカップラーメンがリリースされました。

凄麺の日って何?どこに売ってるの?常温保存可能な煮玉子って大丈夫?コスパは?実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、その疑問を解消します。ヤマダイの壮大な計画についても触れているので、お時間よろしければ最後までお付き合いください。

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初代凄麺 煮玉子らーめん復活!

ニュータッチことヤマダイは、2018年で創業70周年を迎えます。そこで売上の中核を担う「凄麺」ブランドの生産体制を見直し、ファクトリーオートメーションの導入によるノンフライ製品の生産性向上と品質管理の強化を図るため、今年の2月から本社敷地内に投資金額22億円の新工場を増築する工事をスタートしました。(完成予定日:2019年5月)



新工場の稼働によりノンフライ製品の専用工場としては日本最大規模になり、生産数量も稼働前と比較して倍増する見込みと言われているので、これまで入手困難な地域も多かった凄麺の品揃えが来年から増えるかもしれません。また、それに伴う働き方改革の推進を行い、品質と付加価値を追求した新規商品の開発も積極的に行っていく予定だそうです。いいですねー。

その “ブランド強化計画” 第2弾として、初めて凄麺の名を冠した製品「これが煮玉子らーめん」の発売日である10月29日を「凄麺の日」とし、一般社団法人日本記念日協会に登録申請。その認定を受けたことで、今回の復刻版が記念日の制定記念商品として限定販売されることになりました。

ニュータッチのツイッター公式アカウントによると、取り扱い店はデイリーヤマザキ、セイコーマート、全国のスーパーマーケット・ドラッグストア等だそうです。ただ、どうしても取り扱い店舗が限られる傾向にあるため、そこは新工場開発の暁に期待しましょう。

ちなみに私の購入店舗は関西(北近畿)のローカルスーパーで価格は税込213円でしたが、メーカー希望小売価格は税抜250円と安いカップ麺ではありません。とりあえずノンフライ麺のクオリティは間違いないとして、やっぱり気になるのはレトルト煮玉子ですよね。



それについては協力工場で製造していると教えていただいたのですが、残念ながら詳細は社外秘とのことでした。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

いつも楽しみにしている「フタの裏ばなし」は、まさかの “社長より皆様へ” というタイトル。これを読んで知ったのですが、「凄麺」の由来は「これが煮玉子らーめん」の開発が進められていた当時、海を渡ってメジャーリーグで活躍していたイチロー選手に「ただただ凄い!!」と感銘を受けて名付けられたそうです。まさかイチロー選手が凄麺のルーツだったとは、これぞ裏話私のフタ裏は「No.煮-1」となっていたので、もしかすると “No.煮-2” や “No.煮-3” と別のパターンも存在するかもしれません。



小袋は「レトルト調理品」「焼のり」「液体スープ」「かやく」の4袋構成で、かやくだけ先入れです。湯戻し前のノンフライ麺にオブラート状の透明な成分が付着していることが多いのですが、これは麺の癒着を防いでほぐれやすくするための “大豆食物繊維” なので、安心してお召し上がりください。

一応、調理方法にも記載されているのですが、あらかじめ丼などの容器に熱湯を張り、液体スープとレトルト調理品を小袋のままポチャンと浸けて、軽く温めてからフタの上に移動させると効率がよろしいです。がっつり沸騰した鍋なんかで湯煎すると小袋が変形するので、温めすぎに注意してくださいね。

製品情報・購入価格

製品名:ニュータッチ 復刻版 凄麺 煮玉子らーめん
製造者:ヤマダイ
内容量:149g(めん65g)
発売日:2018年10月22日(月)
JANコード:4903088013725
希望小売価格:250円(税抜)

発売地域:全国
購入価格:213円(税込)
取得店舗:スーパー(フレッシュバザール)

麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:430ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(レトルト調理品・焼のり・液体スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦粉、食塩、大豆食物繊維)、スープ(しょうゆ、ポークエキス、動物油脂、たん白加水分解物、糖類、食塩、ニンニクペースト、食用風味油、酵母パウダー)、かやく(味付卵、メンマ、ねぎ、焼のり)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、かんすい、増粘剤(キサンタン)、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、(一部に卵・小麦・大豆・豚肉を含む)
【アレルギー表示】
卵・小麦・大豆・豚肉

実食開始

「かやく」を入れてから熱湯を注ぎ、5分待ってフタを開けたら、 “まず麺をほぐしましょう” 。大丈夫、先ほどの大豆食物繊維で難なくほぐれます。それから「液体スープ」を入れて満遍なく馴染ませたら、「レトルト調理品」と「焼のり」をトッピングして完成です。

さすが「煮玉子らーめん」というだけあって、レトルト調理品の存在感が大きく、アレンジしてない状態のカップ麺としては異例の景色ですよね。私は税込200円ちょっとで購入できましたが、定価250円ということでコストパフォーマンスにも注目しながら食べてみます。

1食(149g)当たり

カロリー:421kcal
たん白質:16.9g
脂  質:13.1g
炭水化物:58.9g
食塩相当量:7.4g
(めん・かやく:2.0g)
(スープ:5.4g)

めん

当社独自製法のノンフライ麺を使用しました。表面はつるつる、中はもちもちとした食感で、時間が経っても伸びにくいのが特徴です。

(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)

存在感の強い太麺

思っていたよりもスープが穏やかだったので(熱湯の量が少し多かったかも?)麺が勝ち気味に思えたのですが、基礎クオリティは間違いありません。65gの太麺なので、おそらく “凄麺ご当地シリーズ” の「札幌濃厚味噌ラーメン」などに使われている太麺と同じだと思います。

以前はゴムっぽかったりゴリゴリしていたりと異様な主張を放っていた時期もありましたが、だいぶ自然に楽しめるようになってきましたよね。ただ、加水率の高さからスープを弾く嫌いがあったのと、そう簡単に伸びるような麺ではないので、6分ちょっと待ったほうがバランスはいいかも。



個人的に今回のスープには加水率が低めの丸刃ストレートが合うと感じたのですが、それだけに角刃の口当たりと強い小麦の風味が目立っていたので、麺を楽しむことにウェイトを置いている方にとっては嬉しいバランスかもしれません。

スープ

超特選濃口醤油をベースに、白湯系のポークエキスを配合した醤油と豚骨のバランスの良いラーメンスープに仕上げました。ガーリックペーストとガーリック風味のオイルを配合し、食欲をそそる風味を付与しました。

(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)

ガーリックけっこうキます

スープの食塩相当量は5.4gと容赦ありませんが、色を見ても分かるように醤油がガッと前にくる醤油豚骨ではなく、丸みを帯びた豚骨をベースに醤油のコクを付与しているような、思っていたよりもゴツいスープではありませんでした。いや、だいぶ身構えていたからそう感じただけかもしれませんがw 先ほども触れたように、ちょっと麺が独り歩きしていたんですよね。

豚骨は癖を抑えながらも確かに存在し、ふわっと鼻を抜ける動物油脂特有の香りに食欲をそそられ、ペースト状のガーリックがパンチを放ち、麺を食べている時には少し頼りなく思えましたが、余計なものを使わずシンプルに醤油・ポーク・ニンニクの3本柱で構築されたスープは、なるほどコンセプトが2001年の復刻版であることを思い出しました。

そう考えたら辻褄が合うというか、そういえば麺が独り歩きする感じのアンバランスな関係って、今でこそ滅多に感じられなくなった昔の凄麺っぽいかなぁ‥って、なんだか懐かしかったりもしたんですよね。それを “あえて” 狙ったのであれば、ヤマダイさんアッパレです。

かやく

メンマ、ねぎ、焼のり(12切2枚)、レトルト具材(半玉×2ヶ)

(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)

めっちゃ煮玉子w

いやもう煮玉子は何の不自然さもなく、強いて言うなら味付けが黄身まで浸透していて濃いめというくらいで、実に自然な煮抜きです。白身は硬めで黄身も昨今流行りの半熟ではありませんが、おでんで少し炊き過ぎちゃったかな?くらいの玉子と大差ありません。

ネギは汎用でメンマも小さくクタクタでしたが、メンマは香りがよく、焼のりは‥

こうです。しっかりスープに浸してから、麺を包むように食べるのがオススメ。正直、玉子と焼のり以外は印象に残らないと思いますし、肉具材も入っていませんが、 “これは煮玉子らーめん” ですからね。その煮玉子が本物さながら‥って、まぁ事実これは本物なんですけど、レトルトだから酸味が気になるとか塩気が強すぎるとか、そんな違和感もありませんでした。

ちょっとスープが物足りないと感じて片方の黄身を溶かしてみたんですけど、黄身のマイルドなコクがスープに広がって、これがなかなかヒットだったんですよねw 全体の玉子感も飛躍的にアップしますし、よかったら試してみてください。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

たとえば気になった麺とスープのバランスやスープの構成など、今風のカップ麺ではなかったので、昨今のハイクオリティを標準としている方にとっては物足りない未完成な製品に映ってしまうかもしれません。しかし、復刻版という観点から見ると悪くない演出で、コスパについてもそんなに悪くないと思います。

というのも、煮玉子のトッピングって平均100円前後が相場じゃないですか。そりゃラーメン屋さんの半熟とろとろ煮玉子には勝てませんけど、スーパーの冷蔵品でも1個あたり100円前後ですし、つまり卵抜きで定価150円と考えれば言うほど高すぎるカップ麺ではないと思ったんですよね。

ヘビーリーピートしたくなるようなタイプではないかもしれませんが、そのくらいレトルト調理品は自然だったので、とりあえず経験しておいて損はないと思います。今回ちょっと熱湯が多かったような気がしないでもないので、お湯の量による感想の誤差が生じたら申し訳ありません。

冒頭で「凄麺の日」について触れましたが、その当日にハッシュタグ「#凄麺の日」をつけてTwitter・Instagramに投稿すると(ひとりで両方のアカウントから応募することも可能)、Instagramアカウントから10名、Twitterアカウントから29名に凄麺の詰め合わせ18個セットが当たるそうなので、興味のある方は参加してみてください。

  1. こんにちは。ニュータッチ好きとしては見逃せない商品、
    自分も今日買ってきましたがまだ食べてないです。

    実はヤマダイの公式サイトの方はあまりチェックしていなかったので、
    「凄麺の日」や事業計画のこととか今回初めて知りました。助かります。
    (メーカー公式って、検索サイトから商品に直で飛んでしまって、全体を見ないですよね…)

    大規模な新工場の開設となると、コンビニと提携しての専売商品とかも期待したくなります。
    今の手頃な価格に落とし込む手腕も立派だと思いますが、
    同社の技術を全投入して、贅を尽くした高価格帯製品も食べてみたい。

    • Re:クロア様

      こんにちは!もう召し上がられましたか?個人的にスープのクラシックな感じや麺勝ちしているような印象は現代的でないと感じたのですが、ある意味それは復刻版らしさの演出と言えなくもありませんし、煮抜きの卵は実にリアルで最近のラーメン屋さんとは違う逆の新鮮味が得られました。

      メーカーのニュースリリースは少し掘り下げて検索しないと分かりにくいですし、そこまでチェックする一般の方は多くないので、お役に立てたようで幸いです^^

      たとえば関西のローソン×ヤマダイ×阪神タイガースとのタイアップで「猛虎ラーメン」と「猛虎焼きそば」というコラボカップ麺があったり、けっこうファミマ限定の凄麺とかも過去にあったんですよ!(たとえば「鬼金棒」とか)なので、またコンビニ限定の専売商品は出ると思うのですが、定番品になるかどうかは難しいところかもしれません。

      たしかに最近のカップ麺はコスパ重視の反面、300円超えの全部のせどん兵衛が出たりw 高くても値段に伴って満足できる内容なら問題ないと私も思っているので、いっそ500円くらいの製品にも期待したいですね(笑)

      • はい。もういただきました。確かにこれはクラシックw
        昔の初出時点でも「煮玉子以外はちょっと厳しい」感はあったのでやむを得ないですね。

        ヤマダイのコンビニ限定、あったんですね。
        一時期コンビニカップ麺から離れた時期があったので、その頃だったのかなあ。

        ヤマダイ、リニューアル(マイナーチェンジ?)が続くようなので
        手元に残ってるのを片付けておかないと…

        (記事更新お忙しいでしょうから、当コメへのお返事は不要ですよ)

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