農心「プデチゲラーメン ビッグカップ」輸入版!? 韓国で革命を起こしたプデチゲついに日本上陸!!

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農心(NONGSHIM)

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年11月6日(火)新発売のコンビニ限定カップ麺、農心ジャパン「うまからっ プデチゲラーメン ビッグカップ」の実食レビューです。

2016年に韓国の即席麺業界で革命を起こした「プデチゲラーメン」というジャンル‥それを「辛ラーメン」の生みの親である韓国のトップメーカー「農心(NONGSHIM)」がカップめん化して、ついに日本上陸!コンビニ限定・ミニストップ先行発売品としてリリースされました。

辛い?辛くない?韓国の即席麺業界に新たなブームを巻き起こした「プデチゲラーメン」とは‥実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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プデチゲラーメンのカップ麺

「プデチゲ」とは、韓国で一般的に食べられているチゲ(鍋料理)の一種で、「プデ」は「部隊」を意味します。ソーセージやSPAM(スパム)などのランチョンミートが象徴的な具材となっているのですが、その構成としてはキムチチゲに近く、他の具材は各家庭や店舗によって何でもありで、とりあえずソーセージやランチョンミートなどが入っていたらプデチゲと見なされる場合も多いようですね。

特にプデチゲで重要になってくるのは韓国の大衆的な鍋料理に欠かせない「インスタントラーメン(乾麺)」で、あくまでも麺の立ち位置としては締めのラーメンなんですけど、子どもたちはラーメンを中心に食べてしまい、具材を残すことも少なくないのだとか‥で、翌日に余ったプデチゲにラーメンを足すと、やはりラーメンが先になくなって具材とスープが余る。で、翌日に‥という悪循環。

“だったら即席麺で最初からラーメンが主役のプデチゲラーメンを作ろう!” という開発コンセプトがあったのかなかったのかは私の想像に過ぎませんが、2016年に突如として彗星の如く現れた即席麺界の新星・プデチゲラーメンが大ヒット。農心をはじめとする韓国の即席麺メーカーが続々と市場に参戦し、一大ブームを巻き起こします。

袋麺だけでなくカップ麺の製造も相次ぎ、そのジャンクな味わいが本物のプデチゲラーメンを忠実に再現していると本場でも話題になりました。今回のカップ麺には「うまからっ プデチゲラーメン」と表記されていますが、ほぼほぼ同じデザインの「ぐつぐつプデチゲ麺」というカップ麺が本場韓国でも販売されています。(タテ型の発売日は2016年12月12日)

日本版のパッケージに掲載されている写真も “ぐつぐつ” と煮えたぎっていますし、総販売者は農心ジャパンとなっているのですが、製造元は農心(原産国・韓国)なので、その輸入版になるのかもしれません。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

別添の小袋は「粉末スープ」1袋で、熱湯を注ぐ前に開封します。麺は油揚げ麺になるのですが、日本のカップ麺には見られない縦向きの溝が施されている特殊な形状。これは数ヶ月前にレビューしたカップ麺と共通しているポイントになるのですが、農心が手掛けるタテ型ビッグ製品の特徴と言えるかもしれません。

実はパッケージの麺は細麺ではなく、この縦向きの溝入り麺なんです。そして赤い野菜は白菜キムチ、緑の野菜は青梗菜なんですけど、謎の丸い物体とスパム(ランチョンミート)っぽい長方形の具材は何かと思ったら‥白いのは「もち」で、スパムっぽいのは「かまぼこ」と原材料名に書いてありました。魚肉かw

でも実際に食べてみたら味付けの関係で意外とスパムっぽいかもしれませんし、たぶん韓国の餅「トック」をイメージしていると思われる餅の仕上がりも興味深いところ。ちなみに容器のサイズはタテ型ビッグに該当するのですが、お湯の目安量は330mlと少なめです。(日本のタテ型ビッグ製品では400ml前後が平均)

製品情報・購入価格

製品名:プデチゲラーメン ビッグカップ
製造元:農心(韓国)
販売者:農心ジャパン
内容量:92g(めん74g)
発売日:2018年11月6日(火)
商品コード:8801043043809
店頭表示価格:216円(税込)

発売地域:コンビニ(ミニストップ先行)
購入価格:216円(税込)
取得店舗:コンビニ(ミニストップ)

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:330ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、でん粉、植物油脂、食塩、調味油、調味酵母エキス、小麦グルテン)、スープ(プデチゲ風味パウダー、香辛料、食塩、糖類、ビーフエキス、しょうゆ、豚骨エキス、チキンエキス、キムチエキス、パーム油パウダー、粉末みそ、調味玉ねぎパウダー)、かやく(もち、かまぼこ、キムチ、チンゲンサイ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、卵殻カルシウム、かんすい、酸味料、カラメル色素、乳化剤、香料、香辛料抽出物、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE、緑茶抽出物)、ビタミンB1、ビタミンB2、(一部に小麦・大豆・牛肉・豚肉・鶏肉・ごま・卵・乳成分を含む)
【アレルギー表示】
小麦・大豆・牛肉・豚肉・鶏肉・ごま・卵・乳成分

実食開始

まず粉末スープの香りなんですけど‥強烈にジャンクw 肉系のポテトチップスに使用されているシーズニングに近い、なんとも背徳感満載な力強いフレーバー。で、ちょっと燻製っぽい香りというか、ソーセージっぽいイメージを含んでいます。強烈にジャンクなんですけど、象徴的な具材の一つなので、掴みはバッチリ。

さて、完成です。多めのキムチと餅の面積があるので、具沢山なイメージですね。でもって超ジャンクな香りは継続w さすがに熱湯を注いで待つだけのカップ麺なので、パッケージのように煮えたぎるような熱々感は再現できませんが、プデチゲの象徴的な具材とされるソーセージっぽい香りには強い個性が感じられるでしょう。

ところで下記の栄養成分表示を見ていただきたいのですが、ビタミンB1の含有量が今までに見たこともない6.66mgという桁違いの数値なんですよねw(通常、カップ麺では2mgを超えると “えーッ!” です)それでは、実際に食べてみましょう。プデチゲの再現度はもちろん、辛さレベルにも注目しながらレビューします。

1食(92g)当たり

カロリー:400kcal
たん白質:6.3g
脂  質:13.6g
炭水化物:63.2g
食塩相当量:3.8g
(めん・かやく:1.6g)
(スープ:2.2g)
ビタミンB1:6.66mg
ビタミンB2:0.54mg
カルシウム:143mg

※参考値(調理直後に分別した値)
熱量:400kcal(めん・かやく:374kcal)(スープ:26kcal)

めん

ちょっと滑りが気になるけど‥

麺に「でん粉」や「小麦グルテン」が練り込まれているのですが、食べ始めは “もっちり” とした弾力が得られ、歯切れの良さは目立ちません。わりと早い段階から表面は柔らかくなってくるんですけど、中心部には弾力が残ります。ただ、ちょっと滑りが気になりました。

たとえば “釜揚げうどん” なんかを想像していただけるとイメージしやすいと思うのですが、あんな感じの滑りが麺の表面をコーティングしているような状態だったので、気になる方は気になるかもしれません。しかし、加水率が高めで摩擦抵抗のない麺質でありながら、縦溝のおかげでスープとの一体感は高いです。

実は以前、2018年8月7日にセブン-イレブン先行発売品として販売されていた「辛ラーメン キムチ ビッグカップ」 (2018年11月6日にメガドンキでも発見)にも縦溝の入った油揚げ麺が採用されていたんですけど、でん粉や小麦グルテンは含まれておらず、それと比較して耐久性は向上しているように感じました。

スープ

雰囲気の再現度は高いと思う

いやぁ‥もう粉末スープの香りが “そのまま味になった” ようなw ある意味すごいですよ、この裏切りのなさ。ルーツがゼロというわけではないのですが、同社の「辛ラーメン」とは別物で、とりあえず燻製感がファーストインプレッションから食べ終わる頃まで衰えることなく継続します。これは人を選ぶタイプだなぁ‥w

今回のパッケージ側面では「キムチとソーセージの旨みがよく調和した旨辛スープ」と味の特徴が表現されており、農心の公式ホームページ内にある韓国の「ぐつぐつプデチゲ麺」では “牛骨プデチゲ粉末スープ” と製品説明があったんですけど、まぁソーセージっぽい燻製感とジャンクな旨味成分てんこ盛り。

ただ、それもプデチゲラーメンの特徴であり、人々を虜にしてやまない中毒性を醸し出している要因でもあるんですよね。ちなみに辛さは「辛ラーメン」くらいなので、そんなに辛くありません。辛ラーメンと同じくらいだったら辛いわw という方にとっては辛口ですし、そうでなければ程よい旨辛です。

かやく

もち・かまぼこ・キムチ・ちんげん菜

見た目ほどキムチの辛さは強くありませんが、ほのかに酸味を感じるタイプ。かなり食感はシャッキシャキで、量も多く満足度は高かったです。たぶん、「辛ラーメン キムチ」に入っている具材と同じでしょう。同じく青梗菜もシャキシャキ食感がアクセントに嬉しく、日本のカップ麺に入っている青梗菜よりも風味は穏やかだったんですけど、甘味は得られました。

で、スパムみたいなヤツは‥かまぼこですw 風味は完全に魚介練り製品で、食感はスカスカ。とりあえず見た目の雰囲気はバッチリなんですけど、食べてガッカリするタイプかもしれません。しかし、餅は印象的な具材ですね。

日本の杵つき餅のように伸びるタイプではなく、適度に粘り気のある弾力を備えつつも歯切れのいいタイプでトックっぽい。まぁいくつかトックにも種類があるんですけど、漠然としたイメージで “餅だけど日本の餅じゃない” ところに韓国らしさが見出せると思います。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

普段からスナック的なカップ麺を食べ慣れていない方にとってはジャンクな旨味が受け入れられない確率が高く、そもそもスナック感のベクトルが日本の製品と違うので、普段からカップ麺を食べ慣れている方でも「ちょ‥ww」となってしまうかもしれませんが、韓国系即席麺のジャンクさに好意的な方であれば魅力的なカップ麺になるでしょう。

今回はミニストップ先行発売品としてリリースされましたが、予定の変更がなければ数日後(または様子を見ながら数週間)に販売ルートをローソンやセブン-イレブン、ファミリーマートなどの主要コンビニに広げていくそうです。うん、たしかに様子見が必要かもしれないw しかしながらジャンクなプデチゲラーメンの再現性は高いと感じたので、国産のカップ麺では得られない魅力が気になる方は要チェックです。

当初はコンビニ限定・ミニストップ先行発売品でしたが、1018年12月7日(金)現在、イオングループなどでも取り扱いを確認しました。(※2018/12/07 追記)

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