どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月22日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 千里眼監修 辛辛辛(カラカラカラ)まぜそば 大盛」の実食レビューです。
ゲキカラザンマイコレデモカ!東京・駒場にあるラーメン二郎インスパイア店の名門「千里眼」が監修した汁なし激辛カップまぜそば、「辛辛辛まぜそば 」がリリースされました。
そんなに辛い?辛くない?ガーリックの強さは?これまでの経験と実際に食べてみた感想に基づいて評価し、その疑問を解消します。お店の期間限定メニューや取り扱い販売店についての情報も記載しているので、お時間よろしければ最後までお付き合いください。
ゲキカラザンマイコレデモカ! 千里眼の激辛カップ麺
2018年2月19日に発売された明星食品×千里眼のコラボ商品第1弾「明星 千里眼 ガーリックまぜそば 大盛」に続くタイアップ企画の第2弾で、第1弾では実際の店舗で数時間待ちの行列ができたという「ニンニクザンマイコレデモカ!」を再現したカップ麺でした。
当時、千里眼名物の辛い揚玉「辛揚」を再現したトッピングに背脂入りガーリックソース、フライドガーリック、ガーリックマヨと徹底的にニンニクを突き詰め、しかもガーリックパウダーではない生おろしニンニクを指標としている、なかなか強烈なカップまぜそばだったと記憶しています。
今回は「ガーリック」をアピールしつつも「激辛揚玉」「唐辛子ガーリックソース」「唐辛子マヨ」とタイトル通り唐辛子がプッシュされているのですが、実は第1弾の「辛揚(揚玉)」も地味に辛かったんですよね。激辛とまではいいませんが、かなり大量かつ辛い食べ物が苦手ならヤメといたほうが賢明な刺激だったので、今回の「激辛揚玉」の威力にも期待している実食前の現在。
さすがにガーリックは「ニンニクザンマイコレデモカ!」ほどの強さではないかもしれませんが、いやいや期待を裏切らなかった千里眼の店主・安川隆司さんのことですから実際に食べてみないことには分かりません。
もちろんパッケージには、「辛味による刺激が大変強いので、お子様や辛味が苦手な方は十分ご注意ください。」という “注意事項” が記載されています。
一応、今回のカップ麺は全国発売で私は10月20日(土)の夜にイオンで購入したのですが、 “セブンイレブンとファミリーマートでは販売されない” そうなので、捜索の際は注意してください。たぶん営業の関係なんかだと思うんですけど、コンビニではローソンやミニストップでしか売ってないかもしれません。
開封
小袋は「液体ソース」「あとのせかやく」「特製マヨ」の3袋構成で、どれも食べる直前に投入する後入れ仕様です。さて、早くも千里眼名物「辛揚」の量が多いですね。写真で見る感じだと “そう?” かもしれませんが、このカップけっこう大容量なんですよw
ところで明星食品の製品に記載されている賞味期限の英数字、いったい何なのか気になったことはありませんか?この最後にあるローマ字は生産工場を表している「製造所固有記号」といって、今回の「R」は「埼玉工場(〒355-0213 埼玉県比企郡嵐山町川島2360)」を意味しています。
ちなみに「73」なら神戸工場、「O」なら滋賀工場、「B」なら下関工場なので、もし気になった方はチェックしてみてください。
製品情報・購入価格
製品名:明星 千里眼監修 辛辛辛まぜそば 大盛 販売者:明星食品 製造所:R(埼玉工場) 内容量:168g(めん130g) 発売日:2018年10月22日(月) JANコード:4902881419406 希望小売価格:225円(税抜) 発売地域:全国(全チャネル販売) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:770ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:3袋(液体ソース・特製マヨ・あとのせかやく) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、でん粉、粉末油脂、卵粉、香味調味料)、ソース(豚脂、しょうゆ、半個体状ドレッシング、糖類、香辛料、豚・鶏エキス、食塩、香味油、かつおぶしエキス、植物油脂、たん白加水分解物、香味調味料、醸造酢)、かやく(オニオン入り揚玉、キャベツ、香辛料、ねぎ)/ 加工デンプン、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、酒精、かんすい、増粘剤(増粘多糖類、加工デンプン)、乳化剤、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、pH調整剤、香料、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま・りんご・ゼラチン |
実食開始
いかがでしょう、あとのせかやくボリューム満点です。写真では左側に寄せていますが、ほぼ麺が見えませんよね。ちなみに今回の特製マヨには唐辛子が練り込まれているせいか、ちょっとマヨビームしにくいです。気持ち切り口を大きめに開封すると出しやすいので、ご参考ください。
一応、パッケージではガーリックもアピールされていましたが、そんなに強い香りではありませんね。それから私は辛い食べ物が好きなので、可能な限り “一般的に見て” 激辛かどうか、そういった視点を意識しながら食べてみます。
1食(168g)当たり
カロリー:748kcal |
めん
太さと厚みのある、もっちり食感の極太麺です。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
同じく明星食品が製造している「みかさ」の油揚げ麺と同じ原材料なんですけど、ほぼ体感的にも大差ありません。むっちりとした歯切れの悪い(※全力で褒めています)粘り気が特徴的な厚みのある縮れ麺で、今回の刺激的なソースと揚げ玉を相手にしても飲まれることはありません。
単純に麺のクオリティが楽しみたいのであれば「みかさ」の液体ソースがベストではあるものの、明星食品の主力と言っても過言ではない極太麺なので、今後とも意欲的に使い回してもらいたいです。かなり弾力のある食感に加えて麺量130gですから、けっこう食べ応えがありました。
食べ応えにつきましては、あとのせかやくの揚げ玉も大いに貢献してくれておりますw
ソース・特製マヨ
にんにく、赤唐辛子を効かせたタレと背脂入りラー油オイルを合わせ、辛さにこだわった唐辛子ガーリックソースです。仕上げにかける唐辛子マヨを別添しました。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
液体ソースは醤油ベースの味付けで、この時点でも普通に辛口です。辛い食べ物が得意な場合は苦にならない刺激かと思いますが、わりと一口目からジワッと来るので、辛い食べ物が苦手な方には厳しい辛さになるかもしれません。しかし、もう痛くて食べられない!ってほど強烈ではないと思います。というか、むしろ甘い。
糖類の含有量が多く、けっこう甘味が強いんですよね。辣味は瞬時に舌を刺してくるようなタイプではありませんが、適度な即効性を備えつつも後味にジリジリと居座ります。それと並行して丸みを帯びた糖類の甘味が歩んでいるので、唐辛子+甘味の甘辛系が好きならバシッとキマるタイプになりますが、刺激物に甘味は蛇足的だと感じている方にとってはネガティブなポイントになるかもしれません。
基本は動物系の旨味を軸にしつつ、かつおぶしエキスの存在感も明白で、唐辛子・糖類・醤油・鰹といった意外に和風のテイストでした。ガーリックも感じますが、あまり突出して目立っているわけではなかったです。個人的に唐辛子+甘味の組み合わせは好みなんですけど、甘さの指標が人工的だったので、今回の場合ちょっとベストマッチとは言えないかも‥
唐辛子マヨは、おそらく「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 麻辣味」に別添されていた特製マヨと同じだと思います。その当時は刺激よりも緩和能力が勝っていると感じたのですが、今回は単体で食べても練り込まれた唐辛子が明白で、特製マヨをかけたら著しく刺激が弱くなった‥などということはありませんでした。
ただ、やはり麻辣味の一平ちゃんで感じたように単体で舐めると油が酸化したような野暮ったい風味が気になったので、どうしても蛇足的に思えてしまったんですけどね。特製マヨを加えると鰹と甘さが少し控えめになって和の要素が弱まり、ちょこっと醸造酢の酸味が引き上げられるような変化が生じたので、大盛り商品だからこそ途中で味を変化させられる、その気分転換としては効果的かもしれません。
かやく
千里眼名物「辛揚」にさらにハバネロを加えた「激辛揚玉」、キャベツ、ネギ、ローストガーリックの組み合わせです。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
なるほどハバネロを新たに加えて前作から辛さを強化したようですが、うん‥けっこう辛いですよ。辛い食べ物が得意なら激辛未満だと思いますが、よっぽど揚玉単体のほうがソースよりも刺激的で、人によっては激辛クラスかもしれません。しかも刺激のタイプはハバネロ特有の瞬発力がない遅効性の辣味なので、後から急にグワッと来てジリジリ居座るんですよね。
このタイミングで “水を飲むと痛さが増す” ため、脂溶性のカプサイシンを緩和するマヨネーズやヨーグルトなどの乳製品が “お助けアイテム” になるのですが、別添の特製マヨには唐辛子が練り込まれているので、すっぱり退路は断たれます。一口なら大辛(辛口以上・激辛未満)くらいだと思うんですけど、テンポよく食べたら激辛といっても差し支えないかもしれません。
激辛揚玉のインパクトでローストガーリックとネギは目立っていませんでしたが、原材料名が「オニオン入り揚玉」となっているように、ふわっとフライドオニオン系の芳ばしい甘味が上がってくるんですよね。サクサクとした食感もアクセントに効果的だったし、ご覧のように量も多く、あとのせかやくは全体にガッツリと混ぜちゃったほうがバランスがいいように感じました。
ここまで来ると意識的に食べない限りキャベツの存在感は埋没してしまうのですが、いつもの色が薄いキャベツと違って妙に香りがいいというか、風味と甘味が強かったんですよね。香りに関しては熱湯を注いで5分待っている段階から違っていたので、ソースとの兼ね合いとかではないと思います。収穫の時期が要因なのかも?
総評
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)
気にならない方は気にならないかもしれませんが、どうも特製マヨの酸化臭と野暮ったいマスキング効果+人工的な強い糖類の甘味が蛇足的に思えたので、せめて唐辛子マヨが初版の「ガーリックマヨ」だったら、より全体のバランスは整っていたのではないかと、そこが引っ掛かりました。あと、そんなにガーリックも強くないと思います。
しかしながら大量に入っていたハバネロ入りの揚玉はインパクト抜群だったし、とりあえず普通に辛口以上なのは間違いありません。それに二郎インスパイア系に通じるジャンクさの演出にも効果的だったので、総評に★ひとつプラスしました。(※2018年12月16日発売の千里眼コラボ商品第3弾「明星 千里眼監修 辛辛辛辛辛(カラカラカラカラカラ)にんにく豚骨醤油ラーメン」もレビューしたので、よろしければご覧ください)
お店のツイッター公式アカウントや明星食品のニュースリリースでもアピールされていたのですが、2018年10月22日(月)と23日(火)の2日間、カップ麺の発売を記念して実際の店舗でも期間限定メニュー「ゲキカラザンマイコレデモカ!850円」と「ゲキカラザンマイコレデモカ!お試しセット(カップ麺付き)880円」が提供されていました。第3弾でも同様に、カップ麺と連動したお店限定メニューもあるそうです。
カップ麺の「明星 千里眼監修 辛辛辛まぜそば 大盛」は、セブンイレブンとファミリーマートでは販売されないそうなので、捜索の際はコンビニではローソンやミニストップ、あとは新商品のカップ麺に強いスーパーやディスカウントストアなどもチェックしてみてください。