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「鬼旨辛スープの担々麺」激辛!?セブンイレブンの “鬼旨辛担担麺” がヤバかった件

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セブンイレブン

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、コンビニ限定のカップ入りチルド麺、セブンイレブン「鬼旨辛スープの担々麺」の実食レビューです。

辛い? 辛くない? 売ってない‥? セブンの電子レンジで温める「鬼旨辛担々麺」が2019年も登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、コストパフォーマンスも含めて総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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鬼旨辛担々麺 2019

「鬼旨辛担々麺(おにうまからたんたんめん)」とは、コンビニのセブンイレブン限定商品として開発されたカップ入りレンジ麺(電子レンジで温めるタイプのチルド麺)で、2019年の発売日は9月上旬〜中旬。首都圏では9月3日から発売されていたようですが、私の住んでいる近畿地区では2019年第3週から販売開始の店舗も多く、今週の新商品として並び始めました。

「鬼旨辛スープの担々麺」は、2018年9月25日に発売されていた「鬼旨辛担々麺」の再販で、2019年9月3日に埼玉の一部地域を除く首都圏のセブンイレブンで先行販売。その後、徐々に販路を広げているのですが、2019年9月18日現在の販売エリアは “北海道、首都圏(埼玉一部除く)、山梨、長野、近畿、四国” となっているため、それ以外では売ってない “地域限定商品” です。



2018年9月発売の「鬼旨辛担々麺」もコンビニ限定(セブン-イレブン専用)で、なおかつ東北・東海・新潟・北陸・首都圏(埼玉一部除く)で販売されていた地域限定商品。前回も今回もセブンイレブンの公式ウェブサイトには「埼玉一部除く」と補足があったので、その理由をセブン&アイ・ホールディングスに聞いてみたところ——

厳密には「首都圏(千葉、埼玉一部除く)」で、理由は “2019年9月5日に発生した台風15号の影響により搬送できなかった地域があったから” とのこと。9月18日現在、まだセブンイレブンの公式ウェブサイトでは首都圏(埼玉一部除く)となっていますが、すでに千葉県では全域で販売中。埼玉県の一部地域でも台風の影響による流通の問題が解決次第、順次販売されるそうです。

いま手元にある商品の製造者は、北近畿のセブンイレブンで取り扱われているカップ入りチルド麺(デイリー食品)全般を供給している、京都府八幡市の中食企業「株式会社 武蔵野 京都工場」(京都府八幡市戸津55)となっているのですが、デイリー食品(日配食品)は消費期限が短いため、販売店の地域ごとに製造者(工場)は変わります。

たとえば今回の販売エリア別に見ると、北海道では名門の「菊水」(北海道江別市工栄町23番地3)、千葉県ではセブン-イレブン・ジャパン国内初の調理麺専用工場「ニッセーデリカ」の千葉工場(千葉県富里市日吉倉1422-1)、埼玉県ではエスビー食品の子会社「株式会社ヒガシヤデリカ」(埼玉県東松山市大字新郷316-1)といったように、実は “企業” からして別物——



これについては今回の「鬼旨辛担々麺」に限った話ではなく、他のデイリー食品にも該当することですし、いずれのメーカーもセブン-イレブン・ジャパンが企画したレシピに沿って製造しているため、台本は同じです。ただ、極端な話 “菊水の麺” と “武蔵野の麺” は同じ麺かと言われたら「違う」ので、どうしても各工場の仕上がりに違いが出てくるのは仕方ありません。

特に顕著だったのは「とみ田監修濃厚豚骨魚介冷し焼豚つけ麺」(※2019年9月現在、千葉県以外は販売終了)と「中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン」の麺で、武蔵野とニッセーデリカの間では真逆にちかい差が生じていました。

さて、巷では “思いのほか辛い” と話題になっている今回の商品、麺の食感や風味には地域差が生じるかもしれませんが、とりあえず帯状の外装フィルムには “辛味による刺激が大変強いので、お子様や辛味が苦手な方の飲食には十分ご注意ください” と、さりげなく(見づらい箇所に‥w)警告の表示があります。

開封(※ほんとはダメ)

そういえば今年の4月に「激辛!! 鬼辛みそラーメン(シビれと辛さに挑戦! 鬼辛みそラーメン)」が発売されていましたけど、山梨・長野限定で全国発売ではなかったんですよね‥‥と、それはさておき調理前の状態をチェック。帯状のフィルムに書いてある作り方には “1.「電子レンジ」で加熱。2.フィルム・フタを取る” と書いてあるように、ほんとは先にフタを開けてはいけません。



帯状のフィルムを破いてから電子レンジで加熱すると、スープに浸かりきらなかった麺の表面や具材がカピカピになる(調理不良が起きる)おそれがあります。とりあえず予備の商品も購入していますし、撮影が終わったら念のためセロハンテープで帯を貼り直してから加熱しますが(地味w)、ほんとは禁じ手なんですよ。

というわけで、こちらが調理前。辛そうな見た目のスープはゼラチン状で、加熱調理前はプルップルのゼリー状態。具材についての詳細は後述しますが、ピリ辛豚挽肉炒め、もやし唐辛子油和え、水菜、紫玉ねぎ(レッドオニオン)と具沢山な内容です。水菜とレッドオニオン、綺麗ですね。この2つは後入れしたい‥したいけど、今回はセオリーどおり加熱します。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:鬼旨辛スープの担々麺
製造者:(株)武蔵野 京都工場
製造所:京都府八幡市戸津55
内容量:535g(めん150g)
商品コード:2090335200518

発売日:2019年09月03日(火)
実食日:2019年09月18日(水)
発売地域:北海道・首都圏(埼玉一部除く)・山梨・長野・近畿・四国
取得店舗:セブン-イレブン(北近畿)
商品購入価格:486円(税込)
店頭表示価格:450円(税別)

麺の種類:ゆで中華麺
スタイル:コンビニラーメン・レンジ麺
容器材質:プラ(PS)
調理時間:電子レンジ加熱6分10秒(500W)
小袋構成:-(別添なし)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】ゼラチンスープ(醤油たれ、ねりごま、ゼラチン、ごま、チキンオイル、その他)、ゆで中華麺(小麦粉、食塩、卵加工品、水あめ)、ピリ辛豚挽肉炒め(豚挽肉、水あめ、たけのこ、玉ねぎ、甜麺醤、醤油、植物油脂、しいたけ、その他)、もやし唐辛子油和え、辛味油、紫玉ねぎ、水菜、調味料(アミノ酸等)、加工澱粉、かんすい、乳化剤、カラメル色素、重曹、酸味料、香料、香辛料抽出物、(原材料の一部に卵・乳成分・小麦・牛肉を含む)本品製造工場では、そば・卵を含む製品を生産しております。

実食開始

調理方法は電子レンジ専用、加熱時間は「500W」の電子レンジで6分10秒、コンビニの電子レンジ(1500W)なら2分ジャスト。ご家庭の電子レンジが「600W」の場合は5分10秒、「700W」の場合は4分25秒、「800W」の場合は3分50秒、「900W」の場合は3分25秒、「1000W」の場合は3分が加熱時間の目安になります。あくまで単純計算の目安ですが、ご参考ください。



販売エリア内のセブンイレブンでも取り扱っていない店舗はありましたが、とりあえず保存方法は10度以下(要冷蔵)のレンジ麺なので、冷蔵のコンビニ飯が置いてあるコーナー付近にあると思います。消費期限は入荷から2日前後、中華蕎麦とみ田の「豚ラーメン」を除くチルド麺は発売日から2、3ヶ月が製造期間の目安なので、12月中旬くらいには終売かもしれません。

(水菜がパクチーに見える‥w)

2018年9月の「鬼旨辛担々麺」には花椒が別添されていましたが、2019年9月の「鬼旨辛スープの担々麺」には唐辛子や花椒などの別添スパイスはなし。辛さレベルは鬼辛もとい “激辛” と話題の本商品、どのくらい辛いのか旨辛のバランスにも注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、コンビニラーメンとしての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(535g)当たり

カロリー:674kcal
たん白質:25.7g
脂  質:33.7g
炭水化物:66.9g
ナトリウム(Na):2.7g

食塩相当量(推定値):6.85g(当ブログ調べ)
(計算式 “ナトリウム2700mg×2.54÷1000” )
※「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

最近のレンジ麺、侮れない
5.5

麺の原材料は「小麦粉、食塩、卵加工品、水あめ」となっていて、卵加工品が練り込まれていますが、札幌みそラーメンで定番の太ちぢれ麺(たまご麺)のように黄色い見た目ではありません。角刃でカットされた断面の四角い中細麺で、口当たりには輪郭があり、麺厚は正方形にちかい形状のストレート麺。

北近畿のセブンイレブンを担当している武蔵野(京都工場)のカップ入りチルド麺は、基本いくつかの中華麺を使い回しているので、今回のためだけに製造された麺ではありません。しかし、実は温・冷両用の優れもので基礎クオリティは高く、昔のコンビニラーメンはブチブチすぐ切れるような印象があったりしましたが、ぜんぜん最近の麺は大丈夫ですね。



いわゆるオーソドックスな中華麺で、特に加水率が高いわけでも低いわけでもなく、醤油ラーメンにも塩ラーメンにも幅広く使えそうなタイプ。しなやかでありながら確かなコシを備え、小麦の風味は豊かに香り、生麺のチルド麺や半生麺の常温保存品にありがちなアルコール臭も気になりません。温調理では、きちんと指定の調理時間ジャストで茹で上げ時の臨場感を取り戻します。

スープ

思いのほか辛い上に鬼うまい!!
7.0

前回、近畿地区は「鬼旨辛担々麺」の販売エリア外だったので、それとの比較はできませんが、ちょっとセブンイレブンやってくれましたね‥‥コレめちゃくちゃおいしいですw 最近のコンビニラーメンといえば、電子レンジ加熱タイプも冷やし系も軒並みレベルが高くなってきましたけど、まず税込486円のスープとは思えません。

辛さレベルは “ふつうに辛口以上” で、花椒の痺れは常識的ですが、しっかり舌に麻味(しびれ)を残し、なるほど思いのほか唐辛子の辛味は強いです。たとえばセブンイレブンのカップラーメン「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」よりは辛くないですけど、同店監修の「辛旨味噌」よりは確実に辛いので、もし中本のカップ麺が厳しかったらヤバいかも——くらいの辛さ。

その硬派な唐辛子の辛さもさることながら、土台のスープが「特濃」クラスの濃度を誇っており、まず担担麺に必須の芝麻醤(チーマージャン、ねりごま)を惜しげもなく使用していることが好印象。タレは醤油ベースですが、いわゆる胡麻系担担麺の中でも芝麻醤に特化したスタイルで、五香粉系の癖は目立たず、表面のオイルは冷えると膜を張る動物油脂。

そのオイル分による動物系の油脂(おそらくラード)が薄れてきても、土台にある芝麻醤のコクと鶏の旨味が丁寧なので、オイルが薄れてくる後半にかけて薄っぺらくなるのではないか——などという心配は必要ありません。むしろオイルが薄れてくる=辛さが控えめになってくる後半こそ旨味が尻上がりに濃くなってくるので、ただ辛いだけのスープじゃないですし、中毒性も高いです。

具材

「筍」が印象的だった
5.0

調理前の写真で中央左下に写っていた茶色い塊は、甜麺醤と醤油で味付けしたピリ辛豚挽肉炒め(豚挽肉×たけのこ×玉ねぎ×しいたけ等)で、大きなサイズの挽肉は食べ応えがあり、柔らかい食感のシイタケが旨味をサポート。そして中でも1cmないくらいの小さなタケノコがバイプレイヤーで、ちょいちょいコリッとした食感がアクセントに効果的。

もやし、水菜、レッドオニオンはレンジ加熱でシナッとしますが、いずれも実際に食べてみたらシャキッと適度な歯触りが残っていて、ちょいちょい麺に絡みながら自己アピール。できれば水菜とレッドオニオンは後入れしたいところではあるものの、さりげなく香る水菜(茎)の風味に注目すると面白かったです。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

たとえばセブンイレブンのPBカップ麺「セブンプレミアム スープが決め手 担担麺」(税込138円、エースコック)と比較した場合、3.5倍くらいの値段しますけど、ぜんぜんコスパは悪くありません。むしろ高速道路のサービスエリアとか資本系の店で提供されている、業務用のスープを使用しました系の担担麺(700円前後)よりも費用対効果は高かったので、下手な店で外食するよりも安パイだと感じました。

で、ほんとは容器を再利用しないほうがいいんですけど、鬼うまスープを二次利用しない手はありません。そのまま単純に追い飯も確実ですが、せっかく耐熱容器なので、スープが冷えてから白ご飯を投入し、とけるチーズを入れてから500Wの電子レンジで1分20秒ほど加熱すると、濃厚チーズ担担雑炊(チーズリゾット風)にアレンジできてオススメです。びっくりするほど熱いのでw 注意してお召し上がりください。

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