「透豚骨」すけるとんこつ!?サンポー設立70周年 “感謝の金粉入り” 清湯豚骨ラーメン!!

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サンポー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年10月2日(水)新発売のカップ麺、サンポー食品「透豚骨(すけるとんこつ)ラーメン」の実食レビューです。

すけるとんこつ!? サンポー食品が設立70周年を記念して “金粉入り” の「清湯(ちんたん)豚骨ラーメン」を実現!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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金粉入り「透豚骨(すけるとんこつ)」爆誕

サンポー食品株式会社(SANPO FOODS Co.,Ltd.)とは、佐賀県三養基郡基山町に本社・工場を置き、即席めん(カップめん、棒状ラーメン)及び乾めんの製造販売を行なっている食品加工品会社で、創業1921年(大正10年)1月、設立1949年(昭和24年)6月の老舗。そのサンポー食品が今年6月に設立70周年を迎えたことを記念して、今回の「透豚骨ラーメン」が開発されました。

(ヤカンちゃんのデザインも刷新)

1921年1月、佐賀県三養基郡基山町にて「米穀卸大石商店」を創業。1949年6月に現サンポー食品の前身である株式会社旭製粉製麺所を設立、1959年(昭和34年)4月から “棒ラーメンの元祖” とされる「三宝(みたから)ラーメン」の製造を開始し、現在の「サンポー食品」という社名は「三宝ラーメン」に由来します。



1952年(昭和27年)9月、株式会社旭製粉製麺所から「旭製粉製麺株式会社」に社名を変更し、現在の「サンポー食品株式会社」になるのは1965年(昭和40年)12月のこと。社名の由来となった「三宝ラーメン」の読み方は “みたからラーメン” ですが、発音しにくいため “さんぽうラーメン” の呼称で親しまれ、サンポウの語尾 “ウ” は消音で縁起が悪いことから現社名の “サンポー” になりました。

現在では1978年(昭和53年)8月に発売されたカップ麺「焼豚ラーメン(やきぶたラーメン)」を筆頭に九州のソウルフードとして愛され、全国各地に多くのコアなファンを抱えているのですが、今回の新商品「透豚骨ラーメン」は焼豚ラーメンの関連商品ではなく、実は “透明だった豚骨ラーメン” を再現したもの。

まず商品名「透豚骨」の読み方が「透明=透ける」と「スケルトン(骨格)」の言葉遊びで「すけるとんこつ」という、なんともユニークなタイトルとなっていて、サンポー食品の公式ウェブサイト内にある商品コンセプトには “豚骨ラーメンの原点は透明感のあるスープで、誤って長時間火にかけたことで白濁し、現在馴染みのある白濁豚骨スープが生まれた” と記載されています。

とんこつラーメン発祥の地は、九州の久留米(くるめ)で——というのは有名な話。それは、1937年(昭和12年)創業の老舗「南京千両(なんきんせんりょう)」の歴史に由来し、南京千両の初代店主・宮本時男氏の故郷である長崎の「ちゃんぽん」と横浜で流行っていた「支那そば」を組み合わせた “透明で白濁していない” 清湯(ちんたん)系の純豚骨スープが元祖。



当時、その澄んだ豚骨スープが久留米の主流とされていたのですが、後に “元祖白濁系” の源流となる屋台「三九(さんきゅう)」の店主・杉野勝美氏が “うっかり” スープを焚き過ぎてしまい、自慢の澄んだ豚骨スープが白濁。ただ、その失敗作が意外にも好評どころか大好評で、たちまち巷で話題になり、それまで主流だった豚骨清湯から現在の豚骨白湯(パイタン)に流れが変わりました。

2019年6月17日、茨城県結城郡八千代町に本社を置く “ニュータッチ” ことヤマダイ株式会社が「凄麺 澄んだスープの豚骨ラーメン」という清湯系とんこつラーメンを発売しており、それも透明度の高いクリア系とんこつラーメンでしたが、ニュータッチはノンフライ麺、サンポーは油揚げ麺かつ金粉入り、テーマは同じでも製品スタイルは別物です。

開封

別添の小袋は、「粉末スープ」「かやく」「調味油」「金粉」で合計4袋。発売地域は全国となっているのですが、サンポー食品のカップ麺は東京の一部店舗と九州エリア以外では売ってない場合が多く、私の住む関西でも行動圏内に販売店がなかったので、サンポー食品の公式オンラインストア(ネット通販サイト)に注文して取り寄せました。



メーカー希望小売価格は1食あたり税別193円なんですけど、サンポー食品の公式オンラインストアでは “バラ売りしていない” ので、最低単位1ケース12個入でしか購入できません(※2019年10月現在)。1ケース単位での販売価格は税込2,500円、さらに地域別で値段が変動する送料と支払手数料が加算されます(ちなみに送料の一例は兵庫県1,100円、北海道1,750円、沖縄2,550円)。

麺はラード入りの油で揚げた特有の芳ばしい香りが強く、それについては同社の看板商品「焼豚ラーメン」と共通の項目で、香りのベクトルも同じなのですが、明らかに色が違います。焼豚ラーメンでは白濁豚骨スープに合わせた白い見た目なのに対し、「透豚骨」の麺は北海道の玉子麺(たまごめん)に匹敵するほど黄色味が強く、清湯豚骨スープに合わせた黄金色。

製品情報・購入価格

製品名:透豚骨(すけるとんこつ)ラーメン
販売者:サンポー食品株式会社
内容量:84g(めん60g)
商品コード:4901773100330(JANコード)
商品サイズ:φ146×75(mm)

発売日:2019年10月02日(水)
実食日:2019年10月12日(土)
発売地域:全国 ※数量限定発売
取得店舗:サンポーオンラインショップ
商品購入価格:税込3,880円(本体価格1ケース2,500円+送料1,100円+振込手数料220円)
希望小売価格:税別193円(バラ売り価格)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:標準どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:360ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:4袋(粉末スープ・かやく・調味油・金粉)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、食塩、植物たん白)、スープ(豚脂、食塩、しょうゆ、チキンエキス、香辛料、たん白加水分解物、ポークエキス、植物油脂)、かやく(焼豚、メンマ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、着色料(クチナシ、金箔、カラメル)、かんすい、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごまを含む)※本品は、えびを使用した設備で製造しています。

実食開始

「粉末スープ」と「かやく」は先入れで、熱湯を注いでからフタをし、待っている間に調味油をフタの上で温めます。かやくのチャーシューは定番のハート型焼豚ではありませんが、より粉末スープを溶かしやすくするために “かやくから先に麺の上にあけ、その上から粉末スープを開封し、ゆっくりと粉末スープの上から熱湯を注ぐ——” という作り方はサンポー食品の伝統的な調理方法です。



ちなみにカップ麺の発売日は基本的に月曜日、コンビニでは火曜日から新商品が発売されるのですが、「透豚骨」の正式な発売日は2019年10月2日(水)と中途半端な日付。製品情報が解禁されたのは2019年9月18日(水)11時00分、その際 ※取扱注意※ と書かれた広報用のPDFには「とん(10)こつ(2)ラーメンの日」に因んでいることが記載されていました。

さて、お湯を注いでから3分後にフタを全部剥がし、よく混ぜてからフタの上で温めておいた「調味油」を投入後、仕上げに「金粉」をかけたら出来上がり。見た目は黄金色に輝く塩ラーメンで、豚脂の芳ばしい香りに食欲をそそられました。それでは、透明度の高い清湯系豚骨スープが打ち出す豚骨感に注目しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(84g)当たり

カロリー:404kcal
たん白質:8.7g
脂  質:22.3g
炭水化物:42.0g
食塩相当量:6.9g
(めん・かやく:2.1g)
   (スープ:4.8g)
ビタミンB1:0.33mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:125mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:404kcal(めん・かやく:kcal)(スープ:kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

清湯スープに映える黄金色
5

麺のサイズは定番の「焼豚ラーメン」と同じくらいか、やや細めの中細サイズに切り出された油揚げ麺なんですけど、ただ黄色く色付けしただけの代物ではありません。麺の色以上に顕著な違いはありませんが、若干ながら「透豚骨」のほうが焼豚ラーメンよりもメリハリのある縮れ方で、すすり上げた時の口当たりに輪郭があります。

丸刃でカットされた断面の丸い中細ちぢれ麺で、金色に見立てた色鮮やかな見た目が最大の特徴。焼豚ラーメンと同じようにラードを使用した揚げ油で調理されているため、かなり風味は芳ばしく、そこはサンポー食品らしい特徴的なポイントになるのですが、食感の持久力は比較して「透豚骨」のほうが若干ながら上。



麺の加水率は体感的に焼豚ラーメンと同じくらい(低加水麺寄り)で、あまり粘り気はないけれど、噛んだら適度に跳ね返ってくる反発性の持ち主。高級感こそないものの、「ばりよか」(サンポー食品の安売り用ブランド)よりも圧倒的にコシが強く、焼豚ラーメンよりも歯ごたえがあって、今回の透豚骨スープと麺のバランスも悪くありませんでした。

スープ

豚脂の芳ばしさが強い硬派な塩味
5

サンポー食品の公式ウェブサイトに掲載されている商品特長には、厳選した豚骨エキスをベースにポークオイルやポークゼラチンを加え、透明でも “豚骨臭のある” 豚骨スープとアピールされているのですが、そこまで豚骨臭は強くありません。しかし、焼豚ラーメンよりもオイル感は強く、香りも風味も焼豚ラーメンのオイルとは別物。

2019年10月現在の焼豚ラーメン(現行品)に別添されている調味油と比較すると、明らかに動物油脂(豚脂)の含有量が多く、豚脂(ラード)に由来する芳ばしい獣臭を前面に感じます。さらに投入直後は湯気が立たないくらいの量が入っているため、スープの温度も下がりにくく、なかなかのインパクトを感じました。

一方、土台の味は鶏がらベースの塩ラーメンといったところ。実際にポークエキスよりもチキンエキスの含有量が多く、とうぜん清湯なので乳化していないのですが、表面のオイルが鶏油(ちーゆ)ではなく完全に豚脂メインということもあり、一般的な鶏ガラ清湯系の塩スープとは動物系のベクトルが異なります。

たとえば丸鶏から取ったスープの味が膨よかで芳醇なら、もっと硬い印象のテイストで、けっこう体感的な塩分濃度も高く、塩気はキリッと強め。ちょっとスープを飲み干すのは厳しいくらいの塩分濃度なんですけど、雑味のないトラディショナルなテイストで、飾り気のない味に昔ながらの魅力を感じました。

かやく

具材は中庸的だけど金粉は特別
5

プリッとした弾力が特徴的な丸型の焼豚は、味も食感もエースコックの焼豚に酷似していて無難。メンマはコリコリ食感に加えて風味が強く、これについては好印象。ネギは後入れしても大丈夫な薬味系の青葱で、そんなに歯触りは強くない上に量も少ないため存在感は弱いです。今回のスープには「ほうれん草」が抜群に合いそうだったんですけど、いずれも固形具材は中庸的と言わざるを得ません。

しかし、金粉が光り輝く見た目で高級感を演出してくれるため、これについては特別。厚生労働省の定めにより、加工食品での金粉は原材料名上「食品添加物」の “着色料” に分類されているため、カップ麺の原材料名でもスラッシュ( / )以降・着色料の項に「金箔」という名称で記載されています。で、いったい金粉は何グラムくらい入っているのか0.00g単位のデジタルスケールで計測してみたところ——

——0.00gのまま動きませんでしたw

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

金粉入りのカップ麺といえば以前、まるか食品が「ペヤング ソースやきそば 金粉入り」という商品を発売していましたが、それには金粉が「0.3g」入っていたので、量的には劣ってしまいます。しかし、たっぷりのラードが浮かんだ黄金色の透豚骨スープに映える金粉は、サンポー設立70周年記念商品としての特別感を演出する上で申し分ありません。

80年以上も前に生まれたとされる “豚骨の原点” に立ち返った今回、湯気も立たないほどに入っていたラードの芳ばしい風味にはインパクトがあって、どこかテイストは懐かしく、頑固オヤジが作った問答無用の塩ラーメン的な魅力を感じました。誰かに配る、もしくはマニアでもない限りネットで1ケース購入はハードル高いかもしれませんが、話のネタには十二分だと思います。

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