サッポロ一番×リケン ねぎのピリ辛スープ味 ラーメン＠サンヨー食品

どうも、taka :aです。

大阪の北部で大きな地震があったようですね‥

幸い、私の知人は全員無事でしたが、震源地に近い方は、くれぐれも余震に気を付けてください。自然災害って予告なしですからね‥大きな余震がないといいんだけど‥

ねぎのピリ辛スープもカップラーメンに！

本日の一杯は、2018年6月18日（月）新発売、サンヨー食品「サッポロ一番×リケン ねぎのピリ辛スープ味 ラーメン」のレビューです。

お恥ずかしい話、私は「ねぎのピリ辛スープ」を知らなくて、今回のカップ麺で初めて知ったんです。カップ麺の捜索ついでにスーパーで本家のスープも探してみたのですが、やっぱりありませんでした。地域限定とかじゃないですよね？

「ねぎのピリ辛スープ」は、2000年にリケンの「わかめスープ」シリーズとして発売された人気商品だそうで、キムチ風味の香りとコクを効かせたピリッと辛い食欲をそそるスープなんだとか。うん、美味しそう。きっと本当にピリ辛なんだと思うし、キムチ風味も強烈じゃないと思うけど、なんとなく味の雰囲気は想像できます。※あくまでも勝手なイメージですがw

同時発売品の「わかめスープ味」は、かなり油揚げ麺が暴れ倒していたので、つい厳しく評価してしまったのですが、ねぎのピリ辛スープ味はどうでしょう。おそらく麺は共通な気がするので、キムチ風味が上手く油揚げ麺の風味をプラスに変換してくれているといいのですが‥

リケン「わかめスープ」とコラボレーションしたタテ型レギュラーサイズのカップ麺。

「食＠新製品」より引用

スープ

キムチ風味の香りとコク、みそや魚醤のうまみ、唐辛子の辛みがきいた、ピリ辛味に仕上げました。

サンヨー食品の製品情報ページより引用

初めて食べたのに親しみのある味

感想の前に、こちらも本家「ねぎのピリ辛スープ」の原材料と比較してみましょう。

それなりに要約されていますが、おおむね原材料の並びは本家のスープをイメージしており、きちんと魚醤、ビーフエキス、えびエキスなどの隠し味が意識されていますね。ガーリックやジンジャー、唐辛子や胡椒などは、「香辛料」と一括りにされているものと思われます。

私は本家の味を知らず、再現性については語れないので、単純にカップ麺としての感想を述べますが‥これ美味しいですねw 味噌もキムチも粉末的な風味ですが（実際に粉末ですけどw）、その粉末ならではとも言える独特のチープな旨味がプラスに作用しており、それでいて平坦な味ではなかったのは、魚醤やビーフ、えびなどの隠し味が確かな効果を発揮していたから。

適度なガーリックもアクセントに程よく、唸るようなスープではないけれど、じわじわ美味しくて、でも少し物足りなくて‥その向こう側を無意識に追いかけていると、ついついスープを飲んでしまっている危険なタイプw わかめから徐々に滲み出る磯の香りによる味の変化も面白く、けっして本格的な味ではありませんが、100円台前半のタテ型レギュラーサイズだからこそ許されるチープさには魅力と需要を感じました。

辛さのレベルはピリ辛の範疇を超えませんが、スープが熱い間はピリッと心地好かったです。市販の “ご飯に合います系のキムチ” が大丈夫なら、余裕で攻略可能かと思います。

めん

スープがよく絡む、黄色い中細のちぢれめんです。

サンヨー食品の製品情報ページより引用

スープの違いで印象は大きく異なる

たぶん、同時発売品の「わかめスープ味 ラーメン」と同じ油揚げ麺で、実に頼りない、それこそコシもヘッタクレもあったもんじゃないスナック的な油揚げ麺です。油揚げ麺特有のチープな風味もフルスロットルなタイプですが、今回はスープのスナック的なキムチ風味が巧妙に作用しており、この価格帯ならではのチープさを “魅力として” 伝えてくれていました。

もちろん、そもそものチープさに理解がないと「なにこれショボ‥」の一言で終わってしまうような安っぽい油揚げ麺なんですけどねw 100円前後のタテ型レギュラーサイズを食べ慣れている方であれば、これといって問題なく楽しめるでしょう。

まったく同じと思われる油揚げ麺でも、スープの違いで受ける印象の差は歴然です。

うん、やっぱり相性って大切ですね。

かやく

わかめは豊かな磯の香りと食感が食欲をそそり、いりごまの香ばしい風味とねぎのさわやかな風味がスープとよく合います。かき卵を加えて彩りよく仕上げました。

サンヨー食品の製品情報ページより引用

わかめは薄さが程よい

わかめは「わかめスープ味」と同様に薄く、フタを開けたら一面を覆い隠すほどの量ではあるものの、目立って食べ応えに寄与してくれるほどの存在ではありません。当然、わかめといえばエースコックの「わかめラーメン」が堂々と首位独占状態キープです。

しかし、前回の記事でも触れたように、具材レベルの肉厚わかめではないからこそ “スープとして楽しめる” わかめといいますか、わかめスープにゴリゴリの茎わかめとかが入っていたら驚きません？w “食べるスープ” も好きですけどね。※閑話休題

ごまは「わかめスープ味」よりも多く入っていたのですが、個体差なのか仕様なのかは分かりません。ごまの芳ばしさがキムチ風味のチゲっぽいスープと抜群に合いますし、わかめ系にはゴマ必須やろ！などと思っている私ですから、それはもう当然のように嬉しかったです。

ねぎは歯触りが激しくてw かなり自己アピール強めでしたが、邪魔になることなく、頼りない食感の麺をサポートしてくれているようでした。たまごは少なかったので、そんなに存在感なかったです。でもイメージとしてはピッタリな具材でs‥まぁ存在感なかったら意味ないk（ry

総評

★★★☆☆☆☆☆☆☆（3）
（標準は★3です）

同時発売品の「サッポロ一番×リケン わかめスープ味 ラーメン」では、油揚げ麺臭の暴力的な振る舞いが許容できなくて、思わず手厳しい感想を書いてしまいましたが、スープが異なると麺の印象は歴然ですね。とか言いながら★3ですけどw いい意味で標準です。

かなりスナック的な油揚げ麺なので、結果やっぱり廉価版のカップ麺に使われていても‥というレベルの質なんですけど、いい意味でチープなスープとの相性良好。 “わかめスープらしい” わかめもイメージにフィットしており、今回は “ノンフライ麺で‥” とか “どんぶり型で‥” などという再開発的な不満も生じず、値段と製品スタイル相応の満足感が得られました。

ただし、これはオリジナルのスープを知らない筆者の感想です。原材料の構成を見るに再現度は高そうですが、今回の油揚げ麺しかり、その他成分の兼ね合いで体感的な差は大きく異なってくるので、再現性を加点できなくて申し訳ありません。もしスープの味が本家の雰囲気の踏襲しているのであれば、★ひとつプラスしたいくらいです。うわー、頼りないw（ごめんなさい）

カップ麺としては普通に美味しい感じで、それ以上でも以下でもありませんでしたが、高級感や目覚ましいインパクト得られずとも致命的なバッティングは感じられない、いい意味で値段相応の一杯でした。手軽さが売りのチープなキムチ風味のチゲ系ピリ辛スープが好きな方は、安心して手に取ってください。まったく派手さのないカップ麺ですが、この奇を衒った要素のない安心感こそが需要なんだと思います。じんわり美味しいですよ、じんわり。