ファミマ「ラ王 黒タンタン」マジで黒いw “黒ラー油×花椒練りこみ麺” 新感覚の担担麺!

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年11月13日(火)ファミリーマート限定・新発売のカップ麺、日清食品「ラ王 黒タンタン」の実食レビューです。

ファミマ限定のカップラーメンに日清のタテ型ラ王が新登場!「花椒練り込み麺」と「黒ラー油」が決め手の “まるで、生めん。” な「黒タンタン」がリリースされました。

辛い?辛くない?ファミマ×ラ王の “黒タンタン” とは‥実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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ファミマ ラ王 黒タンタン

「ラ王」といえば言わずと知れた日清食品の看板ブランドなので、インスタント麺のヘビーユーザーではない一般の方にとってもカップ麺・袋麺ともに親しみのあるシリーズでしょう。先週、ヤマダイ(ニュータッチ)×鬼金棒(きかんぼう)のファミマ限定カップ麺「カラシビ味噌らー麺」が発売されたばかりですが、2週連続で新商品とは心強いですね。

最近では2018年9月3日にラ王シリーズの袋麺が全粒粉入り麺にリニューアルし、カップ麺では八角系どんぶり型が定番品としてスーパーやコンビニでも取り扱われていますが、それとは別に全粒粉入り麺を採用して女性を中心に人気を集めている “やさいタンメン” シリーズ(タテ型ラ王)などもラインナップにあります。



しかし、今回は全粒粉を練り込んだ麺ではありません。パッケージでは「麺職人」シリーズにも使われている “まるで、生めん。” というキャッチフレーズを掲げ、「花椒練りこみ麺」をアピール。

そう‥花椒練りこみ麺といえば、2018年9月10日に発売された「日清ラ王 焦がし醤油」「同 焦がし味噌」が記憶に残っている方も多いでしょう。今回は容器がタテ型なので、まったく同じ麺ではないと思いますけど、早くも続編的な新製品が開発されました。

モノトーンのストライプ柄にゴールド(黄)のアクセントから、ふと阪神タイガースのユニフォームが脳裏を掠めたんですけどw 調べてみたところ特に関連性はなさそうです。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

パッケージでもアピールされているように、今回のポイントは「花椒練りこみ麺」だけではありません。フタの上に別添されている小袋、「黒ラー油」も大きな個性となっているようです。



で、とりあえずフタを開ける前に別添の小袋を取らなければいけないのですが、フタに小袋を貼り付けるために使用されている日清食品の接着剤は実に細く射出されているため、小袋はフタからペリッと軽快に剥がすことが可能です。ちょうど前回のレビュー記事「サッポロ一番 麺創研 紅 濃厚辛味噌ラーメン 紅」で触れたところなんですけど、強力な粘着力を誇っているサンヨー食品の接着剤と違って糊が小袋に残ることも滅多にありません。

フタを開けると通常のタテ型ビッグ製品よりも麺が低く設置してあって、いちばん上に位置する部分が容器の中間くらいにあります(通常は下から7割くらいの位置にある)。現状では個体差の確率も否定できないのですが、麺の戻り具合を考慮して “わざと” 底に押し込んでいるのかもしれませんね。

かなり粉末スープの量が多く(あ、それで位置が低いのかも‥)、麺の色は前述した「焦がしラ王」の時ほど濃くありませんが、開封した瞬間から動物系と芝麻醤(ねりごま)をミックスしたような重厚感あふれる香りがガツンと押し寄せてきました。今のところ、黒ゴマなどの黒い要素は見当たりません。

製品情報・購入価格

製品名:ラ王 黒タンタン
製造者:日清食品
製造所:F(静岡工場)
内容量:117g(めん75g)
発売日:2018年11月12日(月)
JANコード:4902105247402
ファミリーマート通常価格:200円(税別)

発売地域:全国(ファミリーマート限定・数量限定)
購入価格:216円(税込)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)

麺の種類:ノンフライ
容器種別:タテ型ビッグ
容器材質:紙
必要湯量:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(黒ラー油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦粉、食塩、植物油脂、大豆食物繊維、チキンエキス、香辛料(花椒))、スープ(ポーク調味料、豚脂、小麦粉、ごま、植物油脂、食塩、ねりごま、乳等を主要原料とする食品、糖類、香辛料、でん粉、脱脂大豆粉、発酵調味料)、かやく(味付肉そぼろ、チンゲン菜、ごま、赤唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、香料、増粘多糖類、炭酸Ca、乳化剤、カラメル色素、植物炭末色素、セルロース、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、香辛料抽出物、シリコーン、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・落花生・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・落花生・えび・豚肉・鶏肉・いか・大豆・ごま

実食開始

さて、完成です。黒いw 油が異様に黒いww しかも、なんかこう‥黒ラー油の撥水性がスゴいというか、めっちゃスープを弾くように浮いてます。ところで黒 “マー油”(焦がしニンニク油)といえば、とんこつラーメンをアレンジする定番の劇的味変アイテムですし、お店によっては味の核を担う調味料になるので、ご存知の方も多いでしょう。



しかし、今回は黒 “ラー油” 。なんとなく思い描いていたのはラー油と黒マー油をミックスしたピリッと辛い黒マー油のイメージだったんですけど、現段階では特に焦がしたような香りもニンニクのニオイも漂ってきません。

な、なんかスゴいぞ‥w イカスミ?(※黒ラー油です)小袋の注意書きにも書いてありますが、黒ラー油を投入するタイミングは食べる直前で、その際 “よくもみほぐしてから” 入れてください。黒ラー油を入れる前の段階から粘度の高さを感じる重たいスープだったんですけど、入れてから混ぜるとスープの粘度が少し増したので、もしかするとトロミ成分も含まれているかもしれません。

それでは、実際に食べてみましょう。今回の「ラ王」をはじめ、「行列のできる店のラーメン」シリーズなど、日清食品が手がける新作カップ麺の担担麺は、芝麻醤(ねりごま)の存在感が強いことも個性となっているので、麺に練り込まれた花椒や黒ラー油の個性、そして芝麻醤の存在感に注目しながらレビューして評価します。

1食(117g)当たり

カロリー:495kcal
たん白質:11.5g
脂  質:17.9g
炭水化物:72.0g
食塩相当量:6.6g
(めん・かやく:2.5g)
(スープ:0.34g)
ビタミンB1:0.27mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:219mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:495kcal(めん・かやく:328kcal)(スープ:167kcal)

めん

花椒を練り込んだ、3層ストレートノンフライ麺を使用しました。

(ファミリーマート「商品情報」より引用)

細くてもコシが強くて存在感大

けっこう細めの中細ノンフライ麺で、ラ王らしく角刃の平打ちストレート麺が採用されています。お湯を入れる前はサイズのわりに5分は長いような‥と思いつつ熱湯5分きっちり待ちましたが、かなりコシは強かったので、後述するスープとの相性を考慮すると、もう1,2分くらい余分に待ってスープに馴染ませてみるのもいいかもしれません。

さほど見た目の色が濃いわけではありませんし、別添の黒ラー油を入れてからは同化してしまうのですが、じっくり噛むと後半に、ふわっ‥と上がってくる花椒のアクセントは面白く、それはスープとの一体感を高めることにも寄与していたように感じました。



正直、びっくりするほど花椒の存在感が強いわけではありません。どんぶり型の「焦がしラ王」ほどのインパクトも感じられず、むしろ最も目立っていたのは麺に練り込まれている食塩の塩気でした。これについて私は少しネガティブだったんですけど、スープの濃度を思うと麺の存在感を埋没させないために、なおかつメリハリを付けるために必要な塩気と思えなくもなかったです。

あまり膨張するタイプの麺ではなかったので、ちょっと少なめに思えてしまうかもしれませんが、麺量は75gと同じ製品スタイルのカップ麺と比較しても平均的に少ないわけではありません。むしろ、だいたい新商品のタテ型ビッグ製品は麺量70g〜80gなので、ジャスト平均といったところでしょうか。

スープ

ゴマの風味豊かな濃厚担々スープが特徴です。

(ファミリーマート「商品情報」より引用)

意外なほどクリーミー‥っていうか重いw

実は撮影の前に別添の黒ラー油を入れずに味見してみたんですけど、びっくりするほど濃厚で、まったりとしたクリーミー系のスープでした。乳等を主要原料とする食品の影響もあるのですが、とにかく胡麻(すりごま)の含有量が多く、加えて芝麻醤のコクもガツンと濃いめで、まったりと‥それでいて “どっしり” とした濃厚胡麻系担担スープがベースとなっています。

そこに墨汁やイカスミブラック級の色をした黒ラー油を入れるとピリッとしたラー油の辛さが添加され、ほんのりと花椒も香っているのですが、唐辛子の辛さはピリ辛の枠を出ることはなく、また花椒の痺れに関しても軽めに唐辛子の脇を固めているに過ぎません。刺激に期待すると物足りない反面、確かなメリハリによって胡麻一辺倒にはならず、これなら担担麺は好きだけど辛すぎる食べ物は苦手‥という方でも心地よく楽しめるでしょう。



かなりインパクト抜群のビジュアルでありながら、その実態はクリーミーで甘味を帯びた‥それも糖類による甘味よりも “ごまの甘味” を強く感じる、とにもかくにも “胡麻が濃厚な” どっしり担担スープでした。かなり粘度も高めなんですけど、すりごまが多過ぎて自然にザラついてしまったような状態なので、まったく不自然ではなかったです。

さて、黒ラー油は真っ黒でも黒マー油のような焦がしニンニク油の要素は皆無に等しく、それ系のインパクトは得られません。おそらく「植物炭末色素」で色付けしているだけなので、担担麺に黒マー油×ラー油!? のテンションで行くと、かなりギャップが激しいと思います。ただ、今回の暴力的なまでのゴマパワーは特筆もんですし、にんにく満点じゃないので、仕事の休憩時間にも食べられますよ。あ、でも黒いから食後の歯磨きと口周りを念の為にチェックしておきましょう。白や淡色の制服を着用している方は、実食中の汁はねに注意。

かやく

味付肉そぼろ、チンゲン菜、ごま、赤唐辛子

たとえば担担麺専門店のメニューや、たまにカップ麺でも「黒胡麻担担麺」がリリースされることもあるのですが、今回は白胡麻(すりごま)が基本。ただ、そのゴマがスゴい‥スープの舌触りはザラッとしていて、噛んでいる間にも胡麻の繊維質がハッキリわかります。一応、原材料名ではスープにも「ごま」の記載があるんですけど、かやくにも「ごま」の二段構え。

黒胡麻ではないのですが、黒マー油と濃厚すぎる胡麻の威力など、複合的な要素が相俟って黒胡麻っぽい雰囲気は無きにしも非ずでした。唐辛子は飾りに過ぎず、味付肉そぼろも量が多いとは言えませんが、肉そぼろは少し濃いめの味付けで、まったりとしたスープに野性味を与えます。

青梗菜は量が多く、シャキッとした食感に甘味も強めで存在感大。かなり濃度の高いスープだったので、青梗菜の風味と食感が箸休めに最適。シンプルな構成ですが、担担麺らしく、量としても過不足ありませんでした。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(6)
(標準は★3です)

ノンフライ麺なのにカロリーが高いなぁ‥とは思っていたのですが、とにかく胡麻に振り切ってます。ノンフライ麺(75g)なのに、なんかこう‥異様に胃が重たいw スゴいです、ごま。土台の動物系もしっかりしていますし、真っ黒な調味油の黒ラー油もビジュアル的なインパクトを放っていたのですが、もう今回は “ごま”(芝麻醤&すりごま)のインパクトに尽きます。

正直、店頭のポップでも「担々革命!」「麺芯から新刺激!」とアピールされている花椒練りこみ麺の花椒は下支え的な存在ですし、マー油(焦がしニンニク油)系の風味や強い刺激に期待していると大幅なギャップと肩透かしを食らう恐れもあるのですが、 “なんだマー油系じゃないのか‥” などと思った私も結果的に胡麻の濃度に屈服させられたので、胡麻に溺れたい方には激しくオススメ。マイルドなのに、とても攻撃力の高いカップ麺でした。

今回のカップ麺「ラ王 黒タンタン」は、 “ファミリーマート系列のコンビニ限定” 商品です。ホームページには[ファミリーマート限定・数量限定]としか記載されていませんが、店内ポップでは[ファミリーマート サークルK・サンクス限定]と案内があったので、お近くの取り扱い店舗でチェックしてみてください。※2019年7月7日追記:2019年7月9日(火)より、全国のファミリーマート限定・数量限定「ラ王 黒タンタン」の再販が決定しました。

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