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飯田商店初の公認独立店「Ramen FeeL」監修「塩らぁ麺」セブン限定のカップ麺に!!

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東洋水産

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年11月12日(月)セブン-イレブン限定発売、東洋水産(マルちゃん)のカップ麺「Ramen FeeL 塩らぁ麺」(248円+税)の実食レビューです。

湯河原の銘店「らぁ麺 飯田商店」が初めて独立を許した東京・青梅の人気店「Ramen FeeL」監修のカップラーメンがセブンイレブンに!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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Ramen FeeL 塩らぁ麺

Ramen FeeL(らーめんふぃーる)とは、東京都心部から約1時間、自然に恵まれた東京都青梅市梅郷4丁目で人気を博している「らぁ麺専門店」で、2021年(令和3年)2月28日にオープンするや否や、同年10月20日発行の『第22回 業界最高権威 TRYラーメン大賞 2021-2022』(講談社)にて “新人大賞部門 総合1位„ を獲得。

「Ramen FeeL」店舗外観

さらに『食べログ ラーメン TOKYO 百名店 2021』にも選出されるなど、新人離れした実力で注目を集めたのですが、それもそのはず。店主の渡邊大介(わたなべ だいすけ)氏は、日本有数の温泉地である湯河原を “ラーメンの聖地„ と言わしめた「らぁ麺 飯田商店」出身で、飯田商店の店主・飯田将太(いいだ しょうた)氏が初めて独立を許した一番弟子。

このページでレビューする「Ramen FeeL 塩らぁ麺」は、食材にこだわり、100%手作りで提供されている同店の「塩らぁ麺」を再現したカップラーメンで、共同開発者は東洋水産。セブン-イレブン店舗にしか売ってない、留型(とめがた)と呼ばれるポジションの商品なのですが、東洋水産×FeeLのコラボは2年前、2022年5月16日に発売されたNB(ナショナルブランド)のカップラーメンからスタート。

画像は2022年5月発売品

「Ramen FeeL」監修の初代カップ麺に使われていた容器は縦型ビッグ、つまり大判どんぶり型よりも制約が多いスタイルでありながら、スープの方向性は繊細で、塩味よりも旨みで食わせるタイプ。その世界観を壊さない油揚げ麺の主張も絶妙で、かやくには2種の肉具材を使うなど、このブログでは高評価を叩き出した一杯。

2024年11月発売品は3代目

その後、2023年9月19日発売品からセブン-イレブンの留型に変わり、2024年11月発売品で3代目。昨年はレビューできなかったので、2年以上ぶりの実食です。

開封

まずは小袋を引っ剥がす(接着剤強ッ‥‥)

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れ「特製スープ」1パックのみで、2022年5月発売の初代と同じスペック。ちなみに “熱湯を入れる前にフタからお取りください„ となっているのは、お湯を注ぐ際に火傷のリスクを低下させるため(うっかり指が滑って熱湯が跳ねるなど、そういったトラブルを未然に防ぐため)なので、必ず事前に取ってください。

具材は2年前と同じ‥‥?

かやくは味付豚肉、味付チキンダイス、ネギの組み合わせで、2年前と完全に一致する内容‥‥かと思ったんですけど、このチキンダイスぜんぜん違いますよね? 従来品のチキンダイスは噛めば噛むほど系というか、繊維質も強かったんですけど、こちらはFD(フリーズドライ)と思しき軽さ。

ちなみにセブン-イレブン店舗での販売価格は248円(税込267.84円)ということで、2024年12月現在、東洋水産が自社の縦型ビッグ製品に設定しているメーカー希望小売価格の基準(271円+税)を下回る値。直近だと「きんせい 焦がし風味噌ラーメン」も同じ値段だったので、ここには留型ならではの強みを感じます。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:Ramen FeeL 塩らぁ麺
販売者:東洋水産株式会社
製造所:株式会社酒悦 房総工場
内容量:105g(めん80g)
商品コード:4901990379540(JAN)
発売日:2024年11月12日(火)
実食日:2024年12月05日(木)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:248円(税別)
購入価格:267.84円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ+紙
湯量目安:430ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(特製スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白)、添付調味料(チキンエキス、鶏脂、砂糖、食塩、植物油、豚脂、ポークエキス、魚介エキス、フライドオニオン、たん白加水分解物、こんぶエキス、野菜エキス、酵母エキス)、かやく(味付豚肉、味付チキンダイス、ねぎ)/ 調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、酒精、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、乳化剤、クチナシ色素、香料、カラメル色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

おっと細くなっている‥‥

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は標準の3分。東洋水産の縦型ビッグといえば、本気盛(マジモリ)あらため「マジ盛」のイメージが強いかと思いますけど、かなりレベルあがってるんですよね。それは2年前の「塩ラーメン」も例外ではなかったのですが、見るからに細くなっている3代目。

調理後の見た目はバッチリ

別添の「特製スープ」は後入れなので、それを引っ剥がしてから熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと3分。時間になったらフタを剥がし「特製スープ」を加え、よく混ぜ合わせたら出来上がり。ぶっちゃけ東洋水産の細いフライ麺にポジティブな印象がないので、ちょっと不安な現在。

ちなみに製造所は酒悦の房総工場(千葉県長生郡長南町美原台1-34)となっているのですが、酒悦は1983年(昭和58年)7月から東洋水産が資本参加している連結子会社で、房総工場については “マルちゃんの工場„ という認識で問題ありません。それでは、ここから先は「めん」「スープ」「かやく」の項目に分けて特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(105g)あたり
カロリー:489kcal
たん白質:13.4g
脂  質:25.7g
炭水化物:51.1g
食塩相当量:5.7g
(めん・かやく:1.8g)
   (スープ:3.9g)
ビタミンB1:0.48mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:168mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:489kcal(めん・かやく:405kcal)(スープ:84kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

2年前のほうが高品質なのでは‥‥

3.5

このブログで何度か酷評している「ハリガネ」(2017年11月13日発売のシリーズ第20弾「スパイシー豚骨」以降)の流れを汲んだ細麺だったら、どうしよう‥‥などと不安に思っていたんですけど、それほどスナック的でジャンクな油揚げ麺ではありません。

実店舗の「塩らぁ麺」に泳ぐ自家製麺は、シルキーと称される平打ちのストレート麺なので、縮れの強さはカップラーメンらしい要素になるけれど、スープとの相性は悪くありません。ただ、シルキーな印象は2年前のほうが強く、今年は加水率の低さが目立っているため、系統としては別物。

「Ramen FeeL」のInstagramには “麺が前回作より細くなり„ との記載があったので、今年から細麺に変わったことは確実。有名店監修の縦型ビッグなのに、めん80gきっちり搭載しているところは高く評価すべきポイントになりますが、ぶっちゃけ油揚げ麺としての品質は2年前のほうが上。けっこう早い段階で柔らかくなってくるので、伸びた麺が苦手な方は、お早めに。

スープ

2年前とは違う

5.0

基本的なフレームワークは従来品から変わっていませんが、2年前のスープと比較して豚や昆布の旨みが若干ながら強くなり、フライドオニオンが追加され、より複雑な味わいに。

一方で鶏油(ちーゆ)の繊細な芳ばしさだったり、ほんのりと鼻に抜ける柚子の香りだったり、2年前から変わっていないポイントもありましたが、具材のチキンダイスから滲み出る胡麻油の風味は鳴りを潜め、やや浅い印象を覚える——などと、このように書くとネガティブに見えるかもしれませんが、旨みで食わせるスタンスは変わっておらず、他にない世界観を構築していました。

かやく

チキンダイスの質感が‥‥

4.0

砂糖と醤油で甘辛く炊いた豚肉は安心と信頼の高品質で、FDネギもスープに配慮したチョイスではあるけれど、チキンダイスどうした???

以前は噛めば噛むほど系だったのに、今回はスカスカ食感で、可も無く不可も無しのクオリティ。下請が変わったんでしょうか‥‥とはいえ2種の肉具材とFDネギのステータスは、他商品との差別化に繋がるポイントです。

総評

4.0

2種の肉具材と旨みで食わせるスープは従来品に共通するポイントになるけれど、ちょっとビックリしたのが麺の変更点。さらにスープの厚みや鶏肉具材の製法など、正直いって2年前のほうが完成度高いんじゃないかと思えたのですが、前述の販売価格を思うと悪くありません。

また実店舗の「塩らぁ麺」も進化し続けているようなので、来年・再来年のカップラーメンにも注目です。【author・taka :a(大石敬之)】

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