どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月2日(火)にリニューアルしたカップ麺、エースコック「来来亭 しょうゆラーメン」の実食レビューです。
ファミマの来来亭がリニューアル
2017年10月31日より全国のファミリーマート・サークルK・サンクスにて販売が開始され、今ではファミリーマートの顔と言っても過言ではない「来来亭」のカップ麺ですが、お店で食べる食感に近い麺に改良されたそうです。ファミリーマート・サークルK・サンクス限定なので、ローソンやセブンイレブン、ミニストップなどのコンビニ、またスーパーなどでは購入できません。
従来品と比較して、お店の看板をモチーフにしたパッケージは変化がないように見えるのですが、栄養成分表の数値が異なっていることと、パッケージの側面とフタの上に描かれている「しょうゆラーメン」のデザインが “ひし形から縦長” に変わっています。もうちょっと分かりやすい変化がほしいところではあるものの、すでに定番のデザインですし、このパッケージをファミリーマートで見たら安心しますよね。
栄養成分表が異なると書きましたが、カロリーは444kcalから423kcalに減少しています。さらに脂質の量も21.5gから17.8gに減少しているため、やや背脂の存在感が危惧される実食前の現在。しかしながら麺の変更がカロリーや脂質に及ぼす変化は大きいですし、逆にカルシウムは208mgから250mgに増えるなど、実際に食べてみないことには分かりません。
開封
小袋の構成は、後入れの「液体スープ」が2袋で、従来品と同じく毎度お馴染み粉末スープまみれという点も変化ありません。なので、「深うまいの素」と書かれている白い小袋は背脂が主体の動物油脂、黒い小袋にはタレに当たる成分が含まれているのでしょう。ところで、この「深うまいの素」なんですけど‥
今週(2018/10/01)新発売の「飲み干す一杯 京都 背脂醤油ラーメン」と同じデザインなんですよね。ご当地編の飲み干す一杯をレビューしながら “どこかで見たことあるんだよなぁ‥” と思いつつ言及し忘れたのですが、そういえば「飲み干す一杯 背脂とんこつラーメン」にも内容・デザインともに同じ小袋が入っていますし、どうやら背脂を目立たせたい製品に流用しているようですね。
リニューアル前の「来来亭」もレビューしているので、それと比較して変化に注目しながら食べてみます。従来品の記事には来来亭の歴史についても詳しく書いているので、興味をお持ちの方はご覧ください。
製品情報・購入価格
製品名:来来亭 しょうゆラーメン 製造者:エースコック 内容量:98g(めん70g) 発売日:2018年10月2日(火) JANコード:4901071287337 ファミリーマート通常価格:200円(税抜) 発売地域:全国(ファミリーマート・サークルK・サンクス限定) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:紙 必要湯量:440ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:2袋(液体スープ2袋) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、砂糖、しょうゆ)、スープ(動物油脂、食塩、しょうゆ、植物油脂、糖類、ポーク調味料、ポークエキス、粉末しょうゆ、香辛料、たん白加水分解物、でん粉、発酵調味料、酵母エキス、全卵粉)、かやく(焼豚、ねぎ、メンマ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、カラメル色素、香料、かんすい、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、酒精、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、微粒二酸化ケイ素、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉 |
実食開始
1食(98g)当たり
カロリー:423kcal |
※参考値(調理直後に分別した値) エネルギー:423kcal(めん・かやく:307kcal)(スープ:116kcal) |
「来来亭 しょうゆラーメン」がバージョンアップし、お店で食べる食感に近い麺にしました。しょうゆに香味野菜を利かせ、背脂で旨味と濃厚感を加えたスープが特徴です。
(ファミリーマート「商品情報」より引用)
めん
重量は70gで、待ち時間も熱湯3分と従来品から変更なしですが、やや加水率の低い平打ちの中細麺ではありません。同じくリニューアル後の麺も加水率は比較的に低めですが、麺の厚みが増したことで弾力が強くなり、食感の持久力も上がっています。油揚げ麺特有のニオイが皆無とは言えませんが、スープに浮かぶ背脂の芳ばしさが並行するため、そこまで気になりませんでした。
従来品と比較して縮れが強くなり、それによってスープのリフト性能は向上した反面、お店の麺は丸刃でカットされている細ストレート麺なので、再現度が高いとは言えません。しかし、ひとつのタテ型カップ麺として見た時の総合力としては素直に好印象な進化です。
スープ
シャープになったと言っても浅くなったわけではなく、味の方向性としては従来品と比較して大きな変化はありません。「ますたに」や「魁力屋」など、いわゆる京都の “背脂チャッチャ系” に分類されるのですが、表面に浮かぶ背脂と甘みを帯びたタレ、ほんの少し一味唐辛子のアクセントが来来亭らしいですね。ただ、以前よりも甘さが抑えられ、食塩のキレが増したように思います。個人的にスープ単体だと塩気の強さが厳しかったのですが、麺を食べている時には程よい塩梅でした。
「深うまいの素」は背脂が主体の動物油脂で、特に量が減ったとか、そういった改悪は見られません。背脂のインパクトだけでいえば容器の口径が狭いレギュラーサイズの「飲み干す一杯 京都 背脂醤油ラーメン」が上を行きますが、もちろんベースは圧倒的に来来亭が上‥じゃないと値段的にも困るんですけど。黒い小袋の液体スープは従来品と同じくタレに当たる成分で、やや粘性があることも共通しています。
おそらく液体スープ2袋は据え置きで、麺の存在感に合わせて粉末スープの内容を少し見直したのでしょう。従来品ではスクラロースやアセスルファムKによる人工甘味料の甘さが目立っており、今回も同様に使用されていますが、そこまで野暮ったさは気になりませんでした。あいかわらず背脂の質に関しては一級品で、糖類や人工甘味料とは違う背脂特有の甘味とコクが感じられる、エースコックらしい上質な背脂については現状これといって文句の付け所が見当たりません。
かやく
個体差かもしれませんが、焼豚の量が減り、ねぎの量が増えたような気がします。焼豚といっても燻製感のないベーコンみたいな食感のチャーシューチップなので、お店のチャーシューとは雲泥の差で異なりますが、そういえばベーコンっぽい質感の肉具材ってカップラーメンでは珍しいですよね。特別おいしいわけではありませんが、エースコックのタテ型で頻繁に見かける丸型の焼豚よりも食べ応えがあり、もちろんスポンジ食感の肉そぼろよりも印象はよく、それなりの量が入っています。
というか、以前にレビューした従来品の焼豚は妙に多かったので、そっちがイレギュラーだったのかもしれません。
メンマは大小厚薄様々ですが、平均的に大きめのサイズで、しっかりとした強めの香りが好印象。オーソドックスな背脂ちゃっちゃ系のスープと相性がよく、その香りが全体の雰囲気を高めます。また、ねぎは小さめのサイズでも存在感は大きく、量も多いことから自然と麺に絡んでくるため、シャキシャキとした歯触りが常に並行するのですが、ねぎも来来亭の特徴ですし、存在感の強さは素直に好印象でした。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
今回のリニューアルによる最も大きな変更点は、ファミリーマートのアナウンス通り油揚げ麺の仕様が変わったことでした。再現度に着目した場合、お店の麺から遠退いた気がしないでもないものの、それは従来品も同じ状態でしたからね。スープにも変更は見られましたが、あいかわらず背脂の量は多く、目立って味が落ちた‥などということもありません。むしろ、ひとつのカップ麺として評価した場合、2018年のリニューアルは正当な改良だと感じました。
もちろん、お店のラーメンと比較したら麺や具材にギャップが生じてしまいますが、きちんとスープの特徴は掴んでいます。本格さに関しては、いずれ復活するであろうノンフライ麺・どんぶり型の再来に期待しましょう。油揚げ麺・タテ型ではカップ麺らしく、 “手軽に来来亭の雰囲気が楽しめるもの” と割り切れば、むしろエースコックだからこその魅力が見えてくると思うので、肩の力を抜いて楽しんでみてください。
遠のいちゃったの??とりあえず来来亭に行って確かめてくる=͟͟͞͞( ๑`・o・´) 背脂ぬできで〜w
Re:ビー玉
もともと麺の再現度は怪しかったからね;
感想を楽しみにしてるよ!