エースコック「一度は食べたい名店の味PREMIUM ぜんや ホタテだし塩ラーメン」

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エースコック

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年10月1日(月)新発売のカップ麺、エースコック「一度は食べたい名店の味PREMIUM ぜんや ホタテだし塩ラーメン」の実食レビューです。

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ぜんやラーメンをPREMIUMで再現

2018年8月20日に「一度は食べたい名店の味 ぜんや ホタテだし塩ラーメン」という再現カップ麺が発売されたばかりで、まだコンビニの店頭でも見かけますが、今度はワンランク上の味わいを表現した「一度は食べたい名店の味 PREMIUM」より、埼玉・新座の名店「ぜんや」の看板メニュー「ぜんやラーメン」がプレミアムに再現されました。

「一度は食べたい名店の味PREMIUM」は、油揚げ麺・タテ型ビッグで展開されているエースコックの有名店コラボシリーズ「一度は食べたい名店の味」より “もっとお店らしく再現してほしい” という方々の気持ちに応えるべく発足した、ノンフライ麺・どんぶり型で展開されている本格感と臨場感あふれるワンランク上のアッパーブランドです。

ちょうど1年前にあたる2017年10月2日(月)に「一度は食べたい名店の味PREMIUM ぜんや 行列必至の塩ラーメン」という同じコンセプトの再現カップ麺が発売されていたのですが、2018年は3月19日発売の「一度は食べたい名店の味ミニ」や前述した8月20日発売の「タテ型ビッグ」と同じく、今回は「ホタテだし」というキーワードが追加されました。

埼玉県新座市にある「ぜんや」は、1999年に創業した塩ラーメンが人気のラーメン店で、行列必至の店であるのにもかかわらず、なんと1日100食限定というシビアな販売食数から売り切れ必至。しかもスープが無くなり次第営業終了ということで、「究極の一杯」と謳われています。前回のタテ型ビッグでは実際の店舗でも使用されているカメリアラードがアピールされていましたが、特に今回はカメリアラードに関するアナウンスはありません。

パッケージには「もちもちの中太麺(ノンフライめん)」や「厚切焼豚入り」など、2017年発売品のPREMIUMと同じ特徴が記載されているのですが、前回発売品では塩気が強すぎて味が分からなくなるという情けない味覚迷子状態に陥ってしまったので、ちょっとビビっている実食前の現在です。

開封

小袋の構成は、先入れ「かやく」が2袋と後入れ「液体スープ」の計3袋。パッケージでも厚切焼豚がアピールされていますが、それだけ特別に包装されています。液体スープの小袋は、あまり見慣れない爽やかなデザインですね。

ちなみに税別270円というプレミアムな希望小売価格ですが、2017年発売品では定価295円、コンビニで購入したら税込318円だったので、比較的ちょっと手頃な価格になりました。前回のPREMIUMでは味覚が迷子になって★3という頼りない評価を付けてしまったので、気合でなんとかなるものか分かりませんが、気合を入れてレビューします。

製品情報・購入価格

製品名:一度は食べたい名店の味PREMIUM ぜんや ホタテだし塩ラーメン
製造者:エースコック
製造所:エースコック 関西滝野工場
内容量:111g(めん65g)
発売日:2018年10月1日(月)
JANコード:4901071211677
希望小売価格:270円(税抜)

発売地域:全国(スーパー・コンビニ等)
購入価格:288円(税込)
取得店舗:コンビニ(ローソン)

麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:460ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体スープ・かやく2袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦粉、植物油脂、植物性たん白、食塩、たん白加水分解物、大豆食物繊維、卵白粉)、スープ(植物油脂、チキンエキス、動物油脂、ホタテエキス、食塩、香味油、ポーク調味料、発酵調味料、たん白加水分解物、野菜調味料、ニボシペースト、しょうゆ、香辛料、コンブエキス、チキン調味料、香味調味料、酵母エキス)、かやく(焼豚、ねぎ、メンマ、ほうれん草)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、乳化剤、炭酸カルシウム、かんすい、増粘多糖類、香料、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、カロチノイド色素、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ごまを含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ごま

実食開始

1食(111g)当たり

カロリー:387kcal
たん白質:10.1g
脂  質:15.5g
炭水化物:51.7g
食塩相当量:7.7g
(めん・かやく:2.0g)
(スープ:5.7g)
カルシウム:225mg

※参考値(調理直後に分別した値)
エネルギー:387kcal(めん・かやく:249kcal)(スープ:138kcal)

埼玉・新座の人気店「ラーメンぜんや」の看板メニューを再現!
クセになるスープに厚めの焼豚ともっちりとしためんでお店らしさ満点!

(エースコック「商品情報」より引用)

めん

生地にたっぷり水を抱かせた多加水めんです。プリッとした歯切れの良さともっちりとした食感を併せ持つ生めんのような品質に仕上げました。

(エースコック「商品情報」より引用)

本格的な多加水ノンフライめん!

プリッとした歯切れの良さ」とメーカーのニュースリリースには記載されていますが、まったく歯切れはよろしくありません。しかし、それはプラスに作用しています。エースコックが長年にわたって研ぎ続けてきた伝家の宝刀「ノンフライ多加水めん」が、ここぞとばかりに面目躍如。体感的な加水率は50%を軽く超える勢いで、むっちりと歯を包み込んで受け止めます。熟成を進めてグルテンの形成を促進させたような粘り気のある弾力はエースコックの多加水めんらしく、やや麺の重量は65gと少なめですが、実際それ以上の食べ応えがえられました。

つるみのある表面と丸刃でカットされた形状から口当たりがよく、ランダムで緩やかな手揉み風の縮れがスープを掴みます。しかしながらスープを拾い過ぎることなく、また孤立感も覚えさせません。カップ麺としては極太麺ですが、今回のスープは予想通り力強かったので、適切なバランスに思えました。小麦の風味も芳醇で、質感も実にナチュラルで持久力もある、お店のラーメンと比較して再現度は評価できませんが、かなりレベルの高い多加水ノンフライ麺です。

スープ

鶏と豚や野菜の旨みを加えた、シンプルながらもクセになる塩スープです。ホタテや昆布の風味豊かな旨みにジンジャー等の香辛料をバランスよく利かせることで、ぜんやこだわりの味を再現しました。

(エースコック「商品情報」より引用)

ホタテだしキました!

今回はカメリアラードのアピールがなく、含有量も動物油脂より植物油脂のほうが多いのですが、スープのカロリーは138Kcal、ノンフライ麺を採用している製品なのに脂質は15.5gと高く、スープの表面には油膜が張っています。しかし、油脂の厚みを演出しつつ、あえて動物油脂の含有量を抑えたのでしょう。と言うのも、かなりホタテが強いんです。それも過去の「ぜんや」と比較しても類を見ないほど、もはやホタテ特化型のスープと賞賛しても過言でありません。

スープの食塩相当量は多く、5.7gという数値が表しているように体感的な塩カドも強めに感じるのですが、ホタテを中心とした旨味の濃度が高いため、塩気に関しては熱湯の量で好みに合わせて調節可能です。ホタテの濃度に関しては原材料名の並びが表しているように、食塩よりもホタテエキスのほうが多く使用されているんですよね。2017年も魚介エキスの含有量が上回っていましたが、2018年は特にホタテの旨味に特化しています。

鶏と豚の出汁によって動物系の旨味も意識されているのですが、あくまで立ち位置としてはホタテの脇を固めることに徹しており、ほんのり仕込まれた煮干と昆布がホタテの旨味をサポート。全体の味を引き立たせる香味野菜の旨味、それとは違う丸みを帯びた野菜の旨味、ホタテを中心とした複合的で多重層に混在する旨味を塩気がキュッと引き締め、それが尖りすぎないよう油脂が包み込む、これまでのネガティブな(主に塩気ばかりが目立つような)印象は一瞬にして覆されました。

かやく

食べごたえたっぷりの焼豚、程良く味付けしたメンマ、彩りの良いねぎ、ほうれん草を加え仕上げました。

(エースコック「商品情報」より引用)

かなり焼豚がジューシー!

この焼豚(チャーシュー)、口の中で溶けます。たまたま個体差で脂身が多かったのかもしれませんが、口に入れた瞬間じゅわぁ〜‥っと脂身の旨味が広がって、思わず顔が綻びました。サイズ的な厚みこそ日清食品のラ王などに入っている厚切焼豚に叶いませんが、最近の日清食品が製造している厚切焼豚は赤身が多いので、脂身のジューシーさについてはエースコックの勝利。

やたらネギは多く(めっちゃシャキシャキです)、ほうれん草は少なめ。メンマも多いとは言えませんが、サイズのわりに歯応えは強く、箸休めに効果的でした。とにかくジューシーな焼豚の満足度が高く、PREMIUMの名に相応しかったです。ほうれん草は少なめでしたが、「ぜんやラーメン」の再現カップ麺では欠かせない具材ですし、意識的に拾って食べると特有の風味が全体の複雑味に寄与していました。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(6)
(標準は★3です)

値段を見て思い留まりましたが、もしスーパーなんかで250円以下だったら★7でも差し支えないかもしれません。というか、主観的な満足度は★7です。これまで塩気ばかりが目立っていた「ぜんやラーメン」のカップ麺でしたが、2018年のプレミアムで大幅に印象が覆されました。

文句の付け所が見当たらない多加水ノンフライ麺にジューシーな厚切焼豚、そしてホタテ特化型スープの完成度が凄まじく、これだったらコンビニで買っても惜しくない、そう素直に思えた良品です。しかしながら塩気の強さは一級品なので、普段から熱湯を少なめに注いでいる方は塩気が先行してしまうかもしれません。濃い分には後から薄めて調整できますが、極太ノンフライ麺の戻りムラを生じさせないためにも、とりあえず今回は内側の線を守るのが安全かと思います。

2018年8月発売品のタテ型と違ってカメリアラードは意識されていませんでしたが(とはいえタテ型でもカメリアラードは目立っていなかったんですけど)、タイトルの「ホタテだし」は明白で、やっとカップ麺でも「ぜんやラーメン」の本領が発揮されたのではないかと思えたプレミアムの名に相応しい秀作でした。

  1. 今回は塩気にやられなかったんだ٩( ᐛ )و この麺は美味しそうねぇ・・やっぱり麺は歯切れよりも粘り強いほうが魅力的(*´罒`*)ニヒヒ ホタテ特化のスープをからめつつ食べよう♪買ってみま〜す♪

    • Re:ビー玉

      今年も塩気は強かったけど、びっくりするくらい好印象だった^^

      でも熱湯は多めで! たぶんビー玉の舌だと間違いなく塩気にヤられるので;

      麺もスゴかったねぇ‥前回記事の麺屋一燈コラボより高いけど、個人的に総合力は「ぜんや」が勝ると感じた。

  2. ホタテやしな、旨いだろうな…。( ̄¬ ̄*)じゅる

    • Re:風の兄弟

      ホタテやでぇ‥おいしいでぇ‥だけど熱湯の量に注意! けっこう塩気が押してくるので^^;

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