期間限定【裏メニュー】裏QTTA(クッタ)第2章「こんがりしょうゆ味」「チリペッパーシーフード味」新発売!!

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東洋水産

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年5月10日(月)新発売、東洋水産(マルちゃん)のカップ麺「MARUCHAN QTTA(クッタ)裏 こんがりしょうゆ味」及び「同 チリペッパーシーフード味」の実食レビューです。

QTTAの「裏メニュー」が復活!? いつもと違う “焦がし風味” の「コクしょうゆ味」と “辛コク” な「シーフード味」を展開!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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QTTA “裏メニュー” 第2章

MARUCHAN QTTA(マルちゃん クッタ)とは、東洋水産を代表する「たて型カップ麺」のブランドで、しっかりとした食べごたえがあり、食べた人に「はぁ~、くった~」と “ホッと一息ついて前向きな気持ちになってもらいたい” をコンセプトに発足。初代御三家「SHO-YUラーメン」「SEAFOODラーメン」「TONKOTSUラーメン」が発売されたのは、2017年(平成29年)3月27日と4年以上前の話。

日清食品が1971年(昭和46年)9月18日に発売した世界初のカップ麺「カップヌードル」及びサンヨー食品(サッポロ一番)が1975年(昭和50年)1月18日に発売した「カップスター」に対抗すべく、鳴り物入りで市場に投下された東洋水産の「QTTA」は、主なターゲット層を若者に定め、カップヌードルやカップスターよりも “食べ応え” に重きを置き、トップに君臨する既存のブランドと明確な差別化を図ることに成功しました。

今回の新商品「MARUCHAN QTTA裏 こんがりしょうゆ味」及び「同 チリペッパーシーフード味」は、現在も定番商品として販売されている初代御三家の後身「コクしょうゆ味(SHO-YUラーメン)」と「シーフード味(SEAFOODラーメン)」をベースにした変わり種で、2020年3月23日に発売された「MARUCHAN QTTA SHO-YUラーメン裏 焦がししょうゆ味」の流れを汲む “裏メニュー” シリーズ第2章。

2020年3月発売の「MARUCHAN QTTA SHO-YUラーメン裏 焦がししょうゆ味」は、QTTAの発売3周年を記念して開発された期間限定フレーバーで、肉具材を2倍に増量した「SHO-YUラーメン 肉増量」も同時に展開。続けて同年5月18日、かに風かまぼこを2倍に増量した期間限定の「SEAFOODラーメン カニカマ増量」と裏メニュー「シーフードクリーム味」を発売し、これまでにない新たな路線でラインナップを強化。

裏QTTAはパッケージのブランドロゴを反転

さらに2020年は7月6日に既存の「TONKOTSU」と「CURRY」を “夏のQTTA” にアレンジした「MARUCHAN QTTA裏 チリペッパーとんこつ味」及び「同 チリペッパーカレー味」を同時に発売し、当時の定番フレーバー4品(SHO-YU、SEAFOOD、TONKOTSU、CURRY)すべての裏メニュー化を済ませ、その第1章を完結したのですが‥‥

2020年9月14日、従来の「SHO-YUラーメン」を現在の「コクしょうゆ味」に、同じく「SEAFOODラーメン」を「シーフード味」にリニューアルしたタイミングで、初代御三家の一角「TONKOTSUラーメン」と2018年3月26日にレギュラー入りした「CURRYラーメン」は販売を終了。代わりに「トマトクリーム味」と「サワークリームオニオン味」が秋冬限定フレーバーとして復活し、ラインナップの顔触れが大きく変わりました。

それまで通年商品はローマ字でフレーバー名を記載、期間限定商品はカタカナ・ひらがなでフレーバー名を記載していたので、このブログでも定番か限定かの指標にしていた方程式が崩れてしまったのですが、それはさておき2021年5月現在の定番商品は「コクしょうゆ味」「シーフード味」「コク味噌味」「EXTRA HOT味」の合計4種類。まだ後者2品は裏メニュー化されていませんが、前者2品の裏メニュー化は2回目の試みです。

それぞれの容器側面には小さく概要を記載

「QTTA裏 こんがりしょうゆ味」は、2020年3月発売の「焦がししょうゆ味」と同じようなテーマなので、イメージとしては二番煎じ。対する「QTTA裏 チリペッパーシーフード味」は、2020年5月発売の「シーフードクリーム味」と比較して対極のフレーバーなので、こちらについては新鮮味が得られそうな予感——。と、あいかわらず前置きが長くなりましたが、せっかくなので通常版との違いに注目しながらレビューします。

開封

QTTA コクしょうゆ味 / QTTA裏 こんがりしょうゆ味

さて、まずは既存の「QTTA コクしょうゆ味」と「QTTA裏 こんがりしょうゆ味」の開封直後を比較してみたところ、後者の粉末スープは圧倒的に焦がし系の芳ばしさが強く、この時点でオリジナルと明確に差別化。具材のエビ、スクランブルエッグ、ねぎは共通と思われますが、裏メニューサイドに大きめの豚肉ダイスは入っておらず、代わりに小さな味付鶏挽肉と玉ねぎを加えているのも大きな違い。

QTTA シーフード味 / QTTA裏 チリペッパーシーフード味

続けて既存の「QTTA シーフード味」と「QTTA裏 チリペッパーシーフード味」の開封直後、オリジナルに入っている貝柱風かまぼこ(旧「俺の塩」にも入っていた魚肉練り製品)がカットされているのは寂しいポイントになりますが、一見して明白に裏メニューの粉末スープは色が赤く、日清食品の夏季限定フレーバー「カップヌードル レッドシーフードヌードル」をライバル視しているようなイメージ。

どちらもメーカー希望小売価格は193円(税別)ということで、既存の「QTTA」シリーズと同じ値段。筆者が立ち寄ったコンビニでは取り扱いがなく、スーパーにも売ってない状況だったので、イトーヨーカドーのネット通販サイトを利用したのですが、販売ルートはCVS(コンビニエンスストア)や量販店、一般小売店など、販路を問わない全チャネル商品です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:MARUCHAN QTTA裏 こんがりしょうゆ味 / チリペッパーシーフード味
販売者:東洋水産株式会社
製造所:関西工場(兵庫県神戸市西区見津が丘6-8)
内容量:81g(めん66g)/ 80g(めん66g)
商品コード:4901990368674 / 4901990368698(JAN)
発売日:2021年05月10日(月)
実食日:2021年05月14日(金)
発売地域:全国(CVS・量販店・一般小売店 他)
取得店舗:ネット通販サイト(オムニ7)
商品購入価格:138円(税込)
希望小売価格:193円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:プラ(PP)
湯量目安:280ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:-(別添なし)

原材料名とアレルギー表示

【MARUCHAN QTTA裏 こんがりしょうゆ味】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、精製ラード、でん粉、食塩、植物性たん白、砂糖、しょうゆ、チキンエキス、卵白)、添付調味料(ポークエキス、しょうゆ、でん粉、砂糖、香辛料、酵母エキス、発酵調味料、たん白加水分解物)、かやく(えび、味付鶏挽肉、卵、たまねぎ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、pH調整剤、香料、パプリカ色素、カロチン色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【MARUCHAN QTTA裏 チリペッパーシーフード味】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、精製ラード、でん粉、食塩、植物性たん白、砂糖、しょうゆ、チキンエキス、卵白)、添付調味料(粉末野菜、ポークエキス、魚介エキス、乳等を主要原料とする食品、砂糖、香辛料、たん白加水分解物、チキンエキス、魚醤(魚介類))、かやく(キャベツ、いか、かに風かまぼこ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、パプリカ色素、香料、香辛料抽出物、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・かに・小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・魚醤(魚介類)を含む)

実食開始

【MARUCHAN QTTA裏 こんがりしょうゆ味】栄養成分表示[1食(81g)あたり]カロリー 360kcal(めん・かやく 304kcal / スープ 56kcal)、たんぱく質 9.5g、脂質 14.5g、炭水化物 47.9g、食塩相当量 3.9g(めん・かやく 1.8g / スープ 2.1g)、ビタミンB1 0.33mg、ビタミンB2 0.39mg、カルシウム 146mg

まずは裏QTTA「こんがりしょうゆ味」の調理後、カロリーはオリジナルの「コクしょうゆ味」(345kcal)と比較して15kcal高い “360kcal” となっており、前述の豚肉ミンチは入っていませんが、強めの焦がし風味で食欲を刺激。おそらく香料も手伝っての効果なのだろうとは思いますが、芳ばしさのベクトルは黒マー油に通じるところがあり、同時に炭火で肉を焼いているかのような臨場感で個性を表現。

【MARUCHAN QTTA裏 チリペッパーシーフード味】栄養成分表示[1食(80g)あたり]カロリー 351kcal(めん・かやく 290kcal / スープ 61kcal)、たんぱく質 8.1g、脂質 13.6g、炭水化物 49.0g、食塩相当量 3.7g(めん・かやく 1.3g / スープ 2.4g)、ビタミンB1 0.29mg、ビタミンB2 0.36mg、カルシウム 168mg

次に裏QTTA「チリペッパーシーフード味」の調理後、カロリーはオリジナルの「シーフード味」(343kcal)と比較して8kcal高い “351kcal” となっており、貝柱風かまぼこは入っていませんが、大きめのカニ風かまぼこ(現「俺の塩」にも入っている魚肉練り製品)と本物のイカが嬉しいラインナップ。どちらも具材のコストカットが否めないところではあるものの、そこで全体のコストバランスを整えているようなイメージでしょうか。

ちなみに「QTTA裏 チリペッパーシーフード味」のパッケージには “辛口” とあり、唐辛子のイラストは前回の「MARUCHAN QTTA裏 チリペッパーとんこつ味」及び「チリペッパーカレー味」と同じ3本だったので、実際の辛さレベルにも注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

MARUCHAN QTTA裏 こんがりしょうゆ味

おそらく定番の “表QTTA” と同じ麺

QTTAに搭載されている油揚げ麺は、ラードを使用した揚げ油で芳ばしい風味を付けているのが特徴で、2018年3月26日のリニューアル以降、定番商品の麺量を60gから66gに増やし、2020年9月14日のリニューアルからパッケージで “しっかり麺” をアピール。裏メニューの「こんがりしょうゆ味」に使われている麺は、おそらく通常の「コクしょうゆ味」と共通で、東洋水産の独自技術「つやもち製法」による食べ応えが魅力。

MARUCHAN QTTA裏 チリペッパーシーフード味

もう片方の裏メニュー「チリペッパーシーフード味」に使われている麺も通常の「シーフード味」と同じ「つやもち製法」の油揚げ麺で、弾力や風味などの体感的な要素はもちろん、原材料名の構成もオリジナルと完全に一致。そもそもニュースリリース(東洋水産の公式ウェブサイト)に記載されている商品特徴の文面も共通なので、まったく同じ麺を使っているのかもしれません。

通年販売のレギュラー商品と比較して、変わり種は麺量が減らされることも珍しくないのですが、期間限定の「コクしょうゆ味」及び「チリペッパーシーフード味」ともに既存の通年商品と同じ麺量(66g)をキープ。それぞれ精製ラードの芳ばしい風味と期間限定スープの相性は申し分なく、カップヌードル(日清食品)やカップスター(サンヨー食品)よりも耐久性のある弾力が相俟って、しっかりとした食べ応えが得られました。

スープ

MARUCHAN QTTA裏 こんがりしょうゆ味

完成度の高さは「こんがりしょうゆ味」に軍配

「こんがりしょうゆ味」の粉末スープは、そのタイトルに相応しい芳ばしさを打ち出している、かなり焦がしの風味が強めのテイスト。それもローストしょうゆ(焦がし醤油)系の芳ばしさとは違う、焦がしニンニク油や炭火焼きの肉を彷彿とさせるベクトルなので、スープを含んだ後に残る余韻は “焼肉の後味” に近い芳ばしさ。

またオリジナルの「コクしょうゆ味」はチキンをベースにポークを重ねているのに対し、裏メニューの「こんがりしょうゆ味」は “ポークエキスを軸にしている” のもポイントで、よりパワフルな印象を植え付けます。かなり焦がしの風味が強いので、そこが人を選ぶ要因にもなりますが、ここまで振り切ってくれていたのは嬉しい誤算。

MARUCHAN QTTA裏 チリペッパーシーフード味

片や「チリペッパーシーフード味」に使われている粉末スープの原材料は、オリジナルの「シーフード味」に忠実で、ホタテやアサリの旨味にクリーミーなテイストなど、本家の魅力を大切にしながらシンプルにチリペッパー(唐辛子)の辛味を効かせているようなフレームワーク。そのため想像を超える驚きこそなかったものの、辛い食べ物が苦手な方は注意したほうがいいくらい、けっこう硬派に辛かったのが好印象。

とはいえ激辛もとい大辛クラスの辛さではないのですが、チリペッパーの量は多く、それもパウダー状に粉砕してあったので、ひとくち目から唐辛子の辛さと芳ばしい風味が口いっぱいに広がります。スープ単体で評価した場合、辛いシーフード系の金字塔「カップヌードル レッドシーフードヌードル」に負けますが、裏メニューとして本家との違いは充分に打ち出せていたので、コンセプトは体現できていました。

具材

MARUCHAN QTTA裏 こんがりしょうゆ味

背景にコスト調整を感じるものの結果オーライ

やはり「こんがりしょうゆ味」のエビ、スクランブルエッグ、ネギはオリジナルの「コクしょうゆ味」と共通で、焦がし風味の強いスープに大きめの豚肉ミンチが入っていたら最強の組み合わせに思えたのですが、おそらくコスト的に難しかったのでしょう。しかし、小さな味付鶏挽肉は援護射撃的にスープの旨味を増幅させ、シャキシャキとした玉ねぎの食感とフレッシュな香味もアクセントに効果的。

MARUCHAN QTTA裏 チリペッパーシーフード味

「チリペッパーシーフード味」も貝柱風かまぼこのカットが寂しいところではあるものの、大きめのカニ風かまぼこが嬉しく、歯応えのあるイカの食感も食べ応えに寄与。そこそこキャベツの量も多かったのと、スーパーやドラッグストアなどであれば、通年商品と同じ値段(税込110円前後)で販売している店舗も多いと思うので、実売価格を思えば納得できる構成です。

総評

しょうゆ 5.0
シーフード 3.5

正直なところ「QTTA裏 チリペッパーシーフード味」は想像を超える味ではなかったので、よくも悪くも優等生に思えたのですが、それだけに裏切りのない仕上がり。片や「QTTA裏 こんがりしょうゆ味」は “想像以上に焦がしの風味が強かった” ので、こちらには驚かされました。どっちがオススメかと聞かれたら、このブログでは「こんがりしょうゆ味」をオススメします。

さて、次は新定番「コク味噌味」にチリペッパーの二番煎じで辛い路線を攻めてくるのか、それとも「EXTRA MILD味」的な裏メニューで意外性を狙ってくるか、まったく新しいフレーバーを導入してくるのか、次の展開も楽しみです【author・taka :a(大石敬之)】

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