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シリーズ史上初【ペヤング】最新作「ピリ辛高菜明太子味やきそば」幅広いシーンで人気の高い組み合わせ実現

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まるか食品

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、2021年4月5日(月)新発売、まるか食品のカップ麺「ペヤング ピリ辛高菜明太子味やきそば」の実食レビューです。

業界で初めて「明太子焼そば」をカップめん化したパイオニア「ペヤング」が “明太子×高菜” という幅広いシーンで人気の高い組み合わせを実現!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤング ピリ辛高菜明太子味やきそば

ペヤング(peyoung)とは、まるか食品株式会社の代名詞となっているロングセラーブランドで、いまでこそ一般的にカップやきそばのブランドとして認知されていますが、1973年(昭和48年)7月に発売されたカップラーメン「ペヤングヌードル」を皮切りに発足。若いカップルにも “2人で1つのものを仲良く食べてほしい” との願いを込めて、ペア(pair)とヤング(young)で「ペヤング」と名付けられました。

名前の由来はペア(pair)とヤング(young)の造語

その後、1975年(昭和50年)3月13日に発売された同社初のカップ焼きそば「ペヤング ソースやきそば」の登場以降、近年はキワモノ路線の奇抜な変わり種を意欲的にリリースしているため、すっかりネット上でも変態扱いされているのですが、業界初の四角い容器や液体ソース、麺とは別にパック包装された具材など、実は大手企業も当たり前のように採用しているカップ焼きそばのデファクトスタンダードを築いたパイオニア。

意外と知られていないようですが、いまでこそカップ焼きそばの定番フレーバーとして認知されている “明太子味” の焼きそばを業界で初めてリリースしたのも「ペヤング」で、それは2021年(令和3年)4月現在から遡ること約25年前の話。1996年(平成8年)4月、業界初の組み合わせとして登場した「ペヤング 明太子焼そば」は、パッケージに “生風味” とあり、新感覚の和風焼きそばとして注目されました。

続けて2002年(平成14年)4月1日に発売された「日清焼そばU.F.O. 明太子マヨネーズ」(日清食品)をはじめ、2009年(平成21年)5月18日発売「俺の塩 たらこ味」(東洋水産)に、2010年(平成23年)2月7日発売「JANJAN たらこ焼そば」(エースコック)ほか、2012年(平成24年)4月9日発売「一平ちゃん夜店の焼そば 明太子味」(明星食品)など、大手企業も明太子味・たらこ味のカップ焼きそばを続々とリリース。

実はペヤング史上 “最初の変わり種” だった「明太子」

その礎を築いたペヤング(まるか食品)ですが、1996年4月発売の「ペヤング 明太子焼そば」以降、しばらく明太子味・たらこ味の変わり種は鳴りを潜め、エースコックの「JANJAN」が動きを見せた2010年の8月に「ペヤング 明太子やきそば」を市場に投下。その後、2013年(平成25年)6月10日に「ペヤング たらこやきそば」を発売しているのですが、後者についてはタラコ感が頼りなさすぎて肩透かし。

けれども2018年(平成30年)11月26日にセブン&アイ・ホールディングス系列で先行販売(2019年1月14日に一般発売)された二代目「ペヤング たらこやきそば」は、まさに「たらこやきそば」の王道を地で行く味わいで、キワモノ路線を直走るペヤングとしては気を衒わない、きわめて平凡な仕上がりでありながら、文句の付け所が見当たらない完成度の高さを打ち出します。

数年前は肩透かしなタラコ感で迷走したペヤングですが、それはさておき「明太子やきそば(焼そば)」「たらこやきそば」ともに、あえて他の素材を加えてこなかったペヤング。けれども今回の新商品「ペヤング ピリ辛高菜明太子味やきそば」は、文字通り高菜をプラスした変わり種で、この組み合わせは意外にもペヤングやきそばシリーズ史上初の試み。

まるか食品の公式ウェブサイト > 商品一覧より

まるか食品は同社の公式ウェブサイトにて “高菜と明太子の旨味が効いたピリ辛な味わいが後を引く、上品な一品となっております。” と紹介しているのですが、TwitterをはじめとするSNSでは「絶品」「クソまずい」「ふつう」と様々な感想が飛び交っている現在。そもそも「ピリ辛」なのか(参考資料「ペヤング 辛口チゲ風やきそば」)そして「上品な-・」という部分が気になるため、そこに注目しながらレビューします。

開封

別添の小袋は3種類

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れの「ソース」と「きざみのり」で合計3袋。きざみのりのOEM感がスゴいw と、それはさておき具材としての高菜は乾燥かやくだったので、残念ながらレトルト調理品ではなかったのですが、かやくの小袋に入っている “明太子風カマボコ” が目を引く開封直後。

おそらく “いつもの” 油揚げ麺

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。ご存知「ペヤング」の麺といえば‥‥というイメージを裏切らない、安定したビジュアルと芳ばしい香りが特徴かつ普遍的な油揚げ麺を採用しています。ペヤングの焼きそば系における麺は、基本的に定番の「ソースやきそば」と変わらないので、今回も “いつもの油揚げ麺” という認識で問題なさそうな雰囲気。

ちなみに「ペヤング」を製造している工場は、まるか食品の本社工場(群馬県伊勢崎市戸谷塚町49-1)と赤堀工場(群馬県伊勢崎市下触1101-1)の二箇所あり、賞味期限の左下(3桁の数字右)に表示されているアルファベットがA〜Fなら本社工場で、G〜Jなら赤堀工場で製造したことを意味しています。ただ、ふつうに食べる分には気にしなくてもいい項目なので、必要なければ雑学として聞き流してください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング ピリ辛高菜明太子味やきそば
製造者:まるか食品株式会社
製造所:赤堀工場(群馬県伊勢崎市下触1101-1)
内容量:115g(めん90g)
商品コード:4902885006800(JAN)
発売日:2021年04月05日(月)
実食日:2021年04月11日(日)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:216円(税込)
希望小売価格:205円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(ソース・かやく・きざみのり)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(糖類、食塩、植物油脂、しょうゆ、たらこエキス、たらこ、デキストリン、香辛料、辛子明太子)、かやく(キャベツ、明太子風カマボコ、味付け高菜、のり)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、香料、増粘剤(グァーガム)、ベニコウジ色素、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、乳化剤、膨張剤、pH調整剤、ビタミンB₂、(一部に小麦・卵・大豆を含む)

実食開始

既視感のある明太子風カマボコのビジュアル

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、中には定番のキャベツ(多め)を筆頭に、おそらくペヤングやきそばシリーズ初となる明太子風カマボコが興味深く、味付け高菜がチラホラ。ときにカップ麺における「明太子風カマボコ」といえば、先にリリースされた「日清のどん兵衛 とろつゆ仕立ての明太風あんかけうどん」(明太風かまぼこ)や「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 たらこ味」(ほぼたらこ)を彷彿とさせる具材——。

けっこう明太子の香り強め

もしかして下請け業社が同じなのか‥‥? などと勘繰りつつ、それはさておき熱湯3分後、湯切りを済ませて「ソース」を馴染ませ、仕上げに「きざみのり」をかけたら出来上がり。上記の写真では刻み海苔に隠れていますが、それだけ惜しみなく海苔が入っているのは素直に嬉しく、多めのキャベツを筆頭に、あいかわらず具沢山。あと、けっこう明太子のニオイが強かったので、ちょっと注意したほうがいいかもしれません。

なおコンビニでは「ローソン」での取り扱いが多く、イトーヨーカドーのネット通販サイト「オムニ7」や「ヴィレヴァン(ヴィレッジヴァンガード)」での取り扱いも確認しているため、最寄りのスーパーに売ってない! という方は、販売店の参考にしてください。

それでは、引き続き明太子と高菜のバランスや辛さレベル、加えて “上品な-・” の指標や明太子風カマボコの仕上がりにも注目しつつ「めん」「ソース」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(115g)あたり
カロリー:560kcal
たん白質:8.3g
脂  質:32.9g
炭水化物:57.7g
食塩相当量:4.1g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

安定の汎用麺

5.0

たとえば通常の「ソースやきそば」を基準とし、非常識な辛さで鳴らす「獄激辛やきそば」やスイーツ系「アップルパイテイストやきそば」など、ソースの味付けを問わず「やきそば」に使われる油揚げ麺の仕様が変わることはありません。この件については以前、まるか食品に問い合わせてみたところ、製造日によるロット差はあっても “ソースに合わせて麺を使い分けることはない” との回答でした。

ソースを選ばない万能麺

たとえば春雨の「ピーヤング」や蕎麦粉不使用で話題になった「なんちゃって蕎麦風」など、なかには例外もありますが、本社工場・赤堀工場ともに油揚げ麺のレシピは共通で、あとは「ペヨちゃん(めん70g)」「ペヨング(めん80g)」「超中盛(めん160g)」「超大盛(めん180g)」「超超超大盛GIGAMAX(めん330g)」「超超超超超超大盛ペタマックス(めん660g)」とサイズ別に切り出しているだけの話。

今回の変わり種「ピリ辛高菜明太子味やきそば」も例に漏れず、ちょっと普段より細いような‥‥太いような‥‥という個体差は生じますが、基本的には通常の「ソースやきそば」に使われている油揚げ麺と同じ仕様。たとえば「日清焼そばU.F.O.」のように、ソースが洋風だとパスタっぽいとか、そういった変化は感じられないものの、基本的にソースを選ばない万能麺なので、今回の明太子味にも問題なくフィットしていました。

ソース

気を衒わない明太子味

5.0

かなり辛そうな見た目のソースですが、実際の辛さレベルは一般的に見ても “ピリ辛” の範疇を超えない程度だったので、おそらく辛い食べ物が苦手な方でも大丈夫。基本の味付けは塩味で、残念ながら魚醤の隠し味はなく、原材料に醤油を使用しているものの、ほとんど香り付けに過ぎません。

“あっさり or こってり” でいえば前者だったので、すこし食べ始めは物足りなさを感じたのですが、たらこエキス+たらこで「明太子味」の土台を構築し、それを後述の明太子風カマボコがブースト。いい意味でソースの押しが弱かったので、それだけに具材の味付け高菜が埋没することもなく、刻み海苔の風味も活き活きとし、ちょうど食べ終わる頃になってベストと思える絶妙な塩梅でした。

具材

明太子風カマボコも高菜も刻み海苔も効果的

5.0

キャベツは通常の「ソースやきそば」にも使われている汎用の具材だったので、正直これといって書くこともないのですが、他社のカップ焼きそばと比較して多めの量が好印象。そして、ペヤングやきそばシリーズ史上初と思われる明太子風カマボコは、それこそ日清食品や明星食品の具材に瓜二つ。

そこまで明太子の味が強いわけではないけれど、いわゆる明太子ふりかけ的な味付けで、しかしながら噛むと本物ライクな粒感が楽しめる、なかなかリアルで面白い具材。味付け高菜は細切れだったので、もうちょっと大きめにカットされていると嬉しかったのですが、強すぎず弱すぎない適切な自己主張で個性を表現。

間違いない組み合わせ

明太子クリームパスタしかり、明太子フランスしかり、この系統と刻み海苔の相性は申し分なく、今回の「ピリ辛高菜明太子味やきそば」も例に漏れません。たっぷりと入っているのも嬉しく、あえて気を衒わないソースの引き立て役に最適でした。この組み合わせを最初に考えた人、まじで天才だと思う。

総評

5.0

たとえばラーメン屋さんのサイドメニューをはじめ、スーパーマーケットの食品売り場やデパ地下など、普段から日常的に見かける「明太子」と「高菜」ですが、それを組み合わせてカップ焼きそばに落とし込んだ商品は珍しく、それでいて違和感のない丁寧な作り込みが見事。かたちとしては優等生でありながら、しっかり個性を表現している、いい商品だと感じました。

ペヤングにおける明太子味・たらこ味も安定してきた印象なので、2018年11月〜2019年1月に発売された「ペヤング たらこやきそば」の再販はもちろん、たとえば「明太じゃがバターやきそば」や「明太もちチーズやきそば」など、変わり種の開発にも期待しています(author・taka :a)

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