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ペヤング公認のニセモノ「ペヨング」コスパ重視の「豚骨やきそば」を発売してしまう → ふつうにウマいやんけw

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まるか食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年9月5日(月)新発売、まるか食品のカップ麺「ペヨング 豚骨やきそば」の実食レビューです。

「九州豚骨やきそば」の焼き直し!? メーカー公認の “ニセモノ” として話題になった「ペヨング」史上初の豚骨を展開!!

おいしい? まずい‥‥? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヨング 豚骨やきそば

ペヨング(peyong)とは、まるか食品を代表する「ペヤング(peyoung)」もとい “ペヤングの廉価版” で、2016年(平成28年)3月14日発売の「ペヨング ソースやきそば」を皮切りに発足。その当初からバッタもん感MAXのパッケージに身を包み、ペヤングよりも量や質を落としているため、同社の関係者も “まずい” と公言しているのですが、オープン価格で実現した費用対効果の高さが最大の魅力。

けっこう奇抜な色合いw

今回の新商品「ペヨング 豚骨やきそば」は、メーカー公認のニセモノとして話題になった「ペヨング ソースやきそば」の姉妹品で、これまでに様々な変わり種をリリースしてきましたが、とんこつ系のフレーバーはペヨング史上初の試み。かなり奇抜なカラーリングですけどw なんだか漠然と違和感を覚えない不思議。

オープン価格の「ペヨング」としては初の「豚骨やきそば」ですが、メーカー希望小売価格を設定している「ペヤング」の変わり種を例に挙げると、2018年3月18日発売の「豚骨醤油やきそば」に、2020年11月2日発売の「モノホントンコツMAXやきそば※1」など、過去に何度か「ペヨング 豚骨やきそば」のモデルになりそうな商品をリリースしているペヤング。

なかでも「モノホントンコツMAXやきそば」のソースは強烈で、スメハラレベルのオイニーを放っていたのですがw 直近だと2022年3月14日発売の「九州豚骨やきそば※2」が記憶に新しいところ。こちらにはペヤングやきそば史上初となる熱湯1分の細麺を使い、とんこつラーメンのスープを彷彿とさせるソースも味わい深く、かやくには高菜や紅生姜を使うなど、想像以上に本格的な仕上がりでした。

「ペヨング 豚骨やきそば」の原材料名

「ペヤング」のソースを「ペヨング」に使い回す‥‥というのは、まるか食品が頻繁に行なっている常套手段の一つ。ひとまず原材料名を確認してみたところ、前述の「豚骨醤油やきそば」「モノホントンコツMAXやきそば」「九州豚骨やきそば」いずれのソースにも当てはまらなかったので、どうやら新規に開発した様子。

あるいは「九州豚骨やきそば」のソースをベースに、そこからコストが高いパーツを抜き出しているパターンも想定できますが、どちらにしても近年のペヤングにおける豚骨やきそば系のソースは信頼度が高いので、ソースの豚骨感には期待したいところ。

ペヤングの豚骨といえば、2022年8月22日発売の「豚骨ヌードル※3」をレビューした際、尋常じゃない塩分濃度の高さに殺意を感じたところですが、念のため「ペヨング 豚骨やきそば」の食塩相当量を確認してみたところ、1食(100g)あたり2.2gと汁なしカップ麺における常識の範囲内。

「ペヨング 豚骨やきそば」の栄養成分表示

メーカー希望小売価格が設定されていないオープン価格の廉価版なので、それなりに期待値を調整しなければいけないポイントはあるけれど、もしも値段以上に骨太な味わいだった場合、思わぬ高評価を叩き出してくれるかもしれません。

※1 ペヤングやりすぎ【衝撃の豚骨臭】脱やきそば系「モノホントンコツMAX」が想像以上に臭かった件
※2 まるか食品史上初の熱湯1分ペヤング「九州豚骨やきそば」が想像していたよりも本格的だった件
※3 ペヤングの新作「豚骨ヌードル」を食べてみた結果【もはや暴力】非人道的な “しょっぱさ” に殺意を感じた件

開封

まるか食品にしては珍しいメタリックな小袋

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「ソース」の計2種で、いつもは基本的に中身が見える(やや不透明でも色くらいは確認できる)小袋にソースを充填しているのですが、珍しくソースの色さえも確認できない小袋が気になるところ。考えられる要因として、もっとも順当な結論は “いつもと違う下請けに添付調味料の製造を委託した” でしょうか。

見慣れた油揚げ麺

麺はラード入りの食用油で揚げたフライ麺で、ペヤングの「九州豚骨やきそば」には熱湯1分の細麺を使っていましたが、湯戻し時間は3分と標準的。調理前の麺重量もレギュラーサイズのペヤングやきそば(めん90g)対比10g少ないので、ペヨングの「ソースやきそば」と同じ仕様です。

前述のようにメーカー希望小売価格は設定されていないため、スーパーやドラッグストアでの販売価格は税込130円前後、場合によっては税込100円前後でも手に入る安売り用の廉価版。ちなみに「ペヨング 豚骨やきそば」の発売と同時に「ペヨング 塩やきそば」もリリースされているのですが、例の “新作が出ても売ってない問題” に直面し、残念ながら「塩やきそば」は手に入りませんでした。

(「ペヨング 豚骨やきそば」及び「同 塩やきそば」ともに販売店は限定されていませんが、どこに売ってる・売ってないの情報については地域差や店舗差を伴うため、詳細は最寄りのスーパーやドラッグストア、ディスカウントストアなどに問い合わせてください。ちなみにセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップでの取り扱いは確認できていませんが、コンビニだと「ローソン100」あるいは群馬県の「さくらみくら」が取扱店に含まれるようです)

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヨング 豚骨やきそば
製造者:まるか食品株式会社
製造所:赤堀工場(群馬県伊勢崎市下触1101-1)
内容量:100g(めん80g)
商品コード:4902885008545(JAN)
発売日:2022年09月05日(月)
実食日:2022年09月08日(木)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
商品購入価格:116円(税込)
希望小売価格:オープン価格
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(ソース・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(ポークエキス、ポークパウダー、動物油脂、植物油脂、香味油、しょうゆ、食塩、糖類、香辛料)、かやく(キャベツ)/ 調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、酒精、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、ビタミンB2、(一部に小麦・ごま・大豆・豚肉を含む)

実食開始

シンプル

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、高菜や紅生姜などは入っておらず、シンプルにキャベツだけ。量も「ペヤング」ほど多くはないけれど、廉価版の「ペヨング」では定番の構図です。つまり、例のペットフードみたいな筒状の味付け鶏ひき肉(味付け鶏ミンチ)は入っていないため、捉え方によってはポジティブかもしれません。

この画像だけ見ると何味か分からないですよねw

かやくを入れたら熱湯を注ぎ、フタをして待つこと3分。さすがに「モノホントンコツMAXやきそば」ほどではないにしろ、湯切り後にソースを混ぜ合わせる段階で漂ってくる、やや “くっちゃい系” の豚骨感は期待値を上げてくれる演出で、ファーストインプレッションは悪くありません。

ちなみに本体の調理方法やソースの小袋に、温めてください・温めないでくださいの指示は見当たらないのですが、動物油脂を含んでいるため、お湯を注いでから待っている間に温めるのがベストかもしれません。それでは、引き続きコストパフォーマンスの高さと実際の豚骨感に注目しつつ「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(100g)あたり
カロリー:496kcal
たん白質:8.8g
脂  質:27.9g
炭水化物:52.3g
食塩相当量:2.2g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

いつもの油揚げ麺です

5.0

「九州豚骨やきそば」に使われていた熱湯1分の細麺だったり、そば粉不使用の「蕎麦風めん」だったり、春雨の「ピーヤング」だったり、特殊な麺を使用した商品もありますが、ペヨングやきそばの油揚げ麺は “基本的にペヤングやきそばと同等の品質” で、違いは10gの差が設けられている内容量のみ。

ちょっと少ないだけ

それが180gに増えたら超大盛、330gに増えたらGIGAMAX、660gに増えたらペタマックスという単純な計算式の上で成り立っており、外装フィルムの賞味期限右側に「+H」と記載してあったら群馬県伊勢崎市戸谷塚町の本社工場で、同じ箇所に「+A」と記載してあったら群馬県伊勢崎市下触町の赤堀工場で製造したことを意味しているのですが、工場の違いによる差は微々たるもの。

いつもより幅が狭いとか、いつもより厚みがあるとか、そういった個体差が生じることはあるけれど、基本的に「ペヨング」の油揚げ麺は「ペヤング」よりも10g少ないだけ、というシンプルな認識で問題なし。ちなみに公式曰く “この麺を一番美味しく食べる方法は、鍋で2分半茹でる(かやくは1分半のタイミングで入れる)” とのことなので、安売り用の「ペヨング」で試してみるといいかもしれません。

ソース

「九州豚骨やきそば」の延長線上にある感じ

5.0

タイプとしては「モノホントンコツMAXやきそば」よりも「九州豚骨やきそば」にルーツを感じる味わいで、湯切りせずに調理したら、なんの違和感もなくラーメンになりそうな骨組み。ポークエキスは乳化感が強く、動物油脂(おそらくラード)を配合していますが、ごま油の風味も明確に漂うなど、袋麺に例えるならハウス食品の「うまかっちゃん」を彷彿とさせるテイスト。

「うまかっちゃん」っぽいと感じたのも「九州豚骨やきそば」を食べたときの印象に繋がりますし、そういえば「九州豚骨やきそば」のソースも “中身が見えない小袋に入っていたな” と。ラードの量やポークエキスの重厚感には違いを感じますが、おそらく「九州豚骨やきそば」の液体ソースが屋台骨で、オープン価格の味付けにしては上等も上等でした。

なお白ご飯と一緒に食べると余分がないくらい、やや塩気は強めに攻めてきますけど、前述した「豚骨ヌードル」ほど極端な塩気ではなかったです。

かやく

キャベツです

3.0

えっと‥‥それ以上でもそれ以下でもないのですがw ソースとの関係か甘みが強く、意識的に食べると箸休めに嬉しい存在。ペヤングのキャベツほど多くはないけれど、安売り用の廉価版なので、実際の販売価格を加味すると悪くありませんでした。

総評

4.0

最終的に抱いた印象は、ペヤングやきそば史上初となる熱湯1分で話題になった「九州豚骨やきそば」の廉価版で、それと比較した場合、どうしても物足りなさを感じますが、オープン価格の安売り用という「ペヨング」の立ち位置を忘れてはいけません。

スーパーやドラッグストアでの販売価格は130円前後、あるいは税込100円前後でも手に入るカップ焼きそばなので、総評は及第点に星ひとつプラスしました。これで麺が熱湯1分だったら‥‥などと思う節もありますけど、思っていた以上に叩くところがない、ペヨングらしくコストパフォーマンスに優れた一杯です【author・taka :a(大石敬之)】

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