「沖縄そばの名店 しむじょう三枚肉そば」本格派!!首里の名店 “ファミマ限定” カップ麺

スポンサーリンク
日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年7月30日(火)新発売のカップ麺、日清食品「沖縄そばの名店 しむじょう三枚肉そば」の実食レビューです。

歴史的な琉球家屋で人気を博す沖縄そばの行列店「しむじょう」の味をノンフライ麺と厚切焼豚で再現!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

しむじょう監修カップ麺 三枚肉そば

今回のカップ麺「沖縄そばの名店 しむじょう三枚肉そば」は、日清食品が製造するファミリーマート限定「本場の名店」シリーズの新商品で、沖縄・首里にある「しむじょう」という沖縄そば専門店の一番人気メニュー「三枚肉そば」を再現したもの。ファミマの “沖縄そば名店監修カップ麺” シリーズとしては、通算6店目となる数量限定商品です。

「しむじょう(下門)」とは、沖縄県那覇市首里末吉町の高台にある沖縄そばの名店で、開業は2005年。沖縄そば専門店にしては比較的に歴史の浅いお店ですが、それは “沖縄ソバ事業としての” 歴史。お店が営まれている赤瓦の古民家は築150年余、なんと国の登録有形文化財に指定されている伝統的な琉球家屋で、その風情に触れながら沖縄そばが食べられるステータスも人気の秘訣。



1954年(昭和29年)に家屋だけ建て直しているのですが、玄関口の石垣には「登録有形文化財 第47 – 0035~0040号 この建造物は貴重な国民的財産です 文化庁」という標識があり、丘の上に位置するため、テラスからの見晴らしも抜群。まるで昭和時代の沖縄にタイムスリップしたかのような感覚を楽しめることから、ある意味お店の存在自体が観光スポットと言っても過言ではありません。

店内は昭和29年の改装当時から変わらない空間で、緑の生い茂る庭には樹齢100年以上の椿。さらに昔ながらの石垣やヒンプン(屋敷の正面門と母屋の間に設けられる石垣で、目隠しと悪霊を防ぐ役割を兼ねている石壁)、現在は見ることができなくなったウヮフール(閑所を兼ねた豚の飼育小屋)など、古き良き “うちなー” の生活感や沖縄文化が今もなお息づいています。

しむじょう(下門)という名前の由来は、屋敷「新垣家住宅」の屋号に因んでいるのですが、もちろん有名なのは歴史的価値のある敷地内の有形文化財だけではありません。カップ麺として再現された一番人気の「三枚肉そば」は、3日かけて徹底的に脂を取り除いた透明感のある県産豚の出汁(だし)に濃いめのカツオ出汁をブレンド。

麺は細くてハリのある「亀濱製麺所」の麺を使用し、紅生姜ではなく自家製の千切り生姜が提供されるのも特徴的な点。ちなみに「三枚肉」というのは3枚の肉がトッピングされているのではなく、皮・赤身・脂身が3層になっていることから “三枚肉” と呼ばれるようになった豚ばら肉のこと。お店ほどの厚みではありませんが、カップ麺のパッケージにも存在感のある豚肉が映っています。



ファミマの沖縄そば名店監修カップ麺は、初代沖縄そば王に選出された「いしぐふー」のカップ琉球そば(発売日:2012年5月1日・2013年4月30日)に始まり、第1号の担当は日清食品。2店目は2015年1月27日に発売された東洋水産の「きしもと食堂」で、2016年7月12日と2019年2月19日にも発売されたサンヨー食品の「楚辺(そべ)」が3店目。

そして2018年7月10日に発売された4店目の「首里そば」もサンヨー食品が担当していたのですが、カップ沖縄そばに強い明星食品は歴代のコラボ商品に参加していません。ちなみに「いしぐふー」「楚辺」「首里そば」は縦型ビッグ、「きしもと食堂」は大盛バケツ型、いずれも油揚げ麺での再現だったので、このシリーズでは初となる大判どんぶり型かつノンフライ麺の本気モードです。

開封

別添の小袋は「液体スープ」「焼豚」「かやく」の3袋、パッケージのイメージ写真では楕円形の豚肉に見えるので、今回だけの特別なチャーシューかと思っていたのですが、同社の「ラ王」や「行列のできる店のラーメン」シリーズに入っているタイプの厚切焼豚です。ただ、液体スープ・かやくの小袋は「しむじょう監修」の特別なデザインですね。



それから開封して意外だったのが麺の色——通常、本物の沖縄そばもカップ麺の沖縄そばも麺の色は白っぽい見た目で、カップ麺の場合「うどん」と区別がつきにくいこともあるのですが、どちらかというと今回はラーメンっぽい見た目の黄色いノンフライ麺が採用されています。たしかに沖縄そばとしては幅の細い麺ですけど、それっぽい独特の雰囲気は再現できているのでしょうか。

ちなみにファミリーマートの公式ウェブサイト内にある、商品情報の販売地域に「沖縄」は含まれていませんが、2019年7月9日より沖縄先行で販売されていたらしく、あわせて同店監修の「しむじょうジューシーおむすび」(税込108円)もセットでリリース(※残念ながら「しむじょうジューシーおむすび」は沖縄ファミリーマート限定商品なので、それ以外の地域では手に入りません)。

カップ麺の生産数は40万食で無くなり次第終了の完全数量限定、おむすびは2019年8月5日までの期間限定商品で、ファミリーマートの公式ウェブサイトに掲載されているイカップ麺のメージ写真は熱湯4分・お湯の目安量470mlとなっているのに対し、実際の商品は熱湯5分・お湯の目安量440mlに変更されていました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:沖縄そばの名店 しむじょう三枚肉そば
製造者:日清食品株式会社
製造所:関東工場(A)
内容量:98g(めん70g)
商品コード:4902105260371(JANコード)

発売日:2019年07月30日(火)
実食日:2019年07月30日(火)
発売地域:全国(ファミリーマート限定)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:278円(税込)
ファミリーマート標準価格:258円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用)
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体スープ・焼豚・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、大豆食物繊維、植物性たん白、チキンエキス)、スープ(しょうゆ、糖類、ポーク調味料、食塩、かつおぶし粉末、かつおぶしエキス、ポークエキス、チキン調味料、酵母エキス、昆布エキス)、かやく(チャーシュー、ねぎ、かまぼこ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、かんすい、炭酸Ca、カラメル色素、酒精、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、マリーゴールド色素、増粘剤(キサンタンガム)、ビタミンB2、クチナシ色素、ビタミンB1、香辛料抽出物、ベニコウジ色素、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

先入れの小袋は「焼豚」と「かやく」の2袋で、巨大焼豚の側面に “ちゃんと焼き目がついている” のも特徴的なポイントになります。お店の三枚肉は開店当初から継ぎ足しているタレが染み込んだ「煮豚」なので、厳密いえば焼豚(チャーシュー)とはベクトルが異なる肉具材になるのですが、やはりカップ麺の乾燥具材としては有無を言わせない存在感ですね。



あとは熱湯を注いで5分待機、待っている間に液体スープの小袋をフタの上で温めます。その後、軽く麺をほぐしてから液体スープを入れる際、ちょっと麺のほぐれにくさが気になったりもしたのですが、調理直後のシンプルで無駄のない構図には風格を覚えました。

それでは、コンビニ限定かつ税込278円という実売価格も踏まえつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します(※熱湯よりも先に液体スープを入れてしまうと麺が適切に戻らないので、かならず後入れしてください)。

栄養成分表示:1食(98g)当たり

カロリー:319kcal(熱量 / エネルギー)
たん白質:10.2g
脂  質:4.8g
炭水化物:58.8g
食塩相当量:5.7g
(めん・かやく:1.7g)
   (スープ:4.0g)
ビタミンB1:0.27mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:152mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:319kcal(めん・かやく:289kcal)(スープ:30kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

戻りムラが気になるけど一線を画す麺
5

沖縄そばの麺は地方性があり、大きく分けると沖縄本島南部系、本島北部系、宮古島系、八重山群島系などに分類され、「しむじょう」(亀濱製麺所)の麺は「宮古島系」に属しています。その特徴は他の沖縄そば・島そばと比較して細く、縮れの少ないストレート状の平打ち麺で、沖縄そば特有のゴワつきが控えめなのもポイント。

亀濱製麺所は大里村の「玉家」や具志川市の「麺そーれ」など、名立たる名店の信頼を得ているメーカーで、今回のノンフライ麺は形状の再現度が高く、カップ沖縄そばに有り勝ちなゴワゴワとした歯ざわりも気になりません。もうちょっと加水率を抑えたほうが近いようにも感じたのですが、それよりも部分的に癒着したままの箇所が多く、戻りムラが多発していたので、そっちが問題。



それも1本の麺を持ち上げたら7本の麺が釣れるような箇所もあったので、まさに「行列のできる店のラーメン」改悪後のノンフライ麺と同じ不満を覚えたのですが、ふわっと香る小麦の風味に上品な口当たりやコシの強さなど、他のカップ沖縄そばとは違う個性は大きな魅力。それに麺の量も70gと軽く大盛りですし、食感の持久力も高かったので、1分くらい長めに待つのが美味しく食べるコツになります。

スープ

こっくり甘い鰹が強めの和風だし
5

煮干しや椎茸、鯖(さば)などの出汁は使用せず、鰹の膨よかで丸みを帯びた旨味を軸に据え、昆布で旨味を補強しています。ただ、かなり甘みが強いことに加えて醤油は濃口、ざっくり例えると鰹出汁の効いた関西風の甘い “肉うどんのつゆ” にちかい味わいなので、あまり沖縄そばらしくありません。

お店と同じように脂っ気は控えめで、清湯(ちんたん)系の豚骨スープ(白濁させないように低火力で煮込んだ濁りのない豚骨出汁)も再現されているのですが、お店のデフォと比較して醤油のコクと糖類による甘みが強めに効かせてあります。ただ、ここで意識したいのが今回のテーマで、開発背景は三枚肉をトッピングした「三枚肉そば」を再現したカップ麺であること。

お店の三枚肉は醤油と砂糖などで甘辛く煮込んであるので、その旨味が “スープに溶け出た後の味わいを再現したもの” と思えば合点がいきます。それにしても思い切って効かせてきたなぁ‥と思うくらい極端に仕上がっているのですが、動物系の旨味は上品かつ丁寧に染み渡るタイプで臭みはなく、砂糖の効いたチャーシューダレを鰹出汁で割ったような味といえば想像しやすいでしょうか。これ、ちょっとクセになりますね。

具材

圧倒的な存在感
5

かまぼこは「日清のどん兵衛」などに使われている汎用の薄っぺらいもので、まったくネギも珍しいタイプではありませんが、あいかわらず厚切焼豚のクオリティは申し分なく、税込278円という値段にも素直に頷ける食べ応え。おそらく焼豚は「行列」シリーズと同じもので、今回は脂身率の高いジューシーな個体が入っていました。

以前、明星食品がレトルト軟骨ソーキを別添したノンフライカップ麺「沖縄風ソーキそば」(2016年8月8日発売)をリリースしたことがあって、さすがにレトルト調理品や実店舗の三枚肉には敵いませんが、この焼豚は数あるカップラーメンの中でも最高峰に位置する乾燥肉。じゅわっとジューシーな質感に赤身・脂身の旨味も文句なしの「焼豚」なので、お店の三枚肉(煮豚)とは異なりますけど、現状この具材であれば上出来です。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

やや麺の戻りムラが気になりましたが、ノンフライ麺のカップ沖縄そばというジャンルは珍しく、ファミリーマートの沖縄そば名店監修カップ麺としては初の製品スタイルということもあり、「しむじょう」と日清食品のこだわりを感じました。しかし、いわゆる「沖縄そば」をイメージしてい場合は麺やスープの方向性にギャップを覚えるおそれがあるので、事前にイメージを整えてみてください。

いくら厚切りとはいえ既存の焼豚1枚では再現することが難しい三枚肉の旨味——その旨味が “一体になった後のスープを表現したもの” と思えば納得できるはず。甘い和風つゆが苦手な方にはオススメできませんし、コスパ重視の商品でもないけれど、じんわり染み込んでくる優しいテイストには理屈抜きで楽しめる魅力があって、値段相応の価値ある一杯だと感じました。

タイトルとURLをコピーしました