アサヒ「おどろき麺0」初のショートパスタ風!?ミネストローネ風とカルボナーラ風を実食!

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アサヒグループ食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年10月7日(月)新発売の糖質ゼロ麺、アサヒグループ食品「おどろき麺0(ゼロ)完熟トマトのミネストローネ風」と「おどろき麺0(ゼロ)濃厚チーズのカルボナーラ風」の実食レビューです。

ダイエット中にも食べられる「おどろき麺ゼロ」にシリーズ初の “ショートパスタ風” カップスープが登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、糖質オフ系カップ麺(カップスープ)としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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おどろき麺0 ミネストローネ・カルボナーラ

おどろき麺0(ゼロ)とは、アサヒグループ食品株式会社(Asahi)が販売している “寒天麺” 入りの低糖質スープシリーズで、寒天とコンニャクで作った糖質ゼロの麺が最大の特徴となっています。さらに今回の2品「完熟トマトのミネストローネ風」及び「濃厚チーズのカルボナーラ風」は、どちらもシリーズ初となる “ショートパスタ風” の寒天麺を導入した新作で、これまでの汎用麺ではありません。

撮影協力:ローソン

新開発のショートパスタ風寒天麺は、それぞれスプーンで食べやすいよう一口サイズにカットされているらしく、さらにスープが絡みやすいようにスリットを入れ、異なる食感も楽しめるように工夫しているとのこと。発売日は昨年10月となっているのですが、2020年1月現在もコンビニを中心に販売が続いています。

「完熟トマトのミネストローネ風」は、トマトの旨みが強いイタリア産の完熟トマトを使用したミネストローネ風味のスープが特徴となっているらしく、トマトの旨みを引き立てるために魚醤パウダーを加えているとのこと。1食当たりの糖質量は7.0g(麺0g / 具材・粉末スープ7.0g)、カロリーは49kcalということで、ダイエット中でも怖くない値。

「濃厚チーズのカルボナーラ風」は、○○産のチーズを使用! みたいなアピールこそないものの、クリーミーな味わいを引き立てるクリームパウダーとベーコンの旨みを引き立てるポークエキスパウダーを使用することで、カルボナーラを彷彿とさせるコクと濃厚感を引き出しているそうです。ポークエキスパウダー‥‥いや、なんというかラーメンなら定番のエキスなんですけど、題材がパスタだと斬新な響き。

驚きの低糖質

「濃厚チーズのカルボナーラ風」も1食当たりの糖質量は4.9g(麺0g / 具材・粉末スープ4.9g)、カロリーは50kcalと罪悪感のない数値を叩き出しているのですが、濃厚=糖質も高そう‥‥というイメージとは裏腹に、カルボナーラ風のほうが糖質の含有量は低めの値。原材料名に「乾燥ベーコン加工品」の表示があるので、それっぽい具材も入っているようです。

おいしく楽しく適正糖質

そして、両商品ともパッケージに「ロカボ」マーク(一般社団法人「食・楽・健康協会」の登録商標)を使用することで安心感を演出。「食・楽・健康協会」とは、北里研究所病院糖尿病センター長・山田悟医師が理事長を務めている団体で、そちらの公式ウェブサイトでも今回の「おどろき麺0 ミネストローネ風」及び「カルボナーラ風」が2品とも紹介されていました。

「ロカボ」とは、RIZAPライザップをはじめとする極端な糖質制限を含んだ概念「ローカーボ」と区別するために名付けられた呼び名で、1食当たりの糖質摂取量を20~40gに抑えることを提唱しています。明星食品やエースコックの低糖質カップ麺にも表示されていますし、最近は様々な商品で頻繁に見かけるようになりましたね。

それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

ミネストローネ風 / カルボナーラ風

「ミネストローネ風」及び「カルボナーラ風」に別添されている小袋は、「粉末スープ」と「寒天麺」の合計2袋。ふつうに通販サイトでも取り扱いがあるので、コンビニ限定商品というわけではないようですが、コンビニ大手4社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)の中では比較的 “ローソン” での取り扱いが意欲的かもしれません。

ちなみに「ミネストローネ風」と「カルボナーラ風」の製造所固有記号が違ったので、とりあえずネット検索で調べてみたところ、ミネストローネ風(UEE)は埼玉県三郷市にあるユニオンエンジニアリング株式会社(埼玉県三郷市鷹野5丁目353番地)で製造、カルボナーラ風(TSE)は千葉県茂原市にある株式会社東成社(葉県茂原市東郷2196番)で製造されていることが分かりました。

製造所固有記号は容器底面下段右端に記載

「ユニオンエンジニアリング株式会社」とは、加工食品や家庭用品などの包装梱包サービス及び加工を主な業務内容としているメーカーで、同じく「株式会社東成社(茂原工場)」も食品関連のアッセンブリ=梱包・組み立て等を主な事業内容としていることは分かったのですが、それ以上に詳しい情報はヒットせず——

おそらくアサヒグループ食品の協力工場として登録されている下請企業の一つで、添付調味料や麺の製造はアサヒグループ直属の工場、もしくは別のOEM(相手先ブランド製造)メーカーに委託しているのかもしれません(※なお、この手の情報は基本的に社外秘なので、本社や製造工場に問い合わせても大体はぐらかされますw)。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:おどろき麺0(ゼロ)完熟トマトのミネストローネ風 / 濃厚チーズのカルボナーラ風
販売者:アサヒグループ食品株式会社
製造社:ユニオンエンジニアリング株式会社 / 株式会社東成社
内容量:16.2g / 14.6g
商品コード:4946842527151 / 4946842527168(JAN)
発売日:2019年10月07日(月)
実食日:2020年01月02日(木)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:232円(税込)
希望小売価格:不明
麺の種類:寒天麺
スタイル:即席寒天麺(カップスープ)
容器材質:紙
湯量目安:200ml
調理時間:熱湯5分(かきまぜ10秒後)
小袋構成:2袋(粉末スープ・寒天麺)

原材料名とアレルギー表示

完熟トマトのミネストローネ風寒天麺(寒天、こんにゃく粉)、トマトパウダー、砂糖、乾燥チーズ、食塩、チキンエキスパウダー(小麦・大豆を含む)、ミルポワパウダー、乾燥コーン、チーズパウダー、たん白加水分解物、チーズ加工品、魚醤パウダー(魚介類)、香辛料、ベーコンシーズニングパウダー(豚肉・ゼラチンを含む)、乾燥パセリ / 増粘剤(加工デンプン、キサンタン)、調味料(アミノ酸等)、ゲル化剤(増粘多糖類)、加工デンプン、貝Ca、乳化剤、酸味料、微粒酸化ケイ素、香料、セルロース、甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース)、香辛料抽出物
【濃厚チーズのカルボナーラ風】寒天麺(寒天、こんにゃく粉)、乳等を主要原料とする食品、チーズパウダー、乾燥ベーコン加工品(小麦・大豆を含む)、食塩、砂糖、ポークエキスパウダー、たん白加水分解物、香辛料、卵黄粉末(卵を含む)、オニオンエキスパウダー、チーズ加工品、ベーコンシーズニングパウダー(鶏肉・ゼラチンを含む)、乾燥パセリ / 増粘剤(加工デンプン、キサンタン)、調味料(アミノ酸等)、ゲル化剤(増粘多糖類)、貝Ca、微粒酸化ケイ素、カロテノイド色素、香料、酸化防止剤(V.E、ローズマリー抽出物)、香辛料抽出物

実食開始

ミネストローネ風 / カルボナーラ風

別添の小袋は “すべて先入れ” となっていて、おそらく2品共通と思われる寒天麺は白い乾燥きくらげみたいな形。ミネストローネ風の粉末スープは開封直後、ナポリタン系のカップ焼きそばを彷彿とさせるジャンクな香りを漂わせ、カルボナーラ風の粉末スープは思いのほかチーズ臭いw(※濃厚なチーズ味のスナック菓子みたいな香り)

けっこう両商品ともに遠慮なくスナック的な香りだったので、糖質制限系の商品であることを忘れてワクワクしながら熱湯を——なんですけど、ひとつ注意点。どちらの商品も熱湯(200ml目安)を内側の線まで注いだ後、「すぐに中身を10秒ほど(熱湯に浸すように)混ぜて」から「フタをせずに」約5分待つとのこと。

調理後の雰囲気はバッチリ

今回の「おどろき麺0」シリーズをはじめとするアサヒグループ食品のカップスープ系は、なぜか “フタをせずに” と記載してあることが多いので(めちゃくちゃ立派なフタ付きですけどw)注意してください。それでは、新開発の寒天麺とスープの相性に注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の順に解説し、総合力を判定します。

【ミネストローネ風 / カルボナーラ風】

栄養成分表示:1食(16.2g / 14.6g)あたり

カロリー:49kcal / 50kcal
たん白質:2.3g / 2.2g
脂  質:0.78g / 2.0g
炭水化物:9.4g / 6.9g
(糖  質:7.0g / 4.9g)
(食物繊維:0.9〜3.9g / 0.7〜3.7g)
食塩相当量:2.2g / 2.1g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ミネストローネ風 2.0

いつもの「おどろき麺0」に使用されている汎用の寒天麺と比較して、明らかに幅が広い上に厚みもあるのですが、ショートパスタ風かといわれると‥‥十中八九「寒天麺」ですねw 表面は寒天に由来するヌメッとした口当たりと舌触りで、ある意味 “ちょっと茹でるのに失敗しちゃったショートパスタのデンプンが糊化したもの” と思えなくもないけれど、あまりポジティブな滑りではありません。

カルボナーラ風 2.0

おそらく寒天麺は「ミネストローネ風」(写真1枚目)と「カルボナーラ風」(写真2枚目)どちらも同じもので、どうしても寒天麺特有の海藻っぽい風味が並行するのは従来の寒天麺とも共通するポイント。食べ始めは中心部に残るグニッ、コリッとした食感が面白く、ぜんぜんアルデンテ風ではないのですが、これは「こういう食べ物なんだ」と割り切ったら意外と楽しい食感です。あくまでも割り切ればw

というわけでショートパスタ風なのは(かろうじて)見た目だけ、もちろん小麦の風味は皆無で逆に寒天の風味が気になるけれど、腹持ちはよかったです。なお、今回は撮影のために箸を使用して持ち上げましたが、コンビニなどで貰える白いプラスチック製のスプーンでも問題なく食べられたので、女性の方でもスプーンひとつあれば大丈夫ですよ。

スープ

ミネストローネ風 3.5

「ミネストローネ風」の粉末スープは調理前の香りそのままに、なんともスナック感の強いトマト味で、ホールトマトのような臨場感は得られません。しかし、きちんとトマトの旨味・酸味が中心にあって、ほんのりチーズの隠し味。さらにパセリやミルポワパウダーを使用するなど、なかなか凝った作りになっています。

隠し味の魚醤は目立っていませんが、これが目立ってしまうとミネストローネ的に変なことになるのでw あくまでも隠し味として引き立て役に徹するスタンス。ちなみにミルポワ(mirepoix)とは、フランス語で「香味野菜」を意味する料理用語で、玉ねぎや人参、セロリなどを使ったスープの総称としても使われている単語。基本的にカップ麺の原材料名では見ないため、けっこう新鮮味を感じました。

カルボナーラ風 2.0

「カルボナーラ風」のスープも調理前に感じた印象どおり、けっこうチーズの風味が強く、なるほどベーコンの燻製感やブラックペッパーのアクセントも辛くない程度に(でも明白に)感じます。しかし、どちらのスープにも寒天麺の風味が強く干渉してくるのが気になるところ‥‥

トマトの酸味が効いていたミネストローネ風は比較的にマシだったのに対し、カルボナーラ風のスープは寒天麺の風味で完全に味の焦点がボヤけ、どちらもスープのトロミが強かったこともあり(若干ながらカルボナーラ風のほうが高粘度)、結果のっぺりとした印象が残りました。

その対策として、ミネストローネ風にはホワイトペッパーちょい足し、カルボナーラ風にはブラックペッパーちょい足しでアレンジすると、かなり野暮ったい風味が軽減されるように思います。

具材

コーンと謎の白い塊‥‥

「ミネストローネ風」の具材には、乾燥コーンと‥‥なんでしょう、この白い小さなダイス状の塊。一見すると大豆たん白加工品にも思えるのですが、それほど歯応えのある物体ではなかったですし、単体で食べてもピンとくる食材もなく——なにやつw

原材料には「乾燥チーズ」が含まれていたので(チーズっぽい風味でもなかったけれど)、それかもしれません。一方、色鮮やかなコーンは誰が食べてもコーンと分かる味と歯触りで、やや甘みが強く、トマトの酸味とコーンの甘味がよく合っていました。

ちびベーコン

「カルボナーラ風」の具材には小さな乾燥ベーコンと思われる粒が入っていて、これ単体を具材として評価するには頼りないサイズではあるものの、何気に風味が強くてサイズのわりに効果的。さすがに同社の「おどろき野菜」シリーズみたいに具沢山ではないけれど、スープと麺が主役と思えば悪くないと思います。いや、その麺に問題があったんですけどね‥‥w

総評

★★☆☆☆☆☆☆☆☆(★2+)

どちらもスープ自体の味は悪くないと思うのですが、寒天麺のヌメりはともかく独特の風味がスープに侵食した結果、思いっきり味がピンボケしていたので、それを払拭させるためのアクセントを強めなければ厳しいと感じました。それに、コンビニで購入した場合の税込価格は232円。この値段は縦型ビッグの大盛りカップ麺と同じ値段なので、コスパ的にも厳し目に見ざるを得なかったです。

量のわりに食後の腹持ちはよかったので、糖質ゼロの付加価値を思えば及第点とするべきなのかもしれないけれど、それなら同じ「おどろき麺0」シリーズのラーメン系フレーバーを選んだほうが無難。しかし、ショートパスタ風の形は面白かったので、2019年5月20日に発売された「汁なし麺0(ゼロ)麻辣担々麺」の要領で “冷製パスタ風” の第2弾なんかが出ると、けっこう化ける存在かもしれません。

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