日清食品「日清ソース焼そばカップ チキンスープ付き」

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年8月27日(月)リニューアル発売のカップ麺、日清食品「日清ソース焼そばカップ チキンスープ付き」の実食レビューです。

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戻し湯で作るスープが付いてリニューアル!

「日清ソース焼そばカップ」は、2008年に発売されたオープン価格のカップ麺で(※袋麺の味を再現したメーカー希望小売価格180円の「日清焼そばカップ」とは別物です)、同じシリーズに “からしマヨネーズ付き” もあるのですが、それとは別に “チキンスープ付き” の廉価版がリリースされました。

スープ付きのカップ焼そばといえば東洋水産の北海道限定「やきそば弁当」や東北・信越限定「焼そばBAGOOOON(バゴォーン)」の領域ですが、全国発売の通年商品で、しかも廉価版にスープを付けるなんて日清食品も思い切りましたね。

調理手順にも書かれているのですが、東洋水産の「やきそば弁当」や「バゴォーン」と同じように、湯切りの際に生じる戻し湯を使ってスープを作るように指示されていました。

カップ麺に熱湯を注ぐことが可能なシチュエーションであれば、戻し湯ではなく普通にクリアな熱湯をスープに注ぐことも可能なわけなんですけれども、「やきそば弁当」や「バゴォーン」では戻し湯で作ったスープだからこそ芳ばしくて美味しいという意見も聞くので(たいして変わらないという意見も耳にしておりますが)、今回は指示通り戻し湯を使って調理してみます。

開封

小袋は「粉末ソース」と「チキンスープ」で、かやくは最初から容器の中に入っています。

もちろんチキンスープは事前に別の容器に入れておくのですが、お湯の目安量は150ml‥これ、素人が目測でピタリ賞を狙うのは至難の業なので、あらかじめ使用する容器の “どのくらいの位置まで熱湯が到達したら150mlなのか” 目安を定めておきましょう。

最も正確なのはデジタルスケールの使用ですが、計量メモリ付きのカップに記された150mlの位置まで水を入れて、それを容器に写して‥と、まぁそこまでストイックにならなくてもいいんですけどw 150mlって意外と多いので、深めのマグカップや汁物を入れる椀を用意しましょう。

とりあえず私は味の濃度(主に塩気)を伝えるために、デジタルスケールを使って150mlを狙います。(ちなみに上の写真ですが、マグカップを所有していないので、抹茶用の茶器で代用しています。←)

原材料名・アレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料)、ソース(糖類、食塩、粉末ソース、香辛料、デキストリン、粉末しょうゆ、紅生姜)、スープ(食塩、チキンブイヨン、野菜調味料、香辛料、パセリ)、かやく(キャベツ)/ 加工でん粉、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、酸味料、炭酸Ca、かんすい、リン酸Ca、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、炭酸Mg、ビタミンB2、ベニコウジ色素、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)
【アレルギー表示】
小麦・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・りんご

実食開始

1食(104g)当たり

カロリー:482kcal
たん白質:9.3g
脂質:19.8g
炭水化物:66.7g
食塩相当量:5.8g
ビタミンB1:0.44mg
ビタミンB2:0.59mg
カルシウム:137mg

(喫食時のスープ1食当たりの食塩相当量:1.9g)

紅ショウガの入ったスパイシーなソースが決め手の、手軽に楽しめるカップ焼そば。湯切りのお湯で作るチキンとオニオンの旨みがきいたチキンスープが付いた大満足の一品です。

(日清食品「製品情報」より引用)

めん

コシのあるウェーブ麺。

(日清食品「ニュースリリース」より引用)

袋麺の「日清焼そば」に近い!

「コシのある」と書かれていませんが、コシの強い麺ではありませんし、「日清焼そばU.F.O.」のように洗練された油揚げ麺でもありません。しかし、雰囲気は袋麺の「日清焼そば」に近い印象を受けました。もちろんフライパンで炒めたような臨場感こそ得られないものの、けっこうイメージは似ています。

その袋麺を再現した「日清焼そばカップ」という希望小売価格180円(税別)のカップ麺もあるのですが、もしかしたら同じ油揚げ麺が使用されているのかもしれません。(※原材料名は同じです)

ソースの方向性と袋麺のイメージが重なって、先進的ではなくとも古き良きが味わえる、オープン価格ならではの魅力として好印象に映りました。麺量90gなので、汁なしカップ麺の平均値はキープです。

ソース

香ばしい香りとスパイシーな味わいが特長のソース。味のアクセントになる紅しょうが入り。

(日清食品「ニュースリリース」より引用)

これまた袋麺の「日清焼そば」に近い!

袋麺の粉末ソースと比較すると、ややスパイス感が穏やかで甘味を手前に感じたのですが、粉末ソースならではのスパイシーさにはルーツがあり、立ち位置としては姉妹品レベルです。

ただ、袋麺の「日清焼そば」を再現した「日清焼そばカップ」は、あらかじめ11種類のスパイスを焙煎し、フライパンで炒めたような調理感と動物系の厚みを付与しているので、やはりソースの厚みやスパイス感に関しては比較して劣る印象が否めません。

しかしながら廉価版という手頃な価格と別添のチキンスープは加点要素ですし、個人的には濃い味でしたが、「ペヤング ソースやきそば」よりも強く、「日清焼そばU.F.O.」よりも軽めのテイストには需要を感じました。同系統の味でいえば今回のカップ麺にプラス20〜30円ほどで購入できる「日清焼そばカップ」をオススメしますが、思っていたよりも袋麺の構成に近い味わいですね。

紅生姜は別添ではなく粉末ソースの中に仕込まれていましたが、そこまで目立っていなかったので、紅生姜が好きなら物足りないポイントになりますけど、それが人を選ぶ要因になることはないでしょう。ちなみに写真のようにドサッと出すとムラが生じるので、3回くらいに分けて満遍なく振りかけながら混ぜて馴染ませることをオススメします。

かやく

キャベツ。

(日清食品「ニュースリリース」より引用)

うん、キャベツ

肉具材は入っておらず、キャベツの量も多いとは言えません。ふりかけの別添もないので、ここに廉価版らしさがモロに出てしまっているのですが、下記のチキンスープ付きを思えば納得です。

別添(チキンスープ)

チキンとオニオンのうまみをきかせ、パセリをアクセントに加えた「チキンスープ」。湯切りしたお湯150mlで作れます。

(日清食品「ニュースリリース」より引用)

オニオンがポイント!

湯切りの際に生じる戻し湯を利用してスープを作りましたが、あっさりとしたテイストで、油っこいとか酸化臭が気になるとか、そういったネガティヴ要素は控えめでした。しかし、油揚げ麺特有の芳ばしさは少なからず味に影響を及ぼしていたので、それをコクとするか雑味とするかで評価は割れるかもしれません。

油揚げ麺特有のジャンクなコクは独特の魅力と言えますが、麺を戻すために必要な熱湯を少し多めに沸かし、それを使ってスープを作ったほうが多少なりとも健康被害を抑えることができるので(気休めかもしれませんが)、必ずしも油揚げ麺の戻し湯で作らなければいけないわけではないです。

味は軽くローストしたオニオンを彷彿とさせる芳ばしい甘味がポイントで、コンソメほど複雑で深みのある味ではないけれど、優しいテイストがスパイシーなソースに対して嬉しいインターバルでした。

スープの食塩相当量は1.9gと書かれていたので、ちょっと身構えていたのですが、熱湯150mlを守れば特に塩っぱいわけでもなく、廉価版の汁なしカップ麺にスープ付きはポイント高かったです。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

同社の袋麺「日清焼そば」にインスパイアされた廉価版のカップ麺で、味だけでいえば入手価格のプラス20〜30円くらいで購入できるであろう同系統の「日清焼そばカップ」をオススメしますが、 “スープ付き” という付加価値が★ひとつ稼いだポイントです。

袋麺の再現性に関しては「日清焼そばカップ」に劣るものの、それと比較して麺の仕上がりは大差なく、劣るとはいえ一口食べた瞬間に “あっ‥” と思えたソースの雰囲気は廉価版ながら印象に残りました。

これまで見かけることはあっても “どうせ買うなら再現度の高い「日清焼そばカップ」でいいよね” というイメージでしたが、 “スープ付き” という個性で差別化を図り、選択の幅が広がったように感じます。

製品名:日清ソース焼そばカップ チキンスープ付き
製造者:日清食品
内容量:104g(めん90g)
発売日:2018年8月27日(月)リニューアル
JANコード:4902105244647
希望小売価格:オープン価格

発売地域:全国(全チャネル販売)
取得価格:95円(税込)
取得店舗:スーパー

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:510ml(スープ:150ml)
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(粉末ソース / チキンスープ)
日清食品株式会社:〒160-8524 東京都新宿区新宿6-28-1
お客様窓口:0120-923-301

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