どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
このページでは、2023年5月15日(月)に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。
コンビニの新商品や新作カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば等)の最新情報、話題のニュースが気になる方は(こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので)、よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
日清ドロラ王 魚粉、ザラザラ、魚介豚骨 / 398円(全国)N
▼明星食品
明星 大砲ラーメン監修 クセが強くてクセになる超濃厚久留米とんこつ / 255円(全国)N
▼東洋水産(マルちゃん)
らーめんMAIKAGURA監修 鶏白湯ラーメン / 245円(全国)N
▼サンヨー食品(サッポロ一番)
ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油まぜそば / 258円(全国)N
▼エースコック
彗星の如く現れた行列店 中華そば 深緑 黒出汁中華そば / 308円(全国)N
魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン / 214円(全国)N
魚藍亭監修 よこすか海軍カレー焼そば / 214円(全国)N
▼寿がきや食品
全国麺めぐり 滋賀湖国ブラックラーメン / 242円(沖縄除く)N
▼セイコーマート
チリトマト味ヌードル / 128円(Secoma取扱店)N
▼ヤマダイ(ニュータッチ)
凄麺 冷し中華 海鮮サラダ風 / 242円(全国)N
▼ファミリーマート
春雨スープ 豚キムチラーメン味 / 139円(全国)N
春雨スープ たっぷりわかめ / 139円(全国)N
▼セブンイレブン
極麺処 熊本マー油とんこつ / 328円(全国)N
辛だるま 旨辛玉子どじ麺 / 228円(全国)N
N=New(新商品)
R=Renewal(リニューアル)
※上記の参考価格は税別表示です。
日清食品「日清ドロラ王 魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」新発売
ジェネリック天一の次はマタオマ系!? ドロラ王の新作が1年ぶりに動きを見せる!! ドロラ王(どろらおう)とは、2022年4月25日に発売された「ドロ、コッテリ、鶏白湯(※1)」に端を発するシリーズで、日清ラ王史上最高レベルに “ドロドロ” した極濃(ごくのう)スープを実現し、その味わいが人気ラーメン店「天下一品」のようだと話題になったのは記憶に新しいところ。
今回の新商品「日清ドロラ王 魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」は、ドロっとした質感のスープを特徴とする「日清ドロラ王」シリーズ第2弾の新作で、濃厚な魚介豚骨スープを土台に、4種の魚粉(サバ、いわし、宗田かつお、ムロアジ)を使用した「あとのせ魚粉」を加えて仕上げる、ラーメン業界では “またおま系” と呼ばれるジャンルを意識した一杯。
その濃厚なスープに負けないように、麺は日清ラ王史上最も太い “踊る極太麺” を搭載ということで、ここは「日清豚ラ王(※2)」にルーツを持つポイント。シリーズ第1弾の完成度から察するに、粘度の高さと濃度については特に不安を覚えていないのですが、メーカー希望小売価格は398円(税別)と高額なので、コストパフォーマンス云々についてのハードルは高めです。
※1 日清の “ジェネリック天一” ドロラ王「ドロ、コッテリ、鶏白湯」を食べてみた結果 → 再現度高すぎwww
※2 日清の二郎インスパイア【豚ラ王】三代目「ヤサイ、アブラ、ニンニク」は史上初のトリプルニンニクに!!
明星食品「明星 大砲ラーメン監修 クセが強くてクセになる超濃厚久留米とんこつ」新発売
クセが強くてクセになる!? 久留米の名門「大砲ラーメン」監修シリーズ最新作は “どっぷり絡む豚骨の旨みと香り” を追求!! 大砲ラーメン(たいほうらーめん)とは、とんこつラーメン発祥の地・福岡県久留米市は櫛原(くしわら)に本店を置く老舗の豚骨ラーメン専門店で、1953年(昭和28年)の創業以来、現在にかけて70年もの間ずっとスープを継ぎ足しながら、その味わいと伝統を守り続けています。
今回の新商品 「明星 大砲ラーメン監修 クセが強くてクセになる超濃厚久留米とんこつ」 は、大砲ラーメンの二代目・香月均史(かつき ひとし)その人が名付け親として知られる久留米の伝統技法「呼び戻し」によるスープの味わいを再現した一杯で、これまでのコラボ以上に “特長的な豚骨の旨みや香りの個性を強くし、より味を強く感じるようにしました” とのこと。ええ、まさに鼻息モノです。
ただ、それと同時に気掛かりなのは2022年6月20日発売品(※)の仕上がりで、パッケージには「半世紀以上継ぎ足し続けたコク深い旨みを再現」と大きな訴求を掲げていたのですが、頼りない油揚げ麺から威厳を感じることはなく、スープもイマイチと評価が伸び悩みました。とはいえ今回のニュースリリースには “弾力のあるノンフライ麺” の文字があるため、大幅な進化に期待しています。
※半世紀以上の歴史を再現!? 久留米の老舗「大砲ラーメン」監修「呼び戻し風とんこつ味」を食べてみた結果‥‥
東洋水産「らーめんMAIKAGURA監修 鶏白湯ラーメン」新発売
今現在、最も輝いている人気行列店「らーめんMAIKAGURA」監修のカップラーメンが今年も登場!! らーめんMAIKAGURA(まいかぐら)とは、2018年(平成30年)2月26日のオープン以来、東京都世田谷区・千歳船橋で絶大な人気を誇るラーメン店で、食材が持つ本来の香りや素材感を大切にした “日本だからこそ創れる一杯” をコンセプトに、新進気鋭の「らーめん」を提供しています。
今回の新商品「らーめんMAIKAGURA監修 鶏白湯ラーメン」は、らーめんMAIKAGURA監修もと、講談社発行『業界最高権威 TRYラーメン大賞2021-22~2022-23』において「名店部門 鶏白湯1位・2連覇」に輝いた、MAIKAGURAの看板メニューである「鶏白湯麺」の味わいを目指したカップラーメンで、メーカーはマルちゃんのブランドで知られる東洋水産。
2022年4月4日に同社が発売した「らーめんMAIKAGURA監修 トリュフ香る鶏白湯(※)」の続編で、昨年は商品名の通り “トリュフ香る” を特徴としていましたが、それについてのアピールはありません。ちなみに前回の「トリュフ香る鶏白湯」は、お店の評判・口コミとは裏腹に、なんとも印象に残らない一杯だったので、商品名からトリュフを外した今年は吉と出るかもしれません。
※中村屋の “天空落とし” を継承した「らーめんMAIKAGURA」監修「白トリュフ香る鶏白湯麺」を実食 / 再現度は‥‥
サンヨー食品「ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油まぜそば」新発売
サンヨー食品×ホープ軒本舗のタイアップ商品 “第4弾” は店舗で期間限定の「まぜそば」を再現!! ホープ軒本舗(ほーぷけんほんぽ)とは、1938年(昭和13年)の創業以来、現在は東京都武蔵野市吉祥寺に本店を置く老舗のラーメン店で、東京背脂豚骨醤油の始祖として知られるレジェンド。全盛期には都内に103台の屋台を展開し、ラーメン業界の発展に大きく貢献しました。
今回の新商品「ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油まぜそば」は、2021年6月28日〜9月30日までの期間中、ホープ軒本舗の吉祥寺店及び大塚店で提供されていた限定麺の「まぜそば」を再現した一杯で、メーカーはサッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品。コラボ第4弾に該当する商品ですが、湯切りタイプの汁なしカップ麺は前例がありません。
本物の「まぜそば」には、もやし・チャーシュー・刻み海苔・メンマ・ネギ・ゴマなどをトッピングしていたのに対し、カップ麺での具材は少なめですが、同時に実店舗でも期間限定の復活メニューとして「まぜそば」を展開するなど、気合は充分。ただ、内容量は133g(めん100g)のレギュラーサイズなのに、メーカー希望小売価格は大盛りサイズの基準を超えるため、そこがネックになりそうです。
エースコック「彗星の如く現れた行列店 中華そば 深緑 黒出汁中華そば」新発売
黒豚×牡蠣×ハマグリ×和牛オイル!? 彗星の如く現れた行列店シリーズ第2弾は埼玉の実力派とコラボ!! 彗星の如く現れた行列店(すいせいのごとくあらわれたぎょうれつてん)とは、文字通り彗星の如く現れた “人気急上昇中” のラーメン店にスポットを当てたエースコックのブランドで、2023年1月2日発売の第1弾「中華そば たた味 スタミナ中華そば(※)」を皮切りに発足。
今回の新商品「彗星の如く現れた行列店 中華そば 深緑 黒出汁中華そば」は、2020年9月24日にオープンした埼玉県東松山市・高坂の名店「中華そば 深緑(ふかみどり)」監修によるカップラーメンで、彗星の如く現れた行列店シリーズ第2弾を飾る一杯。動物系は黒豚をベースに、牡蠣やハマグリの出汁(だし)を効かせ、和牛オイルを使用するなど、期待せずにはいられないスペックなのですが‥‥
何を隠そう「中華そば 深緑」は、埼玉県比企郡・川島町で不動の人気を誇る「中華そば 四つ葉」のセカンドブランドなので、なおさら期待値が高まる展開。ただ、前述の「ドロラ王」ほどではないけれど、メーカー希望小売価格は308円(税別)のハイクラス系なので、それ相応の個性と高級感が要求される案件です。
※Don’t think!Eat!彗星の如く現れた行列店「中華そば たた味」監修「スタミナ中華そば」をカップ麺で再現!!
エースコック「魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン」「同 よこすか海軍カレー焼そば」新発売
よこすか海軍のカレーやきそば!? 魚藍亭コラボ初の汁なしカップめん新発売!! 魚藍亭(ぎょらんてい)とは、元祖よこすか海軍カレーを提供している “一杯呑めちゃうカレー屋さん” で、カレーの街よこすか認定第1号店。2017年8月31日、店舗の老朽化を理由に一度は閉店しましたが、2018年2月26日に現在の “若松マーケット” で復活を果たし、地元民やカレー好きの間で根強い支持を得ています。
今回の新商品「魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン」及び「同 よこすか海軍カレー焼そば」は、横須賀におけるカレーの原点といっても過言ではない、魚藍亭が誇る “元祖よこすか海軍のカレー” の味わいを再現したカップ麺で、前者の「よこすか海軍カレーラーメン」は過去に5回商品化されているのですが、湯切りタイプの汁なしカップ麺はコラボ史上初の試み。
エースコック×魚藍亭のコラボ開始から欠かさずに実食しているのですが、自分のブログを読み返してみたところ、まさかの1回もレビューしてなかった件。えっと、魚藍亭のカップ麺に使われているカレー粉は、めちゃくちゃ家庭的なんだけど “ちょっと特殊” で、独特の風味を伴います。ただ、日本人なら十中八九の確率で受け入れられると思うので、実食の際は肩肘張らずに楽しんでみてください。
寿がきや食品「全国麺めぐり 滋賀湖国ブラックラーメン」新発売
滋賀県の湖国ブラック!? 寿がきや食品の「全国麺めぐり」に “新たなブラック” 見参!! 全国麺めぐりとは、即席カップめんで “ご当地ラーメン巡り” が楽しめる、寿がきや食品のノンフライめんブランドで、発売15年目を迎えた「富山ブラック」をはじめとする全国的に有名な地域はもちろん、マイナーな地域のラーメンにも積極的なのが魅力的。
今回の新商品「全国麺めぐり 滋賀湖国ブラックラーメン」は、湖国ブラック(ここくぶらっく)発祥の店(ととち丸 / ラーメンにっこう / ラーメンモリン)監修のもと、たまり醤油を100%使用した背脂醤油味のカップラーメンで、湖国ブラックを象徴する玉麩(たまふ)も搭載した——っていうか湖国ブラックって何やねんw
私は関西出身・関西(兵庫県)在住のカップめんブロガーで、滋賀県といえば「近江ちゃんぽん」の存在は知っていましたけど、湖国ブラック‥‥知らんかった。ちなみに「全国麺めぐり」の “ブラック” といえば、前述の「富山ブラック」はもちろん、2022年7月11日発売の「郡山ブラック(※)」も秀逸だったので、けっこう期待してます。
※寿がきや食品「全国麺めぐり 郡山ブラックラーメン」実食 / カップ麺とは思えない “お店クオリティ” のスープに舌鼓!!
ヤマダイ「凄麺 冷し中華 海鮮サラダ風」新発売
夏だけの冷たい凄麺 “3年目” の「冷し中華」は○○を加えた海藻サラダ風にパワーアップ!! 凄麺(すごめん)とは、ニュータッチのブランドで知られるヤマダイの本格ノンフライめんブランドで、2001年(平成13年)10月29日発売の「これが煮玉子らーめん」が最初の商品。現在は全国ご当地の味を再現した「ご当地シリーズ」を筆頭に、バリエーションに富んだ商品を展開しています。
出典:凄麺 冷し中華3年目の夏、今年は海鮮サラダ風にパワーアップ!「凄麺 冷し中華 海鮮サラダ風」2023年5月15日(月)新発売|ヤマダイ
今回の新商品「凄麺 冷し中華 海鮮サラダ風」は、2021年5月17日の発売以来、毎年夏の恒例となっている “夏だけの冷たい凄麺” で、発売3年目となる今年は “海鮮サラダ風” にパワーアップ! とのこと。いやいや昨年も一昨年も「海鮮サラダ風」やったやんw などと思ったんですけど、思い返せば昨年までは「海『藻』サラダ風」で、今度は新たに “えび団子” を追加していところが従来品とは異なる変更点。
初代の「凄麺 冷し中華 海鮮サラダ風」はレビューするタイミングが掴めなかったのですが、2022年4月25日発売の二代目(※)は素晴らしく、このブログでは★6(めん=7、たれ=6、かやく=5)の高評価を叩き出した一杯。それに「えび団子」追加ということで、文面的には嬉しい変更点に思えるのですが、それが蛇足的に作用しないことを祈るばかり。
※SNSで話題沸騰 “夏だけの冷たい凄麺” インスタントとは思えない「凄麺 冷し中華 海藻サラダ風」待望の復活!!
セブン-イレブン「極麺処 熊本マー油とんこつ」新発売
セブンイレブン限定の高級カップめん「極麺処」最新作は “熊本” のマー油とんこつ!! 極麺処(きわみめんどころ)とは、2022年10月31日に突如として現れた「札幌 濃厚味噌(※1)」及び「横浜 家系豚骨醤油(※2)」に端を発するセブンイレブン限定の留型商品で、製造者はニュータッチで知られるヤマダイ。あまりに唐突だったので、一発屋に終わるかと思いきや‥‥
今回の新商品「極麺処 熊本マー油とんこつ」は、前述の札幌・横浜に続く「極麺処」シリーズの最新作で、マイルドな豚骨スープと芳ばしいマー油(焦がしニンニク油)の組み合わせを特徴とする一杯。ヤマダイが誇る凄麺「ご当地シリーズ」の延長線上に位置している、その高級バージョン的な印象を受けるシリーズなのですが、通年販売の “凄麺に「熊本」は存在しない” ため、けっこう新鮮味のある商品。
販売価格は328円(税込354.24円)なので、昨年の「横浜 家系豚骨醤油」と同じ(税込386.64円だった「札幌 濃厚味噌」よりは安い)値段ではあるものの、コンビニで350円オーバーの即席カップめんは高級品にカテゴライズされる領域。マー油のインパクトはもちろん、めん・スープ・かやくの本格さが問われます。
※1 凄麺の “札幌” とは別物? セブンイレブン限定の高級カップ麺【極麺処】札幌「濃厚味噌」を食べてみた結果‥‥
※2 本家超え!? セブン限定【極麺処】横浜「家系豚骨醤油」vs.ニュータッチ「凄麺 横浜とんこつ家」徹底比較!!
今週注目のカップ麺と展望
というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、魚粉・ザラザラ・魚介豚骨を訴求している「日清ドロラ王」に、クセが強くてクセになる「大砲ラーメン」監修のカップラーメンも注目度が高く、有名店監修のカテゴリーにスポットを当てると「らーめんMAIKAGURA」「ホープ軒本舗」「中華そば 深緑」も見逃せません。
さらに、ご当地のカテゴリーでは「魚藍亭(よこすか海軍カレー)」「湖国ブラックラーメン」「極麺処 熊本マー油とんこつ」が肩を並べるなど、やっとこさ連休の閑散期モードが吹っ飛びました。さらにノーアナウンスのコンビニ新商品がリリースされるかもしれないので、そちらも睨みながらブログを更新します。
メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a(大石敬之)】
- 2023.05.22
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