Don’t think!Eat!彗星の如く現れた行列店「中華そば たた味」監修「スタミナ中華そば」をカップ麺で再現!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年1月2日(月)新発売、エースコックのカップ麺「彗星の如く現れた行列店 中華そば たた味 スタミナ中華そば」の実食レビューです。

彗星の如く現れた “人気急上昇中” のラーメン店とコラボ!? シリーズ第1弾はトレンド最先端のトリプルハイブリッド「中華そば たた味」監修のカップラーメンを展開!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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彗星の如く現れた行列店 中華そば たた味 スタミナ中華そば

彗星(すいせい)の如く現れた行列店とは、ラーメン業界に “彗星の如く現れた” 人気急上昇中の行列店とコラボすることを目的としたシリーズで、大阪府吹田市に本社を構えるエースコックの新たな試み。即席カップめん業界でも根強い人気を誇る名店再現系(ご当店系)の企画ですが、その中でも注目度の高い “トレンド感” に重きを置いているのが「彗星の如く現れた行列店」です。

記念すべき第1弾を飾ったのは「中華そば たた味」

今回の新商品「彗星の如く現れた行列店 中華そば たた味 スタミナ中華そば」は、2021年3月31日の創業以来、東京都中央区日本橋小伝馬町で瞬く間に行列店の仲間入りを果たした「中華そば たた味」監修の一杯で、ガッツリ・スタミナ系ラーメンの超新星とされる「スタミナ中華そば」の味わいを再現。ラーメン業界では早くも不動の地位を確立しましたが、即席カップ麺の監修は前例がありません。

あらためまして「中華そば たた味(み)」とは、数年前からエースコックとの親交も深い「東京スタイルみそらーめん ど・みそ」に始まり、松富士食品が展開する「ジャンクガレッジ」などで研鑽を重ねた吉野慎一(よしの しんいち)その人が立ち上げた店で、注目すべきは他に類を見ない “3つの人気ラーメン店をオマージュした” ハイブリッドスタイル。

吉野店主は、青森県青森市栄町で開店直後から長蛇の列をつくる “激辛ネギラーメン” で有名な「あさ利(り)」を愛してやまない人物で、たた味の丼や暖簾のデザインも「あさ利」インスパイア。その愛は凄まじく、ギネス世界記録にも認定された『あさりちゃん』という漫画があり、主人公である浜野あさりの姉が “平野タタミ” という名前から、その流れで自身の店を「たた味」と名付けたほど。

※もうちょっと詳しく解説します

そのため「中華そば たた味」の「スタミナ中華そば」も基本は「あさ利」の “ネギラーメン” をリスペクトしているのですが、そこに千葉県長生郡長柄町に本店を置く『八平の食堂』発祥の “アリランラーメン” と「ラーメン二郎」のエッセンスを取り込み、唯一無二のスタイルを確立。二郎×アリランといえば「スタミナ満点ラーメン すず鬼」が有名ですが、それとは別物といっても過言ではありません。

5段階の選べる辛さ(それも “いちばん辛い” のは1)と長ネギ・叉焼は「あさ利」から、中華鍋で甘さを引き出した玉ねぎと豚肉は「アリランラーメン」から、食べ応えのある太麺と無料トッピングのシステムは「ラーメン二郎」から取り入れ、しかしながら無料トッピングのカラメは味濃いめではなく “自家製香唐辛子” だったり、牛モツを加えていたり、一筋縄ではいかない世界観の持ち主。

そんな業界きっての個性派「中華そば たた味」ですが、たしかな破壊力と緻密なバランスを兼ね備えた一杯をマニアが放っておくはずもなく、講談社が発行する業界最高権威の専門誌『第22回 TRY(東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー / Tokyo Ramen of the Year)ラーメン大賞 2021-2022』では “TRY新人賞 トレンド部門” にも選出されるなど、いま乗りに乗っている注目の人気店です。

はたして再現度の高さや如何に‥‥

というわけで、新シリーズ「彗星の如く現れた行列店」の第1弾を飾るに相応しい存在なのですが、製品スタイルは簡便性に優れた縦型ビッグのカップラーメン。さらに調理後のイメージ画像もショボいため、はたして新進気鋭と話題になっている「スタミナ中華そば」の臨場感は楽しめるのか、エースコックの手腕が問われるところ。

開封

まずは天面の小袋を取る

まずはフタの上に貼り付けてある「特製ペースト」を取ってみたところ、その下にメッセージはなく、真っ白な状態なのですが、お店の白い看板をイメージしたデザインなので、ある意味ここも再現度の高さに寄与している部分。そこに黒字で Don’t think! Eat!(考えるな! 喰らえ!)との記載があることから、味と食べ応えについての自信が窺えます。

エースコックの専売特許ともいえる別添方式

また天面の「特製ペースト」とは別に、容器の中に「液体スープ」が入っているため、こちらも忘れずに取り出します。エースコックのニュースリリースを見る限り、特製ペーストの中身は “刻みニンニク” となっているため、実食のタイミングに注意してください。

ちなみに2023年1月現在、縦型ビッグにおけるメーカー希望小売価格の設定は245円(税別)が基準となっているのに対し「彗星の如く現れた行列店 中華そば たた味 スタミナ中華そば」のメーカー希望小売価格は254円(税別)と高めの設定なので、それも踏まえた上で評価します。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:彗星の如く現れた行列店 中華そば たた味 スタミナ中華そば
製造者:エースコック株式会社
製造所:東京工場(埼玉県川越市大字今福461-1)
内容量:94g(めん70g)
商品コード:4901071247980(JAN)
発売日:2023年01月02日(月)
実食日:2023年01月05日(水)
発売地域:全国
小売価格:254円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ(PP)
湯量目安:460ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋(液体スープ・特製ペースト)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、スープ(食塩、しょうゆ、ガーリックペースト、糖類、にんにく加工品、ポーク調味料、植物油脂、香味油、でん粉、ポークエキス、豚脂、チキンエキス、香味調味料、オニオンペースト、鶏油、胡椒、ガーリックパウダー、オニオンパウダー、カツオ調味料、粉末しょうゆ、たん白加水分解物、ニボシパウダー、魚醤、ジンジャーパウダー)、かやく(焼豚、玉ねぎ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、ソルビット、香料、カラメル色素、酒精、セルロース、酸味料、かんすい、カロチノイド色素、甘味料(カンゾウ、ステビア)、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、増粘多糖類、微粒二酸化ケイ素、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

ちょっと揚げ油のニオイが気になるか‥‥

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。かやくは四角にカットされたチップ状の豚肉に、小さな玉ねぎ、ネギとシンプルなラインナップ。この時点で感じる香りはスナック感が強く、エースコック特有の油揚げ麺臭も遠慮なく漂ってくるため、すくなくとも高級感は得られません。しかし、調理後の香りは凄まじく‥‥

ちょっと見た目は頼りないけど

ガーリックパウダーとは違う刻みニンニクのインパクトについてはもちろん、液体スープに含まれる動物系の存在感も印象的。引き続きエースコック特有の油揚げ麺臭も並行しますけど、スープとの相性によってはプラスに働いてくれることも珍しくないので、カップ麺ならではのジャンクさと「たた味」の相乗効果に期待したいところ。

ちなみに後入れの小袋について “温めてください・温めないでください” の指示はなかったのですが、液体スープの中に動物油脂が含まれていたので、油脂の凝固やスープの温度低下が気になる方は調理中にフタの上で温めてください。それでは、引き続き再現度についても注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(94g)あたり
カロリー:388kcal
たん白質:8.5g
脂  質:14.7g
炭水化物:55.3g
食塩相当量:6.9g
(めん・かやく:1.8g)
   (スープ:5.1g)
ビタミンB1:0.44mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:274mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:388kcal(めん・かやく:323kcal)(スープ:65kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

再現度は扨措き低品質ではない

4.0

店舗の「スタミナ中華そば」に使われているのは、浅草開化楼特製の太ちぢれ麺で、ワシワシとした食感に、強靭なコシを特徴とする二郎ライクな麺との評判なのですが、それをイメージしているはずの油揚げ麺は加水率が高く、店舗の評判に反して “繊細” とさえ思える麺肌の質感も印象的。ええ、つまり再現度は高くありません。

ただしカップめん目線に立つと悪くない

また例の油揚げ麺臭も常に並行するため、カップ麺だからと完全に割り切る必要があるタイプになりますが、再現度は扨措き(というのもアレなんですけどw)ひとつの油揚げ麺としてのクオリティが低いわけではなく、なかでも気泡を可能な限り抑えた密度感と適度な反発性は高品質の部類。

2、3年前から二郎系・二郎インスパイア系の商品がブームになっている即席カップめん業界において、近年のエースコックから “それっぽい商品” はリリースされておらず、あんまり興味ないのかな? などと思っていたのですが、納得できる麺の製造ラインが確保できないのが理由なのかも。いずれにせよ再現度は高くない、でも低品質なわけでもなかったので、及第点に星ひとつプラスしました。

スープ

白ごはん必須

4.0

まずは「液体スープ」を入れずに味を確認してみたところ、けっこう刺々しい(といってもカップラーメンらしいベクトルの)味わいで、粉末しょうゆと人工的な旨み成分を中心に、ガーリックパウダー・オニオンパウダー・ジンジャーパウダーを強めに効かせたエースコックらしいフレームワーク。ニボシパウダーなども併用しているのですが、特筆するほど魚介は目立ちません。

この液体スープはポテンシャル高いかも

次に「液体スープ」を加えてみたところ、アブラの量に物足りなさを覚えますが、いっきに厚みのあるテイストにグレードアップ。液体しょうゆ特有のコクをはじめ、ペースト状のガーリックやオニオンで香味野菜の臨場感もワンランク‥‥いや、ツーランク上の段階に。牛モツの要素は皆無に等しく、それなりにデフォルメされてはいるものの、後味に残る甘みと黒胡椒の清涼感がクセになる感じ。

可能であればエースコックが得意とするリアルな背脂を使ってほしかったし、もっと欲をいえば大判どんぶり型で本気を出してもらいたかった思いもありますが、おもわず白ご飯が欲しくなる中毒性は素直に評価したいポイントです。

かやく

刻みニンニクもトッピングと思えば‥‥

4.0

チップ状の豚肉は「来来亭」のカップラーメン(ファミマル)にも入っている歯応えの強い肉具材で、このブログでは “燻製感のないベーコンみたい” などと例えているのですが、すくなくとも例の “程良く味付けした肉そぼろ” でスベッたときよりも断然マシ。むしろ大豆加工品が横行している昨今、嬉しいアイテムといっても過言ではないでしょう。ただ、如何せん少ないw

玉ねぎも実際の「スタミナ中華そば」を象徴するアイテムの一つなので、重要な要素なのですが、もうひとつ重要な「あさ利」インスパイアの長ネギは再現できていません。刻みニンニクにインパクトを感じたので、及第点に星ひとつプラスしましたが、縦型カップの限界を感じる内容といわざるを得ないのも事実です。

総評

4.0

再現度を重視するとツッコミどころ満載で、しかしながら単純に味だけでいえば★5でも‥‥と、評価に悩む一杯だったのですが、メーカー希望小売価格の設定を加味し、上記の総評としています。ただ、このブログでの「★4」はイマイチではありません。

店主が愛してやまない「あさ利」の要素が少なかったり、麺の雰囲気が大幅に違ったり、刻みニンニクよりも強調すべき点があったのではと思った節もありますけど、単純に「おいしい」「まずい」でいえば前者。カップ麺に白ごはん必須の方は特に楽しめると思うので、にんにくOKの日に試してみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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