【最新】カップ麺 新商品一覧 (2019年9月第5週) 今週は激辛 “辛辛魚MAX” と透豚骨!?

どうも、taka :aです。

この記事では、2019年9月30日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・日清のどん兵衛 ラーそば / 193円（全国）
・カップヌードル リッチ フカヒレスープ味 / 240円（全国）R
・MOMOFUKU NOODLE ブラウンスムージーヌードル / 500円（大阪）
※「MOMOFUKU NOODLE」は2019年10月3日（木）に阪急うめだ本店限定で発売予定

▼明星食品
・明星 極のチャルメラ バリカタ麺 濃厚豚骨まぜそば / 230円（全国）

▼東洋水産（マルちゃん）
・ハリガネ ねぎだく豚骨 / 193円（全国）

▼エースコック
・全国ラーメン店マップ 旭川編 蜂屋 特製旭川醤油 / 220円（全国）

▼寿がきや食品
・辛辛魚らーめん 辛辛MAXⅢシビレVer. / 2,800円（通販限定）
※数量限定・一般小売不可・1ケース販売（袋麺1食×10入）のみ

▼サンポー食品
・透豚骨（すけるとんこつ）ラーメン

日清食品

日清のどん兵衛 ラーそば

やみつき感のある “ラー油×甘辛つゆ” の進化系そば（蕎麦）「ラーそば」が和そば界の新スタンダードに定着! 日本一行列のできる蕎麦屋として名を馳せた東京都港区・虎ノ門「そば処 港屋（MINATOYA）」発のラー油入り蕎麦を「日清のどん兵衛」流にアレンジした新商品なんですけど、たしか前にもあったような——と思われた方、鋭い。

出典：日清食品「日清のどん兵衛 ラーそば」（9月30日発売)

「日清のどん兵衛 和山椒香る旨辛ラー油太そば」（2018年11月26日新発売）や「日清のどん兵衛 辛旨そば にんにくラー油仕立て」（2017年9月25日新発売）、「日清のどん兵衛 旨辛 鶏だし太そば」（2016年11月7日新発売）など、実は定期的に発売されている組み合わせで、約5ヶ月前（2019年4月29日）に発売された「日清のどん兵衛 肉汁ラー油太そば」が記憶に新しいところ。

「ラーそば」というタイトルで発売されるのは今回の新商品が初めてなのですが、熱湯5分の「太そば」や「甘辛つゆ」というキーワード、さらにチャーシュー・ごま・揚げ玉・ネギという具材の構成も「肉汁ラー油太そば」と同じなので、そんなに変わってない‥‥いや、商品名から肉汁が省かれた分ちょっと軽めになっているかもしれないので、前回の印象と比較しながらレビューします。

カップヌードル リッチ フカヒレスープ味

カップヌードルなのに “税別240円” もする最高級カップヌードルの人気No.1メニュー「フカヒレスープ味」がリニューアル! というわけで純然たる新作ではないのですが、一足先に発売された復刻版「スッポンスープ味」に続き、高級志向の「カップヌードル リッチ」発売当初からレギュラーの座に君臨している「フカヒレ味」の最高級贅沢スープが変わります。

出典：日清食品「一世を風靡したあの贅沢メニューが再び登場!『カップヌードル リッチ スッポンスープ味』『カップヌードル リッチ フカヒレスープ味』をリニューアル発売」

日清食品のプレスリリースを見る限り、そこまで大幅な変更ではないようですが、仕上げに加える「オイスター香味油」の牡蠣（かき）を際立たせ、旨みと香りをアップするとのこと。そのリニューアルに伴う劣化はないか否か——というのが注目すべきポイントになるのですが、もうひとつ気になるのが “麺” の仕様です。

というのも、今月の始めにシリーズ第1弾「カップヌードル リッチ スッポンスープ味」をレビューした際、これまで使い回していた現行バージョンの「カップヌードル シーフードヌードル」（約2mm幅）の麺ではなく、数年前のシーフードヌードル（約1.6〜1.8mm幅）と同じサイズの明らかに細い麺を採用していたので、麺の変化にも注目ですよ。

MOMOFUKU NOODLE（モモフクヌードル）ブラウンスムージーヌードル

阪急うめだ本店にある日清食品の直営店舗「MOMOFUKU NOODLE」に秋限定の新作モモフクヌードルが登場! 今回の新商品を含む「モモフクヌードル」は、大阪・梅田の阪急うめだ本店（株式会社阪急阪神百貨店）限定のカップラーメンで、公式ネット通販サイトを含む他の一般小売店には売ってない店舗限定商品かつ税込価格は540円という「カップヌードル リッチ」2個以上の高級品。

出典：日清食品「季節限定! 大人な味わいの “ブラウンスムージーヌードル” を新発売! 阪急うめだ本店『MOMOFUKU NOODLE（モモフクヌードル）』に新メニューが登場」

「MOMOFUKU NOODLE」のオープンは2018年10月3日、ちょうど創業1周年を迎える2019年10月3日（木）に「ブラウンスムージーヌードル」を新発売。販売期間は2020年2月29日（土）までの期間限定商品で、 “特製トリュフオイル” 付きのブラウンスムージースープ（Brown smoothie soup）と新具材「さつま芋のヤサイコロ」をアピール。

本店からの配送さえ行っていないので、かなり入手のハードルが高く、直営店舗（MOMOFUKU NOODLE）に行かないと買えないのですが、それだけに大阪土産（みやげ）としても重宝されているモモフクヌードル 。特製トリュフオイルもさることながら、プレスリリースによるとアーモンドの奥深い味わいも特徴とのことなので、もし手に入ればレビューしたいと思います。

明星食品

極のチャルメラ バリカタ麺 濃厚豚骨まぜそば

本場博多の味ここに極まる!? 極（きわみ）のチャルメラから硬め・極細・ストレートを極めた “汁なし専用バリカタ麺”「豚骨まぜそば」新発売! 1966年（昭和41年）9月7日から販売されている昔ながらのロングセラーブランド「明星チャルメラ」より、本格的なノンフライ麺を使用した「極」シリーズから2度目の汁なしカップ麺が開発されました。

出典：明星食品「明星 極のチャルメラ バリカタ麺 濃厚豚骨まぜそば」（9月30日発売）

初めて極のチャルメラが発売されたのは2017年11月6日で、タイトルは「明星 極のチャルメラ バリカタ極細麺と濃厚とんこつ」。いつもは油揚げ麺なのに熱湯60秒のノンフライ麺を採用した本格仕様での登場だったんですが、ほとんど「チャルメラ」らしさは皆無に等しく、既存の「バリカタ」シリーズにチャルメラのブランド名を取って付けたような状態——

というわけで初版は厳しめに評価していたのですが、2018年7月23日に発売されたシリーズ初の汁なし系「極のチャルメラ バリカタ麺 辛豚骨まぜそば」では超高評価を叩き出し、今回は辛味無しの純とんこつ汁なしバージョンということで期待できそうな新商品。もちろん麺は定評のある熱湯60秒の超極細ノンフライ麺、その本格的な麺に豚骨が付いてこられるか否かに注目です。

東洋水産（マルちゃん）

ハリガネ ねぎだく豚骨

新かため極細麺!? 進化が止まらないマルちゃんのタテ型が再び改良宣言!「ハリガネ」シリーズとは、博多とんこつラーメンを注文する際の硬さ指定であるハリガネ（バリカタよりも硬い茹で加減）をイメージしたもので、前述した「極のチャルメラ」と同じく熱湯1分のカップラーメンなのですが、こちらはスナック的な油揚げ麺と粉末らしい豚骨スープが魅力的なブランド。

出典：東洋水産「ハリガネ ねぎだく豚骨」新発売のお知らせ

以前から縮れのない極細麺を商品のイメージ写真に起用しているのですが、その実態は縮れまくりの油揚げ麺という‥w その超インスタント感も魅力的なポイントでした。けれども2017年11月13日に発売された「スパイシー豚骨」以降、それ以前の丸刃から角刃の麺に変わってアイデンティティを損失し、このブログでは10段階評価中「1」と評価したのを憶えています。

しかし、今回は “よりストレート化を進めたナチュラルウェーブの「新かため極細麺」へ、大きく麺を改良” しているらしく、しかもテーマは以前に超高評価（★6）を叩き出した2017年8月21日発売「マルちゃん ハリガネ ネギトン」の再来を思わせる「ねぎだく豚骨」。これ以上に麺が悪くなることはないと思うので、 “新かため極細麺” の仕上がりに注目してみましょう。

エースコック

全国ラーメン店マップ 旭川編 蜂屋 特製旭川醤油ラーメン

全国各地の人気ラーメン店のおいしさを手軽に味わえる「全国ラーメン店マップ」より、北海道・旭川の有名店「蜂屋」監修の一杯が再び登場! 実は2018年4月9日、同シリーズから「全国ラーメン店マップ 旭川編 蜂屋 特製焦がし醤油ラーメン」というタイトルで蜂屋（はちや）のカップラーメンが発売されていたので、今回の新製品は再販に近いもの。

出典：エースコック「全国ラーメン店マップ 旭川編 蜂屋 特製旭川醤油ラーメン」2019/9/30 新発売PDF

「蜂屋」とは、1947年（昭和22年）に旭川市で創業した老舗のラーメン店で、もともと創業者が蜂蜜を使用したアイスクリーム店を営んでいた——というのが屋号の由来。前回の「特製焦がし醤油ラーメン」から商品名が「特製旭川醤油ラーメン」に変わっていますが、今回も旭川ラーメンの特徴的なスープ（動物系と魚介系のダブルスープ）に「焦がしラード」を組み合わせた看板メニューを再現したもの。

前回、若干わざとらしいスープの粘りが気になったのですが、焦がしラードだけでなくロースト醤油の芳ばしさも印象的で、黒マー油（焦がしニンニク）や葱油とは違う独特の芳ばしさがから、きちんと記憶に残る他に類を見ない個性的な味わいに仕上がっていました。エースコックのニュースリリースを見る限り、前回から大きな変更はなさそうなので、素直に仕上がりが楽しみです。

寿がきや食品

辛辛魚らーめん 辛辛MAXⅢシビレVer.

最強のアイツが2年ぶりに進化‥‥!! 寿がきや食品が販売するカップラーメンの中ではダントツの人気商品と言っても過言ではない「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」を超えるべく、2016年8月から “打倒カップめん” をコンセプトに開発された激辛袋麺、「辛辛MAXバージョン」が新たな刺激 “痺れ” をプラスして「辛辛魚MAX III シビレVer.」にバージョンアップします。

出典：寿がきや食品「TOP > 商品情報 > 辛辛魚らーめん 辛辛MAXⅢシビレVer.」

というわけでカップ麺の「辛辛魚」ではなく袋麺の新商品なんですけど、実は先月から密かに告知されていた辛辛魚関連の新作なので、見逃すわけにはいきません。以前にカップラーメンと「辛辛魚MAX II」を比較したことがあって、単純に辛さレベルだけでいえば袋麺のほうが上だと感じたのですが、結果的にカップ麺ほどの中毒性（旨味）はないな——という結論に落ち着きました。

そして今回も前回と同じく通販限定（9月30日 7:00〜販売開始）・数量限定商品（楽天では236個）で、なおかつ10食入り1ケース単位でのみ販売（税込3,024円）という、諸々のハードルが高い商品。送料無料ではあるものの、ある意味もっとも高いハードルは “バラ売りしていない” という販売条件なので、箱買いするだけの価値があるのか否か、厳正に審査したいと思います。

サンポー食品

透豚骨ラーメン

サンポー食品株式会社設立70周年記念商品として開発された新作は “金粉入り” のスケルトン!? まず「透豚骨」という商品名が面白く、その読み方は「すけるとんこつ」というユニークなもの。今でこそ豚骨ラーメン＝白濁系の白湯（ぱいたん）スープが常識となっていますが、もともと豚骨ラーメンは清湯（ちんたん）系の “透明なスープだった” と言われています。

出典：
サンポー食品「透豚骨ラーメン」新発売のお知らせ

清湯豚骨ラーメンといえば、2019年6月17日に発売されたヤマダイ（ニュータッチ）の「凄麺 澄んだスープの豚骨ラーメン」が記憶に新しいところ。昭和12年（1937年）創業の老舗「南京千両（なんきんせんりょう）」が豚骨ラーメンのパイオニアで、もともと濁りのなかった豚骨ラーメンを昭和22年（1947年）創業の屋台「三九（さんきゅう）」が “誤って白濁させてしまった” のが白湯系豚骨の始まり。

サンポー食品のニュースリリースにも “豚骨ラーメンの原点は透明感のあるスープで、誤って長時間火にかけたことで白濁し——” とあるため、昭和22年に起きた “事故” 以前の豚骨ラーメンを意識している模様。さらに設立70周年記念商品という立ち位置から、まさかの金粉まで入っている注目度の高い新商品です。あとは、全国的に入手できるか否か‥‥というのが毎度お馴染み最大のハードルですね。

今週注目のカップ麺と展望

先週に続いて新商品が少なめの9月第5週ですが、何気に粒揃いのラインナップ。今週注目したい新作カップ麺は、サンポー食品の金粉入り設立70周年記念商品「透豚骨（すけるとんこつ）ラーメン」で、そのユニークなコンセプトもさることながら、サンポー食品が手掛ける “透明な豚骨ラーメン” というのが実に興味深いところ。

さらに汁なし豚骨「明星 極のチャルメラ バリカタ麺 濃厚豚骨まぜそば」や白濁豚骨「マルちゃん ハリガネ ねぎだく豚骨」、さらに豚骨×魚粉×激辛×シビレの袋麺「辛辛魚MAXⅢシビレver.」と4種類の豚骨が同時に発売される豚骨ウイークになりました。他、前回の取り零し分や食べ比べなども企画しつつ、新商品を優先してレビューしていく予定なので、今週も一緒にカップ麺を楽しんでいけたらなと思います。

メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください。