激辛対決「蒙古タンメン中本」の冷凍麺どっちが辛い!? “汁なし麻辛麺 vs. 汁なしカレー誠炸羅麺” 徹底比較!!

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セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、蒙古タンメン中本の冷凍麺、セブンプレミアム「蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺」及び「蒙古タンメン中本 汁なしカレー誠炸羅麺」の実食・比較レビューです。

激辛好きの登竜門「蒙古タンメン中本」監修の汁なし冷凍麺を食べ比べ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、冷凍食品としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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蒙古タンメン中本 “麻辛麺 vs. 誠炸羅麺”

蒙古タンメン中本(もうこたんめんなかもと)とは、東京都板橋区に本店を構える “からうまラーメン 日本一” の行列店で、二代目店主・白根誠(しらね まこと)氏が代表取締役を務める株式会社誠フードサービスが現在の運営母体。創業者である先代の故・中本正氏が1968年(昭和43年)9月12日に開業した「中国料理中本」が前身で、その味を白根氏が受け継ぎ、2020年10月現在の店舗数は都内を中心に24店舗まで拡大しました。

二代目・白根誠 店主

蒙古タンメン中本とセブン&アイグループの付き合いは、2008年11月26日に発売された日清食品との共同開発カップ麺「蒙古タンメン 中本」から続いており、2019年10月29日にリニューアルした「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」をはじめ、夏季限定の激辛カップ麺「北極ラーメン」や湯切りタイプの「辛旨焼そば」にカップライスの「辛旨飯」など、定期的に新商品を開発・販売しています。

さらに「チーズの一撃」や「北極ブラック」「極豚ラーメン」といった変わり種の即席カップ麺を展開し、その名を全国に轟かせ、セブンプレミアムを代表する人気シリーズとして確固たる地位を確立。基本的にはカップラーメン、カップライス、カップ焼そばといったインスタント食品を中心にしていましたが、2018年6月12日に蒙古タンメン中本初の冷凍食品「汁なし麻辛麺(マーシンメン)」を新発売。

発売当初の取り扱い店は全国のセブンイレブンが対象となっていましたが、瞬く間に売り切れ続出で入手困難な商品となり、気付けば東北・関東エリア限定商品となっていた初代・汁なし麻辛麺。しかし、いつの間にかシレッと通年販売のレギュラー商品に格上げされ、再び販路を全国に拡大しつつ、2020年6月1日にリニューアル版の “二代目” がリリースされました。

撮影協力:セブン-イレブン

すでに定評のある「汁なし麻辛麺」ですが、それに続く蒙古タンメン中本の冷凍麺・第2弾として、2020年10月7日に「汁なしカレー誠炸羅(マサラ)麺」を新発売。第1弾の「汁なし麻辛麺」は激辛麻婆豆腐を汁なし麺に落とし込んでいたのに対し、第2弾の「汁なしカレー誠炸羅麺」は文字通りカレー味の新作で、後者はコンビニのセブンイレブン限定かつ数量限定商品として企画されたもの。

「汁なしカレー誠炸羅麺」は、蒙古タンメン中本の新宿店で提供されている店舗限定メニューの「インドラーメン」をモデルにしているらしく、それを電子レンジ加熱調理で食べられる冷凍の汁なし麺にアレンジ。筆者の住んでいる北近畿では、発売週の水曜日に入荷した店舗が多く、徐々に全国のセブンイレブンでも取り扱いが始まったようなので、そろそろ全国的にも出回っている頃でしょうか。

「汁なし麻辛麺」「汁なしカレー誠炸羅麺」どちらも別添の蒙古ペースト(花椒入り辣油)付きで、別添なしだと蒙古タンメン中本の実店舗で提供されているピリ辛の「味噌タンメン級」(辛さ2)、半量入れると辛旨の「蒙古タンメン級」(辛さ5)、そして全量入れると激辛の「北極ラーメン級」(辛さ10)となっており、もちろん辛いだけの商品ではないのですが、両者の辛さレベルは一般的に見ても間違いなく激辛クラス。

全量で辛さはココイチの10辛以上

発売日に「汁なしカレー誠炸羅麺」をレビューした際、別添の蒙古ペーストは共通なのではないかと感じたのですが、まだリニューアル後の「汁なし麻辛麺(二代目)」を取り上げていなかったこと、加えてベースの味付けも片や麻婆系、片やカレー系と別物なので、これを機に “どっちが辛いのか” 食べ比べてみることにしました。

開封

汁なし麻辛麺 内容物

さて、まずは第1弾「汁なし麻辛麺(二代目)」の開封直後。内容物は「具付めん」と「花椒入り辣油」の2種類で、構成としては2018年6月発売の汁なし麻辛麺(初代)と変わっていませんが、花椒入り辣油のデザインは変更。外袋と同じように、全量=北極ラーメン級、半量=蒙古タンメン級、なし=味噌タンメン級と辛さレベルを記載しています。

汁なしカレー誠炸羅麺 内容物

対して第2弾「汁なし誠炸羅麺」の内容物も「具付めん」と「花椒入り辣油」の2種類で、花椒入り辣油の小袋も「汁なし麻辛麺」と同じデザイン。どちらも-18℃以下で保存しなければいけない冷凍食品で、賞味期限は製造から1年と長く、調理方法は電子レンジ加熱専用となっているのですが、調理の際は “かならず花椒入り辣油を取り外してから” 電子レンジで加熱してください。

ちなみに「汁なし麻辛麺」のみイトーヨーカドーのネット通販サイト(オムニ7)でも取り扱われているのですが、前述のように「汁なしカレー誠炸羅麺」はセブンイレブン店舗限定で、どちらも販売価格は298円(税込321円)と同じ値段。調理に別皿を必要とするため、出先では食べにくい商品ではあるものの、これで税込321円は破格だと思います。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺 / 汁なしカレー誠炸羅麺
販売者:日清食品冷凍株式会社
製造所:日清食品株式会社 静岡工場
    静岡県焼津市相川17-2
内容量:350g / 343g
商品コード:4548779730453 / 4548779730446(JAN)
発売日:2020年06月01日(月)R / 10月06日(火)
実食日:2020年10月10日(土)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
商品購入価格:321円(税込)
希望小売価格:298円(税別)
麺の種類:冷凍麺
スタイル:冷凍食品 ゆで中華めん(調理済み)
加熱時間:500W 7分30秒 / 500W 7分00秒
小袋構成:2袋(具付めん・花椒入り辣油)

原材料名とアレルギー表示

【汁なし麻辛麺】めん〔小麦粉(国内製造)、小麦たん白、食塩、卵粉 / かんすい、クチナシ色素〕、豆腐、みそ、野菜(にら、たまねぎ、ねぎ)、食肉(豚肉、牛肉、鶏肉)、たけのこ水煮、植物油脂、豚脂、ガーリックペースト、砂糖、香辛料、チキンエキス、ポーク調味油、ポークエキス、粒状大豆たん白、ザーサイ 、たん白加水分解物、しょうゆ、ジンジャーペースト、ごま、醸造酢、えび醤 / 調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)、凝固剤、香料、パプリカ色素、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ベニコウジ色素、[花椒入り辣油〔ショートニング、植物油脂、唐辛子、豚脂、ポーク調味油、花椒、ガーリックパウダー / 香辛料抽出物、香料、パプリカ色素、酸化防止剤(ビタミンE)〕]、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【汁なしカレー誠炸羅麺】めん〔小麦粉(国内製造)、小麦たん白、食塩、卵粉 / かんすい、クチナシ色素〕、フライドポテト 、野菜(にんじん、にら、たまねぎ)、食肉(豚肉、鶏肉、牛肉)、みそ、豚脂、植物油脂、カレーフレーク、ガーリックペースト、香辛料、砂糖、ポーク調味油、粒状大豆たん白、ポークエキス、カレー粉、ジンジャーペースト、たん白加水分解物、しょうゆ、えび醤 / 調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)、カラメル色素、香料、パプリカ色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、ベニコウジ色素、[花椒入り辣油〔ショートニング、植物油脂、唐辛子、豚脂、ポーク調味油、花椒、ガーリックパウダー / 香辛料抽出物、香料、パプリカ色素、酸化防止剤(ビタミンE)〕]、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)

実食開始

汁なし麻辛麺 調理後

さて、まずは「汁なし麻辛麺」の調理直後。加熱時間は500Wの電子レンジで約7分30秒、600Wなら約6分30秒となっており、調理後の見た目は初代・汁なし麻辛麺と見分けがつかないほど酷似しているのですが、リニューアル前と比較して、カロリーは551kcalから532kcalにダウン。反対に食塩相当量は3.2gから3.7gにアップするなど、パッケージのみ変更のテコ入れではありません。

汁なしカレー誠炸羅麺 調理後

対して「汁なしカレー誠炸羅麺」の加熱時間は500Wの電子レンジで約7分、600Wなら約6分と比較的に短めで、カロリーや糖質量は汁なし麻辛麺(532kcal / 65.3g)よりも汁なしカレー誠炸羅麺(550kcal / 72.8g)のほうが高く、しかしながら食塩相当量は汁なし麻辛麺(3.7g)よりも汁なしカレー誠炸羅麺(3.1g)のほうが低めの値となっており、加熱の段階からカレーの香りで食欲を刺激してくる実食前。

それでは「汁なし麻辛麺」及び「汁なしカレー誠炸羅麺」の共通点や違いに注目しつつ、体感的な辛味の強さなど、製品の特徴を比較・解説します。なお「汁なしカレー誠炸羅麺」はレビュー済みなので、より詳しい感想や評価が気になる方は、関連ページ【激辛】セブンイレブン限定「蒙古タンメン中本 汁なしカレー誠炸羅 (まさら) 麺」が高コスパ!! をご覧ください。

栄養成分表示:汁なし麻辛麺 / 汁なしカレー誠炸羅麺
カロリー:532kcal / 550kcal
たん白質:17.5g / 17.5g
脂  質:21.1g / 19.6g
炭水化物:70.9g / 79.0g
(糖  質:65.3g / 72.8g)
(食物繊維:5.6g / 6.2)
食塩相当量:3.7g / 3.1g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

汁なし麻辛麺の平打ち太麺

実は麺の厚みに違いが‥‥

「汁なし麻辛麺」に使われている茹で中華麺は、芳醇な小麦の風味と甘味に洗練された印象を覚える平打ちの太ストレート麺で、しっかりとしたコシの強さも見どころ。適度に加水率を高めて粘りのある弾力を打ち出しているのですが、同時に歯切れの良さも両立することでバランスを保ち、茹で置きの中華麺では味わえない臨場感を実現しています。

汁なしカレー誠炸羅麺の平打ち極太麺

「汁なしカレー誠炸羅麺」の茹で中華麺も「汁なし麻辛麺」と同じ原材料(小麦粉、小麦たん白、食塩、卵粉)を使っているのですが、実はパッケージの裏面を見ると「汁なし麻辛麺」には “もちっと食感の平打ち麺が——” と書いてあり、対する「汁なしカレー誠炸羅麺」には “極太麺が——” と書き分けられていて、なるほど実際の麺も比べてみたら厚みに違いがありました。

たとえば加水率の程度や小麦の配分など、切り出す前の生地そのものは同じような印象ですが、並べてみると一見して明白に “汁なしカレー誠炸羅麺のほうが太麺” で、食べ始めの粘り気やコシも「汁なしカレー誠炸羅麺」のほうが強め。とはいえクオリティの高さに優劣はつけられない、どちらも値段相応‥‥いや、これで税込321円なら上等も上等です。

辛旨麻婆だれ / 辛旨カレー

汁なし麻辛麺は麻婆だれ

別添なしだと「麻辛麺」のほうが微妙に辛い

初代・汁なし麻辛麺の “辛旨麻婆だれ” は、別添の「花椒入り辣油」を加える前からピリ辛以上の辛さを誇り、一般的に見ても中辛ないし普通に辛口と評価していたのですが、二代目・汁なし麻辛麺の “辛旨麻婆だれ” はピリ辛ちょい上〜中辛前後。辛い食べ物が苦手な方にとっては厳しい辛さになるかもしれませんが、別添なしだと花椒の痺れも目立っておらず、極端に辛い食べ物が苦手でなければ構える必要はありません。

そのため味わいとしては初代よりも二代目のほうがコク深く、実店舗の「蒙古タンメン」に使われている麻婆豆腐(蒙古麻婆)を彷彿とさせる味わいに、和味噌の風味が重なって、初代よりも実店舗の「蒙古タンメン」に近いテイスト。加えて3種類の挽肉(豚・牛・鶏)に筍の食感、さらにザーサイの使い方も秀逸で、税込321円の冷凍食品とは思えない、ぶっちゃけ非の打ち所が見当たらないほど完成した味わいです。

汁なしカレー誠炸羅麺は辛旨カレー

対する「汁なしカレー誠炸羅麺」の “辛旨カレー” は、実に家庭的な方向性にある慣れ親しんだカレー味で、別添なしの状態だと一般的にみてもピリ辛〜中辛ちょい下。まったく辛味がないわけではないものの、同時に砂糖の甘さも並行してくるため、唐辛子の辛さだけでいえば体感的に「汁なし麻辛麺」よりも低レベル。

しかし、コクの深さは「汁なし麻辛麺」の “辛旨麻婆だれ” に勝るとも劣らない‥‥否、味の奥行きでいえば「汁なしカレー誠炸羅麺」のほうが深いといっても過言ではありません。また日本人好みの慣れ親しんだカレー味でありながら、3種の挽肉(豚・牛・鶏)で全体の旨味を強化しつつ、和味噌で中本のエッセンスを加えるなど、ふつうだけど陳腐じゃない、オーソドックスで味わい深いカレー味に仕上がっていました。

蒙古ペースト(花椒入り辣油)

汁なし麻辛麺の別添

別添の小袋は同じ物、つまり‥‥

「汁なし麻辛麺」に別添されている蒙古ペースト(花椒入り辣油)は、文字通り花椒(かしょう、ホワジャオ)とラー油をミックスしたもので、原材料は “ショートニング、植物油脂、唐辛子、豚脂、ポーク調味油、花椒、ガーリックパウダー” で構成。バランスとしては花椒よりも唐辛子の辛味が強く、そのまま舌にのせると鋭い刺激が走り、全量投入した場合の辛さレベルはCoCo壱番屋(ココイチ)の10辛よりも上になります。

汁なしカレー誠炸羅麺の別添

そして、やはり「汁なしカレー誠炸羅麺」に別添されている蒙古ペースト(花椒入り辣油)も「汁なし麻辛麺」と同じ物。前述のように「汁なしカレー誠炸羅麺」はベースの甘みが強いため、全量投入した場合の辛さレベルは結果的に “汁なし麻辛麺のほうが上” になりますが、こちらの辛さレベルも余裕でCoCo壱番屋の10辛以上。ただし、自分で好きな辛さに調節できるので、すこしずつ投入しながら程よい辛さを探してみてください。

総評

「汁なし麻辛麺」と「汁なしカレー誠炸羅麺」を食べ比べてみた結果、けっきょく “どっちも激辛” という感想に変わりはないものの、ベースの違いから “汁なし麻辛麺のほうが辛い” と感じました。しかし、天下の蒙古タンメン中本が監修した冷凍食品ということで、ただ闇雲に辛いだけの食べ物ではありません。

より実店舗の蒙古タンメンに近くなった二代目「汁なし麻辛麺」は中毒性が高く、慣れ親しんだカレー味を軸にした「汁なしカレー誠炸羅麺」も絶妙な味わいで、どちらもコストパフォーマンスに優れた名作です。個人的に高く評価したいのは「汁なし麻辛麺」ですが、新作の「汁なしカレー誠炸羅麺」は数量限定品なので、気になっている方は早めに最寄りのセブンイレブンをチェックしてください。

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