道の駅「内子フレッシュパークからり」監修 “地元の食材を使ったカップ麺” もち麦うどん新発売!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年4月24日(月)新発売、エースコックのカップ麺「道の駅『内子フレッシュパークからり』監修 もち麦うどん」の実食レビューです。

全国に6ヶ所しかない “全国モデル” に認定された地域活性化拠点「KARARi」でしか味わえない人気メニューをカップうどんで再現!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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道の駅「内子フレッシュパークからり」監修 もち麦うどん

内子フレッシュパークからり(うちこふれっしゅぱーくからり)とは、愛媛県喜多郡内子町の国道379号沿いに位置する「道の駅」で、2015年(平成27年)1月30日に国土交通省が “6ヶ所しかない全国モデル” に選定した地域活性化拠点。1994年(平成6年)7月に開設された特産物直売所の実験施設「内の子市場」にルーツを持ち、作るだけの農家から脱却するため、内子町内の農家を中心に事業を拡大。

道の駅「内子フレッシュパークからり」の看板

1997年(平成9年)4月1日には、果物を楽しむ里(果楽里)、花を楽しむ里(花楽里)、香りを楽しむ里(香楽里)、加工することを楽しむ里(加楽里)、そして「カラリ」と晴れ晴れした気分・すがすがしい時間・爽やかな人間関係を名前の由来とする、町内の農家を株主とした運営母体・株式会社内子フレッシュパークからりを創立し、日本を代表する「道の駅」としての確たる地位を築き上げました。

今回の新商品「道の駅『内子フレッシュパークからり』監修 もち麦うどん」は、愛媛内子産の “もち大麦粉” を使用したカップ麺で、製造者は大阪府吹田市に本社を置くエースコック。内子フレッシュパークからりの「もち麦うどん」といえば「うどん処 あぐり亭」がヒットしたので、それを意識している部分もあるかとは思いますが、ふと脳裏を掠めたのが「すこやか和膳」というブランド。

このブログではレビューしていないのですが、2020年(令和2年)9月14日に “日本の新しい和風めん” を提唱し、もち麦(もち性の大麦)を粉にして麺に練り込んだ即席カップめん「すこやか和膳 もち麦めん 鰹と昆布だし」及び「鶏だしと柚子胡椒」を市場に投入していたエースコック。発売と同時に新たなテレビCMも展開し、変化の少ない和風カップめんカテゴリーに新風を吹き込みました。

すこやか和膳 もち麦めん 鰹と昆布だし / 鶏だしと柚子胡椒

——で、結論からいうと翌年には廃盤になったんですけど。なんで販売を終了したのか理解できないくらい、うどんでも日本の蕎麦でも中華麺でもない「もち麦めん」の食感は面白く、けっこう私は気に入ってました。今回の「道の駅『内子フレッシュパークからり』監修 もち麦うどん」は文字通り “うどん” なので、カテゴリーは「すこやか和膳」と異なりますが、もち麦を練り込んでいるところは共通点。

麺に練り込んでいるのは “内子産もち大麦粉” で、もち大麦粉中に内子産もち大麦粉を5%使用とのこと。思ってたよりも少なかったw ちなみに前述した「うどん処 あぐり亭」の「もち麦うどん」にも内子産もち麦粉(ダイシモチ)を使用しているらしく、見た目は蕎麦っぽい色合いで、かけうどんを例に挙げると大豆や椎茸がトッピングされているのも特徴的。

このページでレビューする「道の駅『内子フレッシュパークからり』監修 もち麦うどん」について、エースコックのニュースリリースには “椎茸の香りと旨みが特長的な味わい深い一杯に仕上げました” という椎茸についての訴求があることから、やはり「うどん処 あぐり亭」の「もち麦うどん」を‥‥

ふむふむ‥‥

‥‥なるほど「レストランからり」のメニューが題材なんですね。2023年4月現在、内子フレッシュパークからり(公式ウェブサイト)の施設案内に「うどん処 あぐり亭」の情報がないので、今は営業してないのかな? ひとまず「レストランからり」のメニューを見る限り「もち麦うどん(かけうどん)」にも内子産もち麦粉を使い、大豆や椎茸をトッピングしているようなので、モデルは同じようです。

開封

小袋は別添されていない

同時発売品「道の駅『もてぎ』監修 ゆず塩ら~めん」には小袋を別添していましたが、こちら「道の駅『内子フレッシュパークからり』監修 もち麦うどん」に小袋は別添されていないため、液体スープやオイル、ふりかけ等の追い風には期待できないけれど、お湯を注ぐだけで食べられる簡便性の高さが魅力。そして、小袋の粉末スープまみれ事件に怯える必要もありません。

ちょっと具材は少なめか?

かやくは、大豆加工品・ねぎ・椎茸の組み合わせで、いつもなら大豆加工品は本物の肉じゃないだの何だのと触れるところなのですが、前述のように「レストランからり」の「もち麦うどん」には大豆や椎茸がトッピングされている、つまり再現度の高さに直結するラインナップと評価できるポイント。

メーカー希望小売価格は214円(税別)なので、2023年4月現在の縦型カップ(レギュラーサイズ)製品で標準となっている設定なのですが、2023年6月1日(木)出荷分より、214円(税別)の価格帯に位置している製品は236円(税別)に値上げされます。これはエースコックに限った話ではないので、今のうちから覚悟しておかなければいけません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:道の駅「内子フレッシュパークからり」監修 もち麦うどん
製造者:エースコック株式会社
製造所:関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816-175)
内容量:56g(めん50g)
商品コード:4901071400828(JAN)
発売日:2023年04月24日(月)
実食日:2023年04月30日(日)
発売地域:全国
小売価格:214円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:290ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、もち大麦粉、植物性たん白、食塩)、スープ(食塩、魚介パウダー、乳糖、粉末しょうゆ、シイタケエキス、たん白加水分解物、シイタケパウダー、酵母エキス、コンブエキス、植物油脂、魚介エキス、全卵粉)、かやく(大豆加工品、ねぎ、椎茸)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、リン酸Na、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、カラメル色素、微粒二酸化ケイ素、甘味料(カンゾウ、スクラロース、アセスルファムK)、増粘多糖類、(一部に小麦・卵・乳成分・さば・大豆を含む)

実食開始

値段のわりにハイクオリティかも?

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。モデルと思われる「レストランからり」の「もち麦うどん」は蕎麦っぽい色と前述しましたが、それほど濃いめではありません。ただ、えてして縦型カップうどんの油揚げ麺は縮れていることが多いのに対し、それほど縮れが目立たないので、ちょっと期待しちゃう展開。

香りは良好

先入れ・後入れの小袋は別添されていないため、フタを半分まで剥がし、熱湯を注いで待つこと5分。時間になったらフタを開け、よく混ぜ合わせたら完成です。なんというか妙に麺が軽いというか、ふわふわ浮いてくる感じだったので、漠然とした不安を覚えたんですけどw ふんわりと出汁(だし)が効いた香りのファーストインプレッションは悪くありません。

ちなみに同時発売品「道の駅『もてぎ』監修 ゆず塩ら~めん」は、このブログでの評価が伸び悩んだので、相方のリベンジに期待しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(56g)あたり
カロリー:244kcal
たん白質:6.6g
脂  質:8.5g
炭水化物:35.3g
食塩相当量:3.1g
(めん・かやく:0.9g)
   (スープ:2.2g)
カルシウム:137mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:244kcal(めん・かやく:224kcal)(スープ:20kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

反発性が独特

4.0

ふわふわ浮いてくる感じと前述しましたが、実際に食べてビックリ。啜り上げたときに感じるのは摩擦抵抗ゼロの滑らかさで、しかしながら単なるツルツルではなく、例えるならプルンとした口当たりが印象的。けっして重みのある麺ではけれど、いざ噛み締めてみたら頑丈で、なかなか噛み切れない反発性の強さが食べ応えに寄与。

ちょっと短めに切り出されてる

はたして「もち麦うどん」の再現度は扨措き、いわゆるカップうどんで定番の質感とは別物で、日清食品の「どん兵衛」や東洋水産(マルちゃん)の「赤いきつねうどん」とも異なるベクトル。もちもちじゃないんだけど、ふかふかでもない、弾力のあるフカフカ? 実際のリアルうどんも含め、なかなか類を見ない麺質です。

さらに、エースコックの油揚げ麺といえば特有のニオイが伴う製品が多いので、それが人を選ぶ要因になることも珍しくないのですが、たとえば「スーパーカップ」や「わかめラーメン」などに通じる例のニオイは気になりません。好き嫌いはあるかと思いますけど、独特の弾力に “内子産もち麦使用” の個性と恩恵を感じました。

スープ

キレよりも出汁を重視

4.0

ひとつ前のページでレビューした「道の駅『もてぎ』監修 ゆず塩ら~めん」のスープは妙に塩気が強かったので、すこし構えていたのですが、醤油や食塩のエッジよりも出汁を重視したフレームワーク。魚介は粉末状の鰹節を中心に、椎茸の旨みを強めに効かせ、さらに昆布を重ねている、まさに “うま味の相乗効果” を絵に描いたような構成で、ひとくち目からグワッと出汁の波が押し寄せてきます。

濃口しょうゆ特有の攻撃性をバチッと効かせた関東風しか認めない! だと物足りないかもしれないけれど、出汁の濃度でいえば前述の「どん兵衛」や「赤いきつね」にも負けない太さだったので、ちょっとビックリしました。

かやく

椎茸よき

3.5

ネギはエースコックのカップ麺で頻繁に遭遇する熱風乾燥の青葱なので、あいかわらずジャキジャキした歯触りが気になるところではあるものの、椎茸はサイズのわりに存在感が強く、噛んだ途端に旨みがジュワッ。大豆加工品はクニッとした食感なので、自然な大豆の弾力とは異なりますが、例の粗悪な肉そぼろよりもマシな具材ですし、少なからず再現度を高めることに寄与しているアイテムです。

総評

3.5

劇的に感動するようなカップ麺かと聞かれたら、値段のわりに見どころがあるよ、という返答になりますが、ディスっているわけではありません。できれば丼型のカップで商品化してほしかった気持ちもありますけど、従来の縦型カップうどんにはない弾力の麺は個性的だったので、そこに注目してみてください。

さて、これから残りの全国モデル(岩手県遠野市「遠野風の丘」、群馬県川場村「川場田園プラザ」、千葉県南房総市「とみうら」、山口県萩市「萩しーまーと」)とコラボするのかどうかは定かでないけれど、コンセプトの話題性は高いので、続編の登場にも期待しましょう【author・taka :a(大石敬之)】

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