ラーメン燈郎の人気メニューをカップ麺に【麺屋一燈】監修「スパイシーサバ節カレー」ローソン限定発売!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年9月27日(火)ローソン限定発売、日清食品のカップ麺「麺屋一燈監修 スパイシーサバ節カレー」の実食レビューです。

二郎エボリューションの “サバカレーラーメン” を再現!? 都内を代表する新小岩の行列店「麺屋一燈」監修のカップラーメン最新作はセカンドブランドがモデル!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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麺屋一燈監修 スパイシーサバ節カレー

麺屋一燈(めんや いっとう)とは、2010年(平成22年)6月18日の創業以来、東京都葛飾区東新小岩で絶大な人気を誇る “濃厚魚介鶏白湯” の名店で、店主の坂本幸彦(さかもと ゆきひこ)氏はフレンチの世界からラーメン業界に転身した経歴の持ち主。39歳で麺屋こうじグループの門を叩き、必死に働くこと3年間。42歳で「麺屋一燈」を独立開業し、数々の賞を総なめにしてきました。

撮影協力:ローソン店舗

今回の新商品「麺屋一燈監修 スパイシーサバ節カレー」は、コンビニの中でもローソンにしか売ってない、PB(プライベートブランド)のカップラーメンで、製造者は日清食品。これまでに大判どんぶり型の「濃厚魚介鶏白湯ラーメン(特製ホタテ鶏油付き)」やカップメシ「濃厚魚介鶏白湯飯」など、ローソン限定商品を監修してきた「麺屋一燈」ですが、縦型ビッグのカップラーメンは前例がありません。

前述のように「麺屋一燈」といえば “濃厚魚介鶏白湯” を特徴とするメニューが看板で、鶏白湯ベースの出汁(だし)に5種の魚介と甲殻類を合わせた「濃厚魚介つけ麺」を筆頭に、それを食べやすくバランス重視で調整した「濃厚魚介らーめん」ほか、自慢の濃厚魚介鶏白湯とは異なる淡麗系の「芳醇香味そば(塩)」や「芳醇香味そば(醤油)」なども展開。

いずれのメニューも多くの方に高く評価されており、今回のカップ麺も正式な商品名は「麺屋一燈」の監修となっているのですが、同店に「スパイシーサバ節カレー」というグランドメニューは存在しません。——そう、冒頭でも触れているように、このページでレビューする「麺屋一燈監修 スパイシーサバ節カレー」は、一燈ブランドが展開する「ラーメン燈郎」のメニューがモデル。

燈郎の外観と坂本店主

ラーメン燈郎(とうろう)とは、麺屋一燈の創業から約1年後、2011年(平成23年)7月1日にオープンした2号店で “野菜ガッツリ二郎系のおしゃれなラーメン店” がテーマ。もともとは「麺屋一燈」で提供していた二郎インスパイア系の限定メニュー “燈郎” にルーツを持ち、ド乳化G系ラーメンに数量限定のステーキをトッピングする唯一無二のスタイルを確立。

以前は公式ウェブサイトで「ラーメン二郎」の進化系 “二郎エボリューション” を名乗り、濃厚魚介鶏白湯を極めたからこそ打ち出せる、このジャンルでは他に類を見ないほど濃厚なスープも然る事乍ら、おしゃれな空間と丁寧な接客で女性からの支持も集めるなど、まさに「麺屋一燈」らしいプロモーションで成功を収めました。

そんな「ラーメン燈郎」が店舗で提供しているメニューの中に「サバカレーラーメン」があり、それをモデルに開発されたのが今回のカップ麺。パッケージには “豚骨×サバ節がクセになるラーメン” という訴求に加え、にんにくガッツリ!! と味のインパクトは申し分なさそうな雰囲気。

ド乳化G系×さば節×カレーの相乗効果や如何に‥‥

サバ節を効かせたカレーそのものは特段に珍しいわけではないけれど、そこに “二郎エボリューション” のエッセンスが加わった場合、どのような相乗効果が生まれるのか、仕上がりが楽しみです。

開封

別添の小袋はなし

今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、お湯を注ぐだけで食べられる簡便性の高さに魅力を感じるものの、日清食品が展開する二郎インスパイア商品といえば、小袋のオイルに含まれる “むわっ” としたニオイが決め手になることが多く、それがないのは寂しいポイント。ただ、外装フィルムを剥がした途端、フタを開ける前からカレーの香りが強く主張してくるところはインパクト。

フタ裏のコメントにも注目

もちろんフタを開封するや否や、カレーの勢いは速度を増してくるものの、まだ二郎インスパイア系の要素は目立ちません。ちなみにフタの裏には “スープ飲み干すのちょっと待って!!” という呼び掛けがあり、残った濃厚カレースープに白ご飯を入れてガッツリうまい「背徳の〆カレー」を訴求しているため、やらいでか。

2022年10月1日現在、縦型ビッグのNB(ナショナルブランド)商品に設定されているメーカー希望小売価格は245円(税別)が業界水準となっているので、それをローソンで購入した場合の税込価格は264円が相場。しかし、今回のローソン標準価格は239円(税込258円)に設定されているため、この値段にはPB商品らしい強みが出ています。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:麺屋一燈監修 スパイシーサバ節カレー
製造者:日清食品株式会社
製造所:静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
内容量:111g(めん80g)
商品コード:4902105278444(JAN)
発売日:2022年09月27日(火)
実食日:2022年10月01日(土)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:258円(税込)
ローソン標準価格:239円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、香辛料)、スープ(豚脂、ポーク調味料、小麦粉、カレー粉、でん粉、糖類、クリーミングパウダー、香辛料、食塩、魚粉(さば、かつお)、オニオン調味料、粉末しょうゆ)、かやく(キャベツ、味付肉そぼろ、にんにく、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘多糖類、炭酸Ca、かんすい、酸味料、乳化剤、セルロース、カロテン色素、香料、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、フラボノイド色素、香辛料抽出物、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、炭酸Mg、クチナシ色素、チャ抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

ほんとに熱湯5分で大丈夫なのかな‥‥

麺は油で揚げたフライ麺で、サイズは「カップヌードル」の太麺(約3mm幅)よりも太いかなー、くらいに見えますけど、湯戻し時間は熱湯5分と長めの設定。二郎インスパイア系の麺といえば、強付きのあるワシワシとした食べ応えも魅力的なポイントになっているので、それっぽい雰囲気が楽しめるのかどうかも見どころの一つ。

とろみ成分の溶け残りに注意

前述のように小袋は別添されていないため、お湯を内側の線まで注いだら、フタをして待つこと5分。その間もカレーの力強い芳香が攻め続けてくるのですが、二郎インスパイア系のラーメンを彷彿とさせる(いい意味で)下品な香りは目立ちません。

しかし、カレーに負けじとサバ節の主張も強く、ニンニクも適度にアグレッシブで、印象としては悪くないファーストインプレッション。また過去の「麺屋一燈」監修シリーズにはなかったタイプなので、引き続き「めん」「スープ」「具材」の項目に分けて特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(111g)あたり
カロリー:508kcal
たん白質:11.1g
脂  質:21.0g
炭水化物:68.6g
食塩相当量:6.0g
(めん・かやく:2.7g)
   (スープ:3.3g)
ビタミンB1:0.26mg
ビタミンB2:0.31mg
カルシウム:172mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:508kcal(めん・かやく:416kcal)(スープ:92kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

日清のオリジナリティが強いけど悪くない

5.0

二郎インスパイア系のラーメンを提供している専門店は、オーションと呼ばれる強力粉(灰分0.52±0.04%の2等粉)を愛用する傾向があり、加水率は低めの設定でありながら、極太サイズの縮れ麺であることが主流。対して「ラーメン灯籠」では、ほぼ縮れのない平打ちのストレート麺を基本としているため、それも他のインスパイア店との差別化に一役買っています。

汁はね注意

それをモデルにした今回の油揚げ麺は、そこそこ縮れのある形状で、イメージとしては「カップヌードル カレー」の延長線上に位置するタイプ。もちろん「カップヌードル カレー」に使われている熱湯3分の油揚げ麺よりも耐久性はありますが、それをベースに食感とサイズを強化したような仕上がりで、お世辞にも再現度が高いとはいえません。

しかし、後述するスパイシーなサバ節カレースープとの相性は申し分なく、油揚げ麺ならではのジャンクさもプラスに作用していたので、取り合わせとしては結果オーライ。熱湯5分ジャストでフタを開け、30秒ほど念入りに混ぜ合わせてから一口目に入りましたが、それでも若干ながら硬い部分が残るくらい。スープの成分的に麺が戻りにくいため、指定の時間は守ったほうが安全です。

スープ

豚骨も見逃さないで

5.5

商品名にも「スパイシー」とあるように、きちんと香辛料の主張を感じる味わいで、辛さレベルは中辛くらい。それなりにピリッとくるものの、たとえば大阪発祥のスパイスカレーよろしく特殊な癖を持ったスパイス感ではなく、きわめて家庭的なカレー粉を中心に、ちょっと香辛料を強めに効かせているようなテイスト。

魚粉にはカツオも併用していますが、使用量はサバのほうが多く、しっかりとしたカレー味にも負けない存在感。立ち位置としては対等で、なおかつニンニクも食い気味で自己主張を放ってくるのですが、土台を支える豚骨を忘れてはいけません。液体スープほどではないにしろ、ポーク調味料は乳化感の強いタイプを使っており、まろやかな部分をクリーミングパウダーがブーストさせるフレームワーク。

豚骨×サバ節×カレーそれぞれ芯のある味わいで、二郎インスパイア特有の豚臭い部分は完全に削られているのですが、女性にも支持されている「ラーメン燈郎」のイメージ的に、それは蛇足といえるかもしれません。とろみは人工的に強めてありますけど、スパイシーな味わいと重心の低い豚骨の旨みが功を奏し、違和感を覚えることはありませんでした。

具材

たっぷりキャベツが嬉しいことに加え‥‥

4.5

「ラーメン燈郎」を象徴する牛ステーキをイメージした具材は入っておらず、もやしも不使用で、少量の味付肉そぼろも店舗の豚(ぶた)と比較できないほど頼りない存在感。小さな青ネギも目立ったアプローチをかけてきませんが、実際の「サバカレーラーメン」にも使われているトッピングで、たっぷりのキャベツは好感が抱けるポイント。

そして「日清トリプルニンニク豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク」にも使われている刻みニンニクが猛威を振るっているのですが、定期的に混ぜないと底に沈みがちなので、それが玉に瑕‥‥なんですけど、ここで思い出していただきたいのがフタ裏で訴求されていた公式アレンジ “背徳の〆カレー” です。

総評

5.0

実店舗の「サバカレーラーメン」と比較して、ずいぶんとデフォルメされていましたが、そこは天下の日清食品。デフォルメの仕方が “カップラーメンとして素直に美味しいと思える” 感じだったのと、スープにおける豚骨×サバ節カレーの組み合わせも味わい深く、方向性としては優等生ではあるものの、それだけに多くの方が楽しめる良品だと感じました。そして‥‥

この “やっちゃった感” は間違いない

残ったスープに白ご飯を投入する「背徳の〆カレー」も試してみたところ、豚骨×サバ節×カレーの中にドボンするわけなので、合わないわけがありません。ただ、このアレンジにおける最大のメリットは “容器の底に沈みがちな刻みニンニクも余すことなく楽しめる” こと。あえて刻みニンニクを沈めておけば、〆の背徳感もマシマシなので、また食後の印象や満足感も変わってくると思います。

ちなみに「麺屋一燈」公式Twitterアカウントの投稿には “約1ヶ月から2ヶ月の販売期間となります” との記載があったので、気になっている方は早めに最寄りのローソンをチェックしてください【author・taka :a(大石敬之)】

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