サンヨー食品「サッポロ一番 名店の味 純連 札幌濃厚みそ」2018年9月発売品

サンヨー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年9月25日(火)リニューアル発売のカップ麺、サンヨー食品「サッポロ一番 名店の味 純連 札幌濃厚みそ」の実食レビューです。

純連(じゅんれん)のカップ麺

2017年9月にサンヨー食品から発売された有名店モノ、「サッポロ一番 名店の味 純連 札幌濃厚みそ」がリニューアルしました。ところで初版がリリースされた時、てっきり「純連(すみれ)」の再現カップ麺かと思っていたのですが‥

「純連(じゅんれん)」のルーツは、昭和39年8月に初代・村中明子さんが札幌市豊平区中の島に創業した「純連(すみれ)」にあり、「すみれ」は開店初日から客に “こんなの初めて食べた、すごくおいしい” と言わしめ、やがて店は話題になってマスコミにも取り上げられるようになったそうです。

昭和42年に札幌店を立て替えて、この頃から遠方の客も増えたそうですが、店主の不調により昭和57年7月に惜しまれつつ突然の閉店‥

その翌年にあたる昭和58年、場所を中央区南11条西1丁目に移転して「純連」は再開し、変わらぬ確かな味によって再び行列のできる店になったそうですが、以前から屋号を “じゅんれん” と誤読する客が多く、その読み方が定着していたことから親しみが持てるようにと屋号を正式に「じゅんれん」へと変更したそうです。

再び経営が軌道に乗った頃、 “じゅんれん” の暖簾を長男・教愛氏に譲り、昭和62年10月に札幌店を南区澄川に移転して教愛氏が「純連(じゅんれん)澄川店」を開業。その後、平成6年8月に札幌店を南区澄川から豊平区平岸の現在地に移転させ、近代的なラーメン店へと変革したそうです。

一方、少年の頃から母の厨房を手伝っていた三男・伸宜氏は料理好きが高じて和食の料理人となり、高級ホテルやドイツの和食レストランで活躍した後、地元の札幌に戻って寿司屋を開業していたそうなんですけれども‥

母・明子が説得し、三男・伸宜氏もラーメン職人の世界に身を投じることになります。母のもとで3ヶ月の修行を積んだ伸宜氏は、平成元年に母の初代「純連(すみれ)」創業の地である中の島に同名の「純連(すみれ)」を開業。そんな経緯があって、長男・教愛氏が開業した「じゅんれん」と三男・伸宜氏が開業した「すみれ」という2つの「純連」が存在することになりました。

2018年現在、長男・教愛氏の純連(じゅんれん)は「純連」または「さっぽろ純連」と表記され、三男・伸宜氏の純連(すみれ)は「すみれ」と平仮名で統一されているそうです。つまり、今回のサンヨー食品が製造するのは長男「じゅんれん」の再現カップ麺で、セブンイレブンの日清食品「セブンプレミアム ゴールド すみれ 札幌濃厚味噌」は三男「すみれ」の再現カップ麺ということですね。

開封

小袋は、先入れ「かやく」、後入れ「液体スープ」「調味油」の3袋。2017年発売品では個体差で “かやくが2袋” 入っていたのですが(通常は1袋です)、今年は普通に1袋でした。かなりノンフライ麺の色が濃く、札幌の味噌ラーメンと言われてパッと思い浮かぶような黄色い縮れ麺が雰囲気を醸しているのですが、初版では粘り気のある多加水麺というよりも歯切れのよさが目立っていたんですよね。

同時発売品の「サッポロ一番 名店の味 桂花 熊本マー油豚骨」は再販でしたが、「純連」のパッケージにはシリーズ定番の謳い文句である “スープにとことんこだわった” の部分が “さらにおいしくなりました!” になっていますし、カロリーなどの数値も変わっていました。初版にあたるリニューアル前の2017年発売品は「★3」と評価しているので、違いに注目しながらレビューします。

製品情報・購入価格等

製品名:サッポロ一番 名店の味 純連 札幌濃厚みそ
販売者:サンヨー食品
製造所:太平食品工業
内容量:123g(めん70g)
発売日:2018年9月25日(火)リニューアル
JANコード:4901734031963
希望小売価格:205円(税抜)

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:149円(税込)
取得店舗:スーパー(ローカル)

麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:420ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体スープ / 調味油 / かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、植物油脂、食塩、大豆食物繊維、粉末卵)、スープ(みそ調味料、みそ、植物油脂、調味油脂、食塩、ポークエキス、糖類、豚脂、和風だし調味料、酵母エキス、チキンエキス、香辛料、たん白加水分解物)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、メンマ、ねぎ)/ 加工でん粉、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、香料、レシチン、酒精、クチナシ色素、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、パプリカ色素、微粒二酸化ケイ素、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉

実食開始

1食(123g)当たり

カロリー:442kcal
たん白質:10.5g
脂  質:17.2g
炭水化物:61.3g
食塩相当量:7.4g
(めん・かやく:1.2g)
(スープ:6.2g)

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:442kcal(めん・かやく:313kcal)(スープ:129kcal)

濃厚系札幌味噌ラーメンの名店『さっぽろ 純連』監修の大判カップめんです。

(サンヨー食品「製品情報」より引用)

めん

表面に張りとコシがあり、黄色みを帯びたちぢれの強い幅広のめんです。

(サンヨー食品「製品情報」より引用)

歯切れのいい太麺

「幅広のめん」と書かれていますが、平打ち麺ではなく、けっこう厚みのあるノンフライ麺です。手揉み風の縮れと黄色い見た目から札幌を代表する味噌ラーメンを彷彿とさせる雰囲気ではあるものの、やはり2018年発売品も実際に食べてみると粘り気のある多加水麺ではなく、むしろ歯切れのよさが目立っていました。

それなりに小麦の香りは強いので、風味に関しては素直に好印象だったのですが、お店の麺とは印象が異なるかもしれません。スープが力強いので、バランスとしては悪くなかったです。

スープ

野菜や豚肉と炒めたみその味わいや香味野菜、スパイスの風味が特徴のコク深い濃厚なみそ味です。ポークのうまみでマイルドな味わいに仕上げました。

(サンヨー食品「製品情報」より引用)

炒め野菜の調理感に注目

味噌は大幅に赤味噌寄りで、調味油に仕込まれている炒め野菜を彷彿とさせる芳ばしい風味が印象に残ります。しかし、オイル成分は植物性の油脂が主体となっているため、ラードがガツンと効いた力強さは得られません。調味油の量が少ないわけではないので、単純に質の問題なのですが、リニューアル前からベースが変わったことで以前よりも飲みやすくなりました。

あいかわらず味噌がガツンと効いたテイストではあるものの、従来品には含まれていなかった和風だし調味料などが追加され、かなり味噌ダレ押しのスープから旨味の奥行きも意識されているようなテイストに変わり、いい意味で以前とは受ける印象が異なりました。お店の再現度は低いかもしれませんし、典型的な札幌みそラーメンのイメージと比較しても味噌以外は大人しい仕上がりなのですが、少なくとも以前より美味しくなっています。

かやく

肉そぼろ、メンマ、ねぎの組合せです。

(サンヨー食品「製品情報」より引用)

肉そぼろの存在感大

メンマは小さくて食感くたくた、ねぎも多くありませんでしたが、大きな肉そぼろが多めに入っているのが嬉しいですね。しかも、かなり味付けがスパイシーなので、スープの合間に食べるとスープで足りなかった香辛料のパンチを補完するかたちとなり、そのような視点からも存在価値が見出せます。大量に入っているわけではないのですが、高い満足感が得られました。

総評

★★★☆☆☆☆☆☆☆(3+)
(標準は★3です)

あいかわらず麺のイメージは見た目こそ雰囲気があっても食感は遠いような気がするし、ラードたっぷりの重厚感あふれるスープではありませんが、少なくとも味噌ダレしか見えなかったような従来品とは異なり、カップ麺としてスープのレベルは上がったと感じました。

本店は未経験なので、あまり再現度については言及できないのですが、それについて書かれた記事を読む限り、おそらく再現度は高くないと思います。なので、その観点から見るとイマイチかもしれませんが、税込150円前後で捕獲できたら悪い製品ではありません。

今回のリニューアルによって通年化が確定したことと、主にスーパーでも買えるノンフライ麺のカップ麺なので、これからの季節に合わせてエンカウント率は上がってくるでしょう。地元のスーパーでは同時発売品の「桂花」よりも売れ行きが悪かったんですけど、スープは改良したと感じたので、気になった方はチェックしてみてください。