【評価】セブン限定の麺神カップ「牛だしチーズカレー味うどん」を実食 〜味は悪くないが気になる点も‥‥

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明星食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年5月7日(火)新発売、明星食品のカップ麺「麺神カップ 牛だしチーズカレー味うどん」(278円+税)の実食レビューです。

セブンイレブン専用の麺神(めがみ)第3弾は “独自の製法で作る幅広ノンフライうどん„ を搭載した牛だしチーズカレーうどんを展開!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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麺神カップ 牛だしチーズカレー味うどん

麺神(めがみ)とは、空前の極太麺ブームを背景に、従来の即席麺とは一線を画す、真の “お店品質” を目指して生まれたブランドで、製造者は東京都渋谷区の明星食品。2020年(令和2年)9月21日発売の即席袋めんに始まり、2週間後にはカップめんタイプの「麺神カップ」も現れ、極太麺が売りのコンセプトとテレビCMも話題を呼び、その知名度を一瞬にして全国に拡大することに成功しました。

セブン-イレブン限定「麺神カップ」第3弾

今回の新商品「麺神カップ 牛だしチーズカレー味うどん」は、セブン-イレブン店舗にしか売ってない、留型(とめがた)と呼ばれる立ち位置のカップうどんで、2022年10月25日発売の「濃香ちゃんぽん」及び2023年10月24日発売の「明太クリーム味うどん」に続く専用モデルの第3弾。NB(ナショナルブランド)商品に牛だしチーズカレー味の麺神うどんは存在しないため、目新しさを感じるフレーバーなのですが‥‥

2024年5月9日現在、セブン-イレブン・ジャパンの公式ウェブサイトを確認すると、数日前まで掲載されていた「麺神カップ 牛だしチーズカレー味うどん」の製品情報が見当たらず、そんなわけないだろうと週報(最新カップ麺【今週の新商品】ペヤングの激辛やきそばをヌードルに!? GW明けの新作をピックアップ!!)に貼り付けていたURLを直接叩き込んでみた結果——

ページが見つかりません。FILE NOT FOUND(申し訳ございません。ご指定のページが見つかりませんでした。お手数ですが、下記よりトップページへお戻りください。)

なにか製品に問題があったのか、それとも明星食品が不祥事を‥‥いや、どっちにしろ間違いなくニュースで取り沙汰される話。製品情報が削除されていることに気が付いたときは、お客様相談室の受付時間外だったので、懇意にしていただいているセブン-イレブンの某カリスマ店長にDMを送り付けてみたのですが、詳しいことは分からず(すみません、お手数おかけしました)。

「麺神カップ 牛だしチーズカレー味うどん」の概要

それがページのタイトルにも含めた「気になる点」の一つなのですが、実食前に原材料名を確認してみたところ “きな臭い表示„ があったので、それについても触れながらレビューします。

開封

別添の小袋は「麺神の雫」のみ

今回のカップ麺に別添されている小袋は、牛オイルが香り立つ「麺神の雫」1パックのみで、それを取った先に隠されていた、あの長ったらしい天面の口上書きは印刷されていません。私けっこう好きだったんですけど、定番の「濃香宮崎辛麺」以外、しれっと廃止されましたよね。

はい、ここテストに出ます。

かやくは‥‥はい、ここが “きな臭い„ ポイント。一見すると牛肉に見える具材は「牛肉風大豆たん白加工品」なので、つまりは模造品のフェイクミート。さらにチーズキューブ状の具材は「チーズ風油脂加工品」となっているため、チーズ加工品ではありません(詳しくは後述します)。

前述のように販売店はセブン-イレブン限定で、販売価格は1食あたり278円(税込300.24円)。麺神カップのメーカー希望小売価格も278円(税別)なので、順当といえば順当な値付けですけど、はたしてイミテーションな肉様の大豆とチーズ風油脂加工品でも高い満足感が得られるのか、ちょっとピリピリしている私です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:麺神カップ 牛だしチーズカレー味うどん
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:98g(めん70g)
商品コード:4902881485531(JAN)
発売日:2024年05月07日(火)
実食日:2024年05月09日(木)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:278円(税別)
購入価格:300.24円(税込)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(麺神の雫)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、植物性たん白)、スープ(ビーフ調味料、デキストリン、カレー粉、糖類、カレー調味料、油脂加工品、食塩、牛脂、豚脂、チーズ、乳等を主要原料とする食品、しょうゆ、ローストオニオン粉末、かつおぶし粉末、たん白加水分解物、植物油脂、香味調味料、ビーフエキス、酵母エキス、ポークエキス)、かやく(チーズ風油脂加工品、牛肉風大豆たん白加工品、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、香料、カラメル色素、トレハロース、炭酸カルシウム、乳化剤、炭酸ナトリウム、微粒二酸化ケイ素、グリセリン、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、カロチノイド色素、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉を含む)※本品製造設備では、かに・落花生を含む製品を生産しています。

実食開始

「明太クリーム味うどん」と同じかな?

麺は油で揚げずに乾燥させたノンフライうどんで、前回の「明太クリーム味うどん」と同じでしょうか。以前はスポット的にありましたけど、この商品と向き合っている現在、NB商品としての “麺神カップに「うどん」は存在しない„ ため、ここは限定品らしい価値が見出せるポイント。

チーズ風油脂加工品けっこう多かった

別添の小袋は後入れなので、お湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で「麺神の雫」を温めながら待つこと5分。時間になったらフタを開け「麺神の雫」を落とし、よく混ぜ合わせたら完成です。上記の画像ではイイ感じに見えるようにチーズ風油脂加工品をトッピングしていますけど、しっかり混ぜている間に半分以上は溶けますから、画像はイメージです的な感覚でご覧ください。

さて、香りはビーフカレーにチーズをトッピングしたような‥‥ってほど強烈なインパクトは感じなかったけれど、けっこう鰹節の主張も強く、想像していたよりも粘度は控えめ。パッケージに辛さレベルなどは表示されていませんが、引き続き牛だしチーズカレー味の個性についてはもちろん、念のため辛味の強さにも注目しつつ「めん」「つゆ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(98g)あたり
カロリー:391kcal
たん白質:9.2g
脂  質:9.8g
炭水化物:66.5g
食塩相当量:6.1g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:3.6g)
ビタミンB1:2.87mg
ビタミンB2:0.38mg
カルシウム:166mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:391kcal(めん・かやく:307kcal)(スープ:84kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

え、どうしたん‥‥

2.0

たとえば日清食品の「カップヌードル」を例に挙げると、麺の上部が平らになるように揚げられているのに対し、こちらはランダムに隆起した形状なので、縦型カップの構造上、どうしても熱湯に浸からない部分が出てきます。しかし、不思議と戻りムラは気になりません。

耐久性めっちゃ落ちとる‥‥

食べ始めは程度にコシのある食感で、粘りこそ控えめですが、油で揚げたフライうどんからは感じにくい上品さに、ノンフライならではのステータスが備わっています。けれども後半‥‥いや、食べ始めから2、3分ほど経過した頃合いになると、急に歯切れの良さが目立ち始め、例えるなら茹で過ぎた「きしめん」みたいな(※きしめんをディスっているわけではありません、あくまでも例えです)。

結果的にカレーつゆとの一体感は悪くなかったし、なんというか茹で置きの麺に通じるエモさもあったので、これはこれと割り切れば‥‥みたいな。それにしても「麺神カップ」のプライドが伝わってこない、どうしてこうなったのか理解に苦しむ仕上がりだったので、私は高く評価できませんでした。

つゆ

ちゃんと濃厚で満足度は高い

5.0

辛さはバーモントカレーほど平坦ではないけれど、いわゆる中辛表示のカレーよりは穏やかで、刺激的な印象は受けません。しかし、使用しているスパイスの関係か、けっこうドライな舌触りで、おうちカレーを和風だしで伸ばしたようなタイプではなく、わざわざ出汁(だし)を取り、うどんに合うようにカレー粉やローストオニオンで味を整えているような、きちんと濃厚でありながらもサラッとした仕上がり。

原材料にチーズを使用していることに加え、具材のチーズ風油脂加工品に由来するコクも感じるのですが、いわゆるチーズカレーほどの主張ではなく、牛だしの主張も目立ちません。——あ、ここまでが「麺神の雫」を入れる前の感想。

牛脂で臨場感アップ

続けて「麺神の雫」を加えると、牛脂のコクがプラスされ、牛の出汁とは異なるアプローチになりますが、おかげで牛の要素は明白。また辛さレベルが大幅に変わるわけではないけれど、小袋の中にはスパイスなどもブレンドしてあったので、さらに濃厚で深みのある味わいに。不思議とチーズのコクも増したように感じたので、商品名から受けるイメージとのギャップも少なく、値段相応の作りに思えました。

かやく

いつかネギもネギ風の大豆に変わるのだろうか‥‥

2.0

牛肉風を謳っている大豆たん白加工品は、大豆たん白特有のグニッとした食感で、お世辞にも牛肉風とは評価できない代物。強いて褒めるとするならば、見た目だけは牛肉風と評価できなくもないけれど、しょせんは大豆(※大豆をディスっているわけではありません、すばらしい食材です)。片やネギは大きめにカットされていたのと、フリーズドライ加工につき、風味と食感も上品で好印象。

ちなみに「チーズ加工品」と「チーズ風油脂加工品」は別物で、たとえば本物のチーズを「バター」に例えると、チーズ加工品は「マーガリン」で、チーズ風油脂加工品は「ファットスプレッド」に位置しているようなイメージ。けっこう量が多かったので、まろやかさを底上げすることには寄与していましたが、チーズ風油脂加工品はチーズ加工品よりも風味が弱く、頼りなさは否めませんでした。

総評

3.0

スープは比較的にサラッとしたテクスチャーで、しかしながら味の密度は高く、それに関しては税込300円も納得のクオリティに思えたのですが、うどんの配合どうしちゃったんですかね。戻りムラこそなかったけれど、途中から歯切れよすぎ。

具材のFDネギは素直に好印象だった反面、牛肉風大豆たん白加工品とチーズ風油脂加工品は主役枠なのに品質は二流といわざるを得ず、総評は及第点が妥当だと判断しました。つまり、イマイチとまでは言いませんけど、次の新作も創作うどんだったら構えちゃいそうです【author・taka :a(大石敬之)】

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