「マルタイ 名店監修 濃厚久留米とんこつラーメン」清陽軒×南京千両×本田商店が共同監修!

味のマルタイ

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年10月8日(月)新発売のカップ麺、味のマルタイ「名店監修 濃厚久留米とんこつラーメン カップ」の実食レビューです。

「久留米ラーメン 清陽軒」「元祖南京千両本家」「拉麺 久留米 本田商店」夢の名店コラボ共同監修カップラーメンが登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

マルタイ 濃厚久留米とんこつラーメン

販売者の「マルタイ」に問い合わせてみたところ、発売日は2018年10月8日(月)と教えていただいたのですが、「販売エリアなどの詳細は伏せさせていただきます」とのことだったので(たまたまだったのか担当者の方は威圧感のある口調で驚きの塩対応だったw)、当ブログ調べによる独自の情報も含んでいることをご理解ください。(※けっこうディープです)

「清陽軒」のツイッター公式アカウントでは “西日本エリアのセブンイレブン各店にて販売中” と発表されているので、とりあえず間違いないでしょう。パッケージでは「久留米濃厚とんこつラーメン」という並びになっているのですが、セブンイレブンの店頭ポップでは「名店監修 濃厚久留米とんこつラーメン」と記載されており、こちらが正式なタイトルとのこと。(これについてはマルタイ公式情報)

どこにもセブン&アイグループとマルタイの共同開発商品とは記されていませんが、おそらくセブンイレブンやイトーヨーカドーなど、セブン&グループ限定(もしくは先行)商品かと思われます。「万代」(大阪を中心に奈良・兵庫・京都・三重の2府3県にてスーパーマーケットを展開している企業)での発見情報もあがっているのですが、万代はセブン&アイと資本・業務提供を行なっているので、その関係で流れたのかもしれません。(実際、業務提供後あまり変化はないようですが‥)

「久留米ラーメン 清陽軒」(くるめらーめん せいようけん)とは、久留米を代表する老舗とんこつラーメン店で、「大砲ラーメン」初代の修業先としても有名です。以前にもマルタイからコラボカップ麺がリリースされているのですが、2014年10月27日(月)に発売されたノンフライ麺・どんぶり型の「清陽軒監修 久留米ラーメン カップ」は実においしく、あっさりながらも適度な獣臭とコクを感じるスープに自家製の背脂を揚げた「カリカリ」が印象的でした。

「元祖南京千両本家」(がんそなんきんせんりょうほんけ)とは、昭和12年に “九州初のラーメン屋台を誕生させた” お店だそうで、現在は久留米=濃厚こってり豚骨のイメージが強くありますが、豚の頭骨を使用しながらも飲みやすくてアッサリとしたスープ、創業当時から変わらぬ製法で作られている自家製ちぢれ麺が特徴だそうです。2018年現在の久留米に抱かれているイメージ(他県目線フィルターあり)と比較して、かなり印象が異なりますね。

「拉麺 久留米 本田商店」(らーめん くるめ ほんだしょうてん)とは、跳ね返るような強いコシと上品な小麦の風味が持ち味とされる自家製麺に、久留米の伝統 “呼び戻し” に独自の技法を加えて炊き込み続けた純とんこつスープが特徴とされる「温故知新」の一杯といわれており、長崎ちゃんぽんとも佐賀ちゃんぽんとも一線を画した「久留米式ちゃんぽん」も有名だそうです。

今回、それぞれ個性の違う久留米の名店「久留米ラーメン 清陽軒」「元祖南京千両本家」「拉麺 久留米 本田商店」が夢の共演を果たし、お店では味わうことのできないカップラーメンだけの限定メニューとして、九州は福岡に本社を構える「味のマルタイ」が販売。うんうん、かなり期待できそうですね。

ラーメン店の店主といえば腕組み写真が定番だったりするのですが(最近は少ないですけど)、今回のパッケージでは各店の代表と思しき御三方が優しい笑みを浮かべて手を取り合っている、なかなか見られない光景です。それでは、開封して中身を確認してみましょう。

開封

さて‥この「OPEN」と書かれた矢印付きの開封テープを見て気が付いた方、鋭い。厚みのある発泡プラ容器に胴巻き紙、そして容器側面の開封テープとくればサンヨー食品(サッポロ一番)のタテビッグ製品の定番です。マルタイは2009年10月にサンヨー食品との資本・業務提携を発表、2012年7月からカップ麺の生産を委託しているので、まったく関係がないとは言えないでしょう。

フタを開ける前に別添の調味油を取り外さなければいけないのですが、この強力な接着剤もサンヨー食品が手掛けるカップ麺の大きな特徴です。サンヨー食品だと「仕上げの小袋(サッポロ一番)」となっているのですが、今回は「調味油(味のマルタイ)」。別添されている小袋は、後入れの調味油が1袋のみです。

で、いざ開封すると香りが濃厚! いやぁ‥これちょっと人を選ぶんじゃないですかね。とんこつ臭とはベクトルが違うんですけど、かなり荒々しい豚骨感が香りから伝わってくるような、まだ調味油を入れる前なのに濃厚な獣臭が漂っております。私は豚骨臭や獣臭の強い豚骨ラーメンに目がないので、かなり好みの香りです(笑)おいしそう‥

ちょっとマニアックな話になるのですが、もし今回のカップ麺がサンヨー食品に製造を委託したものだと仮定して推測した場合、カップ底面賞味期限下段左端にある「W」というローマ字は製造工場が特定できる「製造所固有記号」で、サンヨー食品製品の「W」は「関西工場」(奈良県大和郡山市額田部北町944)を意味しています。それは協力工場の「太平食品工業株式会社 関西工場」(住所一致)のことなので、今回の製造所は太平食品工業かもしれません。

製品情報・購入価格

製品名:名店監修 濃厚久留米とんこつラーメン カップ
販売者:味のマルタイ
製造所:製造所固有記号「W」(太平食品工業 関西工場?)
内容量:102g(めん80g)
発売日:2018年10月8日(月)
JANコード:4902702004637
希望小売価格:199円(税抜)

発売地域:西日本エリア
購入価格:214円(税込)
取得店舗:コンビニ(セブンイレブン)
商品提供:もりりんパパ

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:タテ型ビッグ
容器材質:プラ(PS)+胴巻き紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、卵粉)、スープ〔ポークオイル、粉末油脂、食塩、粉末しょうゆ、ポークエキス、糖類(砂糖・ぶどう糖)、酵母エキス、植物油脂、たん白加水分解物、香辛料、ガーリックパウダー〕、かやく(焼豚チップ、ねぎ、メンマ)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、増粘剤(キサンタンガム)、かんすい、レシチン、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、香辛料抽出物、(原材料の一部に乳成分、大豆を含む)
【アレルギー表示】小麦・卵・乳成分・大豆・豚肉

実食開始

別添の小袋は “フタの上で温めてください” などの指定は特にありませんでしたが、小袋の中で動物油脂と思われる成分が凝固していたので、フタの上で温めたほうがよいでしょう(再度くっつきますけどw)。それから目安は熱湯3分となっているのですが、 “調理時間はお好みで調節してください” とのことなので、フライングしてもいいらしいです。寛容です。

じゃぁフライングしちゃおうかとも思ったのですが、こういうブログをやっているとレビュアーとしてフライングしてもいいのだろうか‥と、罪悪感に似た感情が渦巻いたのでw とりあえず3分待ちました。調味油の中身は動物油脂がメインで無色透明だったんですけど、時期的にフタ上3分では少し濁りが残るかもしれません(特に問題ない程度です)。ラードを中心としたオイル成分だったので、投入した瞬間いっきに臨場感が増しますよ。

調味油を入れてからよくかき混ぜてと指示があったので、しっかりかき混ぜましょう。テーマは久留米濃厚とんこつラーメンですが、豚骨醤油ラーメンっぽい見た目ですね。それでは、実際に食べてみましょう。今回は有名店監修でも再現カップ麺ではなくオリジナル商品なので、素直にカップ麺としての総合力を判定します。

1食(102g)当たり

カロリー:507kcal
たん白質:8.9g
脂  質:28.0g
炭水化物:54.9g
ナトリウム:2509mg
(めん・かやく:835mg)
(スープ:1674mg)
カルシウム:175mg

※参考値(調理直後に分別した値)
エネルギー:507kcal(めん・かやく:409kcal)(スープ:98kcal)
食塩相当量:6.4g(めん・かやく:2.1g)(スープ:4.3g)

めん

意外とコシが強かった

とんこつラーメンに似合う白っぽい見た目ではあるものの、角刃でカットされた縮れの強い平打ち麺なので、たとえばマルタイの「棒ラーメン」とは真逆と言っても過言ではない油揚げ麺です。でも、きっちり3分待っても食べ始めは意外にコシが強く、フライングしなきゃヤバい! みたいな頼りない麺ではありません。

とはいえロングランに耐えられる持久力ではなく、わりと早い段階から軽い食感に変わってくることと、油揚げ麺特有のニオイもスープに干渉するほどだったので、かなりインスタント感は強いです。ある意味これもお店では味わうことのできない魅力的なポイントとも言えるのですが、後述するスープが本格的だったので、ちょっと勿体無いなぁ‥と感じました。

あまり豚骨ラーメンっぽい麺ではなかったんですけど、博多とんこつラーメンと比較して久留米とんこつラーメンは麺が太めの印象ですし、食べ始めのコシが強かったことや縮れ麺という個性は「元祖南京千両本家」の自家製麺に通じるポイントなので、やっぱり豚骨ラーメンは丸刃のストレートじゃないと! というのは私の先入観に他ならないのでしょう。

スープ

ど濃厚‥!

調理前から力強い香りが漂っていると書きましたが、実際の味わいも然り。とろみの強いスープになるのですが、とにかく豚骨の重心が低く、豚骨臭ではないんですけど、なかなか獣臭の強いパワフルな豚骨味。あっさりの印象は皆無に等しく、パッケージのオーナーたちが浮かべていた優しい笑顔が悪い笑みに見えてくるようなw これはいいですよ。

動物系に鶏や牛などは使用せず、とんこつ一本勝負のスープですが、醤油の香りや食塩のキレも強めにビシッと効いています。スープの食塩相当量が4.3gとなっているように、けっこう体感的な塩分濃度も高く、私の紙装甲な舌にはスープ単体で飲むのが厳しいレベルの塩気だったんですけど、かなり旨味の濃度も高かったので、このくらいキレがないと成立しなかったかもしれません。

とろみは人工的ですが、それも不自然と思わせない動物系の旨味。前述した油揚げ麺臭が滲み出てしまっていたのが残念でならなかったんですけど、縦型カップ麺の豚骨スープとしては、とても優秀な出来栄えです。中でも印象的だったのは甘味で、それは砂糖・ぶどう糖などの糖類によるサポートありきだったのですが、濃厚とんこつスープのおかげで豚骨の甘味と思えました。ええ私は単純ですw

かやく

えっと‥きわめてフツーです(笑)

チャーシューチップ、メンマ、ネギという定番の具材で、こだわりは見られません。そこそこ歯応えはあったけど情緒のないチップ状のチャーシュー、メンマは適度なコリコリ感と風味がスープとよく合っていたし、ネギもシャキシャキとした歯触りが濃厚なスープに嬉しいアクセントではあったんですけど、良くも悪くも中庸的な内容です。

マルタイは否定も肯定もしませんでしたが、チャーシューチップ、メンマ、ネギの質感すべてサンヨー食品の個性と一致していますし、清陽軒の「カリカリ」を入れてくれとは言いませんが、地域限定のカップ麺なので、せめてキクラゲは入れてほしかったかなぁ‥。かなりスープが濃厚だったので、本能がキクラゲの箸休めを求めていました。誰が最初に考えたんでしょうね、とんこつラーメンにキクラゲ。天才か。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4+)
【濃厚とんこつスープは一見の価値あり!】

かなりサンヨー食品の色が強かったんですけどw ここ最近の縦型カップ麺にはない力強さを感じる濃厚なスープだったので、さすが久留米の名店と福岡のメーカーが手を組んだだけのことはありますね。具材はともかく濃厚なスープを油揚げ麺臭が邪魔していたのが残念なポイントだったんですけど、スープの気合は素晴らしかったです。

ぜひ再度タイアップを計画し、かつての「清陽軒監修久留米ラーメン」を凌駕するノンフライ麺・どんぶり型の本格的な久留米とんこつラーメンの開発にもチャレンジしていただきたいですね。お店の再現カップラーメンではありませんでしたが、それぞれの名店にも行ってみたい気持ちになりました。

発売日から日は経っているのですが、まだ店頭にも並んでいるようですし、最近になって販路が拡大された可能性もあるので、濃い味のスープが好きな方や力強いカップラーメンが食べたい気分の時、もし見かけたら試してみてください。