丸大食品監修「スンドゥブ」辛口・マイルド “スンドゥブ売上No.1” の味をカップ麺で再現!

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サンヨー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年11月11日(月)新発売のカップ麺、サンヨー食品「丸大食品監修 スンドゥブ味ラーメン 辛口」と「丸大食品監修 スンドゥブ味うどん マイルド」の実食レビューです。

スンドゥブの素 “売上No.1” を独走しているパイオニア監修のもと「韓国家庭料理 スンドゥブ」をカップ麺にアレンジ!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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丸大食品監修カップ麺 スンドゥブ味

丸大食品株式会社(まるだいしょくひん)とは、大阪府高槻市に本社を置く創立1958年(昭和33年)6月10日の食品メーカーで、主な事業内容は食肉加工品及び各種惣菜類の製造・販売。日本ハム、伊藤ハム米久HD、プリマハムに続き、食肉加工業界大手4社の一つに数えられる日本の大手企業です。

ハム・ソーセージ業界で初の特定JAS認定を受けた「燻製屋」シリーズをはじめ、モンドセレクション最高金賞を受賞し続けている「王覇」や「煌彩」、さらに実は “タピオカ飲料のパイオニア” という一面も持っているのですが、他社に先駆けて「スンドゥブの素」を開発したメーカーで、今回その定番商品「韓国家庭料理 スンドゥブ 辛口」「スンドゥブ マイルド」がカップ麺にアレンジされました。



「韓国家庭料理 スンドゥブ 辛口」及び「韓国家庭料理 スンドゥブ マイルド」とは、家庭でも手軽に本格的な韓国料理を楽しめるように開発された商品で、初めて発売されたのは2007年8月。丸大食品は当時、まだ日本でも知名度が低かったスンドゥブの流行を確信し、商品化に踏み切ります。

翌2008年にはレトルト化に成功、それを機に日本での流行も急加速を始め、徹底した味へのこだわりやテスト販売などの営業活動を地道に繰り返した結果、2010年には生産数1,000万個を突破する人気ブランドに成長。以来、スンドゥブの素ジャンルで10年以上、常に売上No.1の商品としてトップの座に君臨し続け、不動の地位を確立。

濃厚スープ仕上げ「スンドゥブ 辛口」の辛さレベルは7、あっさりスープ仕上げ「スンドゥブ マイルド」の辛さレベルは3。今回のカップ麺に “スンドゥブの素” を使用しているわけではないようですが、豆腐があればすぐできる簡便性と本格的な味わいに定評がある「辛口」はカップラーメンに、「マイルド」はカップうどんにアレンジされました。

ちなみに「スンドゥブ」とは、日本の汲み出し豆腐(おぼろ豆腐)に相当する韓国の柔らかい豆腐のことで、漢字表記は「純豆腐」。本来、豆腐そのものを意味する単語なのですが、日常の会話をはじめ、「スンドゥブ・チゲ」(純豆腐鍋)の略称として使われることが多く、丸大食品のスンドゥブも韓国料理のスンドゥブ・チゲを再現したもの。



トゥッペギと呼ばれる小型の土鍋にアサリやシジミなどの二枚貝を敷き、スンドゥブや肉、キムチ、野菜を入れて、コチュジャン、韓国唐辛子、ごま油、ニンニクなどで味付けを施し、最後に生卵を落とすのが定番。まさに韓国の鍋料理における王道的な食べ物なので、味も想像しやすいジャンルかと思います。

カップ麺の販売者は “サッポロ一番” ことサンヨー食品で、製品スタイルは手頃な価格のタテ型レギュラー・標準サイズ。メーカー希望小売価格は税別193円、今回の購入価格はドンキホーテ(MEGAドン・キホーテ)で128円+税と地味に高かったのですが、税込105円で販売しているスーパーもありました。

開封

「丸大食品監修 スンドゥブ辛口味 ラーメン」は、ポークとアサリの旨味にガーリックの風味、唐辛子の辛味を効かせた奥深い味わいの「辛口」に仕上がっているらしく、具材に卵は入っていませんが、キムチ、豆腐、ねぎ、唐辛子と抑えるべきポイントは押さえています。開封すると酸っぱい香りが印象的で、キムチの酸味に期待できそうな調理前の雰囲気。



どちらの商品にも仕上げの小袋は別添されていないので、フタを半分まで開けたら熱湯を注ぐだけの簡単調理。スーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアが主な取扱店なので、おそらくコンビニで見かけることは少ないかと思いますが、もしコンビニで販売されていた場合、税込価格は198円が相場になります。

さて、同時発売品の「丸大食品監修 スンドゥブマイルド味 うどん」を開封してビックリ‥‥まさかの豆腐が倍以上。「スンドゥブ辛口味ラーメン」には4個しか入っていなかった豆腐ですが、「スンドゥブマイルド味うどん」には約12個と3倍ちかく入っていて、こちらにはキムチではなく肉そぼろが採用されていました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:丸大食品監修 スンドゥブ辛口味 ラーメン / スンドゥブマイルド味 うどん
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:太平食品工業株式会社 本社工場(A)群馬県前橋市朝倉町555-4
内容量:65g / 68g(めん50g)
商品コード:4901734038801 / 4901734038818(JANコード)
商品サイズ:φ100×110(mm)

発売日:2019年11月11日(月)
実食日:2019年11月15日(金)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:MEGAドン・キホーテ
商品購入価格:138円(税込)
希望小売価格:193円(税別)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型レギュラー・標準サイズ
容器材質:紙
湯量目安:330ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:-(別添なし)

原材料名とアレルギー表示

【スンドゥブ辛口味ラーメン】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、粉末卵)、スープ(糖類、食塩、香辛料、貝エキス、ポークエキス、油脂加工品、おからパウダー、魚醤(魚介類)、みそ、酵母エキス、発酵調味料、植物油脂)、かやく(白菜キムチ、豆腐、ねぎ、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、パプリカ色素、増粘剤(キサンタン)、トレハロース、カラメル色素、香辛料抽出物、微粒二酸化ケイ素、かんすい、レシチン、香料、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、ベニコウジ色素、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・魚醤(魚介類)を含む)
【スンドゥブマイルド味うどん】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩)、スープ(砂糖、食塩、ポークエキス、香辛料、クリーミングパウダー、おからパウダー、魚介エキス(魚介類)、野菜エキス、みそ、酵母エキス、魚醤(魚介類)、発酵調味料、えび調味粉末)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、豆腐、ねぎ)/ 調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、炭酸カルシウム、トレハロース、カラメル色素、香料、増粘剤(キサンタン)、リン酸塩(Na)、パプリカ色素、乳化剤、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(カンゾウ)、酸味料、ビタミンB2、香辛料抽出物、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・魚介エキス(魚介類)・魚醤(魚介類)を含む)

実食開始

麺のジャンルはラーメン・うどんと別物ですが、両商品ともに必要なお湯の目安量は330ml、湯戻し時間は熱湯3分と同じ条件。サンヨー食品は「桃屋のキムチの素」とも頻繁にコラボしているので、その派生っぽい雰囲気が無きにしも非ずではあるものの、桃屋はピリ辛で「スンドゥブ辛口ラーメン」は “辛さレベル7” の辛口。



販売者は「サンヨー食品株式会社」、製造所は群馬県前橋市にある「太平食品工業株式会社」の本社工場(製造所固有記号:A)となっているのですが、太平食品工業はサンヨー食品直系の製造部を意味しています。呼び名こそ違うものの、 “サッポロ一番の本社工場” という認識で問題ありません。

さて、明らかに豆腐の数が違う「辛口」と「マイルド」、香りも「辛口」はツンとしてて、「マイルド」は穏やか。引き続きカップ麺での辛さレベルと再現度に注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(65g / 68g)当たり

カロリー:270kcal / 305kcal
たん白質:6.0g / 6.3g
脂  質:8.9g / 12.6g
炭水化物:41.4g / 41.5g
食塩相当量:4.9g / 4.2g
(めん・かやく:1.3g / 1.2g)
   (スープ:3.6g / 3.0g)
ビタミンB1:0.33mg / 0.33mg
ビタミンB2:0.58mg / 0.59mg
カルシウム:220mg / 237mg

(辛口 / マイルド)

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:270kcal / 305kcal(めん・かやく:221kcal / 242kcal)(スープ:49kcal / 63kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

意外と日進月歩しているレギュラーサイズの麺
4.0

サンヨー食品の公式ウェブサイトによると、「スンドゥブ辛口味ラーメン」の麺は “中太めん” と解説されているのですが、ぜんぜん細いです。ただ、思いのほか弾力が強く、もちもちとした粘り気があって、意外にも100円前後のカップラーメンにありがちなヌードル系の頼りない食感ではありません。辛いスープとのバランスもよく、意外にもチープさ(廉価感)は控えめ。

「スンドゥブマイルド味うどん」の麺は、サンヨー食品の公式ウェブサイトで “もっちりとした食べ応えのある太めん” と紹介されていて、たしかに幅の広い油揚げうどんが採用されているのですが、そんなに厚みはありません。しかし、熱湯3分で食べ始めると部分的にサクサクしていたので(食べ始めの強付きは面白かったけど)、1分ほど長めに待つのがオススメ。



どちらも麺量は調理前50gと少なく、成人男性なら2個食べて程よい量かもしれません。ただ、今回のスープは両方とも弁当・おにぎりを食べる時の汁物にもなるタイプだったので、ミニサイズのカップ麺よりもボリュームのある汁物兼用カップ麺が欲しい時にジャストサイズ。それに、思いのほかラーメンのコシが強かったので(★5)、この手も侮れないと再認識しました。

スープ

思いのほか硬派だった件
5.0

それぞれカップ麺のパッケージに辛さレベルは表示されていませんし、辛い食べ物が苦手な方は——などの警告文の見当たらないのですが、「スンドゥブ辛口味ラーメン」のスープは “地味に辛い” です(※辛味が苦手な方は注意が必要なレベル)。食べ始めこそ大したことないけれど、スープの熱も相俟って、結果的な辛さレベルは中辛以上‥‥いや、ふつうに辛口を名乗っても差し支えありません。

激辛・大辛クラスではないものの、想像していた以上に唐辛子の辛さは硬派な効き目。その痛快な辛さもさることながら、もう一つ油断していて驚いたのは貝エキス(あさり)の強さ。舌の脇に訴えかけてくる二枚貝特有のシャープな旨味が鮮明で、味はコンビニ向けの縦型ビッグ製品にも通用するレベル。そう、サンヨー食品は貝出汁に強いメーカーなのを忘れていました。

一方、「スンドゥブマイルド味うどん」のスープは文字通りマイルドで、まったく辛くないわけではないけれど、辛さレベルはピリ辛のライン。同時に二枚貝の旨味も後退していますが、こちらは貝の旨味よりも肉の旨味が濃厚で、二枚貝のシャープな「辛口」と差別化はバッチリですし、よほど辛い食べ物が苦手でなければ安心してお召し上がりいただけます。

さらに「マイルド」のスープには隠し味に “えび調味粉末” を使用し、「うどん」だからと和風にアレンジするのではなく、ともに和味噌のコクはあるけれど “つゆじゃない” のもポイント。「辛口」と比較したらインパクト不足に思えるかもしれませんが、同じスンドゥブでも雰囲気は異なりますし、二つの選択肢があるのは嬉しいですね。

具材

豆腐の数は個体差じゃない
4.0

それぞれ豆腐とネギは共通で、「スンドゥブ辛口味ラーメン」にはキムチと粗挽き唐辛子が入っています。豆腐はスンドゥブ(純豆腐)というよりも日本で一般的な豆腐で、舌触りは絹ごし豆腐のベクトルですが、意外と混ぜても崩れません。おそらくキムチは「桃屋」監修カップ麺にも入っていたもので、それ自体の辛さ控えめですが、程よい酸味がスープの本格感を強めます。

そして、圧倒的に豆腐が多かった「スンドゥブマイルド味うどん」の具材には、サンヨー食品のタテロング製品で頻繁に見る大きめの肉そぼろが入っていて、これは共通のキムチでもよかったのでは——などと思いつつ、スープにおける肉の旨味は具材の肉そぼろによる影響も強かったので、なるほど納得でした。

で、豆腐の数は個体差なのか仕様なのかを確かめるべく、別の店で「スンドゥブ辛口味ラーメン」と「スンドゥブマイルド味うどん」を買って比較してみたところ(地元のローカルスーパーで税込105円)、やはり明らかに豆腐の数が違います。麺とスープのクオリティは「辛口」のほうが上だと感じたので、その兼ね合いによるコスト調整かもしれません。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

ラーメン・うどんとして成立させるためのアレンジや縦型レギュラーという製品スタイル(実売価格)に伴う制約もありましたが、きちんと「スンドゥブの素」が意識されていることが分かる仕上がりで、特に思いのほか硬派に辛かった「スンドゥブ辛口味ラーメン」には予想を裏切られました。

今回はスーパーマーケット向けの標準タテ型カップでしたが、丸大食品のスンドゥブには青唐辛子の辛さを加えた “辛さレベル20辛” の「スンドゥブ 大辛」もあるので、引き続きコンビニ向けの縦型ビッグから大辛版の続編が出ないか期待したいですね。

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