ベーコンチーズバーガーのウマさをカップめん化!? JUNKFULLに “罪深き” まぜそば爆誕!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年6月19日(月)新発売、エースコックのカップ麺「JUNKFULL(ジャンクフル)やみつき注意!ベーコンチーズ味まぜそば」の実食レビューです。

まぜる!すする!ジャンク!JUNKFULL最新作は “濃い味好きの罪深きジャンクフードラバー” に捧げる一杯!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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JUNKFULL やみつき注意!ベーコンチーズ味まぜそば

JUNKFULL(ジャンクフル)とは、大阪府吹田市に本社を構えるエースコックが “ジャンクフード好きの期待に、フルに応えるカップめん” をコンセプトに立ち上げたシリーズで、2015年(平成27年)1月12日発売の「JUNK FULL Wガーリック油そば」を皮切りに発足。SNS上での拡散を喚起するテーマが当時のユーザーに刺さり、大手が運営する複数のニュースサイトからも注目を集めました。

JUNKFULL -Enjoy Junk food Life!-

今回の新商品「JUNKFULL やみつき注意!ベーコンチーズ味まぜそば」は、しょうゆベースの濃厚なタレに、チーズパウダーとベーコン風味そぼろで仕上げた “濃い味好きの罪深きジャンクフードラバーに捧げる” 変わり種で、パッケージに「※イラストは味のイメージです」的な訴求はないのですが、エースコック曰く「ベーコンチーズバーガー」のウマさをカップめん化! とのこと。‥‥マジか。

“ジャンクフード(英:junk food)とは、栄養価のバランスを著しく欠いた調理済み食品のこと。高カロリー、高塩分で、他の栄養素であるビタミンやミネラルや食物繊維があまり含まれない食べ物。「ジャンク」とは、英語で「がらくた」「屑」の意。”〔原文ママ〕by.Wikipedia先生

というわけで、ジャンクフードにポジティブなイメージを抱けない方も多いかとは思いますが、負の印象は即席カップめん業界との親和性が高く、様々な商品において “ジャンク” は褒め言葉。都内にはカフェのようにオシャレでキレイなラーメン店が立ち並び、今日も意識高い系のラーメンがSNSを賑わせていますけど、その対極に位置する「まぜそば」は “いい意味で下品なスタイル” が魅力的。

まぜる!すする!ジャンク!

いわゆる「油そば」発祥の店は、武蔵野市の亜細亜大学付近に店を構える「珍々亭(ちんちんてい)」あるいは国立市の一橋大学付近にある「三幸(さんこう)」という説が有力で、比較的にクラシカルなスタイルを特徴としているのですが、それとは異なる「まぜそば」を確立したのが「ジャンクガレッジ(JUNK GARAGE)」という “六厘舎系列” の二郎インスパイア店。

「油そば」と「まぜそば」の違いについては諸説あるものの、前者は伝統的なイメージが強く、トッピングも王道の中華そばを彷彿とさせるラインナップなのに対し、後者は “ニンニク・チーズ・アブラ・エビマヨ・辛味・ベビースター” など、多彩なトッピングが特徴で、丼の底にあるタレとアブラを客が自ら混ぜるのか、それとも麺に絡められた状態で提供されるのか、というのも言及されるポイント。

なかには「油そば」と「まぜそば」の違いは呼び名だけ、などと割り切っている店もあるのですが、それはさておき “ベーコンチーズバーガー” を語る「まぜそば」と対峙したことはなく、そもそも聞いたことさえありません。直近だと2023年5月1日に “てりやきバーガー” の味わいをイメージした「日清焼そばU.F.O. 和風醤油てりやきマヨネーズ焼そば」を日清食品が発売していましたが‥‥

※画像はイメージです。

おそらく “ベーコンチーズバーガー” のウマさをイメージしたカップ麺は業界初。なんともエースコックらしいというか、それを堂々と訴求しているところには感動さえ覚えますけど、肝心の仕上がりが的外れだと本末転倒なので、味の再現度についてはもちろん、商品名にも掲げている「やみつき注意!」のジャンクさにも注目しながらレビューします。

開封

3種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、すべて湯切り後に入れる「麺ほぐし香味油」「仕上げシーズニング」「ふりかけ」の計3種で、商品名には “チーズ味” とありますが、前回(JUNKFULLシリーズ第5弾)の「濃厚チーズ味まぜそば」で印象的だった “おいチーソース” は別添されていません。ベーコンチーズバーガーに粉チーズの印象はないため、この采配が吉と出るか凶と出るか——。

そこまで太くないけど力強そうな麺

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。この時点で揚げ油に由来するエースコック特有のニオイが漂ってくるのですが、まぜそばのイメージ的には悪くありません。ただ、ひとつ言及しておかなければいけないのがメーカー希望小売価格の設定です。

2023年6月現在、レギュラーサイズのカップ麺におけるメーカー希望小売価格は236円(税別)、大盛りのビッグサイズだと271円(税別)が業界水準となっているのですが、今回の「JUNKFULL やみつき注意!ベーコンチーズ味まぜそば」は298円(税別)と高額で、しかも調理前の麺重量は100g=大盛りではありません。其れ相応の “こだわり” が体感できるのであれば、結果オーライではあるものの‥‥

製品詳細情報・購入価格等

製品名:JUNKFULL やみつき注意!ベーコンチーズ味まぜそば
製造者:エースコック株式会社
製造所:兵庫工場(兵庫県たつの市神岡町東觜崎308)
内容量:122g(めん100g)
商品コード:4901071401405(JAN)
発売日:2023年06月19日(月)
実食日:2023年06月21日(水)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:298円(税別)
購入価格:267円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:680ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(仕上げシーズニング・麺ほぐし香味油・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、添付調味料(植物油脂、食塩、ビーフ調味料、砂糖、でん粉、ポーク調味料、粉末しょうゆ、チキンエキス、たん白加水分解物、胡椒、酵母エキス)、かやく入り添付調味料(乳化油脂、ぶどう糖、チーズパウダー、にんにく、大豆加工品、乳等を主要原料とする食品、ねぎ、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、香料、カラメル色素、かんすい、微粒二酸化ケイ素、酸味料、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、カロチノイド色素、アカビート色素、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

小袋のアドバイスに注目

今回のカップ麺に先入れ指定の小袋は別添されていないため、3種の小袋を取り出し、そのまま内側の線まで熱湯を注ぐのですが、湯切り後に注意したいのが小袋を入れる順番。味の決め手となる「仕上げシーズニング」は「麺ほぐし香味油」を入れた後に-・となっているので、調理の際は香味油を麺に満遍なく絡めてから入れるように留意してください。

チーズくさっww

というわけで、湯切り後に「麺ほぐし香味油」を麺に絡め、次に「仕上げシーズニング」も全体に馴染ませてから、最後に「ふりかけ」をトッピングして出来上がり‥‥なんですけど、チーズのオイニーがスゴいw もはや納豆とまではいいませんが、けっこうクセの強い発酵臭が漂うので、苦手な方は厳しいかもしれません。

その前にシーズニングからBBQソースっぽい香りを感じたんですけど、結果的にベーコンチーズバーガーのソレとは違ったので、ちょっと不安。とはいえ “ジャンクさ” については申し分ないため、引き続き “やみつき注意” の中毒性とベーコンチーズバーガーらしさに注目しつつ「めん」「麺ほぐし香味油・仕上げシーズニング」「ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(122g)あたり
カロリー:554kcal
たん白質:9.4g
脂  質:21.2g
炭水化物:81.4g
食塩相当量:5.5g
ビタミンB1:1.90mg
ビタミンB2:0.53mg
カルシウム:399mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

大盛りじゃなくて助かった‥‥w

2.5

表面はハリのある口当たりで、いざ噛み込むと密度が高く、力強い食感。加水率は特別に高くも低くもないけれど、表面から中心部にかけて適度な粘りと反発性を持ち、しかしながら歯切れのよさも兼ね備えた、基礎クオリティの高い油揚げ麺です。

とりあえずバンズっぽさは皆無

ベーコンチーズバーガーに使われるバンズ(甘味や塩味が少ない丸パンの総称で、上に位置する部分はクラウン、真ん中に位置する部分はクラブ、下に位置する部分はヒールと呼ばれている)も主原料を小麦としていますが、それを再現する気は皆無に等しく、単純に食べ応えを重視しているようなイメージです。つまり、おかげで後述するジャンクな味付けに埋没することはありません。

ただ、メーカー希望小売価格は大盛りカップ麺の業界水準を大幅に上回っているのに、調理前の麺重量は100g。これはレギュラーサイズの「日清焼そばU.F.O.」や「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」と同じボリュームなので、基礎クオリティは高くても値段を思うと割高でした。とはいえ詳しくは後述しますけど、大盛りサイズじゃなくて助かった、というのが最終的な感想でして‥‥w

麺ほぐし香味油・仕上げシーズニング

悪くないけど何味か分からんw

2.0

まずは「麺ほぐし香味油」単体の味を確認してみたところ、たとえばリスカの「コーンポタージュ」とか、やおきんの「キャベツ太郎」とか、そっち系のスナック菓子を彷彿とさせる風味が添加してあったので、それについては面白みを感じたんですけど、これ単体で分かりやすく味が決まるわけではありません。

バーベキューソース風?

というわけで、麺ほぐし香味油を全体に馴染ませてから「仕上げシーズニング」を加えてみたところ、ベーコンやチーズを彷彿とさせる要素は目立ちませんが、ざっくり形容すると “しょうゆベースのBBQソース” みたいな系統で、バーベキュー味のスナック菓子を想起させるテイスト。なんですけど‥‥なんかゴチャゴチャしてて分かりにくいw これはこれと割り切れば悪くなかったんですけどね。

ふりかけ

最初の2、3口目までがピークかも

2.0

ふりかけを投入した瞬間からチーズパウダーのオイニーが強烈だったので、どうなることかと不安に思っていたのですが、強烈な香りに反してチーズのテイストに目立ったクセはなく、どちらかといえばマイルド。しかし、ナチュラルチーズのような上品さは皆無に等しく、さらに “ぶどう糖” の甘さが重なって、あまり混ぜないで食べるとジャンクさマシマシ(逆に混ぜるとインパクトが分散します)。

ベーコン風味そぼろは大豆加工品なので、本物のベーコンではないけれど、仕上げシーズニングにはないスモーク感が “それっぽい” 雰囲気を表現。ネギに関しては「なんで入ってるの?」だったのでw あまり価値は見出せなかったんですけど、ニンニクのアクセントは飽きないアクセントに‥‥否、そこまでのインパクトは感じられないかもしれません。——あ、それから結論、ベーコンチーズバーガーではないw

総評

2.0

麺ほぐし香味油は漠然と駄菓子のスナックっぽくてテンションあがったし、なんかチーズパウダーは臭いしw いざ食べてみるとジャンクフルで、最初の1口目は “やべぇなこれ★5いったんじゃね!?” でした。そう、最初の1口目は——。そこから2口、3口と食べ進めれば食べ進めるほど、ジャンクな魅力を単調さが上書きする結果に。

でも口の中はゴチャゴチャと賑やかだし、けっきょく何味か理解できなくなる始末。お口の中がフェスティバルについては「まぜそば」に通じる魅力ではあるものの、体感的にベーコンチーズバーガーらしさは弱く、値段も加味したら及第点は付けられない、そういった意味でも “罪深き” 一杯でした。とはいえ着眼点は面白かったので、引き続き攻めの新作に期待しています【author・taka :a(大石敬之)】

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