夏を感じるハワイアンなU.F.O.登場「ガーリックシュリンプ味」は “焼いた殻の風味” まで再現!! ただし‥‥

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年6月19日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清焼そばU.F.O. 大盛 ハワイアンガーリックシュリンプ味焼そば」の実食レビューです。

熱湯3分でハワイ気分!? エビを殻ごと豪快に焼き上げた “夏に食べたいハワイアングルメ” の代表格「ガーリックシュリンプ」の味わいをUFO流にアレンジ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清焼そばU.F.O. 大盛 ハワイアンガーリックシュリンプ味焼そば

日清焼そばU.F.O.(にっしんやきそばユーフォー)とは、1976年(昭和51年)5月21日の発売以来、西日本を中心に多くの支持を集めてきたブランドで、唯一無二の “濃い濃い濃厚ソース” が最大の魅力。加えて切れ味抜群のマーケティング戦略も幾度となく成功を収め、現在はカップ焼そば+油そばカテゴリーでNo.1(※)の売上を誇る絶対的なポジションを確立し、他社の追随を許さない存在となりました。

※インテージSRI+カップインスタント麺市場 焼そば+油そばカテゴリー 2022年1月〜12月「日清焼そばU.F.O.」ブランド累計販売金額(全国、全業態)

夏を感じるハワイアンなU.F.O.登場!

今回の新商品「日清焼そばU.F.O. 大盛 ハワイアンガーリックシュリンプ味焼そば」は、ハワイで人気のローカルフード「ガーリックシュリンプ」の味わいを “U.F.O.流” にアレンジした一杯で、たっぷりのガーリックとバター醤油のコク、さらにエビの旨みと焼いた殻の芳ばしさを効かせた、日清焼そばU.F.O.ならではの濃厚なソースが特徴とのこと。なんというか、パッケージのパリピ感が眩しい。←

あらためましてガーリックシュリンプ(garlic shrimp)とは、春から秋にかけて爽やかな貿易風(トレード・ウインド)が吹き抜けるハワイ諸島において、その風上に当たることからウィンドワード(Windward)と命名された、オアフ島東海岸沿いの北端(ノースショア)に位置する海老の養殖が盛んな地「カフク」を発祥とするB級グルメで、1台の白いトラックが事の発端。

そのトラックこそが後に “落書きだらけの店” として話題になる、ノースショア名物のジョバンニ・シュリンプ・トラック(Giovanni’s Shrimp Truck)で、ガーリックシュリンプの王道を地で行く「シュリンプ・スキャンピ(Shrimp Scampi)」を筆頭に、激辛クラスに辛い「ホット&スパイシー(Hot&Spicy)」とアッサリ系の「レモン&バター(Lemon / Butter)」が地元産の海老を使った逸品。

Giovanni’s Shrimp Truck

ガーリックシュリンプの歴史は、カフクで海老の養殖が営まれることになった1970年台後半に始まり、その海老を使ったガーリックシュリンプの先駆け「ジョバンニ」が1993年にオープン。2004年3月には、後に日本上陸を果たす「ブルーウォーターシュリンプ(BLUE Water Shrimp)」が産声を上げ、パイオニアのジョバンニとは異なるクリーミーな味付けで人気を博します。

そのため「ガーリックシュリンプ」といってもタイプは様々で、地元のハワイはもちろん、日本で独自の進化を遂げたレシピも存在するのですが、本場では海老の旨みを閉じ込めるために “殻ごと焼き、殻ごと食べる” のが基本。つまり、今回の「日清焼そばU.F.O. 大盛 ハワイアンガーリックシュリンプ味焼そば」で訴求されている “殻の芳ばしさ” は、本格さを高める上で重要なポイント。

ガーリックシュリンプの味わいをイメージした日清食品のカップ麺といえば、2018年7月16日に “珍種謎肉” 第2弾として「カップヌードル シーフードヌードル ガーリックシュリンプ味」を発売しているため‥‥そういえば “珍種謎肉” どうなったんだろう? などと久々に思い出しながらw それはさておき「日清焼そばU.F.O.」におけるガーリックシュリンプ味はブランド史上初の試み。

Mecha uma!(誰かに似てるんだけど誰だっけ‥‥)

夏にしか売れないようなパッケージなので、早くも9月の売れ残りが不安になるデザインではあるものの、それだけに “今しか味わえない限定感” 満載の一杯。はたしてアピール通り海老を殻ごと焼いたような芳ばしさは楽しめるのか、また大盛りでも飽きない工夫が凝らされているかなど、そういった部分に注目しながらレビューします。

開封

えび‥‥少なくね?

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「液体ソース」の計2種で、かやくの中には海老が単体で充填されているのですが‥‥さすがに少なくないですかねw もしかすると個体差もあるかもしれませんけど、目の前にある小袋の中に入っている海老は6尾。商品名にもなっているように「ガーリックシュリンプ」がテーマなので、もうちょっと頑張ってほしかったところ。

通常の「日清焼そばU.F.O.大盛」と同じサイズ

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。近年の「日清焼そばU.F.O.」といえば、食べ応えのある極太ウェーブ麺だったり、韓国の即席麺をイメージした「日清焼そばU.F.O. ポックンミョン 濃い濃い韓国風甘辛カルボ」のウェーブ麺だったり、特殊な麺を搭載してくることもありますが、今回は「日清焼そばU.F.O.」ならではの中太ストレート麺です。ただ、ちょっと値段は高め。

2023年6月現在「日清焼そばU.F.O.大盛」(めん130g)のメーカー希望小売価格は、271円(税別)に設定されている、つまり “この値段が大盛り製品における基準になる” のですが、今回の「ハワイアンガーリックシュリンプ味焼そば」のメーカー希望小売価格は285円(税別)なので、基準値を超えるライン。たとえばコンビニでの販売価格は税込307.80円なので、それも踏まえた上で評価します。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清焼そばU.F.O. 大盛 ハワイアンガーリックシュリンプ味焼そば
製造者:日清食品株式会社
製造所:関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)
内容量:146g(めん120g)
商品コード:4902105280614(JAN)
発売日:2023年06月19日(月)
実食日:2023年06月20日(火)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:285円(税別)
購入価格:246円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型BIG
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:700ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(液体ソース・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料)、ソース(植物油脂、しょうゆ、糖類、香辛料(にんにく)、たん白加水分解物、食塩、魚介調味料、香味油、えび調味油、えび粉末、酵母エキス、バターオイル)、かやく(キャベツ、味付えび)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、酒精、炭酸Ca、増粘剤(加工でん粉)、かんすい、カラメル色素、酸味料、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、炭酸Mg、ビタミンB1、カロチノイド色素、(一部にえび・小麦・乳成分・ごま・大豆・豚肉を含む)

実食開始

キャベツもショボい、ショボすぎる

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、中には前述のように6尾の海老が入っているわけなんですけれども、たとえば同社の「カップヌードル」に入っている謎えび(正体はプーバラン)と比較して圧倒的に小さく、目に見えてコストカットを感じるポイント。さらに、容器の中に入っていたキャベツも端材のように細切れで、なんとも残念なラインナップ。

すべての具材を麺の上に集めても、これが現実

そんなこんなで具材に対する希望は皆無に等しいのですが、ひとまず「かやく」を開けたら内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「液体ソース」を温めながら待つこと3分。時間になったら湯切り口から湯を捨てて、温めておいた「液体ソース」を馴染ませて‥‥の段階でビックリ。なるほど海老の殻を焼いたような芳ばしさをフロントに感じる、湯気の香りにはハッとさせられました。

しかし、メーカー希望小売価格は大盛りカップ麺の水準を超える設定で、なおかつ具材も頼りない構成から、ガーリックシュリンプらしいと思えるポイントについてはもちろん、コストパフォーマンスにも注目しつつ「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(146g)あたり
カロリー:658kcal
たん白質:11.1g
脂  質:30.0g
炭水化物:86.0g
食塩相当量:6.2g
ビタミンB1:0.52mg
ビタミンB2:0.73mg
カルシウム:207mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

「日清焼そばU.F.O.」らしい中太ストレート麺

5.0

オリジナルの「日清焼そばU.F.O.大盛」と比較して、わずかに戻りムラを感じたのですが、取り立てて騒ぐほどの不具合ではなく、目立った違いは感じません。もともと「日清焼そばU.F.O.」には “ちぢれ麺” が使われていたのですが、2009年(平成21年)3月23日発売品より「日清のどん兵衛 天ぷらそば」の特殊製法(ぴんそば)を応用した “青春ストレート麺” にリニューアル。

けっこう万能なところも魅力的

リニューアル当時は賛否両論ありましたけど、定番の「濃い濃い濃厚ソース」との相性は申し分なく、ソースが洋風だとパスタっぽい雰囲気を醸してくれるハイクオリティな油揚げ麺で、濃いめのソースにも負けない存在感。それでいてソースの個性は丁寧に運んでくれるところも優秀で、欠点らしい欠点は見当たりません。もちろん後述する今回のソースにも問題なくフィットしていたのですが‥‥

カップラーメンにおける大盛りサイズの麺重量は、縦型ビッグだと70〜80g、バケツ型だと90gが基本となっているのですが、カップ焼きそば・油そば・まぜそば等における大盛りサイズの麺重量は130gが基本。しかし、今回は120gに減らされていたので、基準値は満たしていません。とはいえコシの強い食感と全体的に濃いめの味わいが相俟って、実際のところ麺量については気になりませんでした。

ソース

アプローチが異なる海老の波状攻撃に注目

5.0

ソースを馴染ませる段階から強く主張してくる、海老を殻ごと焼いたような芳ばしさは、きちんと味覚にも訴えかけてくる存在感。その芳ばしさも然る事乍ら、海老の指標は殻だけにあらず。ガーリックシュリンプとは異なるベクトルではあるものの、ねっとりとした海老の刺身を思わせる甘さだったり、中腸腺(いわゆる「エビミソ」)を彷彿とさせる独特のコクだったり、そういった旨みも印象的。

片や「ニンニク×バター醤油」の存在感も明確で、おろしニンニクに由来する力強いガーリック感に、バターオイルで洋風の面持ちを与えながら、海老の刺身に通じる甘さと中腸腺のようなコクを日本の伝統調味料である醤油が繋ぎ合わせている、いやはや想像以上に深みのある味わい。繰り返すようにガーリックシュリンプっぽいかと聞かれたら返答に困るところはありますけどw ばっちりウマいですよ。

かやく

日清がケチするときのエビがコレ

2.0

キャベツはカップ焼きそばカテゴリーでマストな具材ではあるものの、いつもの「日清焼そばU.F.O.」には大切りキャベツを搭載しているのに対し、なぜか変わり種だと細切れになることが多く、量も少なめで、それは今回も例に漏れず。海老もコストカットが浮き彫りになっているようなサイズ感ですし、せめてフライドガーリックでも入っていたら納得できたんですけど、イマイチといわざるを得ません。

総評

4.0

あまりにも具材の量がショボすぎたので、メーカー希望小売価格も加味すると、総評は及第点(★3)が妥当かもしれない‥‥などと迷ったのですが、海老の旨みと殻の芳ばしさを前面に、なおかつバター醤油やガーリックも濃厚なソースは味わい深く、結果的に大盛りでも美味しく完食できたので、及第点に星ひとつプラスしました。

ガーリックシュリンプらしさについては、もれなく日本人好みにデフォルメされてはいるものの、それが “U.F.O.流” の指標なのでしょうし、暑い季節でもガッツリいけるテイストだったので、夏は特にビールや炭酸飲料を片手にカップ焼きそばを食べたい派の方は、とりあえずカゴに放り込んでおいて損はないでしょう【author・taka :a(大石敬之)】

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