東洋水産「マルちゃん ハリガネ ピリ辛高菜とんこつ」2018

東洋水産

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年8月27日(月)新発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん ハリガネ ピリ辛高菜とんこつ」の実食レビューです。

久々に登場したマルちゃんの「ハリガネ」シリーズですが、これまでにも「ピリ辛高菜とんこつ」は何度か発売されていて、2014年11月10日に「ピリ辛高菜とんこつ味」(2018年は商品名から「味」が抜けています)、2016年5月9日には「高菜明太味とんこつ」という変わり種もリリースされていました。

今回はパッケージが灰色(シルバー?)から大幅に刷新され、なんだか某虎チームのような配色で再登場です。ところで、ある時期から麺の仕様が変わってしまったのですが‥

改悪?改良?麺の質は戻っているのか

「ハリガネ」という本格的なタイトルとパッケージに写っている真っ直ぐな極細ストレート麺のイメージをフルスロットルで裏切ってくる縮れた油揚げ麺が採用されているのが特徴になるのですが、その潔く開き直った麺とスープのスナック的な路線が清々しく、私は大好きなシリーズでした

▼これぞ「写真はイメージ」の手本です

しかし、2017年11月13日に発売された「マルちゃん ハリガネ スパイシー豚骨」以降、東洋水産の製造ラインが変わったのか、これまで何度も使用されていた丸刃の油揚げ麺ではなく、角刃でカットされた “ハリガネシリーズらしくない麺” に変わってしまったんです。

湯戻し1分で出来上がることや縮れが強烈なこと、またスナック的な路線というのも同じですが、以前の麺とは似ても似つかない別物になってしまったんですよね。しかも「ハリガネ」だけでなく、「本気盛」シリーズや他の豚骨系カップ麺にも影響を及ぼしており、「田中商店」や「愚直」などの有名店が監修した再現カップ麺までもが角刃の縮れた油揚げ麺に変わってしまいました。

気にならないという意見も聞くのですが、どうしてもマイナスに思えてしまって‥それで何度も総評の★を落としています。今回のハリガネ麺は、果たして変化しているのでしょうか。もし麺が改善されていなければ、今回の総評は伸び悩んでしまうかもしれません。

開封

液体スープや特製油などの小袋は別添されておらず、フタを開けたら熱湯を注いで1分待てば完成です。

ちょっと高菜の量が頼りなく見えますが、開封前にカップを持ち上げるだけで容器にハマッているはずの麺がゴロンゴロン動いていたので、たぶん麺の底に逃げちゃってるんだと思います。(縦型の場合、容器の下半分ほどは空洞になっています)

さて、気になっていた麺ですが‥

うん、角刃ですね。ちょっと写真では分かりにくいかもしれませんが、角刃でカットされた断面の四角い油揚げ麺です。いや、でも熱湯を注いだら丸刃になるかもしれない‥(限りなくゼロに近い可能性だが‥)

発売地域は全国のCVS(コンビニ)、量販店、一般小売店など販売チャネルを問わず、メーカーの希望小売価格は税別185円で、取得価格はローカルスーパーで税込149円でした。

内容量は89g(めん70g)で販売者は東洋水産、製造所は酒悦という東洋水産のグループ会社です。早くも麺に懸念を覚えた実食前の現在ですが、熱湯を注いでみないことには分かりません。それでは、実食開始です。

「ハリガネ」とは何か気になる方は、下記の補足を御一読ください。かんすいや麺のα化についても軽く触れているので、なぜかラーメンやカップ麺を食べると腹の具合が‥という方も原因の解明に繋がるかもしれません。

「ハリガネ」とは

主に博多ラーメンで用いられる麺の硬さを表現した用語で、「ハリガネ」は茹で時間が短く、文字通り針金の如く芯の残るような硬めの食感を楽しみたい人に向けた茹で加減です。中には現実的ではない茹で加減もあるのですが、硬いものから順に並べると‥

(※秒数は茹で時間の平均とされる目安です)

・湯気通し(0~3秒)
・粉落とし(3~7秒)
・ハリガネ(7~15秒)
・バリカタ(15~20秒)
・カ  タ(20~45秒)
・普  通(45〜70秒)
・や  わ(70〜100秒)
・バリやわ(100〜150秒)

およそ一般的には「バリカタ」までになると思うのですが、「粉落とし」や「湯気通し」クラスになるとα(アルファ)化していない小麦粉を食べることになるので、消化不良を起こし、お腹を壊す危険性があります。ちょっと「ハリガネ」も心配なので、実際の店舗で注文される際は注意してください。

このカップ麺は油揚げ麺なので、ばっちり小麦粉のα化は済んでいますが、ラーメンやカップ麺を食べるとお腹の具合が悪くなる方は中華麺に使用されている添加物の「かんすい」と相性が悪い、または油揚げ麺や液体スープ・調味油などに含まれる「脂肪分」、もしくはネギやニンニクに含まれる「アリシン」が悪さをしている場合があります。

特に「かんすい」と「脂肪分」に心当たりのある方は、中華麺や油揚げ麺を使用したカップ麺に気をつけてください。(今回のカップ麺は「かんすい」使用+油揚げ麺なので、注意が必要です)

原材料名・アレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ、卵白)、添付調味料(ポークエキス、食塩、砂糖、乳等を主要原料とする食品、香辛料、たん白加水分解物、植物油)、かやく(味付鶏挽肉、ごま、辛子高菜、ねぎ)/ 調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、炭酸カルシウム、トレハロース、増粘多糖類、カラメル色素、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、pH調整剤、クチナシ色素、ウコン色素、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

実食開始

1食(89g)当たり

カロリー:409kcal
たん白質:12.4g
脂質:19.0g
炭水化物:47.2g
食塩相当量:6.5g
(めん・かやく:2.6g)
(スープ:3.9g)
ビタミンB1:0.35mg
ビタミンB2:0.31mg
カルシウム:178mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
エネルギー:409kcal(めん・かやく:345kcal)(スープ:64kcal)

やみつきになる食感、湯戻し1分で芯があるようなかため極細麺の、ピリ辛高菜とんこつラーメン。

(東洋水産「商品情報」より引用)




めん

「ハリガネ」をイメージさせる、硬く歯ごたえのある極細麺。

(東洋水産「ニュースリリース」より引用)

やはり角刃は角刃だった

当然ですが、熱湯を注いでも角刃が丸刃になることはありませんでした。で、相変わらず縮れまくっています。うーん、やっぱり麺は改悪後のままですね。身近な例を挙げると、雰囲気としては「カップヌードル」の麺を強化したようなイメージでしょうか。

風味も食感もスナック的なので、チープなスープとの相性は悪くありませんが、熱湯1分でフタを開ける > 粉末スープの溶け残りがないように30秒〜1分ほど念入りに混ぜる > いざ実食!(サクッ‥)みたいな。ある意味これは油揚げ麺でしか得られない食感なので、そこに魅力が感じられるケースも出てきますが、場合によっては軽くかき混ぜてハイ実食、という方も多いと思いますし、この段階では単純にフタを早く開けただけの状態と変わりません。

熱湯を注いでから3分ほど経過するとサクサク状態の部分は戻っていますが、この時点でバリカタではないです。改悪前の油揚げ麺は、ただ早くフタを開けただけ、みたいな食感ではなかったし、3分くらい経ってもヘッチャラで一定の歯応えをキープしてくれていたんですけどね‥やはり今回も私は許容できませんでした。

スープ

程よく辛味を利かせた、コクのある豚骨スープ。粗挽き唐辛子入り。

(東洋水産「ニュースリリース」より引用)

かなり豚骨はライト

アッサリとしたライト豚骨で、口当たりもサラサラとしています。ポークの旨味が軽かったので、もし高粘度スープだったら違和感ありますけどね。よく言えばスッキリ、悪く言えばコクの感じられないスープです。旨味は頼りないのですが、塩気は強めでした。唐辛子の刺激はピリ辛に毛も生えないような‥いや、ここ連日ちょっと激辛カップ麺のレビューが続いていたので、痛覚が鈍っているかもしれませんが、おそらく一般的に見てもピリ辛の枠は出ないでしょう。

ピリ辛の度合いはともかく豚骨の弱さは頂けませんでしたが、具材の高菜から出る風味が重なっていたので、それを東洋水産は活かそうとしたのではないかと思えなくもハイけっこう強引に庇護しようとしています私。重たい豚骨が苦手だと嬉しい軽さになりますが、骨っぽさに期待すると物足りないスープでした。

塩気は強めでも旨味は頼りなかったので、スープを飲んでいる時にも油揚げ麺特有の風味が目立っています。しかし、これに関しては麺にも大きな非がありますね。

かやく

味付鶏挽肉、ごま、辛子高菜、ねぎ。

(東洋水産「ニュースリリース」より引用)

高菜はリアル!

大量ではありませんが、やはり麺の下にもありました高菜。

東洋水産は具材に強いメーカーなので、レトルト調理品に匹敵するリアリティとは言えませんが、高菜特有の風味に加えてピリッ、とした刺激がアクセントに心地よく、歯触りも自然で好印象。麺とスープの弱さを思うと高菜の量は少なくも感じましたが、きちんと高菜らしい質の高い具材でした。麺は熱湯1分だと怪しい箇所が残っていましたが、高菜は1分ちょっとで戻ります。

反面、味付鶏挽肉は容器の底に沈んでいたので、写真よりも多く入っています(小さすぎて時間的に全部はサルベージできませんでした‥)。一つひとつのサイズは大きくありませんが、ちょいちょい口の中に入ってくるので、頼りないスープのサポート要員として旨味を援護射撃してくれていました。とんこつラーメンに鶏挽肉?と思われるかもしれませんが、いつもハリガネシリーズは基本的にコレです。

ネギも香りがいい小葱で、とんこつラーメンを意識していることは伝わってくるのですが、やっぱりスープもうちょっと頑張ってほしかったなぁ‥というのが結局ですね。わりと胡麻は多く、プチプチとした食感と芳ばしさが嬉しいアクセントでした。

総評

★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2)
(標準は★3です)

一応、今回は高菜が豚骨よりもメインの立ち位置に思えたので、どこに期待するかで評価は変わってくると思うのですが、とりあえず麺は高く評価できません。スープの豚骨も弱く、具材の高菜はリアルだったけど、インパクトが得られるほどのボリュームではなかったし‥いや、もう麺の仕様に尽きます、ハイ。

ちょっと厳しく見すぎているのかもしれませんが、この麺が改良されない限り、よほどスープか具材の項目で高得点を稼がないと、当ブログでの評価は及第点に到達しないかもしれません。実は昔の麺と原材料は変わっていないのですが、口当たりも食感も別物です。スープの方向性は区々ですが、本格さよりもスナック的な路線というのは一貫しており、おおむね具材のボリュームや質も踏襲。しかし、麺が大幅に変わったことで全体の印象は大きく異なってしまいました。

かつての「ハリガネ」は個人的に大好きなシリーズだったので、なんとか丸刃の麺を取り戻してほしいです。かなり主観的な感想が総評に影響していることは認めますが、頑張って客観的に見ても普通に美味しい(★3)が限界かもしれません。

名称:即席カップめん

製品名:マルちゃん ハリガネ ピリ辛高菜とんこつ
販売者:東洋水産
製造所:酒悦
内容量:89g(めん70g)
発売日:2018年8月27日(月)
JANコード:4901990361170
希望小売価格:185円(税抜)

発売地域:全国(CVS / 量販店 / 一般小売店 他
取得価格:149円(税込)
取得店舗:スーパー

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙(+プラ)
必要湯量:390ml
調理時間:熱湯1分
小袋構成:-
東洋水産株式会社:〒108-8501 東京都港区港南2-13-40
お客様相談室:0120-181-874
東洋水産
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プロフィール

カップ麺ブロガーなのに塩気の強い食べ物が苦手で、激辛好きなのに猫舌。

実際のラーメンでは専ら豚骨派で、豚骨臭フルスロットルが好み。ジャンルを問わず食のストライクゾーンは広いが、基本的に揚げ物は苦手。アボカドと馬肉、きのこ、セロリが好き。

趣味はブログ・執筆、ワードプレス、食べること、料理、ギター。

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