記事内に広告が含まれています

ローソン限定【らーめん五丈原】監修カップ麺「旨辛塩とんこつ」本店でも食べられる “期間限定メニュー” を再現!!

スポンサーリンク
東洋水産

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年6月20日(火)新発売、ローソン限定のカップ麺「らーめん五丈原 旨辛塩とんこつ」の実食レビューです。

本店でも食べられる期間限定メニューを再現!? 札幌の名店「らーめん五丈原」監修 “ローソン限定のカップラーメン” 第2弾が登場!!

辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

らーめん五丈原 旨辛塩とんこつ

らーめん五丈原(ごじょうげん)とは、1994年(平成6年)の創業以来、北海道札幌市中央区南7条西8丁目(東屯田通 / 東本願寺前)で人気を博すラーメン店で、1990年〜2000年代における札幌ラーメンの多様化を促し、大きく発展させた「らーめんてつや」「白樺山荘」「にとりのけやき(欅)」「山岡家」「山頭火」らと並び称される通称 “第二世代” の一角。

名前の由来は『三国志』の五丈原

もともと深川で出前専門の寿司店を営んでいた、旭川出身の先代・東俊治その人が出前中にバスと衝突したらしく “もう出前の時代じゃない” と始めたのが「らーめん五丈原」で、開業するや否や “朝4時に行列ができる店” と話題沸騰。現在は斜め向かいに「えびそば一幻」が総本店を構え、徒歩圏内には「らーめん 信玄 南6条店」が位置する激戦区にありながら、不動のポジションを確立しています。

今回の新商品「らーめん五丈原 旨辛塩とんこつ」は、ローソン店舗にしか売ってない、販路限定の留型フレーバーで、札幌の名店「らーめん五丈原」監修のもと “本店でも食べられる期間限定メニュー” をカップラーメンで再現。お店では食べられないカップめん限定の味!! であれば、有名店監修あるあるなので、珍しくないコンセプトになりますが、本店でも!! という訴求は面白いポイント。

「らーめん五丈原 本店」で提供されているスープは、すべてのメニューに対し、丁寧に茹でこぼした豚骨を使用にしているのが特徴で、豚骨や豚足を下処理の段階で2度沸騰させた後、本炊きすること25時間。基本となる “らーめん” の味は、代名詞の「とんしお」を筆頭に「みそ」と「しょうゆ」も取り揃え、さらに「あっさり」と「こってり」から選べるのですが、それだけではありません。

出典:らーめん五丈原 公式

たっぷりのニボシと豚骨を融合させた「にぼとん中華そば」に、数種類のエスニック調味料と五丈原の味噌を合わせた「ばん辛みそらーめん」ほか、新潟県は燕三条市を発祥とする「燕三条らーめん」も展開。さらに店主が「ラーメン二郎」のファンということで、二郎インスパイア系の「ますらお(丈夫)」もラインナップに加えるなど、新メニューの開発にも意欲的。

また各ラーメンにトッピングされている自家製のチャーシューは、口の中でトロけると話題の逸品で、その端っこを先代の妻・映子さん(二代目店主:東英俊さんの母)がサイドメニューにアレンジした、ボリューム満点の「チャーシューおにぎり」も自慢のラーメンに負けず劣らずの人気を‥‥いや、むしろラーメンに勝る人気との噂が絶えない代物。

ちなみに北海道エリアのローソン店舗では、カップラーメン(らーめん五丈原 旨辛塩とんこつ)の発売と同時に「らーめん五丈原監修 チャーシューおにぎり」も絶賛販売中ということで、近畿エリア在住の筆者にとっては羨ましい限りではあるものの、ありがたいことにカップラーメンの発売は全国区。

本店では水曜日から提供?

カップ麺の販売者は、2年前の「らーめん五丈原 塩とんこつ」(2021年4月20日発売品)と同じく東洋水産(マルちゃん)で、ひできち店長(公式Twitter:@IVZ0JFlsw9RyNYT)曰く “水曜日から、お店でもコラボらーめんを販売いたします。” とのこと。つまり、パッケージの「本店でも食べられる期間限定メニュー!」という訴求は、店舗連動企画の告知だったようです。

開封

今回も監修は二代目店主

さて、今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「特製油」1パックのみ。容器側面には “まろやかでコクのある旨辛塩とんこつスープに、こってり背脂入り!” と記載されているため、とんこつのコクも然る事乍ら、辛味の強さと背脂の量も注目すべきポイント。

背脂加工品が多めで嬉しい

かやくは、背脂加工品、味付豚肉、メンマ、ねぎの組み合わせで、2年前に販売されていた「らーめん五丈原 塩とんこつ」と共通するラインナップ。ただ、2023年6月12日発売の「マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ ちょい辛」をレビューしたとき、それまでの背脂加工品と比較して口当たりや香りに変化を感じたので、注意深く吟味したい部分。

ちなみに東洋水産の縦型ビッグ製品におけるメーカー希望小売価格は、2023年6月1日出荷分を区切りとし、それ以前に基準となっていた245円(税別)から271円(税別)に改定されので、コンビニで購入した場合の税込価格も292.68円に値上がりしています。しかし、今回のローソン標準価格は239円(税込258円)ということで、お買い得に感じました。気を引き締めないと金銭感覚がバグりそうですw

製品詳細情報・購入価格等

製品名:らーめん五丈原 旨辛塩とんこつ
販売者:東洋水産株式会社
製造所:株式会社酒悦 房総工場(千葉県長生郡長南町美原台1-34)
内容量:98g(めん70g)
商品コード:4901990374781(JAN)
発売日:2023年06月20日(火)
実食日:2023年06月23日(金)
発売地域:ローソン店舗(全国)
取得店舗:コンビニ(ローソン)
小売価格:239円(税別)
購入価格:258円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ+紙
湯量目安:450ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:1袋(特製油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白)、添付調味料(ポークエキス、香辛料、食塩、豚脂、植物油、砂糖、ごま、香味油脂、たん白加水分解物、魚介エキス、こんぶエキス)、かやく(背脂加工品、味付豚肉、メンマ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、レシチン、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、パプリカ色素、カラメル色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

縮れの強い平打ち麺

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯4分。近年の東洋水産が展開している縦型ビッグの油揚げ麺といえば、2023年5月30日発売のローソン限定商品「ハリガネ やみつき旨辛ガーリック豚骨」に使われていた熱湯60秒を除き、軒並みレベルが高くなっているため、熱湯4分だと期待できる展開。

けっこう辛そう

別添の小袋は後入れなので、お湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で「特製油」を温めながら待つこと4分。時間になったら「特製油」を加え、よく混ぜ合わせたら完成です。本能的に警戒しなければいけないようなニオイは漂ってこないものの、刺激的な見た目と豚骨の香りが食欲を刺激してくれる実食前。

ちなみに製造所は酒悦の房総工場(千葉県長生郡長南町美原台1-34)となっていますが、酒悦は1983年(昭和58年)7月から東洋水産が資本参加している連結子会社で、房総工場については “マルちゃんの工場” という認識で問題ありません。それでは、念のため辛さレベルにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(98g)あたり
カロリー:466kcal
たん白質:10.7g
脂  質:24.0g
炭水化物:51.8g
食塩相当量:6.3g
(めん・かやく:1.9g)
   (スープ:4.4g)
ビタミンB1:0.32mg
ビタミンB2:0.32mg
カルシウム:216mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:466kcal(めん・かやく:362kcal)(スープ:104kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

だいぶスナック的

4.0

実店舗版「旨辛塩とんこつ」についての詳細を把握していないため、再現度については評価致しかねますが、本店の “らーめん” には佐藤製麺工場(寿がきや食品のカップラーメンを監修していた「あさひかわ塩らーめん すがわら」とも提携している旭川の製麺所)の低加水麺を使用し、人気の「燕三条らーめん」と「ますらお」には共通仕様の極太麺を使用とのこと。

とりあえず熱湯4分は守ったほうが安全

対して今回のカップラーメンに使われている油揚げ麺は、九州の博多とんこつラーメンほど低い加水率ではないけれど、粘りのある食感よりも歯切れのよさにスポットを当てているような印象で、やや中心部に歯応えを残しながらも軽いタイプ。けっこう早めに伸びてくる感じだったので、インスタント感の強さから、どうしても安っぽい印象を受けるかもしれません。

ただ、それが頭ごなしにダメというわけではなく、いい意味で安っぽいというか、単純に後述するスープとの相性は良好で、あまりネガティブではなかった、というのが及第点に星ひとつプラスした理由。もっとレベルの高い縦型ビッグ用の油揚げ麺も保有している東洋水産なので、コスト調整と思しき背景が見えなくもないけれど、取り立てて非難しなければいけない組み合わせではなかったです。

スープ

まろやか豚骨&ちょっぴりスパイシー

4.0

まずは「特製油」を入れずに味を確認してみたところ、さっぱりとした豚骨スープを軸に、ふわっと魚介だしのアクセントを感じるテイストで、パッケージの “こってり” に期待していた場合、ちょっと物足りないと思います。ただ、さっぱりと-・ではあるものの、豚骨に由来する旨みは丁寧で、一般的にネガティブとれる血合いのクセや獣臭は皆無に等しく、いい意味で飲みやすい仕上がり。

この時点でピリ辛くらいの刺激は備わっているのですが、飛び上がるほどの辛さではないので、たとえば “もれなく湖池屋の「カラムーチョ」で許容範囲を超えるぞ、ワイは‥‥!!” くらい苦手でなければ大丈夫。※カラムーチョよりも辛さは控えめ

辛さレベルは「特製油」を入れても極端に変わらない

別添の「特製油」も見るからに辛そうなビジュアルですが、実際のところ辛味は穏やかで、ほとんど辛さレベルは変わりません。しかし、顕著に変わるのが豚脂の芳ばしさ。それでも一般的にネガティブとされるクセや個性も最小限に抑えられてはいるものの、鼻に抜ける豚脂の芳ばしさは何度も味わいたくなるレベル。さらに魚介の旨みも強くなったように感じたので、それも印象に残りました。

かやく

やっぱり背脂加工品が進化してる

5.0

お店のチャーシューはトロットロの質感を特徴としているのに対し、カップ麺の味付豚肉は噛み応えのある食感で、系統としては真逆に近いタイプ。けれども砂糖と醤油で甘辛く炊いた味付けは、前述のスープと相性良好で、そんじょそこらの肉そぼろ系、あるいは挽肉系の具材と比較してリアルな質感と肉の旨みが楽しめます。

ネギは熱風乾燥だったので、特筆すべき魅力や個性を感じることはなかったものの、メンマはコリコリとした歯応えが箸休めに嬉しく、やはり進化を感じたのが背脂加工品。以前は熱湯5分でも原型を留めたままだったのに、前述した「正麺カップ」の背脂よろしく少し溶けた感じに仕上がって、芳ばしさも格段にアップしています。大量に入っているわけではないけれど、臨場感の底上げに寄与していました。

総評

4.0

もうちょっと麺の耐久性が欲しいとか、もうちょっとスープのブリックスが高かったら‥‥など、要望的な不満を感じる部分もありましたが、麺とスープの相性は結果的に良好で、あっさり仕上げたからこそ際立つ豚脂の芳ばしさも心地好く、なんといってもコンビニで239円(税込258円)という販売価格が魅力的。ええ、そのうちシレッとローソンの基準も改定されるとは思いますけど。

カップラーメンらしいデフォルメが素直に楽しめる良品だったので、まろやか豚骨+ほんのり魚介+ちょっぴりスパイシーの組み合わせに魅力を感じるのであれば、とりあえず試してみる価値あり。本店でもカップ麺に連動した期間限定メニューを提供しているようなので、お店に足を運べる距離の方は、これを機にカップ麺との食べ比べにも挑戦してみてください【author・taka :a(大石敬之)】

タイトルとURLをコピーしました