どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年8月27日(月)新発売のカップ豆腐入りスープ、日清食品「日清麺なしどん兵衛 肉だし豆腐スープ」vs. 2018年8月27日(月)リニューアル発売のカップ麺「日清のどん兵衛 肉うどん」を比較してレビューします。
「汁なし」どん兵衛ではありません、「麺なし」どん兵衛です。
ところで2日前、ツイッターにて「どん兵衛」の公式アカウントが注意喚起のツイートを発信しました。
【どん兵衛からの大切なお知らせ】
どん兵衛を装う”麺なしどん兵衛”にご注意下さい。最近、どん兵衛であるかのように装い、お客様のハートをつかむ商品が流通しております。 麺の代わりに豆腐が入っていることが報告されています。詳しくはこちら。https://t.co/NdGBYHKwEBhttps://t.co/NdGBYHKwEB— どん兵衛 公式 (@donbei_jp) 2018年8月29日
麺なしどん兵衛にご注意ください
同時発売品の「日清麺なしどん兵衛 鴨だし豆腐スープ」は発売日の2日前(08/25)にレビュー済みなのですが‥
その時は既存の「鴨だし」と並べてリアルタイムに比較することなく単体で評価したので、「肉だし豆腐スープ」はネタ元と思われる「日清のどん兵衛 肉うどん」と比較してみることにしました。 “豆腐入りスープ” なので、もちろん麺(うどん)は入っていません。
しかし、出汁(だし)の味は同じなのか、また最近の新作で跋扈している “大豆ビーフ” ではなく本物の肉具材が使われているのかにも注目しながら徹底的に比較します。
製品情報をチェック
日清のどん兵衛 肉うどん(リニューアル)
2018年8月27日(月)リニューアルとなっていますが、変更されたのはパッケージのみで、中身は同じです。ネットで製品名を検索して日清食品の公式ホームページ(製品情報)にアクセスしようとすると、エラーの404ページに飛ばされてしまいますが(2018/08/31現在)、ブランドサイト内にある製品情報の一覧では更新されていました。
新商品ばかり追いかけていると、ついつい定番品のチェックが疎かになってしまうのですが‥
おそらくパッケージの変更は、「日清のどん兵衛 肉そば」にも表示されていた「じゅわり肉汁の旨み」というロゴの追加だと思います。(た、たぶん‥w)
ちなみにブランドサイトにある「肉うどん」の隣に「日清のどん兵衛 ピリッと辛口担担うどん」が “NEW” として掲載されており、今週新発売のカップ麺としてスーパーやコンビニに並んでいますが、2017年3月6日(月)発売品と中身が一緒なので、ニュースリリースなどの公式アナウンスはありません。昨年の「担担うどん」が好みにハマッた方は、安心して手に取っていただいで結構です。
先ほども触れたように、最近は新商品だけでなく定番品の「どん兵衛 カレーうどん」や「鴨だし」シリーズも “大豆を主原料にした” 「大豆ビーフ」や「大豆鴨つくね(ミンチ)」に置換されているので、いよいよ「肉うどん」もヤバいんじゃないかと危惧していたのですが、どうやら本物の牛肉が引き続き使われるようですね。
メーカーの希望小売価格は税別180円、取得価格はマックスバリュで税込127円でした。
【食品添加物】 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(アラビアガム)、炭酸Ca、リン酸塩(Na)、カラメル色素、香料、pH調整剤、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、酸味料、ビタミンB2、ベニコウジ色素、ビタミンB1 |
【アレルギー】 小麦・卵・乳成分・えび・豚肉・鶏肉・牛肉・大豆・ごま・ゼラチン |
日清麺なしどん兵衛 肉だし豆腐スープ(新発売)
この達筆な字で特別に描きおろされた新時代を感じさせる野生的なアイコンもアピールポイントとなっており、冒頭に貼ったツイッターのリンクから飛べる特設サイト「どん兵衛からの大切なお知らせ」では、 “どん兵衛を装う類似品” として紹介されています。もちろんユーモアに富んだジョークなんですけど(しかも「きつねうどん」の扱い方が絶妙w)、一瞬ちょっと本気の注意喚起かと思ってしまいますよね。
このように「糖質が低い」こともアピールされており、麺なしの効果が実感できると思います。そもそもの内容量12gと少ないこともありますが、熱量は47kcalと低カロリー。単純に計算すると、「肉だし豆腐スープ」約8.4個分で「どん兵衛 肉うどん」1食分相当のカロリーですね。
調理時間は熱湯3分、どん兵衛と比較して大切な時間を2分も節約できると日清食品さん仰っています。カップ麺と向き合いながらジッと正座して待っている場合を除きますが、3分でも5分でも熱湯を注いで添付の調味料を加えられるインスタント食品は時短だったり仕事や家事の作業効率向上に対して多大に貢献してくれますよね。ちなみに同時発売品の「鴨だし」は熱量64kcal、糖質5.7gだったので、「鴨だし」より「肉だし」のほうが名前のイメージに反してヘルシーです。
メーカーの希望小売価格は税別170円、私の取得価格はローソンで税込184円でした。
【食品添加物】 調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、香料、酸味料、増粘剤(グァーガム)、香辛料抽出物、リン酸塩(Na)、酸化防止剤(ビタミンE)、ベニコウジ色素 |
【アレルギー】 小麦・卵・乳成分・えび・豚肉・鶏肉・牛肉・大豆・ごま・ゼラチン |
開封
▼日清のどん兵衛 肉うどん
小袋の構成は、「粉末スープ」と「かやく」の2袋で、どちらも熱湯を注ぐ前に入れます。こんなブログを運営していながら、定番どん兵衛の肉うどんを最後に食べたのは大昔の話でして‥それこそ20年くらい前かもしれないw 当時、あまり具材の牛肉に好印象が抱けず、それっきりだったんです。
▼麺なしどん兵衛 肉だし豆腐スープ
小袋の構成は、「とうふ」「かやく」「粉末スープ」の3袋で、ぜんぶ熱湯を注ぐ前に入れます。見た感じ「かやく」の構成は「肉うどん」と同じように見えますが‥
▼左「肉うどん」/ 右「肉だし豆腐スープ」
やはり量では負けてしまいますね。交換したら豪華な肉だし豆腐スープが作れそうですが、公正なレビューのためにグッと我慢します。豆腐はゴロンと大きくて、なかなかインパクトがあるんですけど‥
このように崩すこと前提で複数の亀裂が‥あ、早くも一部が割れていますね。熱湯を注ぐと呆気なく崩壊しますが、どっちにしろ粉末スープを混ぜる時に崩れると思うので、潔く諦めましょう。
粉末スープの色は似ていますが、少しだけ「肉だし豆腐スープ」のほうが淡い色でした。
実食開始
▼日清のどん兵衛 肉うどん
1食(87g)当たり
カロリー:391kcal |
※参考値(調理直後に分別した値) エネルギー:391kcal(めん・かやく:362kcal)(スープ:29kcal) |
▼麺なしどん兵衛 肉だし豆腐スープ
1食(12g)当たり
カロリー:47kcal |
めん
▼日清のどん兵衛 肉うどん
これに関しては多くを語る必要のない項目になってしまうのですが、いつものハイクオリティな油揚げ麺です。東洋水産の「赤いきつね」は伝統的な質感を守っていますが、どん兵衛の麺はリアリティの追求に重きを置いており、これまでに幾度となくリニューアルとマイナーチェンジを繰り返してきました。
その度に賛否両論を巻き起こしていたりもするのですが、唯一無二の重力感と弾力、コシの強さに加えて喉越しのよさなど、そのクオリティは他社と比較して一線を画しているのは言うまでもありません。最近ではエースコックの「カドメンうどん」も実力の高さを見せつけてきましたが、和風つゆにも洋風スープにも合う柔軟性は素晴らしいです。
麺の重量は70gなので、「きつねうどん」(74g)よりも少なめですが、たとえば期間限定品や「カレーうどん」は66g、「かき揚げ天ぷらうどん」や「天ぷらうどん [北海道] 」などは70gなど、テーマに合わせて微妙に麺の量が調整されています。
これが「タテ型」になると均一に戻らないトラブルが起きてしまうのですが、来週9月3日(月)に発売される “リッチ” がテーマの新シリーズ、「日清のどん兵衛 くり~み~リッチ カレーうどん」での改良に期待しましょう。(めっちゃおいしそうですよね)
【原材料名】
「日清のどん兵衛 肉うどん」 |
「麺なしどん兵衛 肉だし豆腐スープ」 - |
だし
▼日清のどん兵衛 肉うどん
「きつねうどん」や「天ぷらそば」は、「東」「西」「北海道」と地域に合わせて味を変えているのですが、「肉うどん」は全国共通です。甘さが強く、同時に醤油もキリッと効いていて、魚介の出汁は鰹が中心。そのまま飲むには濃いめの味ですが、私は関西圏に住んでいるので、東寄りの地域など場所や文化によって評価は変わってくるでしょう。
わかめの香りは量のわりに目立って影響してこなかったんですけど、牛肉や揚げ玉の風味は味に影響を及ぼします。中でも揚げ玉のコクが好印象だった反面。ちょっと過剰に反応しているのかもしれませんが、牛肉は旨味と同時に雑味を並行して感じました。
▼麺なしどん兵衛 肉だし豆腐スープ
肉の旨みが溶け込んだ、やや甘めの和風だし。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
おおむね味の方向性は同じですが、比較して優しいですね。味付けの濃い牛肉の量が違ったり、そもそも粉末スープの成分が調整されていますが、体感的には醤油が控えめで、甘さは強くなっています。それだけでなく豆腐の風味が出汁の味に重なってくるので、そこが最大の違いでした。
しかし、それでも単体で飲むには濃いと感じたのですが、「肉だし」というほどのコクは見えません。「肉うどん」と比較して柔らかい味だったので、わかめや揚げ玉の風味も出汁にプラスの影響を与えてくれていたのですが、牛脂を使用した液体スープを使用するなどして「肉だし」を表現しないと粉末では限界を感じました。「肉うどん」では牛肉の雑味が気になると書きましたが、こちらでは気にならなかったです。
【原材料名】
「日清のどん兵衛 肉うどん」 |
「麺なしどん兵衛 肉だし豆腐スープ」 砂糖、食塩、香味調味料、粉末しょうゆ、デキストリン、小麦粉、たん白加水分解物、魚介調味料、かつお節粉末、酵母エキス、香辛料 |
かやく
▼日清のどん兵衛 肉うどん
構成は甘辛い味付けが施されている牛肉、わかめ、ねぎ、揚げ玉で、揚げ玉の膨張効果もありますが、ご覧の通り具沢山。変わり種どん兵衛では具材が貧弱になりがちですが、こちらは申し分ないですね。ただ、どうしても牛肉の雑味が気になりました。
“大豆ビーフ” では出せない牛の旨味が得られる反面、少し風化したような風味が引っかかるというか‥実食日は2018年8月31日、賞味期限は2019年2月3日だったので、品質管理の問題や賞味期限間近で風味が劣化したわけではないと思います。それから噛んだ時の弾力なんですけど、なんかこう‥グニッと不自然な感じがw
わかめはエースコックの肉厚わかめに劣りますが、なかなか量が多いです。ねぎは少し色が悪かったけど、大きめにカットされていて存在感がありました。中でも嬉しかったのが揚げ玉で、特有の油脂感が出汁のコクを深めてくれていて好印象。膨張してサイズも大きく、ある意味これが具材の中で最も記憶に残ったポイントかもしれません。これたくさん入れた揚げ玉うどんとか出ないかなー。
▼麺なしどん兵衛 肉だし豆腐スープ
大きくなめらかな食感の豆腐、牛肉、揚げ玉、わかめ、ネギ。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
牛肉の雑味が気になると書きましたが、不思議と気になりません。おそらく同じ具材が採用されていると思うのですが、「肉うどん」の牛肉はグニッ‥と少し不自然な食感だったのに対し、こちらは自然な歯触りだったんです。個体差かと思って交互に確かめましたが、受ける印象は変わりませんでした。
わかめは同じで、揚げ玉は比較して小さいです。ネギも多きめカットではなく、小さいネギに変更されていました。最大の違いは豆腐の有無で、これは「鴨だし豆腐スープ」と同じ豆腐だと思います。
鴨だしでは酸味が気になると書きましたが、こちらでも少し気になりました。しかし、粉末スープの関係か、それほど酸味が鼻に付くような違和感ではなかったです。
【原材料名】
「日清のどん兵衛 肉うどん」 |
「麺なしどん兵衛 肉だし豆腐スープ」 豆腐、味付牛肉、揚げ玉、わかめ、ねぎ |
総評
★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2)
(標準は★3です)
なぜか牛肉の仕様が「肉うどん」と違うように感じたのですが、見た目は同じだったし、もしかすると粉末スープとの兼ね合いだったりするのかもしれません。麺が入っていないこと、そして代わりに豆腐が入っていることが大きな違いですが、ほぼ具材の構成は同じです。(牛肉は少し謎)
出汁の方向性も同じで再現性は高く、それでいて「肉うどん」よりも優しい仕上がりでした。しかし、「肉だし」というタイトルですが、そこまで肉だし感はありません。優しい甘口の出汁に牛肉が入っている豆腐スープには違いありませんが、「肉だし」を謳うには出汁のコクが不足しているように感じました。
同時発売品の「鴨だし」は鴨の旨味が濃厚で、たしかに「鴨だし」でしたが、こちらは印象に残りにくいかもしれません。私の「どん兵衛 肉うどん」に対する後ろ向きな気持ちが干渉していたら申し訳ないのですが、当ブログとしては「麺なしどん兵衛 鴨だし豆腐入りスープ」をオススメします。
名称:豆腐入りスープ
製品名:日清麺なしどん兵衛 肉だし豆腐スープ 発売地域:全国(全チャネル販売) |
麺の種類:-(豆腐) 容器材質:紙 必要湯量:220ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:3袋(かやく / とうふ / 粉末スープ) |
お客様窓口:0120-923-301
低糖でも…
カロリーが低くても…
物足りない。
やっぱり麺が入ってるほうがいいですよね
これをおかずにしてご飯食べるには
おかずとして弱い気がします
今日塩こん部長の焼うどんをいただきました(今頃!)
しょうゆ味でおいしかったです
贅沢な味わいではないですが食べやすかったです
肉うどんどん兵衛に20代のころにハマって毎日食べてました・・ロングラン製品だよねぇ・・・今は全国発売されてるけど、当時は関西にしか売ってなかったらしく、友人が帰省の際に大量に買って地元に持って帰っていたのを思い出すわ・・・今はちょっと牛肉が苦手なので鴨だし豆腐を買ったきたよ♪食べるの楽しみ・・・酸味気になるかな(゚∇゚ ; )