阿吽のセカンドライン【ピリリ】監修「シビ辛白胡麻担担麺」汁あり担担麺(白胡麻ベース)をカップ麺で再現!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年5月25日(火)新発売、日清食品のカップ麺「担担麺ピリリ シビ辛白胡麻担担麺」の実食レビューです。

辛い? 辛くない? 東京・人形町の汁なし担担麺専門店「ピリリ」がカップラーメンを初監修!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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担担麺ピリリ シビ辛白胡麻担担麺

汁なし担担麺ピリリ(dandan noodles PiRiRi)とは、白胡麻と黒胡麻から選べる「汁なし担担麺」が看板メニューの担担麺専門店で、くらしの “心地よさ” を追求する株式会社ヒュッゲ(HYGGE Inc.)が運営母体。2016年7月1日・担担麺の名店ひしめく東京都中央区日本橋人形町(水天宮前)にて、記念すべき1号店をオープンしました。

マニアからも定評のある担担麺専門店「ピリリ」

その1号店を開店するや否や、数々の雑誌やテレビ番組でも紹介され、2019年3月9日・東京都千代田区神田鍛冶町に2号店「担担麺ピリリ 神田店」を、2019年11月22日・東京都中央区銀座(マロニエゲート銀座2)に3号店「汁なし担担麺ピリリ 銀座店」を展開。定番のレギュラーメニューをはじめ、それぞれ他の店舗では味わえない限定メニューも意欲的に開発するなど、いま業界で注目を集めている新進気鋭の担担麺専門店です。

今回の新商品「担担麺ピリリ シビ辛(しびから)白胡麻担担麺(しろごまたんたんめん)」は、日清食品株式会社と汁なし担担麺ピリリ(株式会社ヒュッゲ)の共同開発商品で、濃厚な胡麻の風味と自家製辣油、四川花椒(しせんかしょう)の刺激が癖になる「汁あり白胡麻担担麺」をカップ麺で再現。

2021年5月28日現在、どちらの公式ウェブサイトにも商品情報は公開されていませんが、コンビニだとミニストップでしか買えない数量限定・販路限定のPB(プライベートブランド)商品で、汁なし担担麺ピリリ史上初のカップラーメンとして開発されました。

胡麻感たっぷり濃厚担担スープをアピール

お店の名前が「汁なし担担麺ピリリ(dandan noodles PiRiRi)」となっているように、基本のレギュラーメニューは “汁なし” で、前述のようにベースの胡麻を「白胡麻」と「黒胡麻」から選べるだけでなく、辛さと痺れを完全に取り除いた「お子様担担麺」がラインナップにあるのも家族連れに嬉しいポイント。

さらに1号店では限定メニューとして、ランチタイムにライスが付いてくる「四川麻婆豆腐」やカロリーオフ・糖質オフが嬉しい「坦坦しらたき*」ほか、温泉卵付きの「担担丼」に、四川風ピリ辛和え麺「四川燃麺(ランメン)」など、変わり種を提供しているのも特徴で、カップ麺のモデルになっている「汁あり担担麺(白胡麻ベース)」も “限定メニュー” として取り扱われています。

*「たんたんめん」を “坦々麺” もしくは “坦坦麺” と書くのは誤表記(正しくは「担」)なのですが、お店の券売機では「坦坦しらたき」となっていたので、そのまま記事に反映しました。

基本のメニューが「汁なし」なので、必然的に「汁あり」の感想・口コミは少なめですが、辛さは “控えめ・普通・辛口” の3種類から選択でき、汁なしほど花椒は強くないとの評判。実は北海道の人気店「175°DENO担担麺」の店主を輩出した東京都文京区湯島の名門「四川担担麺 阿吽(あうん)」のセカンドブランドらしく、なるほどレビューサイトでも高評価を集めているわけだと膝を打ちました。

パッケージのピリッ、ピリが可愛い

そのため「汁あり」「汁なし」ともに “阿吽” と比較しているコメントが多く目に入ったのですが、その本格的な味付けを継承しつつ、ところどころ仕様は変更し、世間受けするように調整している様子。ちなみにカップ麺の「辛さレベル」は5段階基準で真ん中の「3」かつ「シビれレベル」も「3」となっているので、阿吽の流れを汲む本格さと刺激の強さに注目しながらレビューします。

開封

別添の小袋は1種類

今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「特製シビ辛ラー油」が1袋。日清食品が製造する胡麻推しのカップ担担麺といえば、白胡麻とナッツの旨みを特徴とするファミリーマートのPB商品「日清ラ王 白タンタン」の再販が記憶に新しく、それに匹敵する胡麻の濃度を打ち出していた場合、今回も高評価に期待できるかもしれません。

フタの裏は追加トッピングが無料になるクーポンに

かやくは「味付肉そぼろ」「ごま」「ねぎ」とシンプルで、多めの粉末スープが日清食品の縦型ビッグらしいフレームワーク。またフタの裏は「ピリリ」全店で利用可能なトッピング1点無料クーポン(有効期限:2021年5月24日〜12月31日)になっているのも嬉しい特典で、パクチーや白髪葱、みょうが、たまねぎ、温泉たまご、激辛など、実店舗で人気の選べるトッピングが1つ無料になるようです。

ちなみに今回は “ミニストップオリジナル数量限定商品” なので、それ以外のコンビニには売ってない、販路限定のPBカップ麺なのですが、ミニストップが公開しているニュースリリース(pdf)には “他にイオングループの一部店舗で取り扱いあり” との記載がありました。つまり、マックスバリュやイオンリテール、ウエルシアなど、一部のイオングループ店舗でも販売されているかもしれません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:担担麺ピリリ シビ辛白胡麻担担麺
製造者:日清食品株式会社
製造所:F・静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
内容量:101g(めん70g)
商品コード:4902105267592(JAN)
発売日:2021年05月25日(火)
実食日:2021年05月28日(金)
発売地域:全国(ミニストップ店舗限定)
取得店舗:コンビニ(ミニストップ)
購入価格:232円(税込)
本体価格:215円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(特製シビ辛ラー油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、チキンエキス、植物油脂、大豆食物繊維)、スープ(豚脂、ごま、植物油脂、食塩、ねりごま、クリーミングパウダー、でん粉、粉末しょうゆ、小麦粉、香辛料、ポーク調味料、脱脂大豆粉、たん白加水分解物、糖類)、かやく(味付肉そぼろ、ごま、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、かんすい、酸味料、炭酸Ca、香料、カラメル色素、乳化剤、セルロース、香辛料抽出物、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、甘味料(アセスルファムK)、ビタミンB2、シリコーン、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・落花生・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

麺は本格志向のノンフライ麺を採用

麺は熱風で乾燥させたノンフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。ノンフライ麺は文字通り油揚げ麺(油で揚げて乾燥させたフライ麺)よりもカロリーや脂質の値が低くなるのですが、今回の総カロリーは416kcalかつ脂質も14.2gと比較的に高いので、それだけスープの濃度に期待できそうなのと、醸造酢を彷彿とさせるツンとした香りのアクセントが食欲を刺激してくる実食前。

おおむねパッケージのイメージ写真通り

別添の小袋は後入れなので、お湯を注いで5分間、待っている間にフタの上で温めた後、食べる直前に加えて混ぜたら出来上がり。お湯を注ぐとツンとした香りは消えてしまったのですが、花椒の清涼感と胡麻の香りが漂ってくる調理直後。

なおミニストップでの本体価格は232円(税込)だったので、2021年5月現在のコンビニ店舗における縦型ビッグの標準的な販売価格でした。それでは、引き続き唐辛子の辛さ(辣味)と花椒の痺れ(麻味)に注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(101g)あたり
カロリー:416kcal
たん白質:10.3g
脂  質:14.2g
炭水化物:61.8g
食塩相当量:6.4g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:3.9g)
ビタミンB1:0.24mg
ビタミンB2:0.28mg
カルシウム:244mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:416kcal(めん・かやく:302kcal)(スープ:114kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

日清食品の縦型ビッグでも定番化してきたノンフライ麺

5.0

形状は角刃で切り出された平打ち麺で、かなり表面のキメが細かく、まるで摩擦抵抗を感じない喉越しを実現しているのですが、それと同時に輪郭のある口当たりも見所。小麦同士の密度が高い、ややカタめの質感で、しっかりとしたコシの強さが楽しめます。

ちょっと追加ケアしたほうがいいかも

その洗練された質感をはじめ、原材料にチキンエキスや大豆食物繊維を使用しているのも日清食品らしく、油揚げ麺のように独特のコクは楽しめない反面、ノンフライ麺ならではといえる雑味のなさが魅力。たとえば前述の「日清ラ王 白タンタン」(ほか「黒タンタン」「赤タンタン」)に使われていたノンフライ麺のように花椒は練り込まれていませんが、それを除けば共通点は多く、本格的。

じっくり噛むと楽しめる、ふんわりとした小麦の甘さもポイントで、後述するシビ辛スープと対比を描くようにベストマッチ。ただ、熱湯5分ジャストでフタを開けた場合、部分的な戻りムラ(癒着)が気になったのと、そう簡単に湯伸びするような麺ではないので、まずは表示されている時間を守り、粉末スープを完全に溶かした後 “2分くらい休ませてから” 食べるのがオススメです。

スープ

けっこう硬派にシビれてます

5.0

まずは別添の「特製シビ辛ラー油」を加える前に、粉末スープだけの状態で味を確認してみたところ、ほとんど唐辛子の辛さは感じなかったので、それが極端に苦手な方でも問題ありません。しかし、この状態から花椒の存在感は明確で、味覚がバカになるほど強烈な痺れではないものの、まず花椒が苦手な方にとっては厳しいレベル。

しかし、それに負けないくらい胡麻の存在感も強烈で、たとえば比較対象の引き合いに出している「日清ラ王 白タンタン」ほど練り胡麻(ねりごま)の主張は強くないけれど、税込232円のカップラーメンにしては上等の効かせ方。また擂り胡麻(すりごま)に関しては常に口の中がザラザラするくらい、けっこう大量に仕込んであります。そして、別添の「特製シビ辛ラー油」を加えると一変。

地味に辛い

パッケージには “ピリッ、ピリリッ” などと可愛いフォントをちりばめていましたが、なんのなんの。さすがに激辛もとい大辛クラスの辛さではないけれど、ほとんど唐辛子の存在感がない状態から、小さじ一杯ほどのオイルで “ふつうに辛口” 程度の辛さには到達。また後半にかけて花椒の痺れが蓄積されるので、最終的に辛い食べ物が苦手な方にとっては厳しいくらい、けっこう硬派な刺激を感じました。

具材

ジャンクだけど印象は悪くない

3.0

実店舗の「汁あり担担麺(白胡麻ベース)」には、香辛料で複雑なアクセントをつけた挽肉、干しエビ、チンゲン菜などがトッピングされているのに対し、カップ麺の具材はインスタント感の強い味付肉そぼろと乾燥ネギなので、あまり再現度が高いとはいえません。とはいえスパイシーな肉そぼろはパンチの効いた味付けで、スープとの相性も悪くなく、ノンフライ麺とスープの出来を思えば納得できました。

総評

5.0

やや具材の個性が乏しかったのと、もうすこしスープに酸味のアクセントがあれば、もうすこしノンフライ麺の戻りが早ければ‥‥という不満が無きにしも非ずではあるものの、オシャレでキャッチーなパッケージのわりに硬派な痺れが好印象。総合力はファミリーマート限定のPBラ王に劣りますが、けっしてクオリティが低いわけではありません。

日清食品が製造するノンフライ麺を使用した縦型ビッグのPBカップ担担麺ということで、ファミリーマートの商品と比較してしまったのですが、店名が現しているように「ピリリ」は “汁なし担担麺” の専門店。今回のコラボを足掛かりに、ノンフライ麺を使用した湯切りタイプの汁なしカップ担担麺が出る可能性も高いので、今後の動向にも注目しています【author・taka :a(大石敬之)】

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