世界のカップヌードルに “甘辛~い刺激” 甘辛コチュジャンの「チーズタッカルビ味」史上初にして納得の味わい実現

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年4月11日(月)新発売、日清食品のカップ麺「カップヌードル 甘辛コチュジャンのチーズタッカルビ味」の実食レビューです。

あの韓国グルメをカップヌードル流にアレンジ!? 世界のカップヌードルに韓国の鉄板料理を再現した “甘辛〜い刺激” のニューフェイス登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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世界のカップヌードル チーズタッカルビ味

カップヌードル(CUPNOODLE)とは、1971年(昭和46年)9月18日の発売以来、即席カップめん市場で圧倒的な占有率を誇る日清食品のロングセラーで、ブランド全体の世界累計販売数は2021年(令和3年)8月に500億食を突破。トレンドに敏感な若者向けのユニークなプロモーションを積極的に展開し、現在は世界100ヶ国で販売される真のグローバルブランドとしての地位を確立しました。

世界のカップヌードルにニューフェイス

今回の新商品「カップヌードル 甘辛コチュジャンのチーズタッカルビ味」は、コスメやファッション、エンタメなど、さまざまな分野で注目を集める “韓国” に注目した新作で、韓国グルメの中でも不動の人気を誇る「チーズタッカルビ」をカップヌードル流にアレンジ。ブランドのロゴが “CUPNOODLES” となっているように、海外のトレンドを取り入れた「世界のカップヌードル」からの新作です。

世界のカップヌードル(CUPNOODLES)とは “世界のおいしいを、お届け!” をコンセプトに、世界各国の愛され料理を素材やレシピにこだわって再現するシリーズで、2014年(平成26年)4月14日に発売された「カップヌードル トムヤムクンヌードル」及び「同 ミーゴレン」に端を発するエスニックシリーズの後身。

当初はエスニック料理を題材に、海外のトレンドを取り入れた本格志向のフレーバーを展開していましたが、2020年9月上旬に既存の “トムヤムクン” と “グリーンカレー” を「カップヌードル パクチー香るトムヤムクン」と「カップヌードル ピリッと生姜のグリーンカレー」にリニューアル。

エスニックシリーズから世界のカップヌードルに

このタイミングでメニューをエスニック料理から世界各国の料理に広げ、2020年9月21日に「カップヌードル 魚介仕立てのペペロンチーノ」を市場に投下。日本で販売されているカップヌードルのロゴは “CUPNOODLE” ですが、世界のカップヌードルでは海外仕様の “S” を付けた「CUPNOODLES」と棲み分けを図り、本格さを訴求しています。

なぜ海外仕様のカップヌードルに “S” が付くのか-・それについては複数の理由があり、ひとつは “複数形の「s」を付けずに表現すると麺1本を意味する単語になってしまうから” という文法上の問題。対して一部を除く日本国内の商品に “s” が付いていない理由は、すでに「CUPNOODLE」のブランドが定着しているため、いまさら変更する必要はない‥‥というのが日清食品の見解。

ほかにも “海外ではカップヌードルを単なる固有の商品名として浸透させるのではなく、ラーメンや蕎麦に並ぶ一般名詞にするため” という説や “味だけでなくブランド表記までそれぞれの地域の人の感覚に合わせ、末永く愛されるブランドになるための「グローカル(グローバル+ローカル)戦略」と呼ばれるブランディングの一つ” など、カップヌードルの「S」にはさまざまな意味が込められています。

実はカップヌードル史上初のチーズタッカルビ

さて、そろそろ「甘辛コチュジャンのチーズタッカルビ味」に話を戻しましょう。すでにチーズタッカルビは日本の一般家庭にも浸透している食べ物なので、いまさら詳しい解説は必要ないかと思いますが、意外にもカップヌードルの題材になった前例はありません。はたして本場の臨場感が楽しめるのか、仕上がりが楽しみです。

開封

具材ごろごろ

今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、ちょっと寂しくもあるのですが、フタを開けたら熱湯を注ぐだけで食べられる手軽さは評価できる魅力。かやくはチーズ風油脂加工品に、白い謎肉(味付鶏ミンチ)とキャベツの計3種で、甘辛い香りに食欲を刺激される開封直後。

見慣れた油揚げ麺

麺は見慣れた形状の油揚げ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。ここ最近、変わり種と既存の「カップヌードル」シリーズに使われている麺の原材料名が微妙に違うので、もしかしたら配合を変えているのか、それとも改正後の食品表示制度が適応されていないだけなのか‥‥。

ちなみにメーカー希望小売価格は193円(税別)なので、レギュラーサイズの「カップヌードル」と同じ値段。カップ麺の新商品がコンビニで取り扱われる場合、火曜日以降の販売が基本となっているため、月曜日には売ってない店舗もあったかと思いますが、火曜日の朝〜水曜日の夕方までには出揃っていると思います。※今回はコンビニ限定ではないため、スーパーやドラッグストアでも購入可。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:カップヌードル 甘辛コチュジャンのチーズタッカルビ味
製造者:日清食品株式会社
製造所:関東工場(茨城県取手市清水667-1)
内容量:84g(めん60g)
商品コード:4902105271902(JAN)
発売日:2022年04月11日(月)
実食日:2022年04月12日(火)
発売地域:全国
取得店舗:日清食品グループ オンラインストア
商品購入価格:208円(税込)送料・手数料別
希望小売価格:193円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:300ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、香味調味料、ポーク調味料)、スープ(糖類、豚脂、でん粉、香辛料、粉末みそ、小麦粉、クリーミングパウダー、食塩、コチュジャン、プロセスチーズ、粉末しょうゆ、チキン調味料、酵母エキス)、かやく(チーズ風油脂加工品、味付鶏ミンチ、キャベツ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、乳化剤、炭酸Ca、香料、カラメル色素、かんすい、カロチノイド色素、ベニコウジ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、炭酸Mg、香辛料抽出物、くん液、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

めっちゃいい匂い

後入れの小袋は別添されていないため、お湯を注いでから3分後、しっかり混ぜたら出来上がり。なるほど香りは漠然とチーズタッカルビを彷彿とさせ、カップヌードルらしく具沢山なのも好印象。ただ、とろみ成分が粉末スープに含まれていたので、溶け残りがないように注意しながら念入りに混ぜ合わせてください。

辛さレベルは3 / コーションあり

ちなみに容器の側面には5段階基準で「辛さレベル」の表示があり、ちょうど真ん中に位置する「3」となっているのですが、その反対に位置する部分に小さな字で “※小さなお子様や、辛みが苦手な方は注意してお召し上がりください” と、辛味に対する注意事項を記載しているため、ほんのちょっとピリ辛程度ではない様子。

万人受けも意識しなければいけないカップヌードルなので、おそらく並外れた辛さではないと思いますけど、念のため辛味の強さにも注意しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(84g)あたり
カロリー:396kcal
たん白質:9.3g
脂  質:18.3g
炭水化物:48.6g
食塩相当量:5.6g
(めん・かやく:2.8g)
   (スープ:2.8g)
ビタミンB1:0.19mg
ビタミンB2:0.25mg
カルシウム:104mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:396kcal(めん・かやく:329kcal)(スープ:67kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

カレー系に使われる太麺を搭載

5.0

カップヌードルの油揚げ麺には複数のテンプレートが存在し、スープの味に合わせて使い分けている-・というのは有名な話。それぞれ下味が違うことに加え、サイズも大きく分けて2種類あり、通常の「カップヌードル」では約2mm幅に切り出されているのですが、カレーや味噌、チリトマトなど、味の濃いフレーバーには約3mm幅の太麺を合わせています。

スープ(とろみ)の関係もあって普段よりコシ強め

「甘辛コチュジャンのチーズタッカルビ味」に搭載されている麺は、通常の「カップヌードル」よりも太い約3mm幅の油揚げ麺で、原材料名の “小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、香味調味料、ポーク調味料” という複雑な構成から察するに、カレー系の商品に使われるタイプ。

厳密に見ると既存の「カップヌードル カレー」と表記が違うので、前述のように変わり種では微妙に配合を変えているのか、それとも改正後の食品表示制度が適応されていないだけなのかは定かでないものの、体感的に同じ油揚げ麺という認識で問題ありません。後述するスープが濃いめの味付けだったので、約3mm幅の麺を合わせたのは正解だと感じました。

スープ

日本人向けにアレンジされたチーズタッカルビ味

5.0

商品名に “甘辛コチュジャンの-・” とあるように、きちんとコチュジャンを軸に据え、韓国系の唐辛子を思わせる芳ばしさも印象的ですが、粉末みそや粉末しょうゆで味を調えた日本式のテイスト。しかし、誰が食べても韓国風と分かるベクトルで、小麦粉や増粘剤による粘度の高さも不自然に感じさせないほど濃いめの味わいから、とろみの強さもネガティブではありません。

チーズについては後述するチーズ風油脂加工品から滲み出るコクもありますが、スープにプロセスチーズを使用しているため、かやくとの相乗効果を狙っているようなフレームワーク。糖類のほかにスクラロースやアセスルファムKを併用していることから、どうしても人工甘味料に由来する甘ったるさを伴うものの、絶妙な加減で中毒性を高めることに寄与しています。

またスモークフレーバー(くん液)に由来する芳ばしさが鉄板で調理したような雰囲気を演出しているところも面白く、なるほど「チーズタッカルビ味」といわれたら素直に納得できる味わいで、これに鶏肉を漬け込んで焼いても違和感なさそうなくらい。ちなみに辛さレベルは「3」となっていますが、けっこう甘さも強いので、よほど辛い食べ物が苦手でなければ大丈夫だと思います。

具材

カップヌードル流だけど違和感なし

5.0

日清食品のチーズ具材には「チーズ加工品」と「チーズ風油脂加工品」があり、たとえばチーズをバターに置き換えるとチーズ加工品はマーガリン、チーズ風油脂加工品はファットスプレッド的な存在。そのためチーズ風油脂加工品はチーズ加工品よりも風味やコクが劣るものの、今回は10個以上入っていたので、スープの濃度をグッと底上げしてくれるアイテム。

白い謎肉は「チリトマトヌードル」と共通の味付鶏ミンチで、キャベツはカップヌードルのオリジナルですが、いずれの具材もスープとの親和性が高く、量的にも物足りなさを感じることはありませんでした。ちなみに特殊な作り方をしているため、写真ではチーズの原型が残っていますが、ふつうに作ると粉末スープを溶かす過程で原型は崩れます。ただ、それで正解。

総評

5.0

けっこうジャンクな仕上がりですが、世界のカップヌードルが「チーズタッカルビ」をアレンジしたら-・という事前のイメージを裏切らないランディングで、かなり中毒性の高い仕上がり。ちょっと甘さが人を選ぶ要因になるけれど、それも中毒性を高めるアイテムかつ商品名にも “甘辛” とあるため、やり過ぎた感はありませんでした。

コンビニ大手4社での取り扱いも多いと思いますし、スーパーやドラッグストア、ディスカウントストアなども販売店の対象となっているため、甘辛い韓国風の味付けが好きな方は積極的に試してみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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