限界突破の辛さ20倍【激辛注意】クレイジーなカップヌードル「チリチリ♪チリトマト」辛さUPで限定復活!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年11月21日(月)新発売、日清食品のカップ麺「カップヌードル チリチリ♪チリトマトヌードル」の実食レビューです。

カップヌードルの人気フレーバー「チリトマトヌードル」発売40周年記念で限界突破の激辛仕様に!? あの激辛チリチリ♪ペーストが “クレイジーな辛さ” にパワーアップして新登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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カップヌードル チリチリ♪チリトマトヌードル 2022

カップヌードル(CUPNOODLE)とは、1971年(昭和46年)9月18日の発売以来、即席カップめん市場で圧倒的な占有率を誇る日清食品のブランドで、その人気は日本のみならず、2021年(令和3年)8月にブランド全体の世界累計販売数は500億食を突破。現在は世界100ヶ国で販売されている、真のグローバルブランドとしての地位を確立しました。

発売40周年で「激辛チリチリ♪チリトマト」復活!!

今回の新商品「カップヌードル チリチリ♪チリトマトヌードル」は、カップヌードルの中でも不動の人気を誇る「チリトマトヌードル」発売40周年を記念した特別限定商品で、8分音符付きの “チリチリ♪” なんて可愛らしいタイトルですが、侮るなかれ。別添されている「激辛チリチリ♪ペースト」を加えると、最大で辛さ20倍に仕上がるクレイジーなフレーバーで、そのルーツは5年前の企画まで遡ります。

あらためまして「チリトマトヌードル」とは、カップヌードルの人気ランキングで常に上位をキープし続けている御三家「カップヌードル(オリジナル)」「シーフードヌードル」「カレー」と比較して、なんとなく第4の味? みたいな印象を抱いておられる方も多いかと思いますが、数あるフレーバーの中でもコアなファンが多いことで知られる人気商品。

先に “発売40周年を記念した” と触れたように、その発売日は現在を遡ること40年以上、1982年(昭和57年)7月23日の話。実は1984年(昭和59年)7月23日発売の「シーフードヌードル」よりも先輩で、歴史上の順番では「カップヌードル」「同 天そば」「同 カレー」「同 チキンヌードル」に続く第5の味として登場したのですが、現存するフレーバーの中では3番目に位置する古株です。

初代「チリチリ♪チリトマト」→ 2代目は “クレイジー” に

そんな「チリトマトヌードル」の発売35周年を記念して、2017年11月27日に辛うまさ史上最強のチリトマト「カップヌードル チリチリ♪チリトマトヌードル」を市場に投下した日清食品。ネット上で人気だった “チリトマトヌードルにチリソースを入れて食べる” アレンジレシピに着目し、全部入れると “辛さ18倍” になる「激辛チリチリ♪ペースト」を別添していました。しかし、その約1年後‥‥

2018年10月22日に限界突破の「超激辛チリチリチリ♪オイル」を別添した辛さ20倍の「カップヌードル クレイジーチリチリ♪チリトマト ビッグ」が現れ、チリトマト史上における辛さレベルを更新。レギュラーサイズだった容器はコンビニ向けの縦型ビッグに改め、白い謎肉(なぞにく)も唐辛子を練りこんだ “チリ謎肉” に変えるなど、さらに攻撃性を高めた仕様で多くのユーザーを沸かせました。

かくして今回の「チリチリ♪チリトマトヌードル」は、激辛チリトマト史上における3代目に該当し、容器は初代と同じレギュラーサイズに戻っているのですが、別添の “激辛チリチリ♪ペースト” は「クレイジーチリチリ♪チリトマト ビッグ」の “超激辛チリチリチリ♪オイル” と同じ全投入で辛さ20倍のクレージーな仕様で復活を果たした2022年11月——。

日清おすすめは半分投入の「辛さ10倍」らしい

容器側面にあるアドバイスには「そのまま食べたらチリトマト!」「半分入れたらチリ♪チリトマト!! 辛さ10倍」「全部入れたらチリチリ♪チリトマト!!! 辛さ20倍」とあり、このブログでは以前に辛さ200倍* まで試しているのですが、それはさておき日清食品のオススメは “辛さ10倍” とのこと。全投入はオススメしないのねw というわけで、ここから先は商品の内容について詳しく掘り下げます。

*【危険】絶対マネしちゃダメ!! 辛さ200倍 クレイジーチリトマトヌードル ← おいしくなかったw

開封

別添の変遷はペースト → オイル → ペースト

今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「激辛チリチリ♪ペースト」1袋のみで、前述のように全部入れたら辛さ20倍。2018年10月発売品(2代目)には超激辛チリチリ “オイル” を別添していましたが、その辛さを踏襲しつつ、オイルから “ペースト” に戻っているのは2017年11月発売品(初代)を想起させるポイント。

ここだけ見ると普通のチリトマトヌードル

かやくの謎肉(なぞにく)は2代目のチリ謎肉(唐辛子入り)から普段の白い謎肉(味付鶏肉ミンチ)に原点回帰し、キャベツ、コーン、トマト加工品、インゲンも初代「チリチリ♪チリトマトヌードル」と共通で、ここだけ見ると通常の「チリトマトヌードル」と変わりません。調理前の香りもオリジナルに近く、安心と信頼のファーストインプレッション。

メーカー希望小売価格は214円(税別)なので、オリジナルの「チリトマトヌードル」と同じ価格帯なのですが、オリジナルには別添されていない「激辛チリチリ♪ペースト」の分だけ製造コストは上がっているはず。それに伴うコスト調整が露骨でないかどうか、というのも注目すべきポイントになります。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:カップヌードル チリチリ♪チリトマトヌードル
製造者:日清食品株式会社
製造所:関東工場(茨城県取手市清水667-1)
内容量:78g(めん60g)
商品コード:4902105272879(JAN)
発売日:2022年11月21日(月)
実食日:2022年11月23日(水)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
小売価格:214円(税別)
購入価格:231円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:310ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(激辛チリチリ♪ペースト)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、ポークエキス、香味調味料)、スープ(香辛料、トマトパウダー、糖類、たん白加水分解物、豚脂、ポーク調味料、香味調味料、野菜調味料、トマトペースト、食塩、あさり調味料、オニオンパウダー、プロセスチーズ)、かやく(味付鶏ミンチ、キャベツ、コーン、トマト加工品、いんげん)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、乳化剤、炭酸Ca、増粘多糖類、香辛料抽出物、かんすい、ベニコウジ色素、酸味料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、くん液、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)

実食開始

ここも通常の「チリトマトヌードル」と大差ない

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。カップヌードルの麺には複数のパターンが存在し、なかでも「チリトマトヌードル」や「カレー」「味噌」など、味が濃いめのフレーバーには太めの麺が採用される傾向があります。今回のニュースリリースにも “スープの味わいに負けない、つるみのある少し太めのしなやかな麺” との記載があるため、いつものチリトマトヌードルと同じかもしれません。

ペーストをトッピングした途端に香りが激変

別添の小袋は後入れなので、内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「激辛チリチリ♪ペースト」を温めなが待つこと3分。日清食品のオススメは辛さ10倍(半分)となっていましたが、ひとまず全量投入しております。そのペーストには燻製の風味が加えられているため、ホットソースといえばの「デスソース」よろしく特有のスモーキーな香りが印象的。

商品名にはハッキリと「激辛」の文字があり、なおかつパッケージの辛さレベルもMAXの「5」となっているため、引き続き辛味の強さとベースの味わいにも注目しつつ「めん」「スープ・激辛チリチリ♪ペースト」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(78g)あたり
カロリー:363kcal
たん白質:8.3g
脂  質:16.9g
炭水化物:44.4g
食塩相当量:4.1g
(めん・かやく:1.9g)
   (スープ:2.2g)
ビタミンB1:0.74mg
ビタミンB2:0.19mg
カルシウム:95mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:363kcal(めん・かやく:318kcal)(スープ:45kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

体感的には「チリトマトヌードル」と同じ麺

5.0

本家「チリトマトヌードル」の原材料名は “小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、ポークエキス” となっているのに対し、40周年特別限定商品の「チリチリ♪チリトマトヌードル」では “小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、ポークエキス、香味調味料” となっているため、完全に同じ表示ではありません。

ただ、おそらく食品表示法の改訂などによる変更で、たとえば厳密には違ったとしても、プロが判別できないレベルのマイナーチェンジに過ぎない差。世界初のカップ麺「カップヌードル」の麺は約2mm幅に切り出されているのに対し、こちらは約3mm幅に切り出され、たった1mm程度の違いでしょ? と、思われるかもしれませんが、実際に食べてみると口当たりは別物。

後述するスープは「チリトマトヌードル」の流れを汲みつつも “MAX辛さ20倍” という強いインパクトの持ち主なので、たとえば約2mm幅の麺を合わせてしまった場合、ずいぶんと麺の主張が弱く感じられると思います。それはそれで功を奏す場合もありますけど、前述のように「チリトマトヌードル」の太麺だからこそ正解と思える相性のいい組み合わせでした。

スープ・激辛チリチリ♪ペースト

土台はアレンジ前と大差ない

6.0

「チリトマトヌードル」の原材料名と比較して、表示が「あさり調味料 → 魚介エキス」や「オニオンパウダー → 野菜エキス」「プロセスチーズ → チーズパウダー」に変わっていたり、並びの順番も変わっていたりするのですが、別添の「激辛チリチリ♪ペースト」を投入する前のスープは本家に近く、ほぼほぼ目立った違いは感じません。

トマトの甘みと酸味を軸に、チリやクミンを中心とするスパイスを効かせた定番の味わいが楽しめました。でも、ほんのちょっとトマトやスパイス感が控えめというか、若干ながらペースト分のコストを調整しているような気がしないでもありません(というのは気持ちの問題かもしれなくてw 実際に調整があったとしても違和感なく美味しいレベルです)。

ブレアのデスソースをイメージ?

でもって本丸の「激辛チリチリ♪ペースト」を加えると——あれ? こんなもんだっけ? というのが最初の印象。もともと辛い食べ物は好きだけど、最近は激辛カップ麺の辛味水準も上がってきたし、俺も強くなっt‥‥辛いわwww くらいのラグが発生する遅延型で、チリチリどころかジリジリとした刺激が舌に滞在するのですが、食べられないほど非常識な辛さではないのがポイント。

たとえば辛さ20倍の「激辛チリチリ♪チリトマト」をフリーザ戦の悟空(界王拳20倍)に例えるなら、まるか食品の獄激辛シリーズは超サイヤ人級だし、獄激辛やきそばFinalだと超サイヤ人2もとい3、18禁カップメン(磯山商事)は‥‥どのくらいだ? とりあえず辛い食べ物が苦手ならヤメとけレベルには優に達しているのですが、それが引いてくると “また食べたくなる” 中毒性の持ち主。

その絶妙な辛味のタイプも然る事乍ら、通常の「チリトマトヌードル」にはないスモーキーな香りと酸味が「デスソース」をはじめとする海外のホットソースを想起させ、それっぽい雰囲気が楽しめるのも見どころ。もちろん味わいはガラッと変わりますが、いわゆるホットソースが好きな方はもちろん、ある程度の辛味耐性さえ備わっていれば、いつもの「チリトマトヌードル」よりハマる可能性大です。

かやく

いたって平常運転

5.0

通常の「チリトマトヌードル」にも搭載されている “白い謎肉” は、豚肉ベースの茶色い “謎肉” と一線を画す、鶏肉をベースに野菜などの素材をミンチ状にしてフリーズドライ加工した具材で、2017年6月26日に実施された「チリトマトヌードル」のリニューアルを機に導入されたトッピング。当時は賛否両論ありましたけど、すでに市民権は得たといっても過言ではないでしょう。

その他、キャベツ、コーン、トマト加工品、インゲンも本家「チリトマトヌードル」と共通の資材で、スポット商品だから白い謎肉が少ないとか、コーンやトマト加工品が少ないとか、そういうコスト調整を感じることもありませんでした。しかし、たとえば白い謎肉が極端に少ないなど、個体差によるバラつきは発生するため、運が悪かったときは諦めてくださいw

総評

6.0

要約すると5年前に発売された初代「カップヌードル チリチリ♪チリトマトヌードル」をベースに、辛さを18倍から20倍に強めた商品である‥‥なんですけど、激辛チリチリ♪ペーストのスモーキーな感じだったり、巧妙な酸味の効かせ方だったり、そういった部分もブラッシュアップされているような印象で、カプサイシンの存在感だけでなく、ホットソースの雰囲気もアップしているように感じました。

もちろん辛い食べ物が苦手な方にはオススメできない商品ではあるものの、たとえばセブン限定の人気激辛カップ麺「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」(レビューは2022年7月4日発売品)あたりが大丈夫なら問題ないレベル。辛さの先に異様な中毒性が垣間見えるようになれば、新たな世界の発見に繋がると思うので、よほど苦手でなければチャレンジしてみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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