もやしが主役の新提案!? 業界初【もやしが超絶うまい】チャルメラまぜそば「ニンニクしょうゆ味」が革命だった件

スポンサーリンク
明星食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年4月19日(月)新発売、明星食品の袋麺「明星 チャルメラ もやしが超絶うまい まぜそば ニンニクしょうゆ味 5食パック」の実食レビューです。

もやしは買った? 調理準備OK? もやしと一緒に作る業界初の即席袋めん「もやしが超絶うまい」チャルメラまぜそば第1弾!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、インスタントラーメンとしての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

もやしが超絶うまい チャルメラまぜそば ニンニクしょうゆ味

チャルメラとは、明星食品を代表するインスタントラーメンの旗艦ブランドで、1966年(昭和41年)9月7日発売の即席袋めん「明星 チャルメラ」(現「明星 チャルメラ しょうゆラーメン」)を皮切りに発足。当初は袋麺のみ展開していましたが、そのバリエーションを増やしつつ、現在は味の変化が楽しめる “3秒味変” の即席カップ麺や “ご当地調味料” とのコラボなど、様々な商品を展開しています。

もやしと一緒に食べる新提案の袋麺を展開

今回の袋麺「明星 チャルメラ もやしが超絶うまい まぜそば ニンニクしょうゆ味 5食パック」は、コロナ禍の感染症対策推進により、家庭内での消費が伸びている「もやし」に着目した新作で、もやしを主役に据えた “もやしを超絶うまく食べられる新タイプの袋めん” として開発。そのリリース当時、これまでにない新たな切り口のインスタントラーメンとして大きな反響を巻き起こしました。

いつもの袋麺では、ちぢれと適度な味付けを施すことでスープとの一体感に配慮した細めの油揚げ麺、もしくは「明星 チャルメラ バリカタ麺豚骨」に使われている豚骨専用のバリカタ麺(極細ノンフライ麺)を基本としていますが、もやしのシャキシャキとした食感に負けないように、もっちりとした噛み応えと硬さが特徴の極太麺を新規に開発。

それでいて “街のラーメン” と “飽きない味” をコンセプトに、とある “3つのラーメン店” の長所を取り入れて開発された、1966年(昭和41年)9月7日発売の初代「明星 チャルメラ」から現在も受け継がれている貝エキス(ホタテの旨み)をスープに使用することで、きちんと「チャルメラ」のアイデンティティを守っているのもポイント。

やはりモデルは「二郎インスパイア系」か‥‥

さらに添付調味料が「めん用スープ」と「もやし専用スープ」に分かれている構成も面白く、めん用スープに既存の「明星 チャルメラ しょうゆラーメン」にも使われている貝エキスやビーフの旨みを仕込んでいるようですが、それとは別にニンニクを効かせた専用の “特製ニンニクペッパー” を採用することで、秘伝のスパイス(旧「木の実のスパイス」)と差別化。

そして「もやし」を山のように盛り付けているパッケージのイメージ写真に、黄・黒・赤を基調としたインパクトの強いカラーリング、さらに巣ごもり需要の拡大で異例の伸長を見せた「ニンニク」を強調していることから、現在もっとも注目されているといっても過言ではないラーメンのカテゴリー「二郎系」「二郎インスパイア系」の存在も今回の開発背景に深く関わっているとみて間違いありません。

たとえば明星食品と以前からコラボしている東京都目黒区駒場の二郎インスパイア店「ラーメン千里眼(せんりがん)」の店主・安川隆司(やすかわ りゅうじ)氏が「明星 チャルメラ もやしが超絶うまい まぜそば ニンニクしょうゆ味」のアレンジレシピを考案し、それを明星食品が同社の公式ウェブサイト内にある特設ページで紹介するなど、その系統にある商品であることが伝わってきました。

すでに第2弾もリリース済み

実は2021年8月30日に「明星 チャルメラ もやしが超絶うまい 辛まぜそば 辛旨ニンニク味 5食パック」という “もやしが超絶うまい” チャルメラまぜそば第2弾を発売しているのですが、9月25日現在まだ第1弾の「ニンニクしょうゆ味」も絶賛販売中なのと、このブログではレビューできていなかったので、先に「ニンニクしょうゆ味」から詳しく掘り下げていきます。

開封

通常の袋麺と同じように中は個食パックになっている

外袋を開封すると、中は通常の袋麺と同じような個食パックになっていて、表面には作り方(超絶うまい召しあがり方)を、裏面にはイメージ写真や原材料名・栄養成分表示・アレルゲン情報などを表示。もやしは入っていないため、それは自分で用意しなければいけないのですが、ひとまず原価割れする(もやしの値段が本体を超える)ことはないでしょう。

個食パックの中には油揚げ麺と2種の小袋を別添

個食パックを開封すると、カップ麺でも見慣れたデザインの「粉末スープ」が入っているのですが、もやし専用の「ニンニクペッパー」はオリジナル。麺は油で揚げたフライ麺で、いつもの「チャルメラ しょうゆラーメン」に使われている細麺よりも圧倒的に太く、しかしながら同社の「麺神(めがみ)」よりも細めのサイズ感。

5食パックのメーカー希望小売価格は555円(税別)に設定されていたので、既存の「しょうゆラーメン」や「バリカタ麺 豚骨」など、5食パックのチャルメラ袋麺と共通の値段。コンビニでの取り扱いは少ないと思いますが、スーパーマーケット・ドラッグストア・ディスカウントストアでの取り扱いは多く、実際の販売価格は321円(税込)あたりが相場でしょうか。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 チャルメラ もやしが超絶うまい まぜそば ニンニクしょうゆ味 5食パック
販売者:明星食品株式会社
製造所:R・東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:92g(めん85g)
商品コード:4902881072557(JAN)
発売日:2021年04月19日(月)
実食日:2021年09月25日(土)
発売地域:全国
取得店舗:ネット通販サイト(オムニ7)
商品購入価格:321円(税込)
希望小売価格:555円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:即席袋めん
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:500ml
ゆで時間:熱湯4分
小袋構成:2袋(粉末スープ・ニンニクペッパー)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩)、スープ(糖類、食塩、香味調味料、しょうゆ、貝エキス、香辛料、たん白加水分解物、植物油脂)、ニンニクペッパー(食塩、糖類、香辛料、香味調味料、ごま、しょうゆ、植物油脂)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、カラメル色素、かんすい、リン酸塩(Na)、酸化防止剤(ビタミンE)、微粒二酸化ケイ素、炭酸マグネシウム、乳化剤、増粘剤(キサンタンガム)、酸味料、香料、カロチノイド色素、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵乳成分小麦・えび牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

超絶うまい召しあがり方

パッケージの「超絶うまい召しあがり方」には、100g(1/2袋)の「もやし」と「めん」1袋を用意し、もやしは電子レンジでの加熱(500Wで約2分)を推奨。めんは沸騰した湯(500ml)で煮込まなければいけないので、鍋を使って茹で上げた後、ザルで湯切りしてから手早く器に移し、粉末スープと混ぜ合わせ‥‥と、文字にしたら面倒に見えますが、そこまで難しいプロセスはありません。

もやしをトッピングするだけで雰囲気もマシマシ

もやしは加熱後にニンニクペッパーを混ぜ合わせ、めんの上にのせたら出来上がり。ただ、明星食品のオススメは「めん2つ」と「もやし1袋(200g)」の “倍盛り” らしいので、めんの茹で時間は4分と変わりませんが、熱湯の量は2倍で調理。もやしは500Wの電子レンジを使い、3分30秒を目安に加熱。

前述の「ラーメン千里眼」店主や人気YouTubeチャンネル『SUSURU TV.』のSUSURU(ススル)氏もアレンジレシピを考案し、明星食品も独自のレシピを提唱しているのですが、ひとまず最初はオリジナルの状態をレビューして、アレンジは別の日に試すことにしました。

さて、ニンニクのジャンクな香りが強烈に漂ってくる調理直後。はたして “もやしが超絶うまい” 仕上がりなのか「めん」「粉末スープ」「もやし(専用スープ)」の特徴を解説し、インスタントラーメンとしての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(92g)あたり
カロリー:399kcal
たん白質:8.4g
脂  質:13.3g
炭水化物:61.5g
食塩相当量:5.1g
ビタミンB1:0.48mg
ビタミンB2:0.40mg
カルシウム:251mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。上記の栄養成分表示は「明星 チャルメラ もやしが超絶うまい まぜそば ニンニクしょうゆ味 5食パック」1食分の値であり、もやしの分は含まれていません。

めん

二郎インスパイア系とは違うけど食べ応えはバッチリ

二郎インスパイア系のラーメンを提供している店は、麺にオーションと呼ばれる日清製粉の強力粉(灰分0.52±0.04%の2等粉)を使う傾向があり、極太に切り出しながらも加水率は下げ、わしわしと食べたくなる無骨さを打ち出しています。結論からいうと、それを忠実に再現しているわけではなかったのですが、表面のみ加水率を上げることでスープが馴染みやすく、噛めば中心に芯を感じる硬さが魅力的。

食感のコントラストが絶妙すぎてヤバい

また表面のソフトな口当たりと対極にある、もやしのシャキシャキとした食感のコントラストが絶妙で、想像していたよりも「もやしが超絶うまい」仕上がりに箸が止まりません。いつもはヤサイを食べ切ってから麺に取り掛かる方も、今回は全体をガッツリと混ぜ合わせ、もやしと一緒に喰らうのがオススメの食べ方。

袋入りのチャルメラで太麺といえば、同ブランドの発売45周年を記念して開発された「明星 チャルメラ ちゃんぽん」という商品があり、2011年(平成23年)9月1日のリリースから現在も販売を続けているのですが、それとは原材料名の構成が異なります。特別な味付けなどは施されていませんが、もやし1袋すべて使い切っても濃厚な味わいだったので、麺が孤立することはありませんでした。

粉末スープ

かなりジャンクだけど「チャルメラ」らしい

めん用スープは粉末なので、液体しょうゆ特有のコクだったり、生おろしニンニクの攻撃性だったり、動物油脂(アブラ)の背徳感だったり、そういった要素は打ち出せていませんが、粉末しょうゆのキレや化学調味料の存在感は明確で、もやしを入れずに食べると後半にかけて舌が痺れそうな味の濃さ。しかし、その奥から感じるホタテとビーフの旨みに「チャルメラ」らしさを感じるフレームワーク。

後述する「ニンニクペッパー」にガーリックパウダーを仕込んでいるのですが、麺に絡める粉末スープのガーリック感も強く、けっこうなインパクト。いかにもインスタントラーメンらしい味なので、専門店さながらの本格感こそないものの、それだけに油揚げ麺との親和性が高く、インスタント感がマイナスに作用することもありません。

もやしとの相性も申し分なく、濃いめの味わいでありながら、その奥に存在するホタテの旨みなど、ちゃんと「チャルメラ」らしいと思える要素があったので、ただブームに乗っただけのテイストではありませんでした。

もやし(専用スープ)

もやしが超絶うまい

もやしはTRIAL(トライアル)で1袋あたり税込25円で購入したので、別に特別な品種とかではないのですが、商品名にもなっている「もやしが超絶うまい」は伊達じゃありません。めんの項目でも触れたシャキシャキ食感もさることながら、もやしに混ぜ合わせる「ニンニクペッパー」の味付けも絶妙で、前述の粉末スープと喧嘩することもなく、むしろ相乗効果を感じるくらいシンデレラフィット。

名称は「ニンニクペッパー」となっていますが、ガーリックパウダーとコショウのほかに、食塩や糖類、香味調味料、ごま、しょうゆ、植物油脂をブレンドした粉末調味料で、もやし1袋(約220g)にニンニクペッパー2袋でベストな塩梅。もやしと混ぜ合わせている間に出てくる水分にも濃いめの味が付くので、それごと全体を大きく混ぜても水っぽくなることはありません。

もやしから出た水分も気にせず麺に絡めて大丈夫

たとえばメーカー推奨の「倍盛り」で調理する場合、パッケージの調理方法には “もやしのレンジ加熱時間、めんをゆでるお湯の量を2倍で-・” と記載されているのですが、もやし1袋あたりの加熱時間は500Wで3分30秒くらいがオススメ。

ひとつ前のページでレビューした日清食品の二郎インスパイア系「豚ラ王 アブラ、ニンニク、ショウユ 2食パック」も “もやしと一緒に食べる袋麺” だったのですが、もやしのポテンシャルを引き出すことにおいては今回の「チャルメラ もやしが超絶うまい まぜそば ニンニクしょうゆ味」が一枚上手です。

総評

6.0

2014年(平成26年)以降、カップ麺の売り上げは大きく伸長しているのですが、若者の袋麺離れを背景に、右肩下がりの推移を見せていた袋麺。しかし、コロナ禍でインスタントラーメンの需要が見直された結果、袋麺の売り上げが爆発的に伸びている現在。以前よりもニンニクを気兼ねなく楽しめる機会が増えたことも相俟って、今回の「もやしが超絶うまい」チャルメラは大成功だと感じました。

鍋で麺を茹でてから湯切りして、もやしは電子レンジで加熱。さらに、それぞれ別々に添付調味料を混ぜ合わせなければいけないなど、カップ麺を調理するよりも手間を要するのと洗い物が増えるデメリットもありますが、一度は食べるべき価値のある商品です【author・taka :a(大石敬之)】

タイトルとURLをコピーしました