明星 チャルメラ 油そばカップ@明星食品

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年6月4日(月)発売、明星食品「明星 チャルメラ 油そばカップ」の実食レビューです。

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チャルメラ史上初の汁なしカップ麺!

お手頃価格が嬉しい「チャルメラ」シリーズから、なんと史上初の汁なし麺が登場しました。日清食品の「出前一丁」や「チキンラーメン」と同じく、普通に汁なしアレンジのカップ焼そばなんかを発売していた時期がありそうな歴史の持ち主に思えるのですが、意外にも今回がシリーズ初の汁なしカップ麺なんだそうです。ほほぉ‥新鮮味まったく無いw

でも、たぶん史上初でも慣れ親しみのある味わいなんでしょうね、っていうイメージで味の想像を思い描いている実食前の現在。前回記事の「週報」では、「大衆的なブランドということを考慮して、油そばにしては油脂成分の量が控えめなのではないかと予想しています。ええ、当たったところで誰も得しませんし、外れたところで私しか損を被らない予想です。←」などと書きましたが、「脂質23.9g」‥‥勝ったw(誰も負けてない)

ええ、こうやって見ると膨大な数値に思えますが、たとえば同社の「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」を例に挙げると、脂質は28.3g。一平ちゃんにはマヨネーズが入ってるからでしょ?ええ、それもあります。では、他社の定番品(カップ焼そば)を例に挙げてみましょう。

日清食品「日清焼そばU.F.O.」(20.9g)
東洋水産「昔ながらのソース焼そば」(27.5g)
まるか食品「ペヤング ソースやきそば」(27.6g)



もちろん麺の重量などによる差はありますが、油揚げ麺を使用した汁なしカップ麺での脂質23.9gという数値は、特別ギッシュなレベルではないんです。(もちろんヘルシーな数値とも言えませんが‥w) “ホタテの旨みとスパイスが決め手のチャルメラ流「油そば」” とのことなので、全体像としては大衆的な仕上がりを想定しつつ、きちんと “チャルメラらしさ” が打ち出されているかどうかに注目しながらレビューします。

名称:カップめん

原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、ソース)、ソース(豚脂、しょうゆ、糖類、植物油脂、食塩、香味油、豚・鶏エキス、たん白加水分解物、香味調味料、貝エキス、香辛料)、かやく(メンマ、かまぼこ、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、カラメル色素、炭酸カルシウム、酒精、かんすい、香料、グリセリン、カロチノイド色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、増粘剤(加工デンプン、キサンタンガム)、乳化剤、ビタミンB2、ベニコウジ色素、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)

アレルゲン情報:小麦・えび・豚肉・鶏肉・大豆・ごま・りんご・ゼラチン


1食(108g)当たり

熱量:499kcal
たんぱく質:9.4g
脂質:23.9g
炭水化物:61.6g
食塩相当量:4.4g
ビタミンB1:0.39mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:126mg

チャルメラカップ史上初の汁なし麺! ホタテの旨みとスパイスが決め手のチャルメラ流「油そば」

明星食品のプレスリリースより引用

めん

しなやかな弾力がある食べやすい中細麺です。

明星食品のプレスリリースより引用

オーソドックス感がプラスに作用

「一平ちゃん夜店の焼そば」からの汎用かな?と思いきや、まったくの別物ですね。一平ちゃんほどスナック的な油揚げ麺ではなく、適度な弾力と歯切れの良さを兼ね備え、油そばにしては細めのサイズになりますが、それによって人を選ばない敷居の低さを利点に感じます。

今回のタレは力強く、メリハリのある味付けだったので、やや全体としてはタレ勝ちしているようなバランスでしたが、存在感が埋没するほど頼りない麺ではありませんでした。ただ、気持ち早めに(2分45秒ほどで)湯切りしたほうがいいかもしれません。3分ちゃんと待っても問題ありませんでしたが、少しだけ早めに仕上げたほうが弾力の増すタイプでした。



噛んでいると油揚げ麺特有の風味も手前に上がってきますが、じんわりと奥から上がってくる優しい甘みが袋麺のチャルメラに使われている油揚げ麺に通じる雰囲気を醸していて、然りげ無くブランドのイメージを引き出すことに一役買っています。原材料にはソースが練りこまれていましたが、特に茶色っぽい見た目ではありません。液体ソースを馴染ませる前に麺単体の味を確認してみましたが、これといってソースっぽい味というわけでもなく、ちょっと下味の塩気が強いかな?という程度でした。その効果あってか、タレとの一体感は高かったです。

ちょっと個人的なアドバイスを挟みますが、今回のようにオーソドックスなタイプの油揚げ麺を調理する場合、2分40秒ほどで湯切りを行った後、そのまま30秒〜40秒ほどフタをしたまま蒸らすとモチモチ感がアップするケースが多いので、気が向いた方は試してみてください。

タレ

数種類のホタテエキスとポークを合わせたコクのあるしょうゆダレにチャルメラらしいスパイスを効かせた油そばダレです。

明星食品のプレスリリースより引用

なるほどチャルメラ流!

実食前は、「脂質も一般的なカップ焼そばと変わらんし、まぁ大したことないだろう」などというテンションで書きましたが‥申し訳ありませんでした。うん、けっこう多いですねオイルw ガチのカップ油そばほどではありませんが、唇は軽くテカります。ただ、カップ油そばでは定番の “容器の底四隅に油が溜まる現象”* は起きません。植物油脂から胡麻油の香りも漂いますが、油脂成分の含有量は豚脂が多く、動物系の厚みによって「焼そば」とは違う「油そば」らしい重厚感が打ち出されています。そして、香辛料のメリハリが強いですね。

このスパイス感は、「木の実(このみ)のスパイス」(現在は「秘伝の小袋」)を意識したものになるのですが、袋麺に別添されている小袋と比較して、やや胡椒の比率が白よりも黒に傾いており、香辛料の配合や種類にも微妙な違いを感じるものの、きちんと「秘伝の小袋」のイメージは伝えてくれています。スパイスだけ別添じゃないのかぁ‥と、調理前は少し寂しく思ってしまったのですが、最初から液体ソースに含まれている割にキチッと立っていたので、香辛料が別添として独立していないことが大きな不満に繋がることはありませんでした。



ホタテ(貝エキス)の存在は下支えに過ぎないものの、エースコックの「ワンタンメン」に含まれている “松茸フレーバー” よろしく、下支えながらも油の奥にはチャルメラの色が潜んでいることが分かります。今回は液体ソースなので、醤油も粉末スープ的な系統ではなく、それが逆にチャルメラ(袋麺)らしさから遠退いてしまう要因にも思えましたが、胡麻油の芳ばしさに豚脂の厚みで「油そば」らしさを演出しつつ、きちんと土台は「チャルメラ」であることが分かる仕上がりだったので、ブランドのアイデンティは感じられるでしょう。

* 今回は撮影のために麺を別皿に移動させ、先にタレ(液体ソース)だけをカップ麺の容器に入れて撮影し、それから麺を容器に戻して和えるように調理しています。麺を混ぜ終わった直後、油脂成分は四隅に余りませんでした。

かやく

メンマ、ネギと大きめのおじさんナルトの組み合わせです。

明星食品のプレスリリースより引用

おじさんは顔認証されませんでした‥

いつも私のiPhoneは、もれなくナルト系の具材を顔だと認識しているんですけれども、今回はメンマを顔だと思っていたようです。なぜでしょう‥って完全に余談ですスイマセンw

おじさんは2〜3人くらい入っているのかなぁ‥と思いきや、1人しか入っていませんでした。やはり、チャルメラおじさんは量産できない唯一無二の存在ということなのでしょうか。パッケージでは量産されていr‥ゴフッ 味は普通です。魚肉練り製品らしいナルトの味。ほんのり甘く、箸休めに嬉しかったです。ちなみに縦型チャルメラカップの約1.7倍大きいそうで、おじさんの顔もハッキリと見えますね。私はおじさんのホッペと豊麗線がキュートだなぁ‥などと思うのですが、キャラクターを模したイラストが描かれているナルトが大量に入っていると恐怖を感じるので(ふなっしーのトラウマ‥w)、実は1人しか入っていなくてホッとしたのは内緒w

ネギは少量で、あんまり存在感なかったです。メンマも多いとは言えない量でしたが、割と厚みがあったので、歯応えや風味が気分転換になりました。

全体的に具材の量はショボく、肉系の具材も入っていませんが、おじさんナルトで分かりやすく個性を演出していたのは良かったです。値段が値段なので、まぁこんなもんでしょう。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

唸るほど美味しいカップ麺ではありませんが、決して無難の一言では終わらせない、きちんと「チャルメラ」ブランドのアイデンティティが継承されていた汁なしアレンジでした。

麺のサイズや油脂の量など、こってり濃厚で食べ応えのある硬派な油そばに期待していると物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、新商品なのにノスタルジックな雰囲気を醸し出していたハードルの低さこそがメーカーの狙いであり、それが今回の魅力と言えるでしょう。

タレの奥に感じたチャルメラを彷彿とさせるホタテの隠し味とレトロな雰囲気には落ち着きがあり、それでいて油そばらしく油脂感は其れなりに強め。しかし、暴力的に内臓を叩いてくるような重量感ではなく、「油そば」としての体を成しながらも敷居を下げていた門構えは巧妙だと感じました。油脂感は強めですが、スパイスのメリハリで抑揚の無さが引っ掛かることもなく、具材の量が少なくても一本調子になる前に完食できたバランスの計算も好印象です。

もちろん油(脂)っこい食べ物が苦手な方にはオススメできませんし、ホタテの旨みが前面に押し出されているわけではありませんが、“スパイスが決め手のチャルメラ流「油そば」” というコンセプトは体現できていたように思います。主な販路はスーパーと想定できますから、実売価格は130円以下で取り扱われているでしょうし、「均一祭」などの割安イベントを定期的に行っている店舗では、98円(108円)均一のワゴンや棚に並ぶようなタイプの製品に分類される系統なので、そういったシーンで見付けたら試しに買ってみても損はないでしょう。

単純にチャルメラと油そばを足して2で割ったような仕上がりだったので、場合によっては中途半端な印象を抱かれるかもしれませんが、ちゃんとチャルメラを残しながら油そばらしい要点をソツなく押さえている、そのバランスは妙だと感じました。ぶっ飛んだインパクトで食べ手の記憶に叩き込むのではなく、ロングセラーブランドの「チャルメラ」らしい安心感を大切にした上で構築されていたので、とても印象が良かったです。ブランド史上初の新商品だったのに、もう何度も定期的に発売されてきたかのような、いい意味で落ち着いた一杯でした。

※地元スーパーにて税込105円で販売されていたのを確認(6月4日12:48追記)

商品名:明星 チャルメラ 油そばカップ
販売者:明星食品
内容量:108g(めん90g)
発売日:2018年6月4日(月)
発売地区:全国(全チャンネル)
取得店舗:ÆON
取得価格:120円(税込)
希望小売価格:180円(税別)
JANコード:4902881422925

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:550ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(液体ソース・かやく)

明星食品株式会社:〒151-8507 東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目50番11号
お客様窓口:0120-585-328

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