辛辛魚に対抗!?【ぶぶか】監修カップ麺 “鬼マシやりすぎ系” 第2弾は「唐辛子ふりかけ」鬼マシの激辛系!!

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明星食品

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、2021年2月22日(月)新発売、明星食品のカップ麺「明星 ぶぶか 鬼マシ 唐辛子入りふりかけ豚骨醤油らーめん」の実食レビューです。

東京・吉祥寺に本店を構える油そばの名店「らーめん専門店 ぶぶか」監修 “やりすぎ系” カップめん第2弾は鬼辛い味わいのオリジナルメニューを開発!!

辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ぶぶか 鬼マシ 唐辛子入りふりかけ豚骨醤油らーめん

「らーめん専門店 ぶぶか」とは、東京都武蔵野市・吉祥寺北口に本店を構える「東京風醤油とんこつらーめん」及び「油そば」の専門店で、1994年(平成6年)東京都東村山市の所沢街道沿いにオープンした “知る人ぞ知る小さな屋台” が前身。初代店主・国定裕儀氏は、明星食品の元営業マンという経歴を持ち、その社内ベンチャーとして生まれたのが小さな屋台「ぶぶか」である‥‥というのは、それこそ知る人ぞ知る話。

名物は「油そば」だけど「らーめん専門店」

屋台時代の「ぶぶか」は “いっさい企業色を出さない店” をテーマにしていたので、周りには個人営業の店と思われていたそうですが、屋台を出店していた場所は明星食品の外食事業が運営していたファミレスの駐車場。小さな屋台から始まった「ぶぶか」は、1995年(平成7年)3月24日に路面店での営業を始め、明星食品が製造・販売するカップ麺のバックアップもあり、いまや全国的な知名度を誇る油そばの名店に成長しました。

2021年2月現在「ぶぶか」の運営母体は株式会社サガミホールディングス(旧:サガミチェーン)となっているのですが、同店監修のカップ麺は例外なく明星食品の管轄で、2002年(平成14年)6月に初代「明星 ぶぶか 油そば」を市場に投下。以降、カップ油そばのパイオニアとしてリニューアルを繰り返し、現在はカップ油そば売り上げNo.1の座に君臨。

ちなみに2021年3月22日「明星 ぶぶか 油そば」は “鬼ごっつい食べ応え” の明星史上最太麺にリニューアルする予定となっており、実店舗でもカップ麺でも「ぶぶか」といえば「油そば」の印象が強く根付いているのですが、あらためまして「らーめん専門店 ぶぶか」であることを忘れてはいけません。

調理後のイメージ写真は辛辛魚ライクな見た目‥‥

今回の新商品「明星 ぶぶか 鬼マシ 唐辛子入りふりかけ豚骨醤油らーめん」は、別添の山盛り唐辛子入りふりかけでインパクトの強い見た目に仕上げる “鬼辛い味わいのカップめんオリジナルメニュー” で、2021年1月11日にリリースされたカップラーメン「明星 ぶぶか 鬼マシチーズ入りふりかけ 豚骨醤油らーめん」に続く「鬼マシ」シリーズ第2弾。

前回はチーズ、今回は唐辛子を鬼マシ(激辛)ということで、流れとしては想定内の展開ですが、およそ1ヶ月ちょっとで第2弾をリリースしてきたのは想定外。ときに唐辛子の山を中央に盛り付けるカップラーメンといえば、泣く子も黙る「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」(寿がきや食品)の専売特許。味はさておきイメージ写真だけを切り抜いた場合、ほとんど見分けがつかないレベルで酷似しています。

「ぶぶか」の「鬼マシ」シリーズ第1弾「鬼マシチーズ入りふりかけ 豚骨醤油らーめん」は、たっぷりの粉チーズと風味の強いフライドガーリックの粒を仕込んだ “ふりかけ” を筆頭に、なるほど商品名のイメージを裏切らないチーズの存在感を打ち出していたのですが、それだけではありません。同時に流行りの二郎インスパイア系よろしく “いい意味で豚臭い” スープのインパクトも凄まじく、それについてはサプライズでした。

ぶぶか “鬼マシ” 第1弾は「チーズ」

しかし、ふかふかとした食感の油揚げ麺はスープとの一体感が低く、ちょっと取り合わせを間違えてしまったんじゃないのかな‥‥と。それについては改良の余地あり(及第点以下の星2.5)と評価したので、麺の改良や「辛辛魚らーめん」との差別化に注目しながらレビューします。

開封

別添の小袋は3種類

今回のカップ麺に別添されている小袋は “すべて後入れ” で、内容は「液体スープ」「粉末スープ」「ふりかけ」の合計3袋。これについては鬼マシ第1弾(以下「前回」)と同じ構成で、少なめの液体スープに、やや多めの粉末スープ、もっとも大きいのはふりかけの小袋というのも共通のポイント。

調理前の麺は前回と同じような雰囲気

麺も熱湯5分の油揚げ麺で、にんにくを練り込んでいるのも前回と同じ特徴になるのですが、はたして‥‥ちなみに明星食品のニュースリリースは、以下の通り。

もっちりとした食感にこだわった極太麺です。にんにくを練り込み、濃厚なスープに負けない食べ応えです。「明星 ぶぶか 鬼マシチーズ入りふりかけ 豚骨醤油らーめん」(1月11日発売)

もっちりとした食感にこだわった極太麺です。にんにくを練り込み、濃厚なスープに負けない味わいです。「明星 ぶぶか 鬼マシ 唐辛子入りふりかけ豚骨醤油らーめん」(2月22日発売)

しれっと後半の「濃厚なスープに負けない “食べ応え” です」が「濃厚なスープに負けない “味わい” です」に変わっているのですが、それ以外の特徴は変わっていないため、ここが不安なところ。

メーカー希望小売価格は230円(税別)ということで、若干ながら高めに設定してありますが、これについては前回から変わっておらず、コンビニで購入した場合の税込価格は248円(2021年2月27日現在)と高めの値段。なお実際に立ち寄ったコンビニ大手4社の中では「ローソン」と「ミニストップ」での取り扱いを確認しているため、販売店の参考にしてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 ぶぶか 鬼マシ 唐辛子入りふりかけ豚骨醤油らーめん
販売者:明星食品株式会社
製造所:R・東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:120g(めん90g)
商品コード:4902881438469(JAN)
発売日:2021年02月22日(月)
実食日:2021年02月27日(土)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:248円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:大判どんぶり型(しおケアカップ)
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体スープ・粉末スープ・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、酵母エキス、香辛料)、スープ(豚・鶏エキス、豚脂、食塩、しょうゆ、香味油、たん白加水分解物、糖類、香辛料、酵母エキス、ねぎ、植物油脂、発酵調味料、チャーシューペースト、醸造酢、香味調味料)、ふりかけ(香辛料(赤唐辛子)、糖類、コチュジャン、ポークエキス、ローストガーリック、香味調味料、フライドオニオン、食塩)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘多糖類、炭酸カルシウム、香料、かんすい、炭酸マグネシウム、乳化剤、酒精、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

調理後の見た目は例の逸品を模しているが‥‥

フタの上に表示されている辛さレベルは5段階基準でMAXの5、その下には “辛味による刺激が大変強いので、十分に注意してお召し上がりください” の文字。さらに調理直後は「辛辛魚らーめん」にインスパイアされまくっているのですが、トッピングに “魚粉は含まれていない” こと、加えてノンフライ麺ではないのが「辛辛魚らーめん」との大きな違い。そして、明星食品独自の「しおケアカップ」を導入しているのもポイントです。

しおケアカップとは‥‥

しおケアカップとは、明星食品が一部の自社ブランドに導入している減塩政策の一環で、カップ内側の下線までスープを残し、摂取する食塩相当量をコントロールできるようにした容器のこと。内側に2本の線を引いているのが特徴で、上の線は熱湯を注ぐ際の目安になるライン、そして容器の “半分から下に引いてある線” が「しおケアカップ」の要。

今回の食塩相当量は7.6g(めん・かやく:2.1g / スープ:5.5g)と高めの値ですが、内側の下線までスープを残した場合、摂取する食塩相当量の目安は5.5gに減るそうです。ええ、それでも充分に多いですけどw こうやって意識するように働きかけてくれる配慮は嬉しいですね。

それでは、引き続き麺の改良と辛味の強さ(辛さレベル)に注目しつつ「めん」「スープ」「ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(120g)あたり
カロリー:509kcal
たん白質:11.3g
脂  質:17.4g
炭水化物:76.9g
食塩相当量:7.6g
(めん・かやく:2.1g)
   (スープ:5.5g)
ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:216mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:509kcal(めん・かやく:374kcal)(スープ:135kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

たぶん前回と同じ麺だと思うけど‥‥

4.0

形状は丸刃で切り出した平打ち麺で、原材料名[小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、酵母エキス、香辛料]は前回と完全に一致。明星食品のニュースリリースには “もっちりとした食感にこだわった極太麺” とあるように、なるほどカップラーメンとしては極太クラス。そして、前回の麺よりも詰まっているような——

いや、あ‥‥うーんw

——と、思ったのですが、わりと早い段階から “ふかふか” とした軽い食感にシフトするのは前回と同じ様子。加えて表面は滑らかなので、ややスープを弾くタイプというのも前回から変わっていませんが、後述する今回のスープは前回よりも力強く、ふりかけを全体に馴染ませるとスープの粘度が高くなってくるので、麺が孤立する嫌いを見せません。

おそらく前回と同じ麺だと思うので、もうすこし粘りのある弾力が持続してくれると嬉しかった反面、こうもスープが違うと麺の印象も変わるのかと‥‥いや、そもそも根本から改良したんだぜ? みたいな開発背景があったらスミマセンw おおむね前回の麺をベースにしつつ、今回は比較的にネガティブではありませんでした。とはいえフライングすると麺が完全に戻っていないと思うので、まずは熱湯5分きちんと守ってください。

スープ

印象的だったのは醸造酢の酸味

4.5

粉末スープは若干の赤みを帯びてはいるものの、これ単体の辛さレベルはピリ辛に毛も生えないような程度。しかし、けっこう強めのガーリックパウダーが頼もしく、豚骨の旨みも粉末ながらに丁寧で、強すぎず弱すぎない胡椒の効かせ方も好印象。

まだ辛さレベルは特筆して高くない

液体スープに含まれるオイルは赤色で、前回の「鬼マシ」ほどではないけれど、適度に漂う豚臭い香りが印象的。加えて唐辛子の芳ばしい風味が心地よく、全体の辛さレベルも中辛‥‥いや、どうでしょう。個人的にはピリ辛の枠内だと感じたのですが、すくなくとも粉末スープ単体の状態よりも辛く、それと同時に液体しょうゆ特有のフレッシュな風味が加わって、後述する「ふりかけ」のために丁寧な土台を構築。

そのため粉末スープと液体スープだけの状態では頼りないのですが、タレに含まれていた醸造酢のアクセントが面白く、隠し味以上の存在感を放っていました(ふりかけを入れた後は目立ちませんがw)

ふりかけ

辛辛魚の “辛魚粉” とは完全に別物

5.0

ふりかけは粒子の細かい唐辛子パウダーを中心に、糖類、コチュジャン、ポークエキス、ローストガーリック、香味調味料、フライドオニオン、食塩をブレンドしているため、一味唐辛子100%ではありません。そのためファーストインプレッションは見た目ほど辛くない(というか糖類で甘い)だったんですけど、複雑な旨みで中毒性が加速。

ふりかけの量は「辛辛魚らーめん」より多いが‥‥

最終的な辛さレベルは “辛い食べ物が苦手な方にとっては激辛” で、逆に得意な方であれば “ふつうに辛口” くらい。そのため辛味の強さは「辛辛魚らーめん」より控えめですが、パウダー状の唐辛子が口の中に満遍なく浸透するので、後半じわじわ効いてくるタイプ。いきなり鋭い痛みを走らせるような瞬発力こそないものの、市販品としてパッケージに警告文の記載が必要な辛さ。

もちろん土台の旨みが丁寧なのも理由の一つになりますが、ふりかけに含まれる糖類の甘さに、ローストガーリックやフライドオニオン、コチュジャンなどのアクセントが重なって、ただ辛いだけではない、じわじわクセになるスープに仕上がっていました。

総評

4.5

調理後の見た目は「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」と似ていますが、まず荒削りの魚粉どころか魚介エキスさえ使用していないこと、加えてノンフライ麺ではなく油揚げ麺なので、まったく雰囲気は異なります。近年の即席カップめん業界における辛味水準は軒並み右肩上がりなので、もうすこし思い切ってほしかった反面、食べ進めるごとに蓄積される中毒性の高さは一見の価値あり。

もうすこし麺の構成を見つめ直す必要があるのと、具材については妥協すべきポイントになりますが、前回の「鬼マシチーズ入り豚骨醤油らーめん」よりも印象はよかったです。さて、次は順当に流行りの “にんにく” もしくは “背脂” 鬼マシか? などと思いながら、ひとまず今回で打ち切りではないと思うので、シリーズ第3弾の登場にも期待しましょう(author・taka :a)

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