「AFURI 限定柚子塩らーめん」おしゃれ淡麗系カップ麺の金字塔! 2019年版レビュー

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、「AFURI(あふり)」のカップ麺、日清食品「日清 THE NOODLE TOKYO AFURI 限定柚子塩らーめん」2019年版の実食レビューです。

何度も女性モテした話題の人気オシャレ系カップラーメン「AFURI」の「柚子塩らーめん」がリニューアルして再登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、前回との違いも解説しながらカップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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AFURIのカップ麺 限定柚子塩らーめん 2019

おそらく今回の「AFURI 限定柚子塩らーめん」の正式な発売日は2019年3月4日(月)になると思うのですが、「セブンイレブン」の店頭に「今週の新商品」として並んでいました(※2019年5月1日現在)。店員さんに尋ねてみたところ、どうやら全国のセブンイレブンでは今週から新商品として取り扱いが始まったようです。

2019年3月4日(月)発売当時、日清食品から大々的なニュースリリースの発表はありませんでしたが(※公式オンラインストアでは発売日から約2週間ほど「NEW」のマークを表示)、「AFURI」の公式サイト内にあるプレスリリースには “2019.03.05 柚子塩らーめんのカップ麺が発売” とあり、しれっとセブンイレブン以外のコンビニ(ローソンなど)に並んでいました。



女子モテすることでも話題の「日清 THE NOODLE」×「AFURI」のカップ麺ですが、2015年3月9日(月)発売のシリーズ第1弾「日清 THE NOODLE TOKYO AFURI 限定鶏塩らーめん」が日清食品との初コラボ。もともと同シリーズは “洗練された独自の世界観を持つラーメン店が監修する” というコンセプトのもと、流行の発信地・東京を代表する新進気鋭の名店とコラボしていたのですが、特にAFURIの監修率が高いことでも有名なシリーズです。

というか近年ずっとAFURI関連の新商品しかリリースされていないのですが、中でも「柚子塩らーめん」は売り切れ続出の人気テーマで、ぜんぜん売ってないなぁ‥と思っているうちに販売終了のパターンも珍しくありません。昨年の「柚子塩らーめん mini」もカウントすると通算5回目の柚子塩になるのですが、「mini」はノーカウントなのか日清食品及びAFURIの公式サイトでは “「AFURI」監修カップ麺の第8弾” となっていました(※フルカウントすると第9弾)。

さりげなく今回のパッケージには日本の国旗(日の丸)と「2019」の文字が全体の洗練されたデザインを損なうことなくあしらわれ、他にも人気のピリ辛アレンジバージョン「限定柚子辣湯麺(ゆずらーたんめん)」や昨年に初めて再現されたAFURIスタッフもイチ推しの隠れ人気メニュー「限定柚子醤油らーめん」などもありましたが、同店監修の基本軸は一番人気の「柚子塩らーめん」となっています。

容器側面(正面)には「全粒粉入り麺 / 炙りチャーシュー」と記載されていますが、「全粒粉入り麺」は2017年1月30日(月)発売の柚子辣湯麺から実装されている小麦全粒粉を練り込んだ油揚げ麺のことで、おそらく当時業界初。「炙りチャーシュー」は「カップヌードル」の “コロチャー” を炙ったような肉具材で、2018年3月19日(月)発売の柚子塩らーめんより改革されました。



「AFURI(あふり)」とは、神奈川県厚木市七沢にある “阿夫利山” の麓で2001年9月3日に創業した「ZUND-BAR(ずんど・ばー)」が前身の実力派オシャレ系ラーメン店の先駆者で、もっとZUND-BARの “らーめん” を多くの方に味わっていただきたい——その思いから2003年6月に東京1号店「AFURI 恵比寿」をオープン。毎日、阿夫利山の麓にあるセントラルキッチンで阿夫利山の天然水を使い、その水でスープを仕込んでいることから屋号が「AFURI(阿夫利)」となっています。

まるでラーメン店らしからぬカフェのような外観と内装から女性ウケがよく、洗練された新感覚ラーメン店の先駆者ともいわれている「AFURI」の代表は中村比呂人(ひろと)さん。独特の湯切りモーション “天空落とし” がお店の代名詞にもなっている名店「麺処 中村屋」(神奈川県海老名)を弱冠22歳で開業した若き天才・中村栄利(しげとし)さんの実兄に当たるのですが、両者ともに日本国内のみならず海外からの評価も高い、まさにラーメン界のカリスマ兄弟ですね。

開封

カップ麺を開封するとフタの裏に “日本語と英語” でお店の概要が解説されているのですが、AFURIの公式サイトや実店舗のメニュー表なども同じように日本語と英語、両方の説明文が記載されています。以前、英語に詳しい友人が実店舗に訪問した際に店内の英文を読んで、『お店のラーメンを心から理解してもらいたい——そんな思いが伝わってくるような “正しい英語だった” 』と話していました。



お店のコラージュ写真がデザインされたフタの上に後入れの小袋、「黄金香油(こがねかおりあぶら)」が別添されているのですが、 “こうゆ” じゃなくて “かおりあぶら” ‥‥と、それはさておき毎回ちょっと魚肉ソーセージっぽい風味を感じるというか、これ共感してくれたの知り合いで1人だけなんですけどw 同じように感じている方いらっしゃらないですかね(笑)

先ほど炙りチャーシューは「カップヌードル」の “コロチャー” を炙ったような具材だと書きましたが、それと比較してサイズは大きく、あとはメンマ、ネギとシンプルな構成ですが、小さな柚子皮もチラホラと。冒頭にてセブンイレブンの新商品として取り扱いが始まったと書きましたが、他のコンビニだと当初はローソンで見かける頻度が高く(最近あまり見ませんが‥‥)、一般のスーパーマーケットやドラッグストア、ドンキホーテなどのディスカウントストアも取り扱い対象店舗です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清 THE NOODLE TOKYO AFURI 限定柚子塩らーめん
製造者:日清食品株式会社
製造所:静岡工場(製造所固有記号 F)
内容量:93g(めん80g)
商品コード:4902105249208(JANコード)

発売日:2019年03月04日(月)
実食日:2019年05月01日(水)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:コンビニ(セブンイレブン@京都府)
商品購入価格:216円(税込)
希望小売価格:205円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用)
スタイル:縦型ビッグ・大盛サイズ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:1袋(黄金香油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、小麦全粒粉、食塩、香辛料)、スープ(魚粉、チキン調味料、香味調味料、香味油、魚介調味料、食塩、豚脂、糖類、植物油脂、魚介調味油、ゆず皮、昆布調味料、香辛料、椎茸調味料)、かやく(味付豚肉、味付メンマ、ねぎ、ゆず皮)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸Ca、かんすい、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、カロチノイド色素、酸味料、カラメル色素、ビタミンB2、ビタミンB1、くん液、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・さば・大豆・ごま・ゼラチン(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

ちょっと粉末スープで分かりにくいのですが、調理前から全粒粉(胚芽や表皮など、小麦を丸ごと粉砕した茶色い小麦粉)の粒が視認できます。そして、ほのかに柚子の香り——と、それ以上に強く鰹を中心とした魚介系の香りが漂ってくるのですが、鰹の芳ばしい主張も「AFURI」監修カップ麺の特徴ですね。



小袋や調理方法などで特に言及されているわけではないのですが、事前に小袋を温めたほうが香油の香り立ちがよくなるので、お湯を注いでから待っている間にフタの上で温めたほうがいいかもしれません。おそらく写真のように接着剤は小袋側に残ると思いますが、細く射出されているタイプではないため、事前にペリッと剥がしておきましょう(熱で再度くっつくので)。

さて、完成です。前回の「限定柚子塩らーめん」は2018年3月19日(月)に発売されていているのですが、比較してカロリーの数値は下がり、食塩相当量は増えるなど、微妙に調整が入っているので、まったくの再販ではないようですね。今回もAFURIらしい “おしゃれ淡麗系” の繊細な一杯に仕上がっているのか前回との違いにも注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(93g)当たり

熱  量:421kcal(カロリー)
たん白質:11.9g
脂  質:17.5g
炭水化物:54.0g
食塩相当量:6.0g
(めん・かやく:2.1g)
   (スープ:3.9g)
ビタミンB1:0.27mg
ビタミンB2:0.29mg
カルシウム:129mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:421kcal(めん・かやく:374kcal)(スープ:47kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

油揚げ麺では珍しい全粒粉入り

角刃でカットされたハリのある細めのストレート麺で、しかしながら輪郭のある口当たりで繊細な物腰でも存在感は明白。ちょっと硬めの食感で加水率は低く、スパッとした歯切れの良さが小気味好い低加水麺です。油で揚げたフライ麺ですが、ほとんど油揚げ麺特有の野暮ったいニオイや風味は気になりません。

今回はインパクトよりもデリケートなバランスを意識している繊細な淡麗系しおスープなんですが、ほとんど油揚げ麺であることがネックに思えないのは大きな利点ですね。しなやかですすり心地がよく、とにもかくにも「上品」という言葉がピッタリな麺。正直そんなに全粒粉は目立って主張してこないんですけどw 油揚げ麺臭を抑制する効果も担っているような気がしました。



製品スタイルがタテ型ビッグでも有名店監修商品になると麺量70gが定量(一部を除く)となっているのですが、特製の全粒粉入り麺を実装しつつ容器に合わせて麺量80gなのも嬉しいポイント。大盛サイズのタテ型ビッグだから――と、敬遠される女性の方も多いのですが、「日清のどん兵衛 きつねうどん(標準サイズ)」を例に挙げると麺量74gかつ大きな油揚げ入りなので、それが完食可能なら恐るるに足らずですよ。

スープ

前回から魚粉が大幅にパワーアップ

麺は油揚げ麺で、さらに「黄金香油(オイル)」も別添されていますが、スープの脂っこさは控えめです。しかしながら鶏ガラなどの動物系素材によるコクは実に丁寧で、鰹節や昆布などの和風出汁(だし)によって味に深みもあるのですが、特に2019年版は魚粉が力強く、これまで以上に魚介のパンチを感じました。

それでも淡麗系を地で行くようなスープなので、もちろんギトギトこってり系のスープとは真逆のテイストですが、途中から舌触りに魚粉のザラついた粉っぽさを感じるほど。昨年のスープよりも圧倒的に魚粉の主張が強く、大まかな味の骨組みは同じでも柱の太さは違いました。具材の柚子皮だけでなくスープ自体にも柚子が仕込んであるのですが、柚子の酸味は控えめになっています。

「黄金香油」の見た目は鶏油ほど濃いめの色ではなく、やはり今年も “魚肉ソーセージっぽい風味” を感じたのですが(※これ真面目に)、とりあえず純粋な鶏油ではありません。香油の指標は軽めの鶏油と魚介オイル系の成分で構成されているようで、むしろ鶏油の芳ばしさは控えめですし、決め手というよりもサポートに徹しているような立ち位置です。

お店では鶏油の量を「淡麗(たんれい – AFURIのスタンダードな鶏油量)」または「まろ味(まろあじ – 淡麗よりも多めの鶏油量)」から選べるため、もうちょっとストレートに鶏油の個性を感じたかったりもするのですが、とにもかくにも今年は魚粉の存在感が強く印象に残りました。

具材

炙りコロチャーのクオリティ高し

もともとAFURIのカップ麺には鶏ベースのスープに合わせて “炭火焼チキン” が入っていたのですが、お店で人気の “炙りチャーシュー” をイメージした具材「炙りコロチャーシュー」に変更されました。しかし、こいつが侮れん——表面が炙ってあるので芳ばしく、部分的に脂身がジューシーで、けっこう地味にリアルなんですよね。

ネギは少量ですが、異様にシャキシャキと安っぽく主張してくる乾燥小葱よりも好印象。メンマは香りを控えめに感じるものの、きちんと特有の繊維質が楽しめて、食感のインターバルに効果的です。スープの柚子は前回よりも控えめに感じたのですが、けっこう具材の柚子皮は大きめで量も多く、ふと口に飛び込んできた時の清涼感は明白でした。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

2018年発売品の「限定柚子塩らーめん」と比較して明らかに強くなった魚粉の存在感に驚いたのですが、細身でありながら歯応えのある全粒粉入り低加水麺は高品質、炙りチャーシューもジューシーで、あいかわらず「AFURI」ならではと思える総合力の高い淡麗系カップラーメンでした。もうちょっと硬派に鶏油を効かせてほしいところですが、おそらく時間の問題と思われる「まろ味」の再現に期待しています。

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ところでカップ麺の新商品は、だいたい2〜3ヶ月が売り場での寿命なんですけど、セブンイレブンで新商品として取り扱いが始まったのは正式な発売日から約2ヶ月後——しかも最近の「日清 THE NOODLE」シリーズはAFURI専門と化している状態ですし、今回で「柚子塩らーめん」の販売はミニを含めて5回目なので、もしかするとレギュラー化も夢ではないかもしれません。前回と比較して魚粉が強めになりましたが、今回もバッチリですね。

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