どうも、taka :aです。
なんか急に梅雨っぽくないですか?
先週は30度超えの日が連発して、梅雨どうするつもりなの?(どうするもこうするも‥w)などと要らぬ心配をしておりましたが、九州・四国地方は5年ぶりとなる5月の梅雨入りを達成されたようで、こちら近畿地方もジメジメジメ‥って、文字にすると陰気だなw
なんかこうスカッ!とすることを探さないとですね、スカッ!とすること。
なんだろう‥バンジージャンプ?(これが真っ先に出てきた自分のセンスが信じられない‥)
「やみつき屋」からも二郎系!
本日の一杯は、2018年5月28日(月)発売、東洋水産の「マルちゃん やみつき屋 豚骨醤油」です。
「やみつき屋」は、「味濃いめ」をキーワードに「やみつきになるラーメン」をコンセプトとしたシリーズなんですが、タテ型容器、どんぶり型容器、ノンフライ麺、油揚げ麺、汁なし‥と、毎回スタイルがバラバラで、容器の形状や麺の種別など、特に規定はないようですね。
今回は、食べ応えを意識した同社のブランド「本気盛」系と思われる油揚げ麺に、ガーリックをガッツリと効かせて背脂を加えた豚骨醤油味のスープ、具材にはFD(フリーズドライ)もやしブロックを起用するなど、まるで「ラーメン二郎」を意識しているかのような雰囲気です。
なんだか最近の新作タイトルに多いですねー、二郎系を意識したカップ麺。
実は2017年にも同タイトル(当時は間に「縦型ビッグ」という表記あり)のカップ麺がリリースされていたのですが、ちょうど昨年の「野郎ラーメン」コラボ第1弾(「サッポロ一番 野郎ラーメン 豚骨野郎ラーメン」@サンヨー食品)と同時期に登場し、二郎系インスパイア店監修のカップ麺よりも二郎系だったなぁ‥という印象が残りました。
前回のパッケージは赤い背景に黄色い字を合わせたデザインだったんですが、今回は黄色い背景に力強い黒字ということで、より二郎系を意識しているような雰囲気が増していますね。
当時の過去記事と照らし合わせてみると、内容量は昨年と同じく94g(めん70g)となっていますが、原材料名や栄養成分表の表記が微妙に異なっているので、まったくの再販ではないようです。せっかくなので、2017年版の製品と比較しながらレビューしてみましょう。
原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、粉末野菜、チキンエキス、香辛料、卵白)、添付調味料(ポークエキス、香辛料、醤油、食塩、砂糖、チキンエキス、豚脂、たん白加水分解物、粉末野菜、ゼラチン、発酵調味料、植物油)、かやく(キャベツ、もやし、背脂加工品、味付鶏挽肉、でん粉、ゼラチン)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、カラメル色素、炭酸カルシウム、かんすい、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に乳成分、ごま、りんごを含む)
アレルゲン情報:卵・乳・小麦・ゼラチン・大豆・豚肉・鶏肉・りんご・ごま
エネルギー:400kcal
たん白質:11.1g
脂質:15.2g
炭水化物:54.6g
ナトリウム:2.6g
(めん・かやく:1.0g)
(スープ:1.6g)
ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.30mg
カルシウム:150mg
※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:400kcal(めん・かやく:318kcal)(スープ:82kcal)
食塩相当量:6.6g(めん・かやく:2.5g)(スープ:4.1g)
にんにくの風味をがっつり利かせた、“味濃いめ”の旨さがやみつきになる背脂豚骨醤油ラーメン。
東洋水産の製品情報ページより引用
めん
PDF(2017年):なめらかでコシのある、太めの角麺。
PDF(2018年):なめらかでコシのある、太めの角麺。東洋水産のプレスリリースより引用
原材料名(2018年):小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、粉末野菜、チキンエキス、香辛料、卵白
雰囲気としては同社の「本気盛」に使用されている系統の油揚げ麺に通じるタイプで、最近だと「麺や福一 鶏白湯塩ラーメン」に採用されていましたが、かなり印象は異なります。
というか、そもそも「本気盛」の麺が多種多様になってきたので、「『本気盛』系」で一括りできなくなりましたね。いつも原材料の構成は「小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、粉末野菜、チキンエキス、香辛料、卵白」と同じなのですが、麺製法が違うのでしょう。
「麺や福一」では白っぽい見た目でしたが、こちらは中華麺らしく少し黄色味を帯びており、熱湯5分(「麺や福一」は熱湯4分)と長めの設定でありながら、しっとりとした口当たりが優しく、しなやかで表面は滑らか。縮れも控えめで、むしろ穏やかな印象すら受けます。
そこまで厚みのない平打ち状の油揚げ麺ですが、食べ始めは弾力性があり、もちもちとした食感だったので、その弾力を楽しみたい方は4分30秒くらいでフタを開けても大丈夫。
油揚げ麺特有の風味も主張してきますが、今回のジャンクなスープの中にあると、むしろ好印象とさえ思えます。それに、もやしと一緒に食べると中和されるので、油揚げ麺は根本的に無理!でさえなければ、そんなに構える必要はないでしょう。
麺の重量は「本気盛」の標準(80g)よりも少ない70gとなっていますが、もやしの食べ応えがプラスされるので、目立った物足りなさは感じられませんでした。
あまり厚みのある麺ではないことと、もっちりとした弾力に魅力が感じられたので、柔らかくなる前に食べ切れるよう、少し早めにフタを開けて混ぜることをオススメします。
ちなみに私は2017年版の感想(過去記事)に‥
・麺の自己主張が控えめ(あくまでも本気盛の麺と比較して)
・湯伸びするスピードも若干ながら早かったような気がする
などと書いていたので、おおむね印象に残るポイントは似ていたのですが、今年は麺の縮れが圧倒的に弱くなったように感じました。
一般的なカップ麺としては食べ応えがあり、二郎系としては大人しいイメージになりますが、東洋水産の縦型ビッグに理解のある方であれば素直に楽しめるのではないかと思います。
スープ
PDF(2017年):ポークをベースに、にんにくの風味を強く利かせた、豚骨醤油味のスープ。
PDF(2018年):ポークの旨味をベースに、にんにくを強く利かせたがっつり系の豚骨醤油味のスープ。東洋水産のプレスリリースより引用
原材料名(2018年):ポークエキス、香辛料、醤油、食塩、砂糖、チキンエキス、豚脂、たん白加水分解物、粉末野菜、ゼラチン、発酵調味料、植物油
液体スープは付属していないため、あくまでもガーリックパウダー的なガーリック感になりますが、がっつり効いてます。
そういえば今週発売の「マルちゃん カチメン サッカー日本代表専属シェフ監修 ぺペロンチーノ風焼そば」もガーリックのインパクトが印象的でしたが、敢えて重ねてきたのかもしれませんね。東洋水産、今週はガーリックウイークなのかな‥(個人的には昨年のように「野郎ラーメン」に合わせて対抗して欲しかったんですがw)
ガーリックオイル with フライドガーリックだった「カチメン ペペロンチーノ」ほど強烈ではありませんが、それでも商談前は回避されたほうが賢明なレベルになるでしょう。
別添の特製油なども付属していないため、とんこつ感もパウダー頼みになりますが、粉末スープのみ使用したスープに有り勝ちなライトで頼りない豚骨味とは違う、きちんと牙のある骨格です。さすがに豚骨臭を強烈に打ち出したようなタイプではありませんが、ジャンクでありながらも骨っぽさが意識されている、東洋水産らしい力強さを感じます。
「味濃いめ」をキーワードに「やみつきになるラーメン」というコンセプトが掲げられているように、ごくごくスープを飲んでしまうと後から確実に喉が乾きそうなガテン系で、実際に食塩相当量も高く、味は濃いめです。
濃いめの味付けながらも食塩が鋭利に刺してくるようなタイプではありませんでしたが、濃い味がダメな方は避けられたほうが安心でしょう。逆に味濃いめのジャンクなカップ麺が好き、白ご飯と一緒に食べたい、そういった方はストライクゾーンど真ん中だと思います。
2017年版の原材料名と比較してみると、同じ原料ながらも香辛料の含有量が増えているので、ガーリック感がパワーアップしているのかもしれません。実際にガーリックの力強さは明白だったし、健康の観点から見ても、かなり背徳感に溢れたカップ麺になりますがw おそらく今回のカップ麺に求められているポイントは “そこ” だと思うので、まさに需要と供給が満たされた仕上がりと言えるでしょう。
かやく
PDF(2017年):FD もやしブロック、キャベツ、背脂加工品、味付鶏挽肉。
PDF(2018年):FD もやしブロック、キャベツ、背脂加工品、味付鶏挽肉。東洋水産のプレスリリースより引用
原材料名(2018年):キャベツ、もやし、背脂加工品、味付鶏挽肉、でん粉、ゼラチン
もやし‥いや、もや氏ですよ。(※意味不明ですが誤字ではありません)
ちゃんと豆っぽい部分も残ってます!(親指ビシイッ)
でん粉やゼラチンを使って固めてあるので、表面の滑りが気になってしまったのですが、その量は圧巻。容器がタテ型なので、よりボリューム感が加算されて見えますね。
いや、麺を食べる時にも否応が無しに絡んでくるので、実際かなりの存在感です。
2017年版の原材料名と比較してみると、もやしの含有量が増えて背脂加工品の量が減っていますが、これは単純に背脂加工品の量が減っただけかもしれません。量的に背脂加工品の存在が前に出てくることはありませんでしたが、大きめの個体を拾って食べると柔らかい口当たりとコクが感じられ、スープのコクに寄与していることが分かります。
キャベツは付け合わせ、味付鶏挽肉もオマケ程度の量でしたが、それぞれ存在感が希薄というわけではなく、援護射撃的ながらも食べ応えと旨味をサポートしてくれていました。
いくら開発背景に二郎を意識していると思われる雰囲気とはいえ、具材のボリュームはカップ麺の枠を出ませんが、具材に強い東洋水産らしいボリュームです。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
東洋水産の縦型ビッグ製品に免疫がない方にはオススメできませんが、ニンニクがガツンと効いた濃い味のガテン系な一杯だったので、ジャンクな食べ応えを求めている方や白ご飯がマストな方、日中の体力仕事を生業にされている方には素直にオススメできるカップ麺です。
2017年版と比較して、やはり今回も味のテーマに二郎系を意識していたことから体感的な印象に大きな差異は感じられませんでしたが、麺の縮れが弱くなっていたことに製麺技術の向上が見られ、主張が穏やかになってきたとはいえ存在感の強い油揚げ麺を飼い慣らしていたガテン系のニンニクマシ豚骨醤油スープ、どっさり入っていたFCもやしブロックの食べ応えなど、東洋水産が作る縦型ビッグのメリットが遺憾無く発揮された良品でした。
同社の「本気盛」が好きな方には無条件でオススメできるカップ麺ですし、あの無骨な麺が苦手なんだよなぁ‥という方でも麺の印象が変わるかもしれないので、ガテン系のテイストさえダメじゃなければ試す価値ありなのではないでしょうか。
健康志向な方にはオススメできませんが、ついつい身体に悪いと思っていながらも‥という背徳感を味わうには恰好なアイテムになるかと思いますw(※ご利用は計画的に)
がっつり味濃いめのスープだったので、白ご飯‥かなり合いますよ‥(※ご利用は計画的に)
ただし、全体の食塩相当量は6.6g、めん・かやくが2.5g、スープだけで4.1gもあるので、他の食事で調整しないと軽く1日の許容摂取量をオーバーしてしまいます。まぁリアル二郎系のマシマシ砦を攻略するよりかは内臓への負担が軽いかもしれませんが‥
くれぐれも、ご利用は計画的に。
あくまでもボリュームはカップ麺というジャンルの枠を出ませんが、 “二郎系を意識した本気盛” というイメージに魅力を感じられたら方は、買って損の無い一杯です。コンビニだと定価で税込225円になりますが、その価値はあるでしょう。
できたら定価購入でも税込216円でキメてほしかったけどw コンビニ限定のカップ麺ではないので、新商品に強いスーパーやディスカウント店にも目を向けてみてください。
製造者:東洋水産
内容量:94g(めん70g)
発売日:2018年5月28日(月)
発売地区:全国新発売(CVS・量販店・一般小売店 他)
取得店舗:ローソン
取得価格:225円(税込)
希望小売価格:210円(税別)
JANコード:4901990360609
麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ+紙
必要湯量:460ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:-
東洋水産株式会社:〒108-8501 東京都港区港南2-13-40
お客様窓口:0120-181-874