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おいしい? まずい? ローソンの “麻薬卵” カップ麺「やみつき卵風 醤油味ラーメン」を食べてみた結果‥‥

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サンヨー食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年5月30日(火)新発売、サンヨー食品のカップ麺「やみつき卵風 醤油味ラーメン」の実食レビューです。

TikTokでバズった麻薬卵をカップラーメンにアレンジ!? ローソンが “韓国風やみつき卵” をイメージした留型商品を展開!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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やみつき卵風 醤油味ラーメン

麻薬卵(まやくたまご – 마약계란 )とは、微塵切りにした長ネギや玉ねぎ、にんにく、赤唐辛子、青唐辛子、ごま、醤油、砂糖などを合わせたタレに、ゆで卵を漬け込んで作る韓国発祥の味付卵で、ぶっそうな名前ですけどw もちろん合法。やみつきになる中毒性の高い味わいから「麻薬卵」と呼ばれるようになり、TikTok(ティックトック)をはじめとするSNSを中心に人気が急騰。

人気YouTuberや有名レシピサイトにも取り上げられ、約3万人の料理インフルエンサー・料理クリエイターが参加している日本最大級の料理インフルエンサーネットワーク「フーディストサービス」(運営:アイランド株式会社)が発表した「2022年上半期のトレンド料理ワード大賞」の第2位に「麻薬たまご」がランクインするなど、早くも確固たる市民権を獲得しています。

今回の新商品「やみつき卵風 醤油味ラーメン」は、合法な麻薬卵こと “韓国風やみつき卵” の味わいを再現したカップラーメンで、メーカーは “サッポロ一番” のブランドで知られるサンヨー食品。さらに麻薬卵をイメージした「ポテトチップス やみつき卵味」(山芳製菓)と「やみつき卵ボール」(味源)を展開し、ラインナップの強化を図ってきました。

なかでもローソン×サンヨー食品×韓国コラボといえば、2023年4月4日に韓国有名店コラボ第1弾として「ネネチキン監修 スノーウィングチキン味焼そば」を発売しており、ローソンの公式Twitterアカウントがツイートの動画内で “韓国有名店とコラボしたカップ麺が月替わりで登場!!” と発表していたので、今回の麻薬卵ラーメンが第2弾? いやでも有名店コラボじゃないし‥‥などと。

@akiko_lawson

【4/4発売】韓国有名店とコラボしたカップ麺が月替わりで登場♪(※5月除く)4月は韓国で店舗数No.1のチキンチェーンが監修! #ローソン #スノーウィングチキン味焼そば #サンヨー食品 #ネネチキン #韓国チキン #韓国 #韓国グルメ #韓国料理 #韓国好き #韓国女子 #네네치킨 #치킨

♬ Electro Swing sounds like old vinyl sampling(1066214) – Ponetto

すこし疑問に思っていたのですが、ローソンのTikTokアカウントに投稿されていた動画の概要欄に “韓国有名店とコラボしたカップ麺が月替わりで登場♪(※5月除く)” とあったので、その企画と「やみつき卵風 醤油味ラーメン」は関係ないようです。ややこしいw というわけで、閑話休題。ポテトチップスと米菓の仕上がりも気になりますが、このブログはカップめん専門なので、そちらを掘り下げます。

開封

パッケージの悪魔たまご? けっこう可愛いw

今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「仕上げの小袋」1パックのみで、容器側面には “韓国発信レシピのやみつきになってしまうほどうまい半熟卵!その味わいをイメージした醤油味ラーメンです” という概要が記載されているのですが、通称 “麻薬ダレ” と呼ばれている、あの味わいをイメージという認識で問題ないですかね。

想像以上に具材が多かった件

かやくはフライドオニオン、味付卵、ごま、ネギの組み合わせで、ご覧の通り麺が見えないほどのボリューム感。なかでもフライドオニオンとネギは量が多く、ほかのラインナップを見ても的外れな構成ではありません。ただ、ネギは凍結乾燥(フリーズドライ – FD)ではなく熱風乾燥(エアドライ – AD)なので、歯触りや風味の主張が強過ぎないかどうか、というのが一つの懸念。

ちなみにローソン店舗での販売価格は239円(税込258円)なので、ローソン名店シリーズの縦型ビッグ製品における標準的な値段に設定されているのですが、サンヨー食品を含む即席めんメーカー各社こぞって希望小売価格の値上げに踏み切った2023年6月。例年通りであれば、ある日を境にシレッと販売価格が変わると思います。無論、消費者としては残念な方向に。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:やみつき卵風 醤油味ラーメン
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:太平食品工業 本社工場
内容量:99g(めん70g)
商品コード:4901734049777(JAN)
発売日:2023年05月30日(火)
実食日:2023年06月03日(土)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
小売価格:239円(税別)
購入価格:258円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ(PP)
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(仕上げの小袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、粉末卵)、スープ(香辛料、糖類、食塩、しょうゆ、豚脂、植物油脂、チキン調味料、粉末卵、香味油、発酵調味料、酵母エキス)、かやく(フライドオニオン、味付卵、ごま、ねぎ、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸カルシウム、香料、香辛料抽出物、トレハロース、かんすい、微粒二酸化ケイ素、レシチン、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、カロチン色素、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、パプリカ色素、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

有名店コラボだとヤバかったかも

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。サンヨー食品の縦型カップに使われる油揚げ麺は、極端にスナック的なタイプと、公式ウェブサイトで “特殊切り刃を使用した” あるいは “当社独自製法により” と訴求されているハイクオリティな麺との差が激しいため、このブログでは極端にスナック的なタイプだと総評の足を引っ張ることが多いのですが、はたして今回の仕上がりや如何に。

なんかすごいw

別添されている「仕上げの小袋」は後入れなので、内側の線まで熱湯を注ぎ3分後、加えて混ぜたら出来上がり‥‥なんですけど、薬味のボリューム感よw ネットで麻薬卵のレシピを検索すると、たっぷりの薬味が浮かぶタレの画像が確実にヒットするように、それを彷彿とさせる調理直後。

ちなみに製造所は太平食品工業の本社工場(群馬県前橋市朝倉町555-4)となっていますが、太平食品工業は1963年(昭和38年)1月にサンヨー食品が設立した製造部なので、どちらも “サッポロ一番” という認識で問題ありません。それでは、引き続き麻薬卵ならではの中毒性と雰囲気の再現度に注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(99g)あたり
カロリー:462kcal
たん白質:8.8g
脂  質:20.6g
炭水化物:60.3g
食塩相当量:6.2g
(めん・かやく:2.9g)
   (スープ:3.3g)
ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:195mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:462kcal(めん・かやく:381kcal)(スープ:81kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

熱湯3分では部分的に硬い

3.0

味玉よろしくラーメンにトッピングするとか、麻薬ダレをスープの返し(カエシ)に利用するとか、そういった用途でラーメンに結び付けることも不可能ではないけれど、文字通り麻薬卵の主役は卵。そのため再現度が高い・低いについては言及できないので、ひとつの油揚げ麺として評価すると、うーん‥‥なんというか、ふつう。

良くも悪くもスナック的

けっこう加水率は低めの質感で、熱湯3分きちんと待ってからフタを開けると、まだ中心部が硬く、箇所によっては乾いたまま。それに関しては調理後に3分ほど経過すれば馴染むので、わりと早い段階から気にならなくなりますが、そこから耐久性が落ちること風の如く疾い疾いw これはこれと割り切れば、軽めの食感にも愛着が湧いてきますけど、結論からいうと可もなく不可もなしのクオリティです。

高級感は皆無に等しく、もしも有名店コラボだったら確実に “★2” を付けているであろう品質といわざるを得ないのですが、後述するスープとの相性は悪くなかったので、ひとまず評価は及第点としました。いや待てよ、原材料に「粉末卵」を使っているので、もしかしたら麻薬卵をイメージした配合なのかも‥‥っていうのは考え過ぎですかね(※粉末卵を使用した油揚げ麺は珍しくありません)。

スープ

あながち的外れではない

3.0

かやくの薬味成分が強く主張してくるので、そこから滲み出ている部分もありますが、きわめてオーソドックスな醤油味のスープが土台。韓国風といえばの蕃椒醤(コチュジャン)や甜麺醤(テンメンジャン)は不使用で、ややニンニクの風味は強く、同時に糖類の甘さも強めの甘辛テイスト。

ちょっと纏わり付いてくる感じの甘さが気になったのですが、麻薬卵のレシピにも砂糖が多めに使われるため、あながち的外れな骨組ではありません。そして、よく見ると原材料に「粉末卵」を使っているのも ——そんなに味の面では目立っていませんが—— 面白いポイント。

小袋の中身はガーリックオイル系

「仕上げの小袋」にはガーリック風味のオイルが入っていて、生おろしニンニクほど強烈ではないけれど、ガーリックパウダーでは打ち出せないコクと少しピリっとくる刺激をプラスしてくれるアイテム。はたして麻薬ダレに匹敵する中毒性の高さなのかと聞かれたら、だいぶデフォルメされていると答えますけど、当たらずと雖(いえど)も遠からず、でしょうか。

かやく

ジャキジャキしたネギの歯触りは人を選ぶと思う

3.0

生の玉ねぎではなくフライドオニオンを使用していますが、内容としては麻薬ダレの薬味に忠実で、フライドオニオン特有の甘さも然る事乍ら、プチプチと賑やかな胡麻の食感と風味も心地よく、辛さは控えめながらも芳ばしさは強い唐辛子のアクセントも効果的。

たっぷり入っている青ネギは熱風乾燥だったので、ジャキジャキとした歯触りが強過ぎて後半けっこう邪魔‥‥と、この不自然に強い食感を得意としない私は気になったんですけど、それが苦手でなければ上記の評価に星ひとつプラスしてください。——あ、食感も味付けも麻薬卵の半熟卵とは違いますけど、スクランブルエッグは甘くて美味しかったです。

総評

3.0

はたして麻薬卵(韓国風やみつき卵)の味わいを忠実に再現しているのかと聞かれたら、どうしてもデフォルメされている部分が目立つので、スープの項目でも触れたように、再現度の高さでいえば当たらずと雖も遠からずと答えますけど、たっぷりの薬味が浮かぶビジュアルは印象に残ったポイントの一つ。

ぶっちゃけ “酷評するほどではない、しかしながらリピートもない” だったので、ひとまず総評は及第点としましたが、サンヨー食品の遊び心が伝わってくる、そこに価値が見出せる一杯でした。2023年は例年以上に韓国を推しているメーカーやコンビニが多いので、引き続きメジャーどころはもちろん、ニッチな韓国グルメを題材にした変わり種の登場にも期待しています。【author・taka :a(大石敬之)】

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