どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2022年6月27日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清焼そばU.F.O. 極濃モンスター焼そば」の実食レビューです。
うまさモンスター級の極濃やきそば!? たっぷり濃厚マヨ×どろどろ激濃ソース搭載「モンスター焼そばパン」のアレンジも楽しめる “ブランド史上最高クラスに濃くて旨い” MONSTER解放!!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
日清焼そばU.F.O. 極濃モンスター焼そば
日清焼そばU.F.O.(にっしんやきそばユーフォー)とは、1976年(昭和51年)5月21日の発売以来、西日本エリアを中心に絶大な支持を得ているカップ焼きそばのブランドで、発売から46年を迎えたロングセラー。他の追随を許さないマーケティングのセンスと濃厚なソースを武器に、カップ焼きそばカテゴリーでNo.1の売上※ という絶対的な地位を築き上げました。
※インテージSRI+ カップインスタント麺市場 焼そばカテゴリー 2021年1月〜12月、累計販売金額(全国、全業態)
今回の新商品「日清焼そばU.F.O. 極濃(ごくのう)モンスター焼そば」は、日清焼そばU.F.O.史上もっとも濃厚な「どろどろ激濃ソース」に、卵黄量MAXだからマヨが濃い「たっぷり濃厚マヨ」を別添した “U.F.O.史上最高クラスに濃くて旨い” 新作で、おどろおどろしいデザインのパッケージが目印。そんなパッケージの右下では、パンに挟んで食べる「モンスター焼そばパン」を訴求しています。
モンスター焼そばパンとは、調理後の「日清焼そばU.F.O.」を食パンに挟み、しっかりとラップで包んだ後、ラップごと半分にカットしてマヨネーズ、ふりかけをトッピングする “2022年、一推しの食べ方” で、俳優・武道家の藤岡弘、さんが主演を務めるテレビCM『U.F.O.モンスター焼そばパン 篇』(2022年6月23日~)の主題になっているアレンジ。
「monster」の語源はラテン語の「monstrum(モンストゥルム)」。
日清焼そばU.F.O.「U.F.O.モンスター焼そばパン 篇」企画意図
「警告する」を意味する「monere(モネーレ)」の名詞形だと言われている。
そう、これは広告ではなく警告だ。藤岡弘、の雄叫びは警報だ。
“今すぐにU.F.O.モンスター焼そばパンの旨さを体験せよ”
この国はもう、パンにフルーツやクリームを挟んでいる場合ではない。
ええ、このシュールなマーケティングセンスこそ日清食品の強みといっても過言ではないのですが、それはさておき上記のテレビCMで使われているのは円盤型(レギュラーサイズ)の通常商品。食パンはもとより通年販売の「日清焼そばU.F.O.」にマヨネーズは別添されていないため、それぞれ自分で用意しなければいけません。
しかし、今回の「日清焼そばU.F.O. 極濃モンスター焼そば」には、歴代のU.F.O.シリーズに使われてきたマヨネーズ対比 “卵黄量MAX” の「たっぷり濃厚マヨ」を別添しているため、用意しなければいけないのは食パン(8枚切り推奨)とラップ、それから半分にカットするためのナイフのみ。
このページでは「日清焼そばU.F.O. 極濃モンスター焼そば」単体でのレビューを主たる目的としていますが、いつものスタンスで評価した後、せっかくなので「モンスター焼そばパン」も作り、その感想についても触れておきます。いやもう試すまでもなく美味しそうですけどねw(そう確信していたのだ、この時点では‥‥)。
開封
今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れ「激濃ソース」と「濃厚マヨ」の計2種で、どちらも専用のデザイン。それにしても濃厚マヨの小袋がデカいw ちなみに激濃ソースは “フタの上で温めた後、よくもみほぐしてください” となっているのですが、濃厚マヨは温めると油分が分離するおそれがあるので、調理の際は留意してください。
麺は油で揚げたフライ麺で、日清食品のニュースリリースには “コシのある極太ストレート麺” とありますが、昨今の極太ブームを思えば中太くらいのサイズ感。しかし、いつもの「日清焼そばU.F.O.」と比較して太いことは間違いなく、湯戻し時間も熱湯5分と長めの設定なので、フライングしないほうが安全。
ちなみにメーカー希望小売価格は276円(税別)なので、たとえばコンビニで購入した場合の税込価格(2022年6月27日現在)は298円が相場になりますが、スーパーやドラッグストアなど、コンビニ以外も販売店に含まれます。ただ、価格改定前(2022年6月1日以前)のメーカー希望小売価格に換算すると245円(税別)の商品に該当するため、およそ13%の値上げになりました。
製品詳細情報・購入価格等
製品名:日清焼そばU.F.O. 極濃モンスター焼そば 製造者:日清食品株式会社 製造所:+O 滋賀工場(滋賀県栗東市下鈎140-1) 内容量:172g(めん120g) 商品コード:4902105272657(JAN) |
発売日:2022年06月27日(月) 実食日:2022年06月27日(月) 発売地域:全国 取得店舗:日清食品グループ オンラインストア 商品購入価格:298円(税込) 希望小売価格:276円(税別) |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:角型ビッグ 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:700ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:2袋(激濃ソース・濃厚マヨ) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料、大豆食物繊維)、ソース(半固体状ドレッシング、ソース調味料、糖類、植物油脂、還元水あめ、食塩、しょうゆ、香辛料、ポーク調味料、香味調味料、ポーク調味油、香味油、たん白加水分解物)、かやく(キャベツ、味付豚ミンチ)/ 加工でん粉、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)、香料、炭酸Ca、かんすい、酸味料、香辛料抽出物、ベニコウジ色素、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、炭酸Mg、ビタミンB1、くん液、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む) |
実食開始
かやくは最初から容器の中に入っている状態で、いつもの味付豚肉ではなく味付豚ミンチ(「カップヌードル」に入っている謎肉)に変わっているのですが、ちょっと少なすぎやしませんかねw キャベツの量についても多いとはいえず、ふりかけも別添されていないため、だいぶソースとマヨにコストを費やした様子。ただ、その甲斐あって‥‥
調理後の濃厚マヨが放つインパクトは申し分なく、バランスよく射出すれば表面の体感8割を埋め尽くすほど。湯切り後に馴染ませる「激濃ソース」の香りは本家に忠実で、しかしながら大量の「濃厚マヨ」に由来するツンとしたアクセントが入り混じり、なかなかの背徳感。念のため濃厚マヨの重さを量ってみたところ、中身だけで約20gだったので、大さじ換算で1.67杯ほど。
ちなみに日清焼そばU.F.O.(めん100g)のカロリーは556kcal、日清焼そばU.F.O.大盛(めん130g)のカロリーは714kcalなのに対し、極濃モンスター焼そば(めん120g)のカロリーは802kcalなので、だいぶ濃厚マヨが貢献している様子。それでは、引き続き「めん」「激濃ソース・濃厚マヨ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
栄養成分表示:1食(172g)あたり |
カロリー:802kcal たん白質:11.1g 脂 質:41.8g 炭水化物:95.4g 食塩相当量:7.9g ビタミンB1:1.01mg ビタミンB2:0.71mg カルシウム:209mg |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
いつもの中太麺を単純に太くしたのかと思いきや‥‥
たとえば「日清焼そばU.F.O.大盛 豚×辛 背脂にんにく辛味噌まぜそば」(2022年4月11日発売品)や「同 パワフル豚にんにく醤油まぜそば」(2022年2月21日発売品)には食べ応えのある極太ウェーブ麺を合わせていましたが、今回の極太ストレート麺は “いつもの「日清焼そばU.F.O.」を太くしたような” 形状で、ほぼ丸断面のストレート。
若干ながら扁平ですが、それも含めて本家に共通する形状で、しかしながら “大豆食物繊維” を新たに練り込むなど、すこし原材料に手を加えています。しかし、大豆食物繊維で弾力を強化しているのかと思いきや、通常の中太ストレート麺よりも後半にかけてフカフカとした食感が気になったので、パンに挟んだときに主張しすぎないように、あえてパンとの一体感を重視したのでしょうか。
通常の「日清焼そばU.F.O.」よりも噛んだときの密度感は控えめだったので、ファンの間では賛否両論ありそうですけど、後述する「激濃ソース」や「濃厚マヨ」のインパクトが引き立っていたのはメリットかもしれません。ちなみに麺の量が大盛り(130g)よりも少ないのは、パンに挟みやすいように‥‥との配慮ではなく、コンビニで税込298円を超えないように、すこし削って調整したのだと思います。
激濃ソース・濃厚マヨ
ソース単体ではオリジナルよりも大人しかった
いつもの「濃い濃い濃厚ソース」と比較して、たしかにルーツを感じる香りを漂わせているのですが、糖類や還元水あめに由来する甘さが強く、しょうゆを隠し味にプラスするなど、まったく同じソースを使っているわけではありません。体感的な塩分濃度についても通常の「日清焼そばU.F.O.」より抑えてあったので、そこにも「濃厚マヨ」とのバランスに配慮した計算が伝わってきました。
しかし、引っ掛かるのが “U.F.O史上最も濃くてどろどろとした-・” という公式のアナウンス。たしかに通常品よりも若干ながら粘度を高めに感じたのですが、そこまで極端にドロドロしているわけではありません。それに、味の面においてのインパクトでいうと、2021年11月15日発売の「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」のほうが圧倒的に上。
そこに加える「濃厚マヨ」は、プレーンタイプのマヨネーズで、まったりとした卵黄のコクが強く、なるほどパッケージの “卵黄量MAXだからマヨが濃い” の訴求は誇張ではありません。モンスター(怪物、化け物)を謳うからには、もっとソースの濃度を高めてもいいのではないか‥‥などと感じた部分もありますけど、味のバランスも考慮した結果、この程度が限界だったようです。
かやく
しょぼーい
日清焼そばU.F.O.の変わり種は、往々にして具材が貧弱になる傾向があり、その例に漏れずではあるものの、さすがに味付豚ミンチが1個だけは酷くないですか?w このタイプは重量判定なので、味付豚ミンチが多くてキャベツが少ないとか、そういうパターンもあるかとは思いますけど、原材料名を確認すると一目瞭然。
原材料名の順番(並び)にはルールがあって、原材料は使用した原材料に占める重量の割合が高いものから順に、続けて添加物の表示はスラッシュ( / )以降に添加物に占める重量の割合の高いものから順に表示しなければいけません。今回の場合、原則として味付豚ミンチよりもキャベツのほうが多いようなので、もとより期待しないほうが安全です。
総評
卵黄量MAXの「濃厚マヨ」についてはインパクトが強く、調理直後は “おぉ〜っw” などとテンションも上がったのですが、U.F.O.史上最高クラスの濃さを謳う「激濃ソース」は拍子抜けするほど常識的で、ちょっと強気に攻めたら余裕で手懐けられる感じ。もちろん薄味ではないけれど、ソースについては45周年記念ほど強烈ではなかったので、モンスターといえども話せば分かるヤツでした。
さて、レビュー後に「モンスター焼そばパン」も試してみたところ、想像以上に大きくて食べにくいw というのが第一印象。なまじマヨネーズの量が多いため、口の周りに付着するマヨ現象も不可避。柔らかめの麺は食べやすかったものの、後半にかけて味が単調になるので、事前に「からし(別売)と濃厚マヨをパンに塗ってから」U.F.O.を挟むのがオススメです【author・taka :a(大石敬之)】